ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月30日、154回目の「火曜日行動」です。

2015-06-30 14:37:59 | 火曜日
6月30日、154回目の「火曜日行動」です。



  6月30日、154回目の「火曜日行動」元気に始まりました。雨の心配も無く無事始まりました。







   (横道さんのレポートです。)  

   長崎さんの一言ひと言に大人たちの責任において、なんとしても朝鮮学校の子どもたちの教育権を守り、差別を止めさせなければならないという強い意志が伝わってきます。

   長崎さんのアピールから(ごく一部です)

   なぜ朝鮮学校に子どもを送るのか。「言葉や歴史や文化を学ぶことで、ルーツに誇りを持ち、あるがままの自分を認め、どうどうと生きる」「自分のことを好きになる」朝鮮学校はそんな学校だから。とアボジ、オモニの思いを紹介されました。」(横道)








































  先週夏バテで来れなかった木村さんの娘さんも今日は元気な姿を見せて下さいました。「火曜バンド」順調です。













  「百折不屈」の精神が今日も生きています。

   ーアサさんのレポートを紹介いたします。ー

 「今日は、以前から気になっていた、朝高生が作った百折不屈の幕にびっしりと書かれた小さい、色とりどりの文字を読むことができました。幕の端っこを持って、視線の届く範囲で読みました。

 “当たり前の生活を”“真理はきっと勝つ”“必ずウリハッキョを守る”等など、上向き(前向き?)で、若者らしさが溢れていて、眩しかったです。

  むろん、困難なことや様々な思いを押し込めてのことでしょう。でも何より、この社会の中で、声をあげることを、諦めていない、この社会に失望していないことを嬉しくおもいました。私たちも、それに応えられるよう、出来ることをやっていきたいですね。」(あさ)










  パク・サユさん久々の登場です。






  アピールが途切れることなく続いています。歯切れの良い朴さんです。










  久々のキム・ユハさんはお仕事を休んで来られました。「自分の住む大東市では子供たちに教育助成金が出ているのに大阪市はなぜ5年間もストップさせたままなのか。大阪市大阪府は恥ずかしくないのですか?」と優しい声で詰め寄りました。




    (横道さんのレポートです。)

  「青年同盟の高さん。

   朝高生たちにとって人生で大事な3年間だ。「無償化」差別が学校生活に影を落とすのではと思うと心が痛む。他市で補助金再開のニュースがあったが、何もすばらしいことではなく、当たり前の権利である。大阪府・市が異常である。当然の権利をたたかって勝とろう!」と若者らしい力強いアピールをされた。」(横道)


   「日本は植民地支配を認めることなく、弾圧と同化政策で民族教育を抹殺しようとしている。

   このような植民地主義体質を残す日本の現状を、わたしたち日本人は自己の責任として受け止め、たたかわなくてはと思う。」(横道)














  最後のシメです。




  親子で参加の高先生と光徹青年!素敵です。


  合唱後またいつもの場所に集まって総括です。城北や中大阪の納涼大会の宣伝が始まりました。映画の宣伝もありました。











  最後にパク・サユ監督が「60万回のトライ」の全国上映が続いている中、沖縄でも上演されることが決まったと嬉しい報告がありました。


  いっぺんに盛り上がりました。来週も頑張ります。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画を観ました。「国際市場で逢いましょう」

2015-06-29 13:01:19 | イベント



[국제시장]보고왔어요.너무 울어서 머리가 아파요.이 영화는 가족을 사랑하는 한 사나이의 영화이지만 1천만 이산가족 모두의 이야기 ,우리 민족이 겪은 분단 70년의 이야기,지금도 진행중인 이야기예요.


心斎橋のシネマートで「国際市場で逢いましょう」を9時45分から127分間見てきました。泣きすぎて頭がボーとしています。


この映画は家族を愛する一人の男のお話だけど、離散家族1千万のいいえ8千万わが民族の現代史を描いた大作です。


映画を見てこんなに泣いたのは初めてです。多分自分の人生とダブらせて見たせいでしょう。


心斎橋まで足を運んで下さい。9時45分から午前一回しかしていません。是非是非見て下さい。人間を描いています.

















http://www.jorudan.co.jp/eki/movie/theater/1001819.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劇団Mayの「零度の掌」観てきました。

2015-06-27 21:25:10 | イベント





劇団Mayの「零度の掌」見てきました。

公演の間、何回も胸が苦しくなったけど逃げてはいけないと思いました。沈黙は美徳でもなんでもなく、沈黙からは何も生まれないと思いました。

祖国の分断70年がもたらしたものが何なのかを突き付けられました。66年間必死に生きてきたけど解決できていない問題が山ほどある事、改めて気付かされました。29日まで公演は続きます。皆さん、ぜひ自分の眼で見られ感じてください。






