ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

1月31日、229回目の「火曜行動」です。

2017-01-31 14:49:50 | 火曜日


寒い寒い朝です。府庁前に着き仲間の皆さんのお顔を見た途端、寒さなんて吹き飛びました^o^











今日のレポーターは「ハルモニ会」の平田さんです。梁ハルモニも早くから来られています。





頼もしい「火曜バンド」の演奏がみんなにもっと元気をくれています。全員、日本の方々です。向かって右側の松尾さんがお写真をたくさん送ってくださいます。いつもありがとうございます。





長崎さんの第一声が響き渡っています。

-長崎さん-

「先週木曜日に補助金裁判の判決が出されました。訴えてきたことを全く顧みない、行政に追随したひどい判決でした。

26日の報告集会には500人の会場にひとが溢れました。皆、諦めていませんでした。一世、2世の努力を私達が継いで守っていくと。

藤永さんは、敗れたのは日本の民主主義であり、植民地支配を省みない歴史認識だ。学園は直ちに控訴を決めました。これからも力を合わせて闘いますと話した。

私達は大阪府と市に判決は不当であり控訴すると申し入れました。千葉や東京でも不当判決に対し声を上げています。京都でも不当判決を許さないと集会が持たれました。


韓国でも支援が広がっています。ここでもそれぞれ怒りの声を一言づつ上げていきましょう。」(レポート平田)














5年近く共にたたかってきた仲間たちです。





イケメン三銃士も健在です。

















梁さんがアピールの先頭を切りました。


「大阪府庁の職員の皆さん、通行中の皆さん、報道等で補助金停止裁判に対する判決が出たことをご存じと思います。

4年間闘ってきた内容、集会・パレードで訴えた民族教育権を問うことのない判決が出されました。この判決に墳りを感じている。受け入れられるものではない。

この判決によって、より多くの人が知ってくれた。この判決に屈することなく控訴し、街頭活動や地道な活動をつづけていく。ウリハッキョで学ぶ子ども達、生徒達の笑顔を取り戻し、民主主義を取り戻すために闘っていきます。


大阪府庁のみなさん、色々な立場があると思いますが、私達みんなの民主主義の闘いのために、私達の権利のために一緒に闘ってください。」(レポート平田)














朴さんも続きます。

「先週、極めて不当な判決が出されました。朝鮮学校の問題だけではない。本当に自分自身の問題としてとらえてほしいです。京都大の駒込教授の判決の不当性を分析したコメントを代わって紹介させてもらいます。」


ー京都大学 駒込教授の判決の不当性を分析したコメントー

この判決の不当性は次の3点に要約できる。

①大阪府による補助金とは、元をただせば税金である。朝鮮籍・韓国籍の在日朝鮮人は、日本社会における永住者として、一般の「日本国民」と同様にありとあらゆる税金を負担している。その永住資格は、植民地支配の歴史の中で日本に渡り、定住するにいたったという、歴史に由来する権利でもある。それにもかかわらず、参政権を認められずに税金の使い道について議論できないことがそもそもおかしい上に、税金の一部が教育費として還元される道筋までもが閉ざされるのは不当である。この問題について「日本国民の血税を朝鮮学校に振り向けることに反対する!」というようなセンセーショナルな主張がなされがちだが、在日朝鮮人に限らず、永住資格を持つ在日外国人が、消費税のような間接税はもちろん、所得税、固定資産税などの直接税を「日本国民」と同様に負担しているという事実を見過ごすべきではない。


