ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

10月31日、542回目の「火曜日行動」です。

2023-10-31 18:34:28 | 火曜日
10月も今日で終わりです。




今日のレポーターはハルモニ会の平田さん、写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心ひとつに頑張りますね。



長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

こんにちわ 今日も火曜日行動、大人が子どもの夢と希望を奪わない、を始めます。

一日も早い、補助金の復活、高校無償化、そして幼稚園幼児教育の無償化が平等に行われるようにという思いで集まって訴えています。2012年からもう11年を越えて声をあげています。

残念ながら国の流れはこの11年間、過去の歴史と向き合い、差別と排外主義を無くするという点でむしろ後退しています。

民族教育の権利は、世界の基準から見た時当り前のことです。韓国では少数民族の教育のことがしっかり取り上げられてきています。
日本では、拉致問題・政治を口実にして、子ども達の学ぶ権利を奪い、最高裁という司法の場でお墨付きを与えるという異常な事態になっています。

負けたのは日本の良心と民主主義であり、朝鮮学校の良心、学ぶ権利が敗れたのではないと思います。だからこそ私達は、諦めない、という思いで毎火曜立ち続けています。

先日29日、生野区で大阪朝鮮初級学校の秋祭り・バザーがありました。沢山の方々が参加されていました。子ども達の公演、オモニたちのコーラスなど沢山の催しやバザーがありました。”いいね!生野って””いろんな人が一緒に暮らしてて活気があっていいね”そんな声が大きくなっています。これからもぜひ朝鮮学校のことを知ってもらいたいです。






金さんのアピールです。

東大阪のオモニ

こんにちわ  金と申します。
仕事をしながら3人の子どもを朝鮮学校に送りました。

植民地時代に民族のすべてが奪われて、私達の両親在日一世の時代から色々かわりましたけど、今現在、教育の良心が無くなってしまった大阪で、私達の良心は変わらないです。民族を愛して、祖国を愛して、同胞たちを愛する私達の良心は変わらないです。来たときはいつもそんなことを思ってこの場にたっています。

長男が高校生の時に補助金が無くなりました。10年以上前のことですが、府知事であった橋下さんが朝高に来られました。各クラスの授業を見て、素晴らしいといい、ラグビー部の練習にもにこやかに加わりました。長男は満面の笑みを浮かべて学校から帰ってきました。”補助金行けるで!苦しい思いせんでええで”と言いました。

ところがその後どうなりましたか。私は裏切られたと思いました。

政治家の良心はどこにあるんでしょうか?司法の良心はどこにあるんでしょうか?

子ども達の教育は守られてしかるべきなんです。

大阪には沢山の外国人の方がいます。今インバウンドで多くの方が来られています。
私達の教育が踏みにじられているのを見てどう思うでしょう。

そんな大阪にしてはいけないと思います。日本に良心的な方は沢山おられます。

大阪が、文科省が、あるべき姿に戻って補助金を復活してくれることを願っています。

みなさん、どうぞ朝鮮学校を知ってください。だれもが住みやすい地域を共に作っていこうではありませんか。




火曜日バンドは不滅です❗



岡田さんが今日も積極的にマイクを持たれました。

岡田さん

今年の春の統一地方選挙で維新の会は多く当選しました。その時に公約に掲げていたのは、大阪の教育の無償化なんですね。

大阪の教育の無償化を掲げて勝ったんですが、朝鮮学校の無償化なくして大阪の教育の無償化は出来るんでしょうか!このことなくして公約は守れません。

朝鮮学校への補助金を復活し、高校無償化の適用を行ってください。




平石さんもマイクを持たれました。

平石さん

先日、モンダンヨンピルの映画祭で、コンサートの時に行きました。色々な方がいて、歌われていました。コーラス、ソロなど本当にいいコンサートでした。

11月2日には、わたしも関わっている南大阪朝鮮初級で催しがあります。ぜひ来てください。









オモニ

東大阪初級の6年生のオモニ達です。いつも本当に仕事が忙しいんです。

物価の高騰、補助金を切られた朝鮮学校に通わすお金、大変な中、伝えたくて駆けつけてきました。
毎年この時期、子ども達は芸術サークルによるコンクールがあります。私も始発で東京に行ってきます。
そこでは子ども達が、文化、芸術を朝鮮の言葉そして歌、踊り、楽器を通して本当に素晴らしい舞台を繰り広げてくれます。民族の言葉や文化を継承して育んでいく、そんな朝鮮学校のどこが問題なんでしょうか。
吉村知事、朝鮮学校へきて、子ども達の姿をみてください。日本の学校へ通う子ども達と何ら変わりはありません。私達は子ども達が当り前の権利を獲得するまで前へ前へとやっていきます。

歌とシュプレヒコール

歌  「声よ集まれ歌となれ」
*子ども達の学ぶ権利を保障せよ!
*朝鮮学校の子ども達を差別するな!
*朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!
*朝鮮学校に補助金を復活せよ!
*行政が差別するな!