作者の言葉「世界は屁理屈の二次元ではなくて白い画用紙だ。光を描くには真っ黒に塗り潰さないといけない。そして真っ黒の上に描く光もはじめは小さな点から始まる。」




  May's frontview vol.34
「零度の掌」

出演■
柴崎辰治 木場夕子 田中志保 倉畑和之
宇仁菅綾 崔智世 金哲義

上田裕之 (イズム) のたにかな子
水谷有希 よしえ 石川晃(Placebo)

文悠綺

朴賢志


6月28日(日) 14:00/19:00
6月29日(月) 15:00
※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前です。

会場■シアトリカル應典院
大阪市天王寺区下寺町1-1-27/06-6771-7641
※会場に駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮ください。

料金■
【一般】 前売 2,500 円 当日 2,800 円
【中学生・シニア(65歳以上) 】 前売・当日共 1,500 円
【ペアチケット】 前売 4,000 円(2名様・予約のみ)
【リピーター割引 】 1,500 円(要チケット半券)

★映画『航路』割引
5/23より上映されてました九条シネ・ヌーヴォX、7月初旬より十三第七藝術劇場 にて上映されるドキュメンタリー映画『航路-ハンロ-』との相互割引です。

◎映画『航路』のチケット半券(レシート)をご持参の方は、500円割引 させて頂きます。
(1回限り/中高生・シニア・ペアチケット・リピーター割との併用はできません)

◎『零度の掌』のチケット半券を十三第七藝術劇場にお持ち頂くと、 映画『航路』が前売料金 にてご鑑賞になれます。

チケット取り扱い ■
◎ Corichチケット (5/10 12:00より販売開始)
https://ticket.corich.jp/apply/64724/

◎メール予約
may-1993@abox.so-net.ne.jp

件名:Mayチケット予約
記入項目:お名前/ご連絡先/ご来場日時/枚数/チケット種類 (一般・各種割引)

★チケット予約詳細は
http://may1993.syncl.jp/?p=custom&id=10215571


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3年前の6月26日、新報に随筆が掲載されました。「ふるさとへの道」

2015-06-26 10:27:05 | 詩・コラム
随筆
     「ふるさとへの道」
                     

「朝鮮学校無償化除外反対」を広範な日本の人々に訴えるため、「ふるさと」という詩を書いた日から一年が経った今年の夏、私は生まれ故郷、青森県平川市碇ヶ関(いかりがせき)を生後初めて訪ねた。



 63年前、身重であった私のオモニ(母)は、北海道にいるというアボジを探すため、6歳の姉と3歳の兄の手を引いて京都から列車に乗り、何回も乗り継いだ。

途中、列車の中で産気づいてしまったオモニが、やむなく碇ヶ関で下車し、あてもなくさまよっていたとき、親切に声をかけてくださった方がいた。その方が営んでいた木賃宿にたどり着いたオモニは産婆の到着を待てずに赤子を産み落とした。その赤子がまさしく私だったのだ。

6ヵ月後に北海道に渡り,行商をしていたがうまく行かず、やむなくドブロクを作ったことが「罪」になり刑に服していた父を待つ間、馬小屋で暮らした日々、父の出所後、函館に移り零下20度の浜で私をオンブしたままイカ裂きをしながら私たちを育ててくれた両親。

学校に通うことになった姉が、あまりにものいじめに耐えかねて登校を拒んだ為、東京の朝鮮学校を探して池袋に引っ越した事、空襲で片足になった祖父が京都にいるという便りを聞き一年足らずで京都に戻ったこと、坂の下の半洞窟の家で暮らしながら、祖父の引くリヤカーに乗り<ボロおまへんかー>と京都市内を回りながら生活した日々…

5歳になるまで出生届も出せず、自分の生まれた場所の住所も知らぬまま、青森から北海道、北海道から東京、東京から京都、京都から大阪へと転々と引越しを重ねてきた私たち家族にとって故郷とは一体なんであろうかといつも思っていた。

今年の3月11日、想像を絶する東日本大震災が起き、津波のため故郷を根こそぎ流されてしまった人々の痛ましい姿をニュースで見ながら、私は何かにとりつかれたように思い続けた。(行かねば、行かねば、今、生まれ故郷を探さねば必ず後悔する。)