②大阪府が補助金支給の要件として、「学習指導要領に準じた教育」を掲げていることが不当である。朝鮮学校のような外国人学校は、多くの場合、学校教育法第一条に定める「一条校」ではなく、私立各種学校として位置付けられている。
「一条校」ではない私立各種学校は、学校制度体系上において不安定で周縁的な地位に止まる ことを引き換えとして、管理運営体制や教育内容をめぐる自由を認められてきた。私立学校法第5条の規定も、行政が私立各種学校の教育内容に立ち入ることを否定している。それにもかかわらず、「一条校」を対象として想定する学習指導要領を持ち出して、「学習指導要領に準じた教育」をしなければ補助金を支給しないという対応は、不利益措置を媒介とした間接的強要である、しかも、「学習指導要領に準じた教育」という時の「準じた」は恣意的な解釈の余地が大きい。20年近くにわたって継続してきた補助金支給を、このような条件により中止することは、行政の継続性を損なうものであり、行政への信頼を失わせる。さらに、原理的には、朝鮮学校のみならず、地方公共団体から の補助金を不可欠とする大多数の私立学校の存立基盤をも脅かすものとなるだろう。



③大阪府は補助金を支給しない要件として、「公安調査庁による調査の対象となっている団体」とのかかわりを挙げている。これは実質的に朝鮮総連を狙い撃ちとした規定である。日本と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)という国vs国の対立関係。それに由来する不信や敵意、いわば「公安警察」のロジックを、教育の場にそのまま持ち込むべきではない。北朝鮮の政策に問題があるとしても、それはあくまでも外交交渉や、国連の人権関係委員会などへの働きかけを通じて解決に努めるべきである。日本の批准した「子どもの権利条約」第30条においても、民族的・宗教的・言語的マイノリティの子 どもたちが自己のルーツを確かめ、自らの文化や信仰や言語を守る権利を否定されてはならないと定めている。大阪府の定めた「大阪府在日外国人施策に関する指針」においても、「在日外国人学校の児童・生徒への嫌がらせや暴言・暴行などの事象」を防がなくてはならないと記している。今回の補助金支給停止は、大阪府による「児童・生徒への嫌がらせ」そのものであり、大阪地裁の判決はこれを追認し、正当化するものである。


 今日取り沙汰されている共謀罪をめぐる問題にもつながるが、実際の犯罪的行為によってではなく、思想や信条によって一定の人びとを「敵性国民」「犯罪予備軍」とみなして人権を制限するのは不当である。外交上においては不信や敵意を拭うこと が容易ではないとしても、子どもたちは憎しみの連鎖からできるかぎり自由であるべきである。その原理を認めず、「公安警察」のロジックで補助金支給の要件を定めるならば、まず「子どもの権利条約」の批を公に取り消す必要がある。(無償化連絡会ホームページより)







ーエミさんー

「はじめに参加されている皆さんに報告します。全国から支援の声が届いています。

静岡からは支援のチョコとカイロが届きました。これから長い戦いになると思いますがよろしくお願いします。」

(レポート平田)












熟年3人組の皆さんが交代でマイクを持たれました。


ーイチョルさんー

「ずっと、1905年の保護条約以降、植民地からの解放・独立のために闘っています。今も闘っています。文化、言葉が奪われ、奪った側が日本でした。こうしたことを受け継ぎ日本で市民の一員として暮らすことになりました。

大阪府は人権の保障される町を定め、“国籍や民族を差別せず、市民相互の理解を深め、不当な差別を防ぎ人権を尊重する”としています。

今回の判決は全く違うものです。府こそ抗議すべきです。日本の一市民として、人権を守る社会のために闘っていきます。」(レポート平田)






中山さんも続きます。

ー中山さんー

「判決がでました。朝鮮学校の子ども達には教育権が無いのでしょうか?こんな理不尽があってはいけない。行政の言う通りの判決です。司法の独立はないのでしょうか。許すことができません。」(レポート平田)