大村さんもマイクを持たれました。

大村さん

私は鳥取の米子に行ってきました。米子で同胞の集まりがあり、交流してきました。

人口減少の問題もあり、鳥取、島根には朝鮮学校が一校もなくなりました。米子から岡山県の朝鮮初中学校へ送っている方、高校は広島の高級学校へ送っている方がいるというお話を聞きました。

大変な思いをしても、言葉、文化、歴史を学ばせたい、繋いでいきたいという思いを感じました。大阪でも8校から4校になりましたが、守っていかなければならないと思いました。

11月3日に北大阪初級で公開授業と秋まつりがあります。ぜひ来てください。



最後の歌はカンさんの音頭で「勝利のその日まで」❗



駐輪場での申し送りです。



来週はイベント満載です。よく考えて総てのイベントに参加できれば嬉しいですね。



来週も頑張ります。

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10月24日、541回目の「火曜日行動」です。

2023-10-24 17:48:27 | 火曜日
爽やかな季節になりました。今日も三々五々大阪府庁前に集まってきました。



今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんとニョニョです、今日も心ひとつに発信してまいりますね。



長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さま、こんにちは。朝夕は秋めいて肌寒いくらいですが、日中は相変わらず暑いような天気で、寒暖差が激しい中で、体調崩さないようにお気をつけていただきたいと思います。こちらは火曜日行動、朝鮮学校に学ぶ子どもたちの、夢と希望を大人たちが奪わないでほしい、大阪府が長年支給をしてきた朝鮮学校への補助金、これを打ち切られて12年を迎えようとしています。一日も早い補助金の復活、朝鮮高校への無償化の適用、すべての朝鮮学校の幼稚園に差別なく幼児教育の無償化が適用されるように、そんな思いをもって毎週集まっています。

今日は541回目の火曜日行動です。いつも素敵な音楽を奏でてくださるのは火曜日バンドのメンバー、ほとんどが日本人です。朝鮮学校に我が子を送っている保護者のオモニの皆さん、そして教員の皆さん、朝鮮学校を卒業し、今大学で学んでいる若いメンバー、そして日本人としていろんな立場で、朝鮮学校への差別が私たち日本社会の民主主義を壊してきた、そして、今日本の国が、過去の反省を忘れ、また戦争へ向かうような道を歩むときに、私たちが朝鮮学校への差別を見過ごしにするということが、日本をまた戦争へ巻き込んでいく道になっていく、そんな思いを持ったいろんなメンバーが参加をし、アピールをしています。

これから秋、運動会の後は、朝鮮学校で秋祭り、バザーが行われます。公開授業もあります。いろんな人たちに、朝鮮学校のありのままの姿を見てほしい、そんな思いでいつも呼びかけをしています。

私が朝鮮学校を支援する原点となる話は、私自身が大阪の生野区で、在園児の70%を超える子どもたちが在日韓国朝鮮人の子どもたちの保育園で保育士をしてきました。そこで全く日本の子どもたちと同じような保育しかしてこなかったことを、これだけ韓国朝鮮の子どたちがいるのだから、自分たちのルーツを知り、そして自分たちのありのままを認めていく、そんな民族保育を作っていこうと取り組む中で、本当に子どもたちが変わる姿を目の当たりにしました。

子どもたちの前で、それまで通名で名乗っていた保育士の先生が、金田からキン、西田がハンと名乗ると、子どもたちがうれしそうに「先生も朝鮮人なん、私も朝鮮人なんだよ」と話しかける。そして自分たちの言葉や文化が素敵なものであること、そして給食に出てくる、ビビンバやトックがとてもおいしくて、日本の子どもたちが「ビビンバどうやって作るのかな、お母さんにつくってもらおう」と給食の先生に、作り方を聞いて帰る。そんな中で子どもたちが、自分自身を認めて、アイデンティティーを持つということが、幼児期にいかに大切かということを見てきました。だからこそ朝鮮学校は、自分たちがありのままでいられる居場所として、魂のよりどころとして、本当に日本社会の中で大切な存在だと強く思っています。

今日は若いメンバーも来ています。朝鮮大学で学んでいて、実習生としてこちらに来られているメンバーから、アピールしてもらいます。




参加者の皆さん❗



朝鮮大学校の実習生の皆さん4人がアピールをしました。

朝鮮大学学生、李さん

 僕は高校3年間無償化から除外され、差別の中、3年間を過ごしてきました。その時は裁判の法廷にも行って、負けて悔しい思いをして、自分のオモニや家族も泣いている姿を見て、すごく悔しかったです。それは今も続いています。この現状を日本政府はどう見ているのか。またこの声に耳を傾けてほしいと思っています。今日本は、植民地支配からの責任もそうだし、反省はおろか軍国主義への道へ向かっていると思います。ほんとに危ないこと、今、パレスチナ問題、いろいろな戦争危機がある中で、日本政府がその方向に向かっていくということは、若者を死に追いやる、そこまで行くと思っています。僕たちの声を一つでも聞いて、今、頑張って学校へ通っている高校生のために、お金がほしい、そういうのではなくて、人間として生きる権利を少しでも与えてくれるようにお願いします。勝つまで闘争し続けるので、皆さん頑張りましょう。


朝鮮大学学生、金さん

 4年前、大阪朝高の3年生の時、僕はこういう形で同じようにアピールをしました。なぜ今もこのようにアピールをしなければいけないのでしょうか。毎週火曜日にここに立って、政府の皆さんの前で権利をくれと、平等な権利をくれと、当たり前の権利をくれと。この構図は少しおかしくないですか。12年間もずーっと闘争してきたのですが、どこかで慣れてきている部分があるのではないでしょうか。今こそ、耳を傾けてほしいです。これから僕の下の世代、僕の子どもたちの世代には、僕みたいな思いは、もうしてほしくないです。僕たちにも学びの権利を、同じく平等な権利をください。ありがとうございます。

朝鮮大学学生、金さん

 4年前、高校3年生まで大阪の朝鮮学校に通って、今回実習で大阪に来ているのですが、未だ変わらず、大阪府庁の前で高校無償化、補助金のための闘争をしているこの現実に、怒りと悲しみを感じています。国会では様々な子どもの権利のための議論が行われており、国連でも、いろんな対策、そして日本政府に対して朝鮮学校への差別に対する勧告が出ているにもかかわらず、変わらないこの現状を、私たち朝鮮人だけでなく、日本の皆さんと一緒に、もっとより良い社会をつくっていきたいと思っています。これからも火曜日行動続けていきたいと思いますし、帰っても文科省の前で、権利を勝ち取るために闘い続けたいと思います。頑張っていきましょう。

朝鮮大学学生、李さん。

今、日本政府2010年から始まった、高校無償化制度から、朝鮮学校を除外し、もうすでに10年がたちました。補助金の削減、幼・保無償化からの除外など、民族教育に対する差別を無くすことなく、もっともっと差別をしていっています。今、日本政府は平和な社会、差別のない社会ををうたっていますが、朝鮮学校の生徒たちが差別され制度から除外される社会のどこが平和な社会なのでしょうか。日本社会全体に差別意識が蔓延し、今当たり前のように在日朝鮮人に対するヘイトクライムもヘイトスピーチも起きています。

それでも私たち在日朝鮮人、朝鮮学校に通う生徒たちは、絶対に差別に屈せず闘い続けていきます。なぜなら私たちは、この日本社会において、在日朝鮮人であること、在日コリアンであることを恥じてしまうような、そのような社会の中でも、民族教育を受けることで、自分が朝鮮民族の一員であり、在日コリアンであることを誇ることができ、自分たちの国を知り、祖国を知り言葉を知り、歴史を知り、在日コリアンとしての生を全うすることができるのは、朝鮮学校があり民族教育があるからです。私たちが後輩たち、後代たちにも朝鮮民族としての誇り、在日コリアンとして生きることの素晴らしさをもって、生きていってほしいので、私たちは絶対に差別に屈せず、これからも民族教育・朝鮮学校を守り続けます。私たちに対するどんな暴力も、暴言も、民族の一員として誇り高く生きようとする私たちを止めることは決してできません。

先代たちが命を懸けて守り抜いた、そんなたった一つの学び舎であり、もう一つの祖国である朝鮮学校を、私たちは最後まで絶対に守り続けます。

コマッスムニダ。

長崎さん
 4人の話を聞いたら、歴史のバトンをもって、先達からの想いをもって、だからこそ朝鮮学校がこうした若者を育て、だからこそ日本政府がこれをつぶそうとしているのだということを、改めて思いました。もう一度大きな拍手を送ってください。コマッスムニダ。




参加者の皆さん❗



火曜日バンドは不滅です❗

参加者の皆さん❗

ヨシナリさんのアピールです。

ヨシナリさん

アンニョンハシムニカ。先週のモンダンヨンピルの映画祭の余韻が残っているところです。パク・ヨンイ監督の最終のトークイベントも行われました。高校無償化弁護団のイム・ジョンヒョクさんの話では「裁判には負けたけど、大阪では一度勝った。やったことに意味はある」とおっしゃっていました。

裁判を見ていた子どもたち、青年たちがいますので、将来的にもあらたな希望というものが、私は見えたような気がします。期待したいです。

又モンダンヨンピル事務総長のキム・ミョンジュンさん、「日本にある朝鮮学校の子どもたちの目の輝きが違うのだ」と、これに感銘を受けておりまして、私もほんとにそう思っています。「この問題は世界にも訴えていく必要がある」とおっしゃっていました。

540回を迎えてしまいました。先週、この場にはモンダンヨンピルから、チョンさんが来てくださいました。私たちの行動を見てくださっていて、この様子が自分自身にも力になると。私も気持ちを共にする、寄り添ってくれる人が韓国にもたくさんいるので大変うれしく思っています。私たちはあきらめず、同じ気持ちです。決してあきらめず、希望の力をもって行きましょう。この場をお借りして、チョンさんにも感謝の気持ちを伝えたいです。カムサハムニダ。




参加者の皆さん❗



ウリハッキョの保護者である朴オモニが、アピールされました。

オモニから

 30年前の朝鮮大学の学生です。現在は大阪朝鮮高校と中級部と初級学校の低学年と高学年、4人の子どもを通わせています。

後輩の力強いアピールを聞いて、自分のかつての姿を思い出しながら、私たちのころは、裁判の矢面に立たされることもなく、のほほんと。その頃は地域によっては学校を支援してくれる自治体も多く、特に大阪は朝鮮学校に対する補助はたくさん出ていたと聞いています。

今の現状は朝鮮学校に対する差別だけが、まかり通っている状況ですが、二日くらい前に聞いたニュースですが、今年、小・中学生の自殺者が581人、過去最高になったというニュースを聞いて、少子化の中で自殺をする小・中学生がいるということが、心苦しくて、なんでこんな日本になってしまったのかなと思ったときに、貧困とかいじめとかいろんな問題があるとは思うのですが、政府がやっている公然とやっているいじめも、子どもたちに影響しているのではないかな。朝鮮と名のつくものは何をやってもいいようなことを助長しているのが政府ですし、学校の中でも子どもたちが、ちょっと違う者、異質なものをいじめたりする世の中になっているのではないかなとちょっと思いました。

政府の公然としている差別を無くして平和な日本、朝鮮学校を含め、多様な、違いを認め合う社会になっていったらいいなと思います。日本の支援者の皆さま同胞の皆さまありがとうございます。いつも心の支えになっています。

今日は大阪初級学校から来ました。みんなダブルワーク、トリプルワークで働いている母親が多く、仕事一日でも抜けたら給料が減るという状況で、心苦しいけど出れないという方が多いのです。そういう状況も打開していきたいと思っています。これからも力合わせて頑張っていきましょう。

歌「声よ集まれ 歌となれ」

シュプレヒコール

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう




大村さんがマイクを持たれました。

大村さん

 先週私は休みました。沖縄の宮古島に行きました。今、沖縄では、南西諸島に着々と自衛隊基地が配備されています。そして宮古島にもミサイル基地の配備が着々と進められている。その様子を見に行ってきました。戦争がすぐそこまで来ている。絶対日本が戦争に突入するんだみたいな雰囲気を肌で感じました。

その宮古島は、戦争中には米軍の侵攻はなかったのですが、6万5千人の住民の中で1万2・3千人が徴用され、残った5万人余りのところに日本兵が3万人も配備されたのです。宮古島では食糧難。日本兵を先に住民は後回しで、飢餓でマラリアでたくさんの住民が亡くなりました。その宮古島は、16か所にも慰安婦の場所がありました。たくさんの日本軍慰安婦がおった。住民で子どものころに見たという話も聞きました。

アリランの碑というのがあって、日本軍慰安婦の人たちを慰霊するための碑が2008年にやっとつくられたそうです。12か国語で刻まれていました。たくさんの朝鮮人の軍夫が強制連行で宮古島にも行って、日本軍の壕を掘ったりとか、強制労働させられてたとかいう事実も、いろいろ学びました。

宮古島がミサイル配備で、昨日の所信表明演説でも、防衛力の抜本的強化とか言っていましたが、宮古島では弾薬庫が集落のすぐそばにできているのです。もしそれが狙われたら、住民は避難する余地などないのです。北朝鮮のミサイル発射を口実にして、南西諸島に基地配備を進めている。このことについては日本人として、過去の戦争のようにならないように頑張らないと。沖縄とも朝鮮とも連帯しながら頑張らないといけないということを感じました。




オモニたちを先頭にみんな一緒にシュプレヒコールと「声よ集まれ 歌となれ」の合唱です。



最後の歌は、大村さんの音頭で「勝利のその日まで」❗



駐輪場での申し送りです。



大きな役割を担ってくれた朝鮮大学生たちに大きな拍手が送られました。



来週も頑張ります❗

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投稿詩 百年後の今十字架を担う  森本忠紀

2023-10-19 21:15:24 | 詩・コラム
 ⁂大阪府庁前での「火曜日行動」常時参加者の森本忠紀さんが詩を書かれました。ぜひお読みくださり、一緒に考えてくださいね。


百年後の今十字架を担う         森本忠紀

家庭ではみな、優しいお父さんやお兄さん、おじいさんなのに
そんな優しい人たちがどうしてあのように残酷なことができたのか
そのような疑問がよく聞かれる
それよりもぼくはその後のことが気になる
あんな惨酷な人殺しをやってしまった後は
家庭に戻って以前と同じように優しい
おとうさん、優しいおにいさん、優しいおじいさんとして振舞うことは
決してできなかっただろうと

通常、殺人犯が受けるような警察の追及も法による裁きも大方は免れた
でも やったことは決してなかったことにはできない
人殺しをやってしまったおとうさんを おにいさんを おじいさんを
家族はどのように迎え入れたのか
おとうさんがどれほど残虐な人殺しをしたのか
追及して議論巻き起こり大喧嘩 そのようなことはなかったろう
そのことで家族会議が開かれるというようなことはなかったろう
おとうさんの口から事実がもらされることはなかった
おとうさんは口を閉ざした
家族も触れることはしなかった
家中、家族皆が口を閉ざした
あったことがなかったことにされた
それが家庭の幸せ?
それが家庭の平和ということだったのか?

おとうさんは優しいおとうさんをやめたのだろうか
罪を腹に秘めながらやさしい
おとうさんを演じたのだろうか
優しいおとうさんを諦めながらやさしい
おとうさんを演じたのだろうか

ジシンカミナリカジオヤジ
恐いお父さんは恐がられながら愛されるおとうさんだった
本当は優しいおとうさんをやめることはできない
優しいおとうさんであるためにはすることがある
自ら犯した罪を隠さず認める事
反省し謝罪すること
犯した罪に相応する賠償をすること
自警団や在郷軍人会を即刻辞めること

自分のような罪を犯す人間を二度と出さないよう
そんな社会をつくろうと
そんな日本をつくろうと
そのための活動に残った命を捧げよう
犯した罪は決して消え去らない
常に贖罪を忘れない
そのために十字架を背負うこと
ぼくも一緒に背負いたい

本当は百年前になすべきことを
放置してきたのがこの日本という国
ぼくらの社会だ
百年間腐りに腐った魂を
清め蘇らせ取り戻すこと
朝鮮人関東虐殺から百年
今からでもできると信じたい



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10月17日、540回目の「火曜日行動」です。

2023-10-17 17:16:35 | 火曜日
秋です。青空です。心は晴れませんが、、、



今日のレポーターはハルモニ会の井上さんです、写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心ひとつに発信して参りますね。応援よろしくお願い致します。