私はインターネットで見つけた碇ヶ関総合支所に「私の生まれ故郷を探してください。碇ヶ関という村の自炊旅館だったそうです。」という手紙と、自伝史のような詩「ふるさと」をFAXで送り協力を求めた。

交信を始めてから一ヶ月が過ぎた頃、碇ヶ関支所から「お探しの木賃宿跡がついに見つかりました。隣に住んでいた方も見つかりました。着いたらすぐ支所に来てください」という夢のようなメールが送られてきた。

7月9日、東北朝鮮初中級学校での慰問コンサートを無事終えた次の日の朝、私は高速バスで弘前まで行き、奥羽線に乗り換え「碇が関」に到着した後すぐに総合支所を訪ねた。

日曜日だと言うのに支所長さんと、交信を続けていた黒滝さんが迎えてくださった。

碇ヶ関関連の書物や地図、明日の予定表、おまけに青森リンゴやジュースばかりか、生まれ故郷での夜を楽しんでくださいと70匹もの平家蛍までガラス瓶のホテルに入れて持たせてくださった。あまりにもの手厚いもてなしに言葉が出なかった。




翌朝、支所長さんと一緒に木賃宿の跡地に向かった。小高い山のふもとの閑静な場所に跡地はあった。跡地の入り口には江戸時代に山から引っ張ってきたという白沢の水場が残っていた。手を伸ばし沢の水に触れて見た。

冷たい!手のひらで水をすくい一口含んでみると、なんともいえない感慨に胸が震え優しかったオモニの笑顔が浮かんだ。



支所長さんと一緒に木賃宿があった頃から隣に住んでいたという花岡チエさんにお会いした。花岡さんは60数年前のことを一つ一つ思い起こしながら話してくださった。

 花岡さんのおかげで木賃宿の御主人の名前が外崎さんだったことも、この木賃宿が旅館代の払えない貧しい人々をいつでも迎え入れてくれた有難い自炊旅館であったことも知ることが出来た。

終戦間もないあの時代に、一目見れば朝鮮人であることが分かったであろうに見ず知らずのよそ者を暖かく迎えてくださった外崎さん。私の命の恩人、感謝してもしきれない。貴重な証言をしてくださった花岡さんの手を取り心から感謝した。



驚いたことはそればかりではなかった。木賃宿の屋号だけはどうしても探せなかったのだが、三笠食堂で食事をしていた時、御主人の阿部さんが思い出して下さったおかげで木賃宿の屋号が「大黒屋」であることまで判明したのだ。

 その後、支所長さんの案内で碇ヶ関の名所をひとつひとつ回りながら私は思った。碇ヶ関の人たちは何故こんなにも親身になってくれたのであろうか?「探せませんでした。」の一言で片付けることもできただろうに、詩「ふるさと」を読んで、同じ郷里を持つ者として他人事とは思えなかったと一緒に泣いてくださった黒滝さん。自分の事のように心配してくださった総合支所の皆さん!











碇ヶ関の人たちのおかげで無事この世に生を受けたばかりか、人生の黄昏期にまた大きな恩恵を受けてしまった私。母のように心優しい人々が住む村が私の生まれ故郷であったことが何よりも誇らしく嬉しい。

瞼を閉じれば碇ヶ関の人々が、三笠山や平川が、白沢の水場が、リンゴ畑が目に浮かぶ!紛れも無く碇ヶ関は私のもう一つのふるさと!

誰しも故郷を持つが私たちのように、異国で生まれ育った者にとって故郷とは一体どんな意味を持つのだろう。私たちの国が植民地にならなかったなら私が日本で生まれるということはありえなかったし、貧困と差別がなかったなら根無し草のように流されるままに生きることもなかったはずだ。




私は自分の生まれ故郷を探していたが決してそれは場所ではなく、私のルーツである父と母の人生そのものを知りたかったからかも知れない。二度と奪われてはならない祖国と、国を奪われた民がたどらねばならなかった人生を、後世に伝えなければならないという使命感があったからかも知れない。

ウリハッキョを守るため書いた拙い一編の詩がもたらした生まれ故郷との再会。私はこの日の感激を胸に、まだ見ぬまことの故郷を必ずや訪ね、亡き父母の霊前に花を手向けたい。そして碇ヶ関の人々のように国籍や民族を越え1人の人間として隣人を愛し朝日友好の架け橋になりたいと思う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週のお弁当と花たち

2015-06-25 09:41:31 | グルメ
今週のお弁当と花たちです。熱いですね。サルスベリ百日紅があちこちに咲いて、夏の訪れを告げてくれています。




















孫たちが育てている朝顔です。








大阪第四のヒマワリです。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする