ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月29日、165回目の「火曜日行動」です。

2015-09-29 20:08:42 | 火曜日
9月29日、165回目の「火曜日行動」です。



秋晴れの爽やかな日です。先週は府庁がお休みだったので、私たちもお休みしました。


2週間ぶりです。もうすっかり秋です。


萩の花や藪蘭が至る所に咲いています。木々にもオレンジが目立ち始めました。















府庁前到着です。






古賀さん、今日は元気いっぱい! 早くからスタンバイです。


今日も長崎さんの一声から「火曜行動」始まりました。









今日のレポーターは「火曜バンド」の木村さんです。

*長崎さんのアピール


「前回と今回の火曜行動の間で一番大きく変わったことは、戦争法案が国会を通過したこと。


戦争法案が国会を通過しても「あきらめない」運動が大事。差別をしないことが戦争をさせないことにつながる。


安倍首相は、自分の都合の悪いことを消しゴムで消し、その上に都合のいいことを書こうとしているが、人が生きているうちは、それを消し去ることはできない。


戦争法が通った中で、お互いがバラバラにさせられていく。権力にとって一番望んでいることは、私たちの仲間が「あきらめてやめていく」こと。」[レポート 木村)



南大阪初、生野初、東大阪中、朝高オモニ会の方々が笑顔いっぱい駆けつけてきてくださいました。






「戦争法案」反対デモ行進に参加される住吉の日本の労働組合の方々も激励に来てくださいました。






今日の「火曜バンド」は訪朝から帰ったばかりの森本さんと古賀さん、それにレポーターの木村さんの代わりに平田さんがタンバリンで参加されました。




館山牧師は秋田に帰郷中、奥様だけが参加されました。




李さん、今日は半ズボンじゃないですね。パリッとしたらイケメンです。笑

いつもの仲間たちの元気な姿、2週間ぶりなのに、何か月もあっていないぐらい懐かしいです。

















女性群も元気です。

「ハルモニ(春母)会」の皆さんの元気の秘訣は何なんでしょうね。頼もしいです。












岡本さんも頑張っています。






グッスンさんは今日も愛のキャンディの配達です。





おお!アヨンチャン。「火曜行動」デビューです。





生まれて3か月のアヨンちゃんを連れてヒャンヒオンマがやってきました。みんなニコニコです。可愛い!






アピールは続きます.





*幼稚班~高校まで朝鮮学校に通い、今は2人の子どもを朝鮮学校に通わせているオモニのアピール


「私の子どもたちは、近所の日本人の子どもたちに自分が朝鮮人だと言い、相手の子どもたちも「○○は朝鮮語で何というの?」と興味を持って、子ども同士自然につきあっています。

私は職場でも本名で勤務しています。先日、初級学校で稲刈りがありました。

日本人の支援者と共にもう19回も続けています。ネットではひどいことが言われていまが、アピールすることで、あきらめないことを子どもたちに伝えていきたいと思ってます。」(レポート木村)





韓国からの留学生も来てくれました。





*東大阪中2の保護者のアピール


「先日初級学校の運動会に行ったところ、そこに10人ほどの日本人学生が見学に来て楽しんでいることに気がつきました。

若い学生たちが何を自分のものにしようとしているのかとても興味深く感じました。

朝鮮学校を知らない人はぜひ一度足を運んでほしい。そして一緒に語り合いたい。私は自分の子どもを立派な朝鮮人に育て上げたい。この思いを胸に活動を続けています。」(レポート 木村)







*ヒャンヒさんも進んでマイクを握りました。


「1年半前は朝高の卒業生として、そして今は3か月の赤ちゃんを連れてきました。

3年後幼稚班に入れることを考えると、同じ権利がほしいと切実に思います。どの子どもも日本社会で生きていく大切な子どもです。

保育所には一人の朝鮮人として入れたいと思っていますが、本当に安心して保育所生活を送れるのか…。

日本の友達といっしょに話になっていける日を願っています。」[レポート木村)




*南大阪初のリュウ先生もアピールして下さいました。


「これまでの大阪は多文化共生の先駆的な自治体で、大阪に生まれ育ってよかったと思っていたが、ここ数年の朝鮮学校に対する差別は目に余るものがある。

今は別の方向に先頭を切っている。今までなかった差別が新たに出ている。昼間に学校の教員が火曜日行動に来て話しているのは不正常なことであるが、朝鮮学校を守るためにはそうせずにはおれない。」(レポート 木村)









サユさんの姿も見えます。








*最後の〆は長崎さんです。





*長崎さんは11月12日の集会の紹介をしながら


「大人があきらめたら、あきらめを子どもたちにわたしてしまう。」と仰いました。

この後合唱です。今日も音頭をとらせていただきました。「この坂を上れば」もう100回以上ここでみんなと歌っていますが、歌えば歌うほどに仲間が愛しくなり、心の底から勇気が湧いてきます。

合唱後、いつものように駐輪場に集まりました、大村さんが簡単に訪朝の報告をしてくださいました。








初めて訪朝された森本さんは「ガリバーが不思議の国を探した気分でした。とても感動しました。」と仰いました。

ピョンヤンで、森本さんはサンシン、古賀さんはアコディオンで2重奏をして大喝采を浴びたそうです。


本当に誇らしい仲間です。







来週も頑張ろうと言い合って解散しました。公園内をしばらく歩いていると労働組合の方々のシュプレイコールが聞こえてきました。

とてもはきはきと分かりやすくハギレの良いシュプレイコールには、感心いたしました。











来週も頑張ります。

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再掲 「十五夜の日に」バイリンガル

2015-09-27 22:15:45 | 日記
孫の運動会を終え銭湯から帰って空を見ると真ん丸い十五夜お月様が・・・

2年前に書いた詩を思い出しました。再掲させてくださいね。




  「十五夜の日に」

皓皓と 明るい月が
中空にかかった仲秋節

とびきり美しい
満月が撮りたくて
カメラのファインダーを覗いたら

懐かしい兄さんの顔が浮かび
お盆のような満月が歪んでしまった

旧盆には必ずまた訪ねると
約束したのはいつの事だったろう
愚かな妹は今年も異国で
空ばかり見ている

西帰浦の海が見える共同墓地
両親のお墓参りに初めて行った日
兄弟が集まったことが嬉しいと
ニコニコしながら泣いていた兄さん

お墓の雑草刈りは終えただろうか
果物やソンピョンも供えただろうか
今年も一人ぼっちでお酒飲みながら
十五夜お月様眺めているのだろうか

2時間もあれば行ける故郷の地
いまだ月の国ぐらい遠いけれど
皓皓と月が輝く 仲秋節の日は
恋しい兄さんに 会える日なのです

(お月様は今日午後8時半ごろ写しました。)


한가위날에


휘영청 밝은 달이
하늘중천에 뜬 한가위날

보름달이 가장 아름답다는
그 순간을 찍고싶어
찰칵 샷터를 눌렀더니

그리운 큰오빠 얼굴이 떠올라
쟁반같은 보름달이 이그러졌네

추석엔 반드시 다시 찾겠다고
약속한 날은 그 언제고
못난 동생은 올해도 이역에서
그 약속 어기며 하늘만 쳐다보네

서귀포 앞바다가 바라보이는 묘지
부모님산소 찾아 함께 향 피운 날
형제가 모이니 너무 좋다고
싱글벙글 웃기만 하던 우리 큰오빠

벌초는 끝났을가
과일이랑 송편도 장만했을가
올해도 혼자 술 한잔 하면서
한 하늘아래 보름달 보고있을가

두시간이면 가닿을 고향땅
아직은 달나라만큼 멀기도 하지만
휘영청 달 밝은 한가위날은
달빛속에 우리 오빠 만나는 날이라네


                      
(故郷 済州島の家には今も兄が一人で住んでいます。)
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9月27日、ウリハッキョの運動会

2015-09-27 16:41:04 | イベント
9月27日、ウリハッキョの運動会


秋晴れの空の下、55回目のウリハッキョの運動会が行われました。子供たち、保護者、一家親族、同胞たちのお祭りです。


「ウリハッキョと共に歩む会」の皆さん、伊地知先生率いる大阪市大で研究している済州島の大学生たちも楽しいひと時を共に過ごしました。東大阪朝鮮中級学校の吹奏楽部、大阪朝鮮吹奏楽団の皆さんが演奏で雰囲気を盛り上げて下さいました。

写真だけですが、お楽しみ下さい。































































































































































































































































コメント (4)
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青商会結成20周年記念ウリ民族ツアーステージ「世代を繋いで」を、観てきました。

2015-09-26 22:47:01 | イベント



素晴らしい公演でした。今もドキドキしています。(撮影できなかったことは本当に残念です。)

過去から現在、未来へ!ウリハッキョを守り抜いた2045年を、希望に満ちた未来として描き、夢をくれました。

1世から2世へ2世から3,4世へ世代を繋いで、未来への扉を開く5,6世が主人公の30年後!

今1歳半の私の末孫はきっと結婚し母になっていることでしょう。もしくは自分の夢に向かってどんどん走っていることでしょう。その時、私は多分この世にはいないだろうけど、孫たちの未来を想像することができただけでも幸せでした。







今、未来に希望を見い出し、夢を見ることは大変難しい時代だと思います。民族教育においても、今が一番つらい時代かも知れません。だからこそ、迷いと諦めが心の中を暗くする今だからこそ、今日、青商会の皆さんが一丸となって作り上げてくれた舞台はすべての観覧者に大きな夢と希望と生き抜く力をくれたと思います。



総合芸術としてもとても水準の高い舞台でした。無限の力と可能性を見せて下さったスタッフ及び出演者の皆さんに感謝してもしきれません。何回も何回も目頭が熱くなりました。


皆さん!明日是非見に行ってください。目の前がぱあっと明るくなりますよ。演出も凄いです。



自分の人生をも振り返らせてくれた皆さんに心から感謝したいです。こんなに素晴らしい舞台を作ってくれたスタッフ、出演者が誇らしいです。演技も歌も踊りも映像もどこに出しても恥ずかしくない舞台だったと思います。青商会の皆さん!本当にコマッスムニダ!


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9月23日、宝塚文化創造館に行って参りました。(ヘグム&オカリナコンサート)

2015-09-23 21:19:39 | イベント
9月23日、宝塚文化創造館に行って参りました。






連休最後の23日、午後4時から宝塚文化創造館に於いて、ヘグム&オカリナコンサート「トラジそれぞれの思い」~未来へ奏でる~第3楽章が行われました。

演奏中の撮影は禁止なので、トークの時だけシャッターを押しました。ご理解くださいね。

奈良出身のヘグム奏者李美香さんは、2011年のはじめ奈良で行われた「朝鮮高校無償化除外反対チャリティコンサート」や東日本大震災復興支援チャリティコンサートなどで何回も共演した方です。今回も美香さんの案内を受け会場に行って参りました。

3年前のヘグム&オカリナコンサートにもお邪魔しましたが、お二人ともオンマですが、ドンドン積極的に活動されています。演奏にも一段と深みが増してきました。今回はオカリナの徐香淑さんだけでは無くピアニストの柳原由佳さん、パーカッション奏者の安永早絵子さんともご一緒に、今までとは又違った味のあるコンサートを作り上げてくれました。

1部のオープニングはトラジでした。

1.枯葉

2.ニューシネマパラダイスメドレー

3.鮫

4.カゴメカゴメ

ジャズに挑戦したり、わらべ歌をジャズ風に演奏したり、とても遊び心の或る演奏でした。

2部です。チョゴリ姿が美しい!トラジの花をイメージされたチマチョゴリだそうです。お二人とも本当に素敵でした。








5.ヘグムとピアノのための「ヘグム散調」*ソヘグムを奏でる方は多々いらっしゃいますがヘグムを演奏される方はそんなにいらっしゃいません。貴重な存在です。12月3日に日本初のヘグム演奏会をザ・フェニックスホールで行われるそうです。


*特別に準備された「思い出コーナー」が胸を熱くしてくれました。

演奏の合間のトークでも仰っていましたが、お二人ともウリハッキョで大学に至るまで民族教育を体系的に受けられ、大学卒業後は朝鮮学校で音楽教員として活躍されました。

その時の楽しかった思い出を話されながら、徐香淑さんはオカリナで初級部4年生の音楽の教科書に掲載されている「入道雲に乗って」を、美香さんも同じく4年生の音楽の教科書に掲載されている「王さまカボチャ」をとても楽しく演奏してくれました。

お二人ともウリハッキョの音楽の教科書には良い歌がとってもたくさん掲載されていると嬉しそうに仰りながらとてもユーモアがあって軽やかな演奏を披露して下さいました。何回も胸が熱くなりました。

6.桜 (柳原さんの作曲です。)

7.夢 (徐さんの作曲です。)

  演奏に先立ちお話されました。自分の今の夢は2020年に「1000名のオカリナコンサート」を開催することだと。

  すでに100人コンサートを実現したので次は300人コンサートを、その次は500人コンサート、そして5年後には「1000人コンサート」を必ず実現したいと!

3年前のコンサートでも同じお話をされましたが夢を着実に一歩一歩実現されています。

夢のお話をされているとき、徐さんの目はキラキラと輝いていました。

私もそのお話を聴きながら「自分の夢」を思い起こしていました。

私が幼かった頃の夢は故郷済州島に帰り「西帰浦放送局」のアナウンサーになる事でした。今年の夏そのことを詩に書きました、



  西帰浦(ソギポ)放送局

             
幼いころ学校から帰ると
かならずオンマの前で教科書を開き
はきはきと本を読む私を見て

大きくなったら故郷に帰って
ソギポ放送局のアナウンサーになるんだよと
笑いながら云ってた私のお母さん

故郷がなんなのか知らなかったけれど
ソギポ放送局は 一生涯
私の心の深-いところに住み着いていた

歳月は限りなく流れ また 流れ
頭には白い霜の花が咲き乱れ
いつしか杖を探し求める身だけれど

今日もその希望を捨てられないのは
諦めを知らない夢のような願いが
私の人生の柱であったからに違いない

たわごとはおやめと笑わないで下さい
毎朝ハングルを読むたびに
青いナムヘ(南海)の海が胸に染みわたり
ソギポ放送局が 早くおいでと呼ぶんです

捨てることは出来ない 生涯の夢を
必ずや生きて この手にマイクを持ち
気丈に暮らしてきた同胞たちの真の姿を
伝え続けることでしょう 統一慶祝放送局で

     2015年6月15日

話しが横にそれてしまいましたね。

香淑さんの「夢」に対するお話とオカリナ演奏は私を完全に夢の世界に連れて行ってくれました。


8.「コッツガッシ―操り人形」


9.縁(柳原さんの作曲)



パッカーションの安永さんの演奏がすばらしい!時には引き立て役、時には主人公と見事に弾き分けておられました。あるときは力強く、ある時は哀愁さえ帯びて自由自在にいろんな打楽器を見事に弾きこなしておられましら。ピアノの柳原さんも安永さんもさすがプロです。聞かせどころをちゃんと押さえてコンサート全体を引き締めて下さいました。













アンコールは「トラジ」でした。最初のトラジは少し硬かったのですがさすがアンコールの時はリラックスして素敵な演奏になりました。いつまでも聴いていたかったです。











2時間のコンサートを終え外に出てみると半月が出ていました。今年の中秋の名月は27日です。満月を期待したいですね。





阪急線梅田から地下鉄に乗り換えようと阪急百貨店の傍を歩いていたらなんと今日演奏に出てきた「王さまカボチャ」がショーウインドーに!思わずシャッターを押しました。





楽しくいろんなことを思い出させてくれた演奏会の夜は更けて行きました。


さぁ、充電は一杯したよ。明日からお仕事頑張ります。






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