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

府庁でお勤めのみなさん、ご通行中のみなさん、こんにちは。
一日も早い補助金の再開、無償化の実現を求めて今日も火曜日行動をスタートします。

14,15日と、モンダンヨンピル映画祭が東成区民センターで行われました。多くの人たちが映画、コンサート、トークショーに参加され、韓国から来られたクォン ヘヒョさん、モンダンヨンピルの若いメンバーから、朝鮮学校が日本にある意味、オモニのみなさんからは何故子どもたちを朝鮮学校に送るのか、が話されました。厳しい現実の中でも火曜日行動に来られるみなさんが何故明るいのか、オモニのみなさんがどこからパワーを得ているのか。朝鮮学校が国境を越えて心を寄せあえる場所だからこそ、心のオアシスになっているからこそ、各地で朝鮮学校が人数が減って経済的にも厳しくても心ある人たちが応援し継続していることをあらためて今回のモンダンヨンピル映画祭の中で感謝しました。

モンダンヨンピルからは無償化連絡会・大阪に10万円のカンパもしていただきました。
今日はそのモンダンヨンピル映画祭を支えてくださった若いメンバーの方もみえています。
みなさんにひと言どうぞ。




今週も参加された金さん❗



火曜日バンドは不滅です❗




☆モンダンヨンピル チョン さん

アンニョン ハシムニッカ 韓国から来ました。540回目ということで、どうしても感謝の気持ちを伝えたくて今日は参加しています。

映画祭をやりながらウリハッキョの周りにはこんなにあたたかい人たちがいるんだということが感じられて感謝の気持ちでいっぱいになりました。毎週この場所で活動されていることを海の向こうでフェイスブックなどを通じて見ています。暑い日も寒い日もウリハッキョのことを日本社会に知らせてくれて、自分がどうしたらいいかわからなくなったり、何もできなくて恥ずかしい気持ちになったりする時も、みなさんの活動を見て一緒の気持ちになることがみなさんの力になるかもしれないと思えたりします。

私は、2013年からモンダンヨンピルで活動をしています。ちょうど10年になります。
火曜行動のみなさんのひとり一人の顔は、活動の写真でよく見ています。今日は参加していない方がいるなあ、具合でも悪いんじゃないかなあ、とか思ったりします。今日は実際にみなさんの顔を見てうれしくなりました。大阪に来ている間に大阪のみなさんのあたたかさをすごく感じたので、明日帰りますが、仲間にも大阪のみなさんのあたたかい気持ちを伝えます。みなさん、健康に気をつけながら、一緒に頑張っていきましょう。カムサハムニダ


☆長崎さん

コマッスムニダ モンダンヨンピルはちびた鉛筆という意味で、東日本大震災の時に朝鮮学校を支援しようと、クォン ヘヒョさん、キム ミョンジュン監督らが作られ、以来ずっと朝鮮学校を海をこえて支援してくださっています。朝鮮学校は南北の架け橋、チョソンサラムにとって心のふるさとであるとして応援してくださることが差別の嵐が吹き荒れる日本に於いてどれだけ力になって来たかわかりません。もう一度拍手を送ります。コマッスムニダ

では、次は奈良の森本さん 三線と朝日歌壇に何度も当選する短歌。火曜日行動を文化でいつも盛り上げてくださる森本さんからアピールお願いします。



大和高田から毎週来られている森本さんが自作の唄を披露してくださいました。

☆森本さん

昨夜、金剛山歌劇団の奈良公演の応援歌ができてしまい、披露しないとと。電車の中でえらいことになったと尻込みしてましたがここまで来たら逃げられません。昨日できたばっかりの歌です。ぶっつけ本番でできたそのままを今日は聞いていただきますので、11月17日金剛山歌劇団奈良公演をどうぞよろしくお願いします。

  ♪ 昔から見てる知ってる
    いつもいつも見てる知ってる
    懐かしい響きだよ
その名はこんごうさん
元の名はクンガンサン

こんごうさんはクンガンサン
行こう行こうクンガンサン
みんなで行こうクンガンサン
みんなで歌おうクンガンサン
    ※繰り返し



大野さんがマイクを持たれました。

☆大野さん

今年の市長選挙に在特会の荒巻、2009年に京都朝鮮学校の襲撃にも現れた人物ですが、3%の得票、3万票を取りました。3年前にも対馬の市長選で20%の得票で今の市長と対決した訳です。原発のごみ処理場を議会が受け入れると表明したが、市長はだめだと言いました。

在特会は原発絡みで何か考えています。上関町の町長は受け入れると表明しました。議会は反対でも町長が決定権を持っているため決定しました。

関電の原発はすべて稼働します。相当ゴミが出る、上関町には年に1~2億、10数年間にわたり交付される、これに飛びついたこの町長は右翼です。ブルーリボンをつけて明らかに我々の運動に逆行する人です。一度このことを言いたかったんです。一つの参考にしてください。

☆長崎さん

少数意見を踏みにじることによって今の日本社会が成り立つ仕組みになっている、差別される人たちにだけ責めが負わされる、今パレスチナで行われているガザでの虐殺も、ハマスの襲撃が悪いという形で報道されるが、そこまで追い詰められたのは何故か、それまでどれほど酷いことが行われて来たのか、どれだけパレスチナの人々が殺されてきたのかは報道されない、朝鮮民主主義人民共和国の核のこともそこだけが取り上げられ、何故そこに至ったのか、道筋をつけようと対話を重ねて来たのにそれを裏切ってきたのはどこなのかはまるで報道されないで、殺される側が、差別される側が、そうされても仕方がないというところに押し込まれています。

原発処理場を上関や地方の色々なところに押し付け、沖縄では国からの横暴を司法は糺しませんでした。火曜日行動の輪で今痛みをもつ人たちとつながって声を上げていきたいと思います。



オモニたちのアピールと全員でのシュプレヒコールです。

☆オモニ

アンニョンハシムニカ 私は年に1,2回しかここに来れませんが、今日も日本の方々、韓国の方々、朝鮮の方々が来て下さって本当に感謝しています。

北大阪のハッキョに今子どもを通わせていますが、4人の子どもの一番上は15歳、3歳から朝鮮学校に通っていました。家に帰って来ても朝鮮語で喋ったりとても楽しく生活している姿を見て、日本社会で差別されていることを子どもたちはあまりわかってなく、私も幼い頃は何もわかってなく大人になってここまで差別をされていることを知りショックもありました。日本の保育園に働いていたことがあって、子どもたちからはキン先生と呼ばれていて父兄の方々も何の差別もなく応援してくださっていたのでみんながみんな差別する訳ではないんです。

でも、毎週こうやって声をあげているのが府庁の中の方々に届いているのかがとても心配になります。私たちを見て下さり、声を聞いて下さるのを願いながらアピールを終わります。


  ♪「声よ集まれ 歌となれ」

  *子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!
  *朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
  *朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!
  *朝鮮学校に補助金を復活せよ!
  *みんなの力で豊かな共生社会をつくろう!




最後の歌はいつものように歌舞団のユンさんの音頭で「勝利のその日まで」!



駐輪場での申し送りです。



今までも何回も差し入れしてくださった東成中本分会のホン分会長から差し入れがありました。ありがたくいただきました。



いろんなイベントが紹介されました、まさに秋です❗



古賀さんが金曜行動に参加された報告を簡単にされました、連帯の輪が
ドンドン広がっていることを肌で感じました。



来週も頑張りましょう❗

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10月10日、539回目の「火曜日行動」です。

2023-10-10 17:02:16 | 火曜日
秋めいてきました。雨の心配がありましたが三々五々今日も府庁前に集まってきました。



今日のレポーターはハルモニ会の平田さん、写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心ひとつに発信して参りますね。



大村さんの第一声始まりました。

大村さん

今日で539回目となります。今日も思いは一つで集まっています。

先日、北大阪朝鮮初級学校に行ってきました。朝鮮初級学校は再編で8校から4校になりましたが、その分、子ども達は沢山集まっています。これから近畿一円の学校で芸術発表会というのがあり、子ども達は一生懸命に練習しています。