なんと、館山さんが道路をまたいでこられました。どれほど怒りがたまっていたことでしょう。

ー館山さんー

「府庁前に立って5年になります。先週の判決には心の底から、おさえることの出来ない怒りがこみ上げてきます。日本の司法の堕落を目の前にしたような判決でした。

山田裁判長と共に、橋下氏、松井知事、向井教育長も判決に責任があり、これほど大阪府・市に禍根を残したものはありません。

行政のみなさん、公務員のみなさん、無関心を示しているのを見てきましたが、あなた達が声を上げないといけない。

子ども達はこの辛い体験を胸に大人になるのですよ。大失敗、大失政なんですよ。なぜ声を上げないんですか。


子ども達の学ぶ権利には一切ふれない、行政の下僕と化した判決でした。


大阪に住んで良かったという大阪にしていくために、私達の声を届けるために訴え続けます。」(レポート平田)




ー山田さんのアピールー


「日の丸・君が代ネットの山田です。先ほどまで教育委員会に、日の丸・君が代を強制しないよう交渉を行っていました。

戦争をする国へ舵を取られようとしている。愛国心を子ども達に刷り込んで、教員を道具として使おうとしている。

この3年間で60名の教員が懲戒処分をうけている。今回の不当判決もこの闘いとつながっている。共に闘っていきたい。」(レポート平田)








今日は大村和子さんも黙ってはおられません。

ー大村和子さんー


「日本が批准した国際条約を無視し、憲法を無視し、行政に追随した判決に墳をおぼえる。


行政が率先して差別して、それを司法が追随する。


みんなに訴えていき、周りの人に話して、大阪府・市が改めるまで、頑張っていきたい。」(レポート平田)








必死に聞き取りをしてくださっている平田さんです。




久しぶりに横谷さんの100万ドルの笑顔が力をくれます。




大村淳さんもアピールされました。

ー大村淳さんー

「ここまでひどいとは思いませんでした。在日朝鮮人の子ども達の教育権を無視し、行政の態度をそのまま認めた判決です。心が震えました。


報告集会では、在日の方が「私達には基本的人権・子ども達の教育権もないのか。税金も払い、日本社会の中で頑張ってきたのにこのような仕打ちをうけるのか。」

「私達は悔しい思いをしてきたが、判決はこれからも下を向いていかないといけないと言ったのだろうか」「判決を出した日本は腐っている」と。


私は日本人として、このように朝鮮人を苦しめている、子ども達の教育権を奪っている判決を認めることは出来ません。共に諦めず闘っていきます。」(レポート平田)














入試を終えた朝高生も駆けつけてくれ、交代でアピールもしてくれました。



ー朝高生のアピール1-

先日、裁判を傍聴しました。知識は少ないですが、不当判決だと思いました。

私は文化、言葉を学びながらルーツを確認していっているのです。日本人の方も同じだと思います。このように確認していく教育があるのです。それが認められず残念です。

6年間、学んでいる間、保護者・父母はじめ日本の方たちが闘っている中で、卒業前に良い判決がでると信じていました。これからも後輩達が誇りを持って学んでいけるよう、認められるまで闘っていきます。


ー朝高生のアピール2-


不当判決が下され、怒りと悔しさを感じています。

3月で卒業します。後輩がこんな思いをしないようと思っています。

民族の歴史、文化、言葉を学びアイデェンティティを築いていける唯一の場所が朝鮮学校です。そのような学校を守るために闘っていきます。(レポート平田)















サンシンの森本さんは娘さんが作ってくれたゼッケンをつけていつも演奏してくれます。





京都から許牧師が又来てくださいました。斎藤さんも見えます。









最後はみんなで心新たに火曜行動の歌「この坂を上れば」を力一杯歌いました。











いつものように駐輪場に集まり、朝高生や他府県から来てくださった皆さんに大きな拍手を送りました、静岡の李恵順さんにも感謝の拍手を送りました。













時を同じくしてソウルの日本大使館前では零下4度にもかかわらず「火曜行動1人デモ」が行われ、昨年来てくださったキムソンミンさんが抗議してくださっていました。大きな力をいただきました。












火曜バンドの皆さん、お疲れ様でした。皆さん!人間の尊厳を取り戻すため最後までたたかいましょう!

(アピールの順番などはやや違っているときがありますが、ご了承くださいね。ニョニョ)










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1月の花とグルメと思い出と

2017-01-30 09:46:22 | 花たち
明日で1月も終わりですね。1月のお花とグルメ、画像に残っているものだけアップしますね。時間があればご覧下さい^o^










昨日いただいたお土産、一瞬でなくなりました^o^









冷蔵庫に残っていた冬瓜一本、サツマイモ一本、人参一本、玉ねぎ一個、にら1束でチジミを焼いたら32センチのフライパンで7枚焼けました^o^










(2年前にお友だちにいただいた琵琶を食べた後、種を植えておいたらこんなに大きくなりました。^o^)














































































































































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不当判決!2017年1月26日を決して忘れまい!  

2017-01-26 23:31:14 | 日記

2017年1月26日、今日は大阪地裁において「大阪府・大阪市補助金裁判」の一審判決が言い渡される日です。〈写真提供は「火曜行動」の中山さんです。)

12時半、大阪地裁の中を横断幕を掲げ、数百人の方々が行進して入りました。別館の中は人、人、人であふれかえりました。











午後1時に抽選券が配られました。半分ぐらいの方々が抽選に外れ報告を待ちました。私は「火曜行動ハルモニ会」の方々のお陰で中に入ることが出来ました。




(報告を外で待っている方々)



あっけに取られている間に判決が言い渡されました。身の毛のよだつような不当判決です。

言葉も出ません、人間の尊厳を賭けた戦いでした。愛しい子どもや孫たちが、たとえ異国で生まれ育っても自分が何者なのかをしっかり受け止め民族の心を忘れないでほしいと始めた民族教育です。1世達が建て2世たちが守り3,4世達が引き継いでくれているウリハッキョです。命の様に大切な心の拠り所です。子どもたちの心のふるさとなのです。

何故私が、私たちが日本で生まれ育ったのかなんて100%無視された判決です。植民地支配のあの痛ましい過去なんて一文字にも表れていません。まるで操り人形の様に行政の言うがままに、行政の示した筋書き通りの不当判決が言い渡されました。

人間の血が通っているなら、裁判長!あなたにも子どもや孫がいるなら、その口からそんなにも無慈悲な判決文を吐き出すことは出来なかったことでしょう。





午後2時半からは夜の報告集会に参加できない方々のための報告会が中ノ島公会堂内で行われ同時間に記者会見も行われました。

夜の報告集会は堺筋本町の中央区民センタ―で行われました。











怒りの報告集会となりました。会場には500名以上の方々が参加してくださっています。

連絡会共同代表の藤永壯さんが声明を読み上げています。

◼無償化連絡会・大阪 声明◼

学校法人大阪朝鮮学園が大阪府と大阪市を相手取り、2011年度分補助金の不交付決定取り消しと交付の義務付け、ならびに被交付者としての地位確認、国家賠償等を求めた裁判において、本日、大阪地方裁判所第7民事部は大阪朝鮮学園の請求を棄却する判決を言い渡しました。私たちはこのような不当判決を、決して認めることができません。

1974年度に始まる大阪朝鮮学園への大阪府の助成は40年近くにわたって継続されてきた事業で、1991年度からは「大阪府私立外国人学校振興補助金」が交付されていました。また大阪市も1990年度から「義務教育に準ずる教育を実施する各種学校」として補助金を交付してきました。

ところが2010年3月、当時の橋下徹大阪府知事は「北朝鮮という国は不法国家。関係する学校とか施設とかはお付き合いをしない」などと述べ、大阪朝鮮学園に対し、特定の政治団体と一線を画すこと、特定の政治指導者の肖像画を教室から外すこと、などのいわゆる「四要件」を補助金交付の条件として唐突に提示しました。

大阪朝鮮学園による対応の結果、教室の肖像画を外さなかった高級学校以外の初中級学校には、2011年3月に2010年度分の補助金が交付されました。ところが2011年度に入ると、教室だけでなく職員室からも肖像画を外すよう求められるようになり、そして2012年3月に毎年恒例の平壌での迎春公演に朝鮮学校の児童・生徒が参加していることが報道されると、大阪府はこれが学校行事でないとの確証が得られないとして、2011年度分の補助金を交付しないと決定しました。続いて大阪市も府の決定に追随し補助金不交付を決めましたが、交付要綱を改定したのは不当にも不交付の趣旨を学園に伝えた後のことでした。そしてこの大阪府・大阪市の決定が引き金となって、地方自治体による補助金交付の見直しが各地へ拡がることにもなりました。

「高校無償化」制度の不適用と併せて、こうした朝鮮学校に対する公的助成からの排除は、先の橋下前知事の発言からも明らかなように、朝鮮民主主義人民共和国との政治・外交上の問題を理由としていました。しかし大阪府の振興補助金は、朝鮮学校が「地域社会の構成員としての教育が実施されている」という認識にもとづき交付されてきたものです。教育の機会均等実現や民族教育の保障は、憲法をはじめとする国内法規や国際人権法に定められ、政府・地方自治体として実行しなければならない責務でもあります。実際に2014年9月には、国連人種差別撤廃委員会が日本政府に対して、朝鮮学校に「高校無償化」制度の適用とともに、地方自治体には補助金再開・維持を要請するよう勧告しています。

にもかかわらず、文部科学省は2016年3月、朝鮮学校へ補助金を交付してきた28都道府県知事あてに、事実上その見直しを求める通知を送付しました。日本政府および地方自治体が朝鮮学校だけを助成制度から排除することは、民族教育の権利を否定するという意味において、不当な民族差別であるにとどまらず、「在日朝鮮人は差別されて当然」という言わば「上からのヘイトスピーチ」を日本社会へ発信することになりました。

私たち「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」は2012年3月の結成以来、以上のような認識を大阪朝鮮学園および原告弁護団と共有し、この困難な裁判闘争を支援してきました。そしてこの間、大阪はもとより日本全国の心ある方々から、また韓国の市民運動から、大きな激励と支援をいただきました。支援して下さった方々にこのような残念な結果をご報告しなければならないことを、まことに無念に思います。

しかし大阪朝鮮学園の主張の正当さは、必ずや歴史が証明してくれることでしょう。私たちは不当判決に怒りをもって強く抗議するとともに、今後も大阪府・大阪市の補助金交付、そして「高校無償化」制度の適用を求めて闘い抜くことを、ここに表明します。志を同じくする方々のいっそうのご支援をお願いいたします。

2017年1月26日

朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪



東大阪初のオモニ会会長が演壇に立ち自分の心情を述べました。

「…私たちの子どもに絶望という言葉はあいません。・・・1世2世が守ってきた民族教育をこれからは私たち3世が守っていきます。」ときっぱり言い切りました。とても頼もしく思いました。

ある人はこう言いました。

「…きょうの判決は”行政救済判決”だ」と!まさにその通りだと思いました。

「私たちに正義は或る!」まさにその通りです。


グダグダ泣いている暇はありません。即刻控訴です。

「憤激、天に達す。怒りを持って、戦い続ける」この大阪朝鮮学園の声明のタイトルが私たち全員の心情です。

「敗れたのは朝鮮学校ではない、日本社会の良識であり、民主主義であり、人権意識であり、植民地主義を克服しようとする意識である」

コメント (4)
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1月24日、228回目の「火曜行動」です。

2017-01-24 16:41:40 | 火曜日
228回目の「火曜行動」です。
今年に入って最高の寒さだと思います。







今日のレポーターはハルモニ会の横道さんです。手が冷たいと思いますが,よろしくお願いいたします。写真は松尾和子さんが送ってくださっています。お疲れさまでした。




長崎さんの第一声が響きましたが、他の団体の方々も同時刻にアピールをされているので、スピーカー4つにはかないません。今日は、障がいのある人や難病を抱えいる人たちが、大阪府の医療助成制度改悪反対を訴えて、街宣されています。共に譲歩しながらアピールしあえたらよいなぁと思っています。

☆長崎さんのアピールから

「午後から雪の予報も出ている寒い中、228回目の火曜行動です。

2012年3月、当時の橋下大阪府知事が、朝鮮学校への補助金を停止して5年になります。
「北朝鮮の迎春公演に生徒が参加した」ことが直接の理由でした。
自分の祖国を訪れることがそんなに罪でしょうか?


補助金の支給停止は違法です。
全ての子どもは学ぶ権利があり、平等に生きる権利があります。
どの国で生まれようと、どの国に住もうと、自分のルーツを知る権利、言葉や文化を学ぶ権利があります。そして誇りに思う権利があります。
その権利を奪うことは国際人権規約に反しています。


補助金の支給停止で朝鮮学校は経済的に困窮状態になっています。
生活を維持する給料を払えなくて大好きな先生が辞めていかれる。
保護者の負担が大きくなって日本の学校に進学せざるえなくなり、友達と別れる。
子どもたちのこんな悲しい思いを知ってほしいと思います。


先日、在特ヘイト集団の攻撃に対し裁判に立ち上がり、勝利を勝ち取った、京都朝鮮初級学校のパクオモニのお話を聞きました。
なぜ立ち上がれたか。「傷付けたのも日本人だが、共に闘っている日本人や弁護士の方々に勇気をもらった」
もう一つは「大人が子どもに見せることが出来るのはただ一つ、諦めない勇気」と話されていました。

そして、なによりも嬉しかったのは、高裁判決が「民族教育が日本に存在する」ことを認めたことと話されました。


火曜行動も火曜バンドのみなさん始め多くの日本人が参加しています。
当事者だけの問題ではない。日本人の問題でもあるのです。

立ち上がった朝鮮学校と共に、お互いを大切にしたいという思いから、5年間共に闘ってきました。」

☆長崎さんのアピールから


「2012年9月朝鮮学校は大阪府・市の違法を裁判に訴えました。
その判決が今週1月26日にでます。
裁判での生徒や学生、アボジ、オモニ、ソンセンニムの証言から、ウリハッキョがいかに大切な、かけがえのない学びの場であるかが伝わってきました。


補助金裁判は大阪だけです。26日の判決は全国で注目されています。
全国の自治体に不当な補助金打ち切りが広がっているからです。


司法は子どもたちの学ぶ権利、生きる権利に公平な判断を示してほしい。
司法は、われわれに正義があることを示しほしい。
司法の良心ある判決を心から望んでいます。


今日は障がいのある人や難病を抱えいる人たちが、大阪府の医療助成制度改悪反対を訴えて、街宣されています。
朝鮮学校補助金停止も医療助成制度改悪も根は同じです。
一番してはいけない行政が差別をしている。
「いじめをなくそう」と言う行政が「いじめ」をしている。
命とくらしを守ることこそ行政の役割ではないですか。


勝訴判決の時は大阪府・市に控訴しないこと、速やかに補助金再開することを要求します。
私たちは勝利を信じていますが、万が一敗訴の場合も、闘いを諦めることはありません。
「子供たちの夢と希望を取り戻す」ために、「人間の良心と尊厳を取り戻す」ために闘い続けます。」(レポート横道)












