ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

3年前、2017年7月28日、大阪地裁 無償化裁判勝訴の日の記録を再掲いたします。

2020-07-29 13:18:43 | 火曜日
*昨日再掲するはずだったけど、右翼の妨害にあい掲載する心の余裕がありませんでした。

今日は無償化裁判の判決の日です。ドキドキする気持ちと不安の入り混じった複雑な気持ちのまま大阪地裁に向かいました。








10時、行進しながら数百人が入廷しました。

























東京始め全国からソウルからプサンから駆けつけてくれました。



抽選券が配られ殆どの方々が外れました、私も例外ではありませんでしたが、火曜行動の仲間が傍聴券を持って来てくれ、幸い入ることができました。松尾さんありがとうございます。

判決は一瞬でした。


請求の趣旨です。

1. 文部科学大臣が原告に対し平成25年2月20日付けでなした本件規則第1条第1項第2号ハに基づく指定をしない旨の処分を取り消す(取消訴訟ー判決 認容。)

2. 文部科学大臣は原告に対し、大阪朝鮮高級学校について、本件規則1条1項2号ハに基づく指定をせよ(義務付け訴訟ー判決 認容)

3. 訴訟費用は被告の負担とする(判決 認容)

全面勝訴判決❗️❗️


















判決後直ぐに北浜の会場でミニ報告会が行われました。弁護士の先生方が到着するまでの間、自由発言が行われました。

全員の写真は見えなかったのでとれませんでしたが、、、














大村さんが司会を担当してくださいました。

☆大村さん

まだ夢うつつのようです。裁判長が何を言っているのか最初はよくわからなかったが、「被告は訴訟費用を支払え」という言葉を聞いて、はじめて勝利を実感しました。日本の司法も間違っていないこともあるんだということを実感しました。





長谷川さん

☆長谷川和男さん(東京)

この問題は教育の問題であって、政治の問題ではないのに、広島ではひどい判決が出た。しかし、今日の判決はまさにそのことをはっきりと述べていた。私は43年前から朝鮮学校を訪問し、そのよさを知ってきた。子どもたちも先生も、オモニもアボジもみんながんばっている。今、全国の朝鮮学校を九州から訪ね回っているが、行ってはじめてわかることがたくさんあった。





沈さん

☆オモニ

広島のこともあったし、どうなるのか不安でしたが、全国の朝鮮学校に元気を与える判決でした。8月7日に始まる大阪の補助金裁判の控訴審も勝利を!







申さん

☆オモニ
今まで生きてきた中で、自分を認められたと感じた一瞬でした。先輩たちから受け継いだものをこれからも守っていきたいと思っています。




鄭さん

☆オモニ

70年間生きてきて今日のようにうれしいのははじめてです。



私にも順番が回って来ました

☆ニョニョ

この5年数ヶ月の間、正義は勝つと信じていたが、腐りきった司法がどんな判決を下すかと思うと、昨日の晩はよく眠れませんでした。勝利の瞬間はよくわかりませんでしたが「被告は訴訟費用を支払え」というのを聞いて、勝ったんやなと思いました。





京都のパクさん

☆京都のオモニ

京都の朝鮮学校に対するヘイトスピーチ事件の当事者であり、原告です。ヘイトは今も続いており、それが朝鮮学校に対する差別となっているのだと思います。こんな日が来るとは正直思っていませんでした。全国の同胞たちが喜びに沸いています。広島の負けにも意味がありました。そのあまりのひどさに日本の良心が見えてきました。広島の闘いも激励したいと思います。




広島のオモニ会長さん

☆東京のオモニ
広島に行ったときはなぜこんな差別がと思いました。今日、傍聴はできませんでしたが
、今から東京に戻って金曜行動に足取り軽く向かいます。

☆愛知オモニ会
歴史的瞬間に立ち会えた喜びでいっぱいです。この気持ちを愛知に持ち帰って、勝利で
きるようがんばりたいと思います。

☆愛知の弁護士
てっきり不当判決だと思っていたので、言葉が…。愛知の裁判では裁判長がひどいので
忌避を申請しているところです。

☆キムミョンジュン監督(韓国)
夢みたいな現実です。大阪の同胞万歳!

☆ウリハッキョの子どもたちを守る市民の会(韓国)
「私たちは必ず勝利する」という横断幕を作りましたが、まさにその通りになってよか
ったと思います。
















大阪朝鮮高級学校の校長先生


☆大阪朝高の校長

今日は皆様の団結した力で勝利できました。コマッスムニダ。今日は高校生も傍聴し、そして本当に悔しい思いをして卒業した卒業生も駆けつけてくれました。みんな抱き合って涙を流していました。これからも立派な人間に育てていきますので、応援よろしくお願いします。







大村さん

☆大村さん

2010年のことが思い出されます。民主党政権になってようやく高校無償化が実現し、これで朝鮮学校にも適用されると喜んだら凍結され…。雨の中署名を届けたこともありました。とうとう安倍政権になって排除され、2013年に裁判を始めました。オモニたちが
国連に2度も行きました。うれしいことですが、当たり前のことです。でも、やはりまだ夢のよう。








広島の校長先生





弁護団の先生方到着です、もうニコニコです。




李弁護士

大まかな内容ですが判決の説明をします。大阪地裁 第2民事に要求していた3点すべてが認められました。

*不指定処分は取り消す

*指定せよ

*裁判費用は被告側が出す

裁判所の判断の根拠、「ハ」の規定削除が正しかったか否か。下村文科大臣の「ハ」の規定削除は無効で不当です。「ハ」の規定は将来、必要になるかも知れず必要なものです。

朝高が無償化の対象になる判断基準。13条に特段の事情が無ければ適用されるとある。

国の主張に論証し反論。特段の事情はないと。無償化は教育の機会均等のためで、子ども達の経済的支援をするもの、プレゼントではない。受給件である。したがって裁判所で救済する要請は高い。子ども達の授業に使われるか否か、文科大臣の裁量権はない。それは過度の介入支配を認めるもの、不当な支配の裁量権はない。

「ハ」の削除は不当、無効。13条の指定は必要、指定せよ。以上は西田裁判長






金弁護士

☆金星姫弁護士

まだ、ぷかぷか浮いているような気持ちです。
子どもたちの笑顔を思い浮かべられるような判決でした。
国が控訴をすれば引き続きがんばっていきたいと思います。




☆中尾弁護士
みなさんのがんばりで画期的な判決が出てこちらもびっくりです。「民族教育」の権利がちゃんとはいったこの判決が維持されるようがんばっていきます。




☆三好弁護士
私も(敗訴の判決で)どうやって謝ろうかとそればかり考えていました。日本の司法は生きていました。政治は多数決で決まりますが、裁判はそうではありません。いっそう気を引き締めていきたいと思っています。






普門弁護士

☆普門弁護士

見る顔、見る顔、みんな涙です。本当に弁護士冥利に尽きます。裁判官は開き直ったような判決でした。覚悟を決めたらここまで書けるんだなと思いました。







木下弁護士

☆木下弁護士
私は補助金裁判の方の弁護士ですので、怒っております。こんな判決が出てなぜ補助金は負けるのか。補助金裁判の方でも、みなさんに泣いて笑ってもらいたいと思っています。






新入りの任弁護士(教え子です^_^)

☆イム弁護士

私は去年弁護士になったばかりで、まだ弁護団にも入っていないのに、垂れ幕を持つという大役をいたしました。これから、弁護団に入ってがんばりたいと思います。





藤永先生

☆藤永さん
勝ちました!!!(長い拍手)掛け値なしに歴史的な日です。朝鮮学校が国家に勝利したのは、日本の歴史上ありませんでした。民族教育の権利を司法が認定したのです。まだまだ控訴審もあるでしょうから、がんばっていきましょう

(レポートは木村さんと平田さんがしてくださいました。コマッスムニダ)




京都の支援者です^_^

ミニ報告会が終わった後、ハルモニ会の皆さんと簡単にランチしながら喜びを分かち合い時間が長いので各々一旦家に帰りました。


家に帰った後もまだボーッとしています。少し横になりましたが、未だ夢を見ているようでした。本棚に大切にしまっていた書籍が目に入りました。





7年前の2010年8月、京都の詩人ー河津聖恵さんと力を合わせ発刊した日朝詩人79名による「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー」でした。この本を携え石川逸子先生や河津さん始め詩人代表たちと何回も文科省を訪ねた日々のことが思い出されました。

広島を始め奈良、京都、大阪、東京、東北等を訪ね行った朗読会の事が思い出されました、ソウルで行われた翻訳版朗読会の日のことも思い出されました。







もう涙が止まりません。





この70階段を一体何回登ったことでしょう。





膝を痛めて今日裁判所に、来れなかった梁ハルモニのお顔が浮かび又涙です。











雨が降っても風が吹いても共に5年間府庁前でたたかって来た仲間たちの顔が浮かび又涙です




























































夜になりました。


東成区民センターで喜びの報告会です。










時間が遅いので写真だけ載せます^_^





長崎さんの司会のもと行われました。




















東京から来てくださいました。




愛知からも












ハナさんの感動のコメントです










福岡からも





広島からも








ソウルからも






弁護団の皆さん








最後はやはりこのかたでしょう、弁護団団長丹羽先生!



今日の勝訴をもたらしてくださった全ての方々に感謝します。


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7月28日、391回目の「火曜日行動」です。

2020-07-28 18:10:30 | 火曜日
今日は雨も降らず風も少しあったので行動の間はしのぎやすかったです。





10分前に到着しましたが、朝大生が大勢来ていました。南大阪地域のオモニたちの姿も見えました。



横道さんご夫妻が上りを立てておられましたが、そこにある人がからんできました。



この男が上りを立てるのは違法だから警察に通報したと騒ぎ立てているのです。あまりに声が大きいので思わず写真を撮りました。



この男は横道さんらに「こらチョンコウ❗️」などと民族差別的な言葉を発したそうです。それに怒った横道さんが反論すると警察に通報したから、警察が来るまで見届けると威嚇したそうです。仲間たちが走って抗議に行きました。

・・・

「ここで言っているのは差別をするなって事や。あんたは日本人として差別を認めるんか!差別してええというんか、日本人としての誇りは無いんか」と仲間が迫ると、この川東という人は「ゴミはゴミ箱へ」と不敵な笑いを浮かべながら言ってのけたそうです。

あと仲間たちは、警察官に「ヘイトスピーチ条例というもんがあるんやからちゃんと取り締まってもらわんと」と訴え、「朝鮮人は出ていけ!」は典型的なヘイトですよ」というと「うんうん」と警察官がうなずいていたそうです。




誰が妨害しようがこちらも傍観ばかりできません。平田さんがレポーターの席に着きました。



松尾さんにも帰ってきていただき写真撮影をいつものようにお願いしました。

長崎由美子さんの第一声が始まりました。

長崎さん

3年前の今日、ここにいる多くの皆さんと大阪地裁の判決を迎えました。垂れ幕には完全勝訴とありました。西田判決は朝鮮学校を無償化から除外するのは法の精神に反する、法の違反であるとはっきりと言われました。

3年経って、高裁、最高裁で敗訴となりましたが、私達は大阪地裁西田判決を忘れることはできません。

朝鮮学校がなぜ生まれたのか、教鞭をとられた教師、保護者、当事者が民族のほこりを守ってきたこと、歴史をしっかりと理解され判決にとりいれられました。民族団体がかかわるのは当然、教育への不当な介入・支配とは言えないとはっきり言われました。

行政そのものが、教育への介入を行ってはならないというのは、天皇制時代の教育支配の反省からからです。

今、教科書採択が大阪でも行われています。全国でもそうですが、過去の過ちと向き合わず賛美する育鵬社の教科書を持ち上げる、そうした教育、風潮が広がっています。日本のあり方がゆがんできている今、原点にもどり西田判決を思い出したいと思います。


勝訴、と聞いたときの傍聴席の言葉にならない感動。“勝った”“勝った”と抱き合って喜んでいた学生さん達。外で待っていた多くの皆さんの涙、手を取り合い抱き合った姿。

人間として誇りを持っていきていく、それがどれだけ大切か、司法の良心として朝鮮学校にしたことは歴史に残ることだと思います。歴史の証人として私達自身が心にきざみたいと思います。今日は若い人が沢山来てくれています。アピールをお願いします。





今日も火曜バンドは不滅です。



先週に引き続き朝鮮大学の金太華青年がトップにマイクアピールを始めました。

学生さん

今日は朝鮮大学校の学生、約10名が来ています。大阪出身の者たちです。無償化を受けられずにきた者たちです。

先日、関西医大の入試で朝鮮学校への差別が明るみにでました。多文化共生をうたっている今日、朝鮮人が差別されている、その事実を行政が受け止めて正すべきだと思います。

私達は火曜行動にきて声を上げています。差別を正すことを求めてさけんでいるのを行政は分かっているでしょうか。

後に続く後輩達に学ぶ権利を保障するため、朝鮮学校の子ども達のために来ていることを分かっているでしょうか。

学生たちも一丸となって闘っています。明るみに出た高校・幼保の無償化、関西医大の入試だけではありません。見えない差別がいっぱいあります。その差別を明るみに出して正していくことが行政の仕事ではないでしょうか。実行していってください。





続いて女子大生です。

学生さん

4年生です。朝鮮学校は、日本で生まれた朝鮮人が自分のルーツを育みながら学ぶ学校です。
幼保から通わせてもらったことを嬉しく思っています。

日本政府は高校無償化、幼保無償化から朝鮮学校を外し、補助金をカットするなど攻撃を続けています。困難な状況の中で、学生数・学校数が減少しています。

ルーツを大切にすることの何が問題なのですか。各種学校だから?自分達の都合の悪い民族だから?何の罪もない子ども達の学ぶ権利、笑顔を奪わないでください。勉強、部活に励む後輩たちがこれ以上傷つくことのないようにお願いします。

長崎さん

大学の入試をするとき、私立学校として認めない、朝鮮学校学生は日本の大学受験の資格のため長く大変な苦労をしてきたが、文部省通達で各種学校として大学の裁量で認めるとなって国立大学はじめ次々と門戸を開き認めてきました。

関西医大は2年前に用紙を着払いで送り返したことが明らかになりました。各大学が認めている法人として守るべき公益、人権を認めない大学に対し補助金を停止すべきだと思います。






アピールが続いています。

学生さん

後輩が通う朝鮮学校は無償化から排除され、補助金がカットされたままです。10年近く声を上げ続けてきましたが、行政はその声を聞こうとせず変えようとしません。これは差別以外の何ものでもありません。

私は朝鮮学校で初めて自分達の言葉や文化を知りました。
このような差別された環境を後輩達に残したくありません。同じ民族の人だけが闘っているのではありません。一人の学生、一人の人間として学ぶ権利を訴えて闘っていることを忘れないでください。権利は保障されなければなりません。これは他にない日本政府による人権侵害以外のなにものでもありません。私達は闘っていきます。

学生さん

火曜行動に参加されている皆さん、本当にありがとうございます。来週も再来週も来ると思います。子ども達の笑顔を守るため共に頑張りましょう。

=在特会が正面に来て、暴言・大声を出したり、写真を撮ろうとして妨害をし続けるためずっと長崎さんがアピールを続けて防衛していました=







途中警官が駆けつけ、あの男性が差別的な喚き声を吐き続けているので公安や府庁の警備のかたたちが大勢出てこられ阻止しようと行動しますが、彼はヘイトスピーチ専門の川東という人だということが判明しました。枚方でも市議選に出て朝鮮学校や在日朝鮮人に対する誹謗中傷を吐き続けたひとらしいです。



長崎さんが繋ぎます。



大村さんもマイクを持たれました。

大村さん

391回目の火曜行動となりました。今日は3年前、高校無償化で大阪地裁で勝訴した日です。民族教育を受ける権利を認めた、当り前といえば当り前ですが素晴らしい判決でした。

2009年、京都朝鮮学校の前で、今、目の前で妨害している人もその一員と思われる人達が大変ひどい暴言、ヘイトスピーチ、ヘイトクライムを行いました。その人たちに対しては、2014年に裁判で勝訴しました。しかし、子ども達のトラウマとなって今も残ってしまっています。それなのに2017年、その跡地にいってワイワイとヘイトスピーチを行っていました。その裁判の判決がこの9月14日に出ます。

しかし、問題はこの人たちだけのことでなくなって、全国に広がってきていることです。
関西医大の入試除外、埼玉市のマスク配布除外、京都でもマスク除外、困窮大学生緊急給付金からの除外など様々な差別がおきています。

一番の問題は大阪府が補助金をカットし、政府が高校無償化、幼保無償化から排除するという公的な差別が平然と行われていることです。この差別がさらに差別を生んでいます。

私達はこれを許してはいけません。目の前でこんなことをされて悔しいですが、正義は私達にあると、乗り越えて続けていきます。
1年生の子どもが読んだ作文を読みます。

「4月になったら2年生になります。1年間でウリマルを読めるようになり、書けるようになりました。一輪車にも乗れるようになりました。歌もおどりも習えてとても楽しいです。日本の大人たち、ウリハッキョをいじめないでください。よろしくおねがいします。」

子ども達の為にウリハッキョを守りたい。日本人の為にも朝鮮学校は大切な場所です。





仲裁に入っておられた李さんと中山さんが戻ってこられイケメン三人衆勢ぞろいです。申順子さんも来られましたね

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オモニたちのアピールとシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」です。

南大阪ハッキョのオモニ

泉大津から来ました。高2と中1のオモニです。今朝、火曜行動に行ってくるねと言ったら、中1の娘が言ったことですが、世界的な差別を報道することが広がっているけれど、足元にある、身近にある差別をなくしてほしいということを話してきてといいました。11歳にしかならない子がそういうことを言うなんて、この世の中生きずらい日本社会だなと考えてしまいました。

人間が育つことで大切なことは、アイデンティティーを守り、楽しく育ち、安心して学び育つことだと思います。子ども達はウリハッキョに通い、自分というものを持って芯がしっかりしていると思って、私が励まされました。

学生の皆さんに会って、しっかりした子が育っているなと力を頂きました。朝鮮学校を守ろうと闘ってくれている人達にも力をもらいました。小さい力でも集まれば大きな力になります。テレビとか報道とかでしか知らない人達は、得体のしれない怖いものに思っているかもしれませんが、関わってくれている人達は理解してくれて、お互い共生しています。こういう場を作っていけたらと活動していきたいです。

オモニたちの歌とシュプレヒコール



最後の歌は「勝利のその日まで」!



いつものように駐輪場での申し送りです。



皆さん、本当にお疲れ様でした。



朝鮮大学の学生たちが集まっていたので顔が見たくてマスクを取ってもらいました。みんな元気です!



*火曜日行動常時参加者のお一人の井上淳さんがご自身のFBでこの日のことを書いておられたので転載させていただきます。

「今日、7月28日、大阪府庁前の朝鮮学校支援火曜行動に、元在特会関西支部長で、維新政党新風などに所属し、地方選挙では枚方市から立候補を重ねるなどの経歴を持つ、川東大了が姿を現し「朝鮮人帰れ、ここは日本だ」など喚きながら妨害を始めた。

私もやつに「何しに来た早く帰れ」と言ったが、川東は「今日は用事があってきた【朝鮮人のいない日本を目指す会】の申告書類を選挙管理委員会に届けるためだ」などとの賜った。

川東は自ら110当番し、パトロールのお巡りさんが来たが、らちが明かない。やがて府警の担当警察官10人ぐらいが来て、うろつき回る川東を、時間をかけていずこかに「拉致」、やっと落ち着いた。
川東大了は2009年12月の「京都朝鮮初級学校襲撃事件」の中心的メンバーで、他にも「奈良水平社博物館ヘイト街宣」、「徳島教祖襲撃事件」など、数々の実行犯の一人だ。
今後こんな人間を、「火曜行動」に近づかせてはならない、腹の底から思った。

ところが落ち込む私にも、救いの手が差し伸べられた。この「川東騒動」が収まった後、火曜行動に参加していた朝鮮大学校の学生が私に会いに来てくれて、いろいろと話し合うことが出来たのだ、それは私にとって本当に救いだった。
きりりと引き締まっ顔、はっきりした受け答え、マスク越しだからはっきりはわからないが、大阪出身だというこの学生、映画「アイたちの学校」にも出ていた彼ではないかと帰ってから思い出す。違うかもしれないがそれでもいい。心底良かったと思う。」


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7月21日、炎天下での390回目の「火曜日行動」です。

2020-07-21 17:46:34 | 火曜日






暑い暑い火曜日です。府庁前に到着した途端、火曜バンドの古賀さんが「ニョニョさん、差し入れです。」と言って上記の飲み物を差し出されました。



「え?!どんな方でした?❗️」


お話を聞くと人相がある方にそっくりでした。私の所属する中本分会の洪成基分会長に間違いありません。



火曜日行動が始まる前からもうウルウルです。ご自分は仕事で参加できないからきっと差し入れだけでもと持ってこられたのでしょう。


兎にも角にも数が中途半端なので、目の前におられた「火曜バンド」の方々に配らせていただきました。分会長ありがとうございます。



今日のレポーターはお二人、前半は横道昭子さんです^_^



出張写真撮影はいつものように松尾和子さんです。よろしくお願いいたします。今日も力を合わせて発信して参りましょう。



長崎由美子さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

ご通行中の皆さま、府庁で働く皆さま、今日は暑い日になりました。
梅雨明け宣言がなされましたが、私たちにとって本当の意味で梅雨が明ける、朝鮮学校差別を解決する日は、まだやってきておりません。
でも今日もたくさんの方々と笑顔で、コロナで距離はあけてはいますが、寄り添った心と心でアピールしていきたいと思います。


コロナ禍のことから全国も大阪も経済的に大きな打撃を受けました。
学校は休校となりオンライン授業などが行われました。
この中で朝鮮学校へのコロナの打撃は通常よりも、さらに大きいものとなってきています。
朝鮮学校を支えていくための一つの事業である、運動会の広告事業、夏の納涼会の出店など、地域の皆さんが集い、売上で学校の運営のために協力するということが出来なくなりました。


昨年10月に施行された幼児教育の無償化から、朝鮮学校の幼稚園は排除されたままです。
高校無償化除外からはもう10年近くたっています。
自治体の補助金も次々打ち切られてきました。


そして今回政府が出してきた学生へのコロナの救済策、これからも朝鮮大学だけが除外をされています。
みなさんの中にも大学生の子どもさんを持つ親御さんも大変ご苦労をされていると思います。私学の高い授業料を納めるのに奨学金を借りたり、仕送りをされています。しかしこのコロナの影響で親御さんが職を失ったり収入が減る大変な状況にある方も多い。学生のアルバイトも激減しています。
政府は曲がりなりにも救済策「緊急給付金」等を出しています。


朝鮮大学の学生さんも大変な状況は同じです。しかしこの政府の学生への救済措置、これからも朝鮮大学生は外されたままになっています。
これに対し「おかしい」と国会でも追及は続いていますが、政府は「各種学校だから該当しない」と繰り返しています。
「では、なぜ各種学校ではダメなのか」に対する説明は一切なしで、除外され続けています。
このような状況に対し、全国で署名活動や請願行動も展開されています。


こんな中で大阪市を無くそうという、大阪都構想です。
コロナ禍の中で一番救済されなければならない所に手を付けずに、コロナ規制が沢山ある中で大阪市は11月に住民投票をすると言っている。
朝鮮学校が今置かれている状況を放置して、そして救済を求めている所を放置して都構想はありえない。
今も「大阪市を無くすな! 住民投票よりもコロナ救済!」と運動をしている方が「朝鮮学校も頑張ってください。応援しています」と声をかけてくださいました。


今日も朝鮮学校に子どもさんを送っておられるオモニのも皆さん、子どもの笑顔が何より力になるとオモニの皆さんがたくさん参加してくださっています。
共にがんばっていきたいと思います。


日本の大学生たちを朝鮮学校に案内した時、交流の中で感想を聞きました。
朝鮮学校を実際に知るまでは、マスコミに流されている朝鮮学校のイメージがあり、訪ねるのに少し不安があった。と言っていました。
中で教員志望の学生さんがいたのですが、とりわけ美術の授業を見て、とても感動していました。先生が色々なものを用意して、子ども達に考えさせ自分の好きなものを創造していく。
日本の学校に実習に行った時は、同じ材料が用意され一斉に同じものを作る。それこそ糊しろの巾まで決められている。
この朝鮮学校の子ども達の生き生きした姿や、楽しそうな休み時間の交流の姿、そんな様子を見た彼女は「朝鮮学校というのは自分のことを好きになる学校なのですね」と話してくれました。


朝鮮学校が日本に中に何故あるのか。在日の人たちが何故日本で暮らすようになったのか。
それは日本が朝鮮半島を植民地にしたことを抜きにして考えられません。
自分の国の言葉や文化を学ぼうと思っても、日本学校で日本語しか学ぶことを許されなかった。
そんな中で、自分達の言葉や文化を取り戻すために創られてきたのが朝鮮学校です。
朝鮮学校の子ども達の豊かな人間性は「一人はみんなのために みんなは一人のために」と、みんなで支え合い、認め合うことが朝鮮学校で育まれているからです。そして、たくさんの朝鮮学校卒業生が、今、日本社会の中で活躍を続けてきています。


大阪府庁のみなさん!
働いておられるこの大阪府庁。この府庁を支える府民税。この中にもたくさんの朝鮮学校の保護者の方々、卒業生の方々の税金が入っています。
にも拘わらず子ども達への一切の権利を顧みない。教育を受ける権利を顧みない。こうしたことに対し私たちは2014年の4月から立ち続けてきました。

子ども達の笑顔を守る。
大人が子ども達の夢や希望を奪わない。

この当たり前のことが何故通らないのかと、裁判に訴えても、最高裁で却下された。
司法や行政が忖度を続けるのなら、わたし達もたたかい続けます。





東京から一時帰宅している申リョンスルさん、早速来てくれました^_^



火曜バンドは不滅です。

「炎天下負けずに立ちて帰る日のわたしを皆で分かち合いたい」森本忠紀



朝鮮大学生や城北オモニ会の方々が大勢来られました。百人力です。



平石さんと京都から今日も来てくださった高橋さんです^_^



高校生の時も良く来てくれてアピールも頑張ってくれた金太華さんも朝鮮大学教育学部の4回生です、早速アピールをしてくれました。

☆朝大生

朝鮮大学校教育学部4年生の金と言います。
僕が中学に入学する頃に高校無償化から除外されました。
しかし、その頃から大学を卒業する今まで除外が続くとは思ってもいませんでした。
それどころか、今また幼児教育無償化からも除外され、同胞社会は本当に苦しい状況になっています。
この10年間のあいだ、子ども達、保護者達がどれだけ苦しんできたかということを、行政のみなさんには、ぜひ考えていただきたいと思っております。

多文化共生を謳うこの社会、日本の大阪で大きな在日朝鮮人コミュニティが阻害されている、差別されているということ、そして差別をしている当事者が行政のあなた達だということを自覚していただきたいと思います。

わたし達のコミュニティは非常に強いものですが、差別があっても倒れずに、しっかり闘っていきますが、それでも行政による差別は組織に対する暴力にほかなりません。
差別を止めるということが、日本社会と在日社会のためであることを良く考えていただいて、差別政策をしっかりと是正していただくことを訴えます。





平石さんもマイクを持たれました。

☆平石さん

ご通行中の市民のみなさん、大阪府庁で働くみなさん。
わたしは全港湾の労働組合で活動していました。
その頃から労働現場でも、ひずみや酷いこともたくさん起っていました。

本日スタートした「大阪市民交流会議」という団体の一員として、都構想反対の宣伝に回ってきました。
維新は11月に住民投票をやると言っていますが、「後出しジャンケン」ならぬ「勝つまでジャンケン」という維新の強硬姿勢に本当に怒りを覚えます。
普通に言って住民投票で負けたということは、決着がついているのですから、それをもう一度蒸し返してやるというのは全くひどい話です。
わたし達はこの都構想を許すことは出来ません。

朝鮮学校に対する補助金不支給、住吉市民病院の閉鎖、挙げればきりがないのですが、維新の政策は無茶苦茶です。
都構想は簡単に言えば大阪市を解体して、その浮いた金を大阪府に持っていき、さらにはカジノをつくる。そういうことです。
市民生活の向上のためには何の役にも立たないどころか、大阪市の市民税や財産を維新や財界のために持っていくということです。

しかもこの住民投票に在日の人は入れない。これは差別です。あっちでも差別。こっちでも差別。人をバカにするな! と怒りがわいてきます。
わたし達は都構想いわゆる大阪市を解体することに反対して行きます。
心ある皆さん、あるいは維新の本質を知っている皆さんのご協力を訴えます。

もう一つ、コロナの問題です。
先日ある医師が、もっとPCR検査を広げるべきだと発言したら、その医師の病院に「お前は反日だ」という抗議が殺到したとテレビで報道していました。バカみたいな話です。
PCR検査をもっとしろと言っただけで「お前は反日だ」と言って来るのは、政府安倍政権は公に言っていなくても、検査は広げない方針である、そのことを良く知っている人達です。

台湾や韓国は封じ込めに成功しています。
日本はスタートが目茶苦茶だったのです。政府や安倍内閣や小池都知事の頭の中はオリンピックのことしかなく、隠してばかりいたから、こんな風に訳が分からなくなったのです。
彼らの頭のなかには国民の健康とか、国民の生活を守るという観点は全くないのです。

朝鮮学校差別やアジア人差別を無くす闘いは簡単なことではないと思います。
しかしわたし達は、おかしいことに対しては諦めないで声をあげ続け、勝利するまで闘いを続けます。
皆さん共に頑張りましょう。




イケメン三人衆健在です^_^



レポーター井上郁子さんに交代です。

大村和子さんもマイクを持たれました。

☆ 長崎さん
 東京へ幼保無償化の交渉へ行かれた報告をお願いします。

☆ 大村さん

 ご通行中の皆さん、府庁で働いている皆さん、こんな暑い日にお疲れ様です。特に府庁の外側で働いている皆さん、今日もお疲れ様です。

 今日で390回になりました。決して褒められることではありませんが諦めないでここで頑張っています。

 先週水曜日、大阪からの要請団の一人として文科省、内閣府、厚労省に対して大阪の署名40,240筆を持って行きました。衆議院議員の尾辻かな子さんが立ち会って下さいました。

 大阪からはオモニ会・アボジ会・朝鮮学校の方、日本人の支える会として一人、5名で要請行動を行いました。これまで100万人署名を集めていて、コロナの中で少し途切れましたが、緊急を要するということで各地から今回の要請行動が行われました。私たちが行ったその日は兵庫県からも4万筆近くの署名を持って要請行動が行われました。


 オモニたち、アボジたちが思いを話されました。朝鮮学校の幼稚園ではウリマルで話をし、ハングルで字を書くことはまだできませんが、運動会には民族打楽器などを持って踊り、芸術発表会では朝鮮語で劇をする姿を私もよく見ています。

 幼い頃から朝鮮のことに触れていくことによって自分が朝鮮人であることに誇りを持つ、そのような教育が朝鮮学校の幼稚園では行われているのです。高校無償化からの排除、補助金の不支給、マスクを朝鮮学校の幼稚園にだけは配布しない自治体があったり、困窮する学生への緊急給付金を朝鮮大学生にだけ出さないような、そんな日本の差別社会の中でも、子供たちは朝鮮人であることに否定的な思いを抱くことなく自己肯定感を持っていくのです。


 そのような朝鮮学校の幼稚園に対して排除の対象、差別の対象にする日本の政策はおかしいです。

 この4月から補助事業というのが文科省で開始されました。補助事業を自治体が認め、それが文科省に行くのですが、その補助事業に大変問題があります。補助金を支給していることが一つの条件になっています。補助金を出してはいるが渋っているような自治体は、要請をしない。自治体によって出す、出さない、自治体に丸投げされた政策なのです。大阪ではこの窓口すら無いのです。

 3歳の子どもから泣かしてはいけない!これからも各都道府県からの要請行動が署名活動とともに続いていきます。決して諦めることなくこれからも頑張らなければいけないという思いを強くして帰って来ました。

☆ 長崎さん
 宝塚市では全国に先駆けて、幼児教育の無償化が外国人学校にも適用されるように国に求めていくことが議会で採択されました。愛知県の大村知事は、この逆風の中、大きな額ではないが朝鮮学校への補助金を値上げしました。

 全国で全くいわれなく朝鮮学校の補助金を打ち切って行く一方で、子供たちの当然の権利であるということで補助金を値上げした愛知県の知事と比べた時、地方自治体の長は、いったい誰の命を守り誰のために立つのかということの、朝鮮学校がひとつのリトマス紙になると思います。

 それでは、アボジからも発言お願いします。




金昌範さんもマイクを持たれましたよ^_^

☆ 金さん

 暑くなりました。皆さん、お疲れ様です。数年前まで息子を初級中級学校に通わせていました。ここに来るのは何回かぶりです。

 この間、雨が降り、一転して猛暑、そのような中、欠かさず火曜日行動が行われていることに敬意と労いの気持ちでいっぱいです。


 コロナの事が連日報道されていますが、人間を支える仕組みがいっぱい欠けている、行政と政治の貧しさを最近特に痛感します。大阪では、医療と社会を繋ぐ保健所がどんどん削減されて行き大阪市には一つしかない。全国的にも各自治体に一つずつしかない。たくさんの相談電話にまともに応えきれない状態がいまだにずっと続いています。

 それだけではない、大阪では人権問題でいえば、浪速区のリバティおおさかを事実上無くした状態で、大阪市民が人権問題に触れる場所をなくしてしまっている。そんなことがあちこちで起こっている、橋下市政以来特にひどくなって来ていることに対してもう一度見直していかなければならないと思っています。


 行政の人間の最も冷酷で差別的な事柄、それは朝鮮学校への差別です。日々子供たちを学校へ通わせながら家族を、家計を支える人たちは毎日どんな思いでここに立ち、そして生活しているのでしょうか。当たり前のように税金を納め、当然社会全体とその構成員一人ひとりの生活に還元されるべきものが全くそうはなされていない。それは行政による差別があるからです。

 朝鮮学校の親たちも当たり前に税金を納めています。ここにいる皆さんもそのことを知っているからこそ日本人の人たちが自分の問題としてこの問題に取り組み、火曜日行動が今日まで続いて来た訳です。

 大阪の行政の足元にいる人たちが、日々の生活のことで、子供の教育のことで、健康のことで困っているのに、その声すらが届いていないという現実に対して、見直してほしいと思います。そして、朝鮮学校のことに関してはいいかげん見て見ぬふりをするんじゃなく人間として直視して、自分にどこで何ができるかを大阪府庁に働く皆さんにもあらためて考えてほしいと思います。


 今後も火曜日行動は続いていくと思いますが、私もできるだけ参加して声を届けていきたいと思います。

☆ 長崎さん
 アボジからの思いをしっかりとアピールして下さいました。ありがとうございます。
 それでは、オモニから歌とアピールをお願いします。




オモニたちのシュプレヒコールと金曜行動に連帯しての「声よ集まれ 歌となれ」の合唱です。みんなでいつも参加しています。

☆崔オモニ
 アンニョンハシムニカ 城北朝鮮学校に子供を通わせる父兄の一人です。今日は城北ハッキョの役員のオモニたち、そしてウリハッキョに子供を通わせているオモニたち何人かが集まりました。

 日本の支える先生方と沢山の支えてくれる皆さんのおかげでいつも火曜日こうして私たちは闘い続けています。まだまだ終わりは見えませんがもうそろそろ終わらせたいです。

 今朝、当たり前のようにウリハッキョに私の息子は通って行きました。
  
 泣けてきます。  泣けてきます。 
 
 日本学校に通う子供たちと何が違うのでしょうか!日本学校に通う子供たちと同じ権利を与えていただけたらそれで本当に結構なんです。それだけがねがいなんです。知事!よろしくお願いします!

 文科省前で闘っている朝大生と心を通い合わせるべく歌いたいと思います。

 「声よ集まれ 歌となれ」

 ・子供たちの学ぶ権利を保証せよ!

 ・行政が差別するな!

 ・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!

 ・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!




☆ 長崎さん
 オモニたちからの思い、子供さんをハッキョに送っているということで声がつまる思い、大阪府の職員の皆さん!知事! 是非これを受けとめて下さい!
 私たちは絶対にあきらめません。来週も皆さん、がんばりましょう!
それでは最後の歌を歌いたいと思います。
 
最後の歌は「勝利のその日まで」❗️❗️



いつものように、駐輪場での申し送りです。府庁内ロビー活動の報告ほかいろんな行事のアピールがありました。


河住さんも京都で「アイたちの学校」の上映会を行うことをアピールされました。


皆さん❗️ご協力よろしくお願いいたします^_^



今日は大阪城公園内を自転車に乗って走りました。緑がまぶしいです。夏ですね、それではまた来週お目にかかります。
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7月14日、389回目の「火曜日行動」です。

2020-07-14 17:44:06 | 火曜日
大雨の中、389回目の「火曜日行動」が行われました。



府庁前に到着した時は瞬間雨が止み、天の恵みかと思ったのですが、読みが甘かった、途中土砂降りになってしまいました。



今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんです。



走り回りながら写真撮影してくださるのは年齢不詳の松尾さんです、今日も元気に発信して参りましょう^_^



東大阪初級のオモニ会の方々が一番乗りです。



長崎由美子さんの第一声始まりました。

長崎さん

今日は大雨警報の中での389回目の火曜日行動です。2012年4月17日からスタートしました。私たちの訴えはいたってシンプルです。子どもたちの夢や希望を大人が奪ってはならない。行政が差別してはならない。どんな立場の人でも賛同できることだと思います。8年の間訴え続けていますが、この間、日本の民主主義が、人権を守る、お互い助け合うということが、壊されていったことと、朝鮮学校への差別が加速していったこと、公然と差別がまかり通っていくことが、私たちがここに立つ基になっています。逆に差別の中で手を取り合って一緒に生きていこうという人たちの輪も大きくなってきています。

私たちに大きな勇気を与えたのが海外からのたくさんの支援、特に隣国、韓国からの支援が大きな力になりました。韓国の軍事独裁政権の中で、民主主義を求めて、キャンドル革命の中で文在寅大統領が登場しましたが、私たちの火曜日行動にも、韓国の中で、人間らしく生きる権利を求めて闘ってきた、労働組合の人たちや、平和を求めてきた人たちが温かい支援をしてくれました。とりわけ大きな勇気を与えてくれたのが、日本軍の性的奴隷として、慰安婦として、辛い暗い苦しみを味わったうえで、二度と自分たちのような苦しみを味あわせてはならないと立ち上がったハルモニの方々でした。それを支えてきた尹美香さんはじめハルモニ達を支えてきた方々は、子どもたちのための財政支援のカンパをする、大きな支えをくださいました。

金福童ハルモニは、私たちが全国で唯一、7月28日全面勝利を勝ち取った後で、高裁でひっくり返されてしまった、悲しみの敗訴の日にも、壇上から、水曜デモで闘い続けてきたこと、勇気を持て、あきらめるなとファイティンとこぶしをあげて私たちに勇気をくれました。ハルモニは世を去りましたけども最後まで子どもたちのことに思いをかけ、子どもたちを支える基金など、心と財政の支援をしてくださいました。


8年の間に成長を感じます。私の胸のプラカードには、火曜日行動始めた当時の、生野初級の幼稚園の子どもたちの写真をかけていますが、その子たちももう中学生、間もなく朝高に行きます。当時の子どもたちは大学生になり社会人になり、中には若いアボジ・オモニになって来られる方もいます。

闘い続ける中で、やってもやっても変わらない、差別に慣れてきてしまう、悔しい思いをしながら、ここに来て、自分たちが味わった悔しさを後輩に渡したくない、共に生きようとする人たちへのエールと、自分がなぜ朝鮮学校に行って、オモニアボジに感謝しているのか、自分が自分であることをありのままに認めて、生きていく力が民族教育の中から得たこと、そういうことを話されます。


私は在日コリアンの多い生野区の保育園の保育士をしてきました。在園児の70%以上が在日の子どもたち。うちの子どもは0才から保育所に居ましたが、日本人で両親そろっているのはうちの子だけ。ほとんどが日本名の通名でした。保育士の中から、子どもたちが自分のルーツを知り誇りに思うような民族保育を始めようと話が出て取り組む中、アンニョンハシムニカのあいさつから、トケビや朝鮮・韓国の民話を語り、サムルノリを習い、プチェチュムを踊り…


始めは、自分の子はこれから日本人として生きていくので民族のことなど教えないでくれとおっしゃっていたアボジが、子どもが家でサントッキの歌を歌うと、ハルモニがもう一度歌えと大喜びしたと言われました。

「アボジ僕の本名はなんというの」と聞いて本名を名乗る、保育士さんが本名で仕事をしていると、「先生もキムていうの。私も本当はキムというんだよ」「僕はパクていうんだよ。ボク朝鮮人だよ」と嬉しそうに言ってくる。うちの息子も、友だちが堂々と本名で生き、違いは違いとみていく中で、豊かな人間性を育むことができました。民族教育は恩恵で授けるものではなく、日本が民族の言葉を植民地政策の中で奪ったうえで、民族教育を受け自分に誇りを持って生きていく人たちが、日本の社会で生きていくことができることが、日本の社会を豊かにすると思います。


経済の面からいうと、社会に出て働けなくなってしまう、心に挫折を負って生きていけなくなる、これの大きな要因は幼児期に自分自身がありのままに認められない、競争の中で否定をされる中で社会の中で生きていけなくなる。そうなると働けなくなります。税金も払えなくなります。朝鮮学校の人たちがどれだけ納税しているか大阪府はご存知でしょうか。大阪府民税の中に、朝鮮学校の卒業生がどれだけ貢献しているかご存知でしょうか。

人間らしく生きるということで民族教育をしっかり支えていくことが、大阪府にとってもこれからの大阪府を元気にするためにも何よりも必要なことだと思います。朝鮮学校の子どもたちがこれからも生き生きと生きていける、ありのままに認められる、経済的に厳しい中で、朝鮮学校を支えていくためにも、財政支援を含め、皆さんと力を合わせて、朝鮮学校を知っていただくためにも、朝鮮学校の情報を発信していきたいと思います。



火曜バンドは不滅です

❗️


韓国のKBSテレビから取材に来ています。



宝塚の田中ひろみさんのお姿を何ヶ月ぶりに見たでしょうか?伊丹初級や幼稚園の権利擁護のため活動を続けていらっしゃいます。



大雨降る中、大村和子さんがマイクを持たれました。

大村さん

今日は大変な雨の日です。府庁の外でこんな雨の日も暑い日も、警備をしておられる方々、本当にお疲れ様です。私たちにむかって温かい励ましの言葉をかけてくださっている警備の方、テレワークとか関係なく府民のために頑張っていらっしゃること、本当にありがたく思っています。

昨日大阪高裁で公判がありました。京都朝鮮学校に対するヘイトスピーチの公判でした。私も傍聴してきました。たくさんの傍聴者でした。コロナ禍で大法廷でも人数制限していますので入る人数は30人ほどでしたが、外にはたくさんの人が詰めかけていました。中は記者席もいっぱいでした。始まる前にテレビの撮影もありました。今、注目しなければならない裁判でした。

2009年12月4日、朝鮮初級学校の前に在特会の人たちがたくさん来て、中にいる子どもたち・教職員に向かって、胸がえぐられるようなおぞましい言葉で、朝鮮学校を、在日の人たちを貶める言葉をいっぱいはいた事件がありました。この事件については学校側が提訴し、2014年に勝利判決を得られましたが、その中の一人が、2017年に京都の朝鮮初級学校の跡地に来て、ここに朝鮮学校があった、ここの校長は拉致事件に関与している、ということを言ったらしいです。そして朝鮮人を貶める差別的な言葉をまき散らし、マイクを通してがなり立てました。その様子を動画で配信しました。これを名誉棄損で朝鮮学校が提訴しました。それについては2019年11月29日に判決が出ました。名誉棄損は認めるが拉致問題についてはみんなに知らせる公益性があるということで、刑事事件の犯罪でなく、罰金刑だけで終わっているわけです。

そこが大変問題です。言った内容が全くのヘイトです。フェイクニュースを動画でまき散らす、朝鮮学校が拉致事件に関係した学校なのだ、拉致事件を校長がやったのだ、ということを言っているのです。拉致事件と朝鮮学校を結びつけている、このことは非常に問題があり、ヘイトであるということで公判がありました。

そこで被告側の男性弁護士は、聞くに堪えないことをいっぱいならべたてました。京都朝鮮学校の校長と言ったけれども実は、1980年にあった大阪朝鮮高校の校長さんが拉致事件に関係したのだとか、被告は舌足らずであまり言葉の表現ができていないのだ、ウソは絶対言っていないとか言いました。この裁判は昨日が結審で9月14日に判決があります。

このことはほっておいていいものではありません。なぜヘイトスピーチが行われたのか。2009年の京都朝鮮学校の子どもたちは、その時のことを10年経っても、心の底に残り、トラウマになっています。彼らは大学生や社会人になっているけど、その時感じた、自分が朝鮮人だということを否定しないといけないのか、そうした思いが絶望感や失望感に襲われていた。そんなヘイトスピーチを受けた側が裁判に出さなければ変わらない。それはほんとにおかしいことではないでしょうか。

ヘイトスピーチを禁止する条例を、川崎市では罰則を持った条例が全国に先駆けて4月1日から施行されました。ヘイトスピーチは犯罪です。言論の自由ではありません。国連の人種差別撤廃条約からも言われていることです。

コロナ禍でマスク配布から朝鮮学校を排除する自治体、給付金を出そうとしない自治体、困窮大学生への給付金も朝鮮大学校には出さないという政府のやり方、高校無償化から朝鮮学校を排除する国、補助金を不交付にする大阪府・大阪市初めの各自治体、政府・自治体が公的に差別していることがヘイトスピーチを助長する後押しをしているのではないでしょうか。根本的なことは国や自治体がそのことを認めて、だれもが差別のない、そういったことをしないとこのヘイトスピーチは収まらないのではないかと思います。

先日の東京都知事選で、在特会の元代表だった人がたくさんの票を得ました。びっくりしました。きっとこれは日本の中に、今行われている差別をもっとしっかり考えていかなければ、こういう考え方を持つようになるのではないかと思いました。

京都の裁判をもっともっと注目して、皆に広げていくこと、そして裁判に勝つことで、差別がなくなる方向へ行くのではないかと思います。




大雨の中、黙々とレポートをしてくださる陶山さんです。



オモニたちもアピールしたりシュプレヒコールしたりみんなで合唱したりしました。

若者(オ・ミヤさん)

もうすぐ400回目を迎えます。400回ということは記念することではなく、何も通らない行政、むしろ悪化していく人種差別政策によって、日本の有志の方々、保護者の方、同胞たちが、それぞれの貴重な時間を割いてこの場で迎えているのです。

この間幼保無償化制度から朝鮮学校幼稚班に通う子どもたちが外され、コロナ禍での困窮学生への給付金で朝鮮大学校生は対象外、留学生は成績優秀な方だけに支給されるようになっています。これは露骨な人種差別ではないでしょうか。

私の家の近所にある中学校、私が通った日本の中学校ですが、校舎を建て直すために工事をしていますが、もちろん行政からお金が出ています。仮校舎として建てられたプレハブの教室にも、一つ一つクーラーが設置されています。

でも朝鮮学校はどうでしょうか。南大阪朝鮮初級学校は、校舎を建て直して落成式が行われました。これは同胞たちや日本の方々が協力し合ってお金を出し合って、建設事業を行いました。そのほかの朝鮮学校もクーラーが設置されていない学校には、地域や保護者の方、支える会の方々が一丸となって、チャリティイベントなどを企画して資金を集めています。

日本の学校は授業料無償化で給食も出ています。朝鮮学校は給食もなく、弁当持参です。授業料だけでなく様々なお金がかかっています。それでも朝鮮学校へ通わせるのはなぜなのでしょうか。

今、コロナの時期で、ただでさえ金銭的な差別を受けている中で、とても不安の中、さらにいろんな支給がされていないのは本当におかしいことだと思います。在日朝鮮人として、自分のルーツを知り、自国のことが、文化を守り堂々と朝鮮人として生きていくためには、やはり朝鮮学校で民族教育を受ける必要があると思います。誰もが平等に生きる社会を目指して、引き続き活動していきたいと思います。ともに頑張りましょう。





4年前に30年間のヨーロッパ住まいを終え日本に帰ってこられた方です。

女性

いつもは仕事で来れないのですが、会社に反抗して自宅待機になったので、今日は参加しようと来ました。私は帰国子女なのですが、32年間ヨーロッパに居まして、様々な差別を受けてきました。ゆえに韓国の人たちの受ける差別を少しは理解できると思うのです。日本は私のようにほかの国から帰ってきた日本人にも激しい差別をしてきます。

たとえば私がロンドンにいたときのことを話すと、ここは日本やでそんな話はええと言われたり、ドイツではねというと、何やまたその話と言って、うらやましいのか、いやな思いをしています。

少しは在日の人の気持ちを理解できると思います。私がロンドンに引っ越してきた時も、カナダに行った時も、最初に友達になってくれたのは韓国人でした。私が一人で英語が不自由だったとき、家に呼んでくれて冷たいラーメンを食べさせてくれた、私は彼女のことを忘れられない。最後に別れるとき、家からピンク色のチョゴリを持ってきて着せてくれて写真を撮ってくれた、その写真を今でも持っています。

カナダに行ったとき私はお金がなかった仕事がなかった、その時仲良くなった健康食品の店の人も韓国の人でした。私にいっぱい韓国のお菓子をくれて、いつでも来ていいよと言ってくれた、私は孤独から救われました。私は差別が大嫌いで、いやな思いをしている。

漢字がわからないで何度も聞いてみんなにばかにされたり、そういうことが何度もあった。だから少しでも、ここに住んでいる在日韓国人だけでなく、フィリピン人もインド人も、全部の人の気持ちを少しでも理解したいと思います。

やっぱり日本には正義がない。正義を貫くためにも私たちはここでどんなことがあっても声をあげていきます。どんな差別も許せません。まず一つの差別をなくして一つ一つ勝ち取っていきましょう。私たちは弱くない、小さくないです。みんなで集まれば克服できます。よろしくお願いします。





東大阪初級の高淑美オモニ会会長のアピールです。

オモニ

 近鉄布施駅から20分ほどのところにある、東大阪朝鮮初級学校に通う子どもたちの母親代表としてやってきました。

私たちの学校は、来年創立75周年を迎えます。75年前というとちょうど日本の植民地支配から解放された時代でもあります。そこから75年、地域に根差して学校がずっとあります。あたしもその学校の卒業生です。

学校は今困難な時期にあります。今年は特にコロナ禍で、保護者が負担する分担金だけで運営されている学校なのでほんとに厳しい状況に置かれています。私たち保護者の中にも自営業が多く、生活に困っているのですけども、一人ひとりが学校を守ろうという、その気持ちで歯を食いしばって頑張っています。

私は何度もここに来ているのですが、なんでここに立っているのだろうかと思うのですが、皆さん、なぜ在日朝鮮人・韓国人がこの日本に住んでいるかご存知でしょうか。無知なことが一番怖いと思います。歴史を学んでください。

75年前に私たちのおじいさんやおばあさんが好きでこの日本にやってきたのか。無理やり強制連行で連れてこられて、あと自分たちの国で住むことも難しくなり、命からがらやっと渡ってきて、どうにか生活の基盤をささえて、そして解放されて、じゃあいざ帰れるか、帰れません。故郷に帰りたかったおじいさんおばあさんたくさんいます。帰りたくても帰れなかった状況があるのです。だからと言って連れてこられたのも、好きで来たのではありません。

この歴史をやはりわかっていない。かといって弁償しろとか賠償しろとか、特別な待遇しろとか言ってるのではありません。ここにいてる子どもたちに、普通の日本の学校に通う子どもたちと同じようにしてほしい。無理なことは言っていません。なぜか。私たちは生活しながら、日本の国民の方たちと同じように税金も払い法律も守って生活しています。それなのに私たちの子どもは、日本の学校に通う子どもたちと同じような待遇を受けることができません。こんなばかげた話はないと思います。

この日本社会の差別という根強い悪、いつまで続けるのでしょうか。今私の子どもは地域のサッカースクールに通っているのですけど、日本の子・朝鮮の子関係なく楽しんで一緒にプレーしています。その子どもたちが差別をしている大人たちを見て、大きくなって同じようにするのかなと思うと、恐ろしくてぞっとします。大人は子どもの鏡です。

この日本社会を守るためにも、日本の方たちはもっと深刻に、自分たちの姿がどのように映るのかを考えなければいけないと思います。私たちの時代に変えなければいつまでたっても変わりません。いつまでたっても差別はなくなりません。日本の方たちは日本の国のためにも差別をなくしていただきたい。そしてグローバルと言われていますが、コロナの中で、世界の人たちみんなが助け合いながら協力し合いながら、コロナに勝っていこうとするときに、後ろ向いているのは日本人だけです。

もっと世界と手を繋いで協力し合っていかなければならないと思います。そのためには差別を決して許さないことだと思います。子どもたちのために住みよい日本社会を作るためにも、みんな手を取り合って頑張っていかなければならないと思います。よろしくお願いします。




[マスク越し笑み交わしつつ仲間たち差別許さぬ行動に立つ ]ちゅうき




シュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が続いています。

オモニたち歌とシュプレヒコール
「声よ集まれ、歌となれ」
・子どもたちの学ぶ権利を保障しろ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな




宋裕子さんのアピール

オモニ
私は朝鮮大学校に子どもを送る保護者です。私の娘はこの3月に朝鮮高級学校を卒業しました。コロナの影響で毎日遠隔授業で楽しい女子大生の日々を送っています。

最近娘を見ながら、ふと自分の学生時代を思いだしています。私も朝鮮学校に通いました。小・中は1時間バスに乗り電車に乗り通いました。高級学校は、浜松に住んでいましたので、愛知まで3時間半かけて、往復7時間かけて通いました。その時もう父は他界していましたので、オモニは女手一つで私を朝鮮大学まで通わせてくれました。

そこには私の父、一世であるアボジが2世のオモニと約束をしたらしいです。子どもたちを朝鮮学校に、立派な朝鮮人に育ててほしいと残してオモニとお別れをしたそうです。そんな話を高校3年生の時に聞きました。

こんな思いで私を朝鮮学校に送っていたのか。こう考えるとき私は、やっぱりウリハッキョというのは、本当にいろんな人の愛で包まれている、そんなところだと思います。そして私も自分の子どもを育てている最中ですけど、これからもウリハッキョ、私たちの愛がたくさん詰まったウリハッキョのために、頑張っていきたいと思います。




最後の歌は「勝利のその日まで」❗️❗️



いつものように駐輪場での申し送りです。



今日も歌舞団のトンムたちがタオルの普及をしました。



申し送り
幼保無償化の署名、40万240筆の署名をもって、明日文科省と厚労省、内閣府に要請に行きます
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7月7日、388回目の「火曜日行動」です。

2020-07-07 15:39:00 | 火曜日
大雨、暴風の中生野地域のオモニたち始め常時参加者による388回目の「火曜日行動」始まりました
❗️


今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。


写真撮影は松尾さんです。今日も力を合わせて発信して参りましょう❗️



長崎由美子さんの第一声始まりました。



☆長崎さん

2012年に始まり、この火曜行動も8年を超えました。この8年の間に朝鮮学校に対する差別は是正されるどころかむしろひどくなっていきました。しかし、国と行政による差別が強まる一方で、朝鮮学校は孤立することなく、同胞、日本人、韓国や世界の人々からの支援が広がっています。

この行動は多くの仲間のメンバーによって支えられてきました。この行動を朝鮮の音楽や様々な音楽によって盛り上げてくれる火曜バンドの多くも日本の方です。

コロナの感染を防ぐために、3月・4月とお休みをしましたが、お互いに心を寄せて命を守ろうという時に、朝鮮学校だけがなぜ外されるのでしょうか。腹立たしい限りです。

その一方で、朝鮮学校の幼稚園にだけマスクを配布しないという記事を見た新潟の子ども食堂の人が、各地の朝鮮学校に支援をしたいということで、生野にも手作りマスクを送ってくれました。

コロナ禍で親御さんが仕事に出られずアルバイトも出来ずに学費が払えず困窮している大学生のために支援策が講じられましたが、朝鮮大学の学生はまたしてもそこから排除されています。まさにゆりかごから墓場までの差別です。

京都の朝鮮学校に対するヘイトスピーチには裁判で勝利したのですが、判決文の中にそのヘイトスピーチの内容には公益性があるかのように言われている部分があります。それに対する訴訟審が7月13日から、大阪高裁で始まります。

差別に諦めてはならないということをこの8年の活動の中で訴え続けてきました。

橋下元大阪府知事が朝鮮学校を訪ねて子どもたちに笑顔を振りまき、「君たちは素晴らしい」と褒め称えておきながら、その翌日に補助金不支給を発表し、子どもたちの心を踏みにじったことは、この問題の原点として忘れません。

赤ん坊を抱いた若いオモニが「この子に民族教育を受ける権利はないのですか」と松井前知事に訴えたところ、「ない」と言い捨てていったこともありました。本当の当事者が訴える声を大切にしていかねばならないと思います。





一番乗りは生野地域のオモニたちです。



火曜日バンドは不滅です。



生野地域の朴さん、早速のアピールです。

☆パクヨンチさん

火曜行動は朝鮮学校を大人の手で守るためにおこなっています。

大阪市からの10万円、うちにはまだ来ていません。パフォーマンスも結構ですが、まずは必要なことをすべきではないでしょうか。大阪市が全国で一番遅いのは不名誉ではありませんか。