私が行った時、サムルノリ=4つの民族打楽器を使った演奏なんですが、それを発表するとということで練習していました。表情が生き生きと輝いていました。

その後で、舞踊部が練習するのも見ました。朝鮮舞踊の創作舞踊で、チマチョゴリ姿で一生懸命踊っていました。

こうやって子ども達はハッキョで民族の文化を継承し、アイデンティティを育んでいくのかなぁと思いました。

朝鮮学校は民族の文化、言語、歴史を自然な形で身に着けながらしっかりと生きていくということを受け継いでいる、大切にしないといけない場所だと思いました。

朝鮮学校からは日本の社会と政治の姿が見えます。子ども達の姿を通して何をしないといけないか考えた一日でした。



火曜日バンドは不滅です❗



参加者の皆さん❗



南大阪地域の金さんのアピールです。

金さん

今日皆さんに伝えたいのは、本当に朝鮮学校を差別することがいいことなのかということ。

街頭に立って12年、みなさんもおっしゃる通り、行政による朝鮮学校への差別、また子ども達への不当ないじわる、これを本当に解決するためには政治家もそうですが、府庁で働いている皆様も声を一緒に上げて頂けないかと思います。

差別や偏見を解決する方法は、交流、または関心を持っていただくことではないでしょうか。

府下の朝鮮学校ではカウル(秋)マダンという交流イベントがあります。生徒達の授業を見て頂きます。日本の方も沢山来ていただけると聞いています。

私のいる南大阪初級学校は11月5日にマダンを行います。

1部公開授業、2部はアプロハムケの方達とパネルディスカッション、3部は料理焼肉などで交流です。

府庁で働く職員のみなさんも10/22、 10/29、 11/5のカウルマダンに積極的に参加していただけることを訴えます。




参加者の皆さん❗



エミさんのアピールです。

オモニ
私の娘は幼稚園から補助金を得られないまま高校を卒業していきます。吉村知事、どう思われていますか?

私達は税金を払っています。税金はあなたの思うように使えるお金ではないんです。
市民、府民の使う赤バスも無くなりました。あれやこれやの公共のものはどんどん不便になってきました。これはどういうことなんでしょうか?

都構想、PRにナンボ使っているんですか?あなたのポケットマネーでしてください。

皆さんから預かっているお金は、大阪を良くしようと預けているお金なんですよ。

私も税金を払いながら自分の子どもには還元されない、この気持ちがあなたに解りますか?

何より大事にされないといけないのは、子ども達の学ぶ権利です。

朝鮮学校の子も、私立の子も、公立の子も何ら差別なく、区別なくいけるように税金を使ってほしいと願うばかりです。




モンダンヨンピルの金さんのアピールです、僭越ながら同時通訳させていただきました。

モンダヨンピルの〇〇さん

(通訳による)
アンニョンハセヨ モンダンヨンピルで働いている○○と言います。よろしくお願いします。コロナ以降、中々来れなかったんですけど、今回、運動会にも行ったし学校も回ることが出来ました。

こんな難しい状況の中でも学校が守られていて、元気に過ごす子ども達を見て色々学ぶことがありました。

学校が無くなるかも知れないといううわさをソウルで聞いた時は、本当に胸が痛かったです。

日本政府の弾圧や差別によって、子ども達との出会いが少なくなることを心配しています。

ウリハッキョが無くなることによって、同胞たちが集まることが少なることを心配しています。

これからも、南も在日も皆が集まれるウリハッキョを守り抜かないといけないと思います。歴史的な問題、植民地支配の問題、みんな一緒に力を合わせ克服していきたいと思います。

これからも、国に帰ってからもウリハッキョを守るために一緒に頑張っていきたいと思います。




申さんの音頭でシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」❗

オモニたちの歌とシュプレヒコール

「声よ集まれ歌となれ」

*子ども達の学ぶ権利を保障せよ!
*行政が差別するな!
*朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!
*朝鮮学校に補助金を復活せよ!
*朝鮮学校の子ども達を差別するな!
*皆の力で豊かな共生社会をつくろう!





最後の歌は歌舞団のカンさんの音頭で「勝利のその日まで」❗❗



合唱のあと駐輪場に集り集合写真を撮りました。



火曜日バンドの古賀さんがまたまた文科省前での金曜行動に参加されるので集合写真を撮りました。連帯の輪がどんどん広がれば嬉しいですね。



2012年4月17日、第一回目の「火曜日行動」が始まってから満11年半があっという間に過ぎてしまいました。この年に初級部一年生になりオンマと一緒に参加したミユチャンはもうすぐ高級部卒業です。



10年が経てば山河も変わると言われますが、何も変わらなかったのは大阪市大阪府であり、日本政府です。



大阪で万博ですって?!笑わせないでください❗



来週も諦めることなく頑張ります❗

コメント
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