6月26日、宝塚市議会で、「幼保無償化から除外された外国人学校幼稚園に救済措置を求める請願」が賛成多数で採択されました。その内容は、政府が全ての子ども達に幼保無償化を適用するよう市として働きかけること、および それが実現するまでの期間、宝塚市が救済措置として、伊丹朝鮮初級学校幼稚班をはじめ外国人学校幼稚園に通うすべての園児たちに、幼保無償化と同等の金額を支給することです。これは全国の自治体で初めてだということですが、大阪市こそ率先しておこなうべきことでしょう。

10万円の支給が遅いというのはさておくとしても、せっかく府市連携とか言ってるのだから、連携して国に働きかけ、補助金支給をおこなってくだいさい。

朝鮮人の住民も二重・三重にたいへんな思いをしています。私たちも踏ん張っていきます。




生野初級にお子さんを送っていらっしゃる白さんのアピールです。

☆オモニ

私は生野初級朝鮮学校に6年生と4年生の子どもを通わせ、3歳の子どもを幼稚班に通わせ始めた保護者です。

私自身は福井で民族教育を学び、さらに大学・大学院と民族教育を学んできました。

3歳の子どもは今日が誕生日なのですが、誕生日が来るたびに思い出すことがあります。

あれは7月28日、この子が生まれてまだ3週間、大阪地裁での勝訴判決がありました。私は生まれて間もない小さな我が子を抱きながら、「あなたは何の心配もなく朝鮮学校に通えるかもしれない」と涙ながらに喜びました。しかし3年がたち、新たな差別が生まれ、裁判も悔しい結果になってしまいました。

しかし、全国各地から朝鮮学校にマスクなどの支援が送られています。

休校の間、朝鮮学校ではオンラインで授業の配信がありました。毎日、このたいへんな中でも通わせていきたいと思っています。
この3年間、私たちは諦めない限り負けてはいません。アプロハムケ!

(余談ですが、実は今日のレポーターの木村さんのお母様も昭和7年ですが7月7日生まれだそうです。)

(*私事ですが、実は、今日は亡き母の誕生日なのです。昭和7年7月7日の生まれで、「ラッキーセブンのはずなのに、空襲や疎開など、つらい目に遭ってばかりだった」と、よく戦争体験を話してくれました。今日が誕生日という子どもさんのことを聞いて、どうか幸せな人生を歩めますようにと心の中で願っておりました。木村)


☆長崎さん

3年前のことを思い出すたびに、当たり前のことが認められることがこんなに嬉しいものかと、そしてそれが認められない理不尽さを感じてきました。大きな困難な中でもがんばってきたこの3年でした。




イケメン三人衆健在です、3人お並びになれば何故かホッとします。



大村さんもマイクを持たれました。

☆大村さん

今日は388回目となりました。今日のような突風の日もあれば、雨の日も暑い日も寒い日もありました。8年間ずっと訴え続けてきましたが、それでも事態は変わりません。

この行動は最初は数人から始まりました。私たちは道行く人から差別的な言葉を投げかけられることもあり、質問されることもありました。朝鮮学校が日本の中で知られておらず、差別の対象となっていることを痛感しました。

しかし、何年もたつうちに警備の人たちも私たちのことを気遣い、話もできるようになりました。職員の中で親しく話せる人も出てきています。先々週も道行く人から「少しだけれど、カンパです」とお金を渡してくださりました。

川崎市では初めて罰則を伴ったヘイトスピーチ条例がこの7月1日から施行されました。また、7月2日には職場で民族に対する中傷を受けていた女性が勝訴しました。

南大阪朝鮮学校では先週の日曜日に新校舎の落成式がありました。式典と校舎の内覧があり、私はそれに参加しました。コロナ禍でなければもっと大々的におこなえたのですが。

この新校舎の資金は、旧校舎の敷地を半分売却し、さらに同胞からのカンパでまかないました。日本の学校に比べると小さな学校ですが、理科室兼図工室もあり、音楽室もあります。トイレやシャワー室など子どもたちのことを考えて設計されています。これは日本の学校なら当たり前に税金から支出されて建設されるはずなのに、朝鮮学校では全部自分たちの費用です。日本人として胸が痛くなります。

新校舎で子どもたちがはしゃいでいるのを見ると嬉しく思います。子どもたちがしっかり学べる環境作りをしていかなければなりません。

日本政府はその金を出さない代わりにオスプレイを購入したりして米国に軍事費を使っています。どうして弱い立場の人に使わないかと思います。朝日新聞の朝日歌壇で、6月末にこんな歌が掲載されました。

「今生きるためにお金がいるんです 戦闘機なんかいらないんです」
この言葉をコロナ禍の中で考えてほしいものです。





このタオルにご注目下さい^_^



エミさんもマイクを持ちましたよ。

☆エミさん

私は朝鮮学校に子どもを通わせている保護者の一人です。私たちは補助金の出ない中、一生懸命子どもたちのために努力をしています。朝鮮学校では休校の間、オンライン授業を行っていました。私立でも行っています。大阪市が一番遅れています。

大阪市はタブレットや通信費、給食も無償にすると言っていますが、私たちは全部親が負担しています。私たちは子どもに教育を受けさせるためならどんなことも惜しみません。

先日テレビで 「都構想にするよりも今ある40の窓口のほうがサービスが行き渡る」と橋下さんが言っていました。それなら、都構想に使う費用を子どもたちの教育に充ててください。

もしも子どもたちが世界のどこかに行った時、殴られたり、踏まれたり、殺されたりしたら、どう思います?
都構想よりも先に朝鮮学校への補助金を実現させてください。




歌舞団の舞踊手 尹サリさんもアピールです。

☆歌舞団の女性

私は高校の時何度も裁判に行き、そして不当判決に悲しい思いをしました。支援者の方が、その人は何にも悪くないのに私たちに「ごめんね」と謝っていたことが忘れられません。

私は自分の踊る姿で皆に力を与えたいと思って歌舞団に入りました。

今、みんながコロナで大変な時なのに幼稚園へのマスク、大学生への支援について、差別が続いています。私は後輩達が諦めることのないようがんばっていきたいと思います。




生野地域のオンマたちのアピールとシュプレヒコールと合唱が始まりましたよ。

☆オモニ

私は大阪第四初級学校に子どもを通わせている保護者です。

補助金が打ち切られて早10年になり、裁判所は私たちの訴えを棄却してしまいました。

そして今、3歳の子どもまでが公権力から差別を受けています。税負担は平等にかかり、消費税も同じように支払っているのに、朝鮮学校にはまったく使われません。

朝鮮学校では自分のルーツに誇りを持てるような教育を行っています。今はコロナで中止になっていますが、公開授業なども広くおこなってきました。大阪朝鮮高校では、部活も盛んで、ラグビー部は何度も全国大会に出場しています。

未来の次世代への学びの場を奪わないでください。子どもたちに不信と諦めではなく、信頼と希望を与えてください。そのために補助金を復活させてください。

☆歌とシュプレヒコール

『声よ集まれ  歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・行政が差別するな!

・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!

・朝鮮学校幼稚園に幼保無償化を適用せよ!

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・みんなの力で豊かな共生社会を作ろう!




柳さんがアピールです。

☆オモニ

 先週うちの子が小学5年生の時に補助金復活を訴えたというアピールをしたそうですが、その子ももう二十歳に。この差別は幼い子どもだけでなくお兄ちゃんお姉ちゃんの歴史でもあります。

私たちは一世から二世、三世、四世、五世と代々歴史を継いでいます。それは私たちの誇りでもあります。

私は三世として生まれたときからこの大阪に住み、皆が手を取りあい、私たちが、日本人や他の外国人と同じ権利のある、そんな大阪にしていきたいと思っています。




最後はやはりこの方でしょう。火曜日行動の歌3「勝利のその日まで」の作者金和美さんの音頭でみんな声を高らかに歌います。



「勝利のその日まで」❗️❗️❗️





いつものように駐輪場での申し送りです。




府庁内でロビー活動をされた申さんの報告です。



歌舞団からも応援タオル購入の呼びかけがありました。



私も購入しました。コロナ禍で公演も全て中止になり、歌舞団の団員たちもとても苦しい状況が続いています。みなさん、応援よろしくお願いいたします。




奈良のある方は自分たち親子への給付金を全て奈良の幼稚班と歌舞団にカンパしてくださいました。本当にありがとうございます。




今日、底力を見せて下さった生野西支部地域のオンマたちです。お疲れ様でした❗️来週も頑張れそうですね
^_^


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