サンシンの森本さんが短歌2首送ってくださいました。

「判決を二日後に控え傍聴人盛んに募る街宣現場」ちゅうき

「問うてみる差別反対言いながらこれまで何をやってきたのかと」ちゅうき































飛び入りの方が頑張ってくださっています。











他の団体の方々が火曜行動参加者の前を通っていきます、お一人お一人に「お疲れ様です、頑張ってください」とみんなで声がけしました。






長崎さんが45分間もお話を続けていらっしゃいます。喉が潰れては大変です。自分から進んで駆け寄り私もウリハッキョへの想いを込めた自作詩を朗読させていただきました。

「ふるさと」   


生まれ育ったところが故郷だと
誰が言ったのだろう
私には故郷なんてなかった
ふるさとがなかった


60年が過ぎた今も
両足首に残ったゴム紐の痕を見ると 
知らぬ間に涙が出る
優しかったオモニを思い出す 


北海道にいるという父を訪ねて
身重の母は姉と次兄の手を引き
幾度も幾度も列車を乗り継いだ
風呂敷包みひとつ頭に載せ


突然津波のようにやって来た陣痛
青森の小さな旅館の布団部屋で 
私をこの世に生み出してくれたオモニ 
自分の歯でへその緒を切ってくれた母


6ヶ月後に北海道に渡り
馬小屋で寝起きした日々 
函館の海でいか裂きしながら 
私達を育ててくれたオモニ


零下20度の凍て付くような浜風
私をおぶって浜で働いたオモニは
私の靴下が脱げない様
ゴム紐をきつくきつくまきつけた


青森から北海道へ
北海道から東京へ
東京からやっと京都に戻ったとき
私は5歳になっていた


生まれて初めて会ったハラボジ
空襲で1本足になったハラボジ
ハラボジのリヤカーに毎日乗って   
声張り上げた《ボロおまへんか》と

 
あの路地この路地、一緒に回った日々
いつも聞かせてくれた故郷のはなし
ハラボジが出してくれた出生届
出生地はいつの間にか京都市になっていた


家族そろって大阪に移り
りっぱな朝鮮人になれと
父、母が送ってくれたウリハッキョ
満員電車に押し込められて通った学校


初めて通ったウリハッキョは
藻川に沿った小さな小さな学校
体育の時間は広い川原でころげまわり
図工はのどかな川辺でいつも写生


麦飯とキムチだけの弁当
雨の日あちこちにバケツが並んでも
暖かい先生や友達に囲まれて
ちっともイヤじゃなかった、楽しかった


ア、ヤ、オ、ヨ…
歌う様にハングルを習い
子ども心に誓った
将来は故郷のアナウンサーになるんだと

    
ウリハッキョで学んだ日々
恋もし、喧嘩もし、悩みもしながら
進路について話し合った懐かしい日々
一度もなかった。孤独な時なんて


同胞のために頑張ろうと仕事を選び
済州島に住む長兄に会う日を夢見ながら
集会にも、デモにも参加した日々
夢は近づいては遠のいたり


疲れを知らなかった青春時代
休むことを忘れてた中年時代
突然悪夢の様に悲しみが押し寄せた日


それでも踏ん張れよと諭してくれた
それがウリハッキョ
オモニの様に温かかったウリハッキョ

生まれ落ちた場所さえ知らない私に
思い出と友と夢と勇気をくれ
愛する心を育ててくれたウリハッキョ


私にも祖国が在る事を教えてくれた
ウリハッキョはゆるぎない心の柱
私のふるさとは ウリハッキョ


決して誰も奪えない
私が通い、子供達が学び、孫達が通う
ウリハッキョ 心のふるさとを!

     

*ウリハッキョ 私達の学校〔朝鮮学校〕
*ウリマル朝鮮語 *ハラボジ祖父 *オモニ母





ほとんどの写真は松尾和子さんが送ってくださっています。ありがとうこざいます。












宋さんもアピールしてくださいました。


☆オモニのアピールから

「私の子どもは今受験の真最中です。朝鮮高級学校に進学することが彼女の希望です。
毎日頑張っています。

思えば彼女が初級学校5年生の時からこの府庁前に立ってきました。

子どもは成長しましたが、私は子どものために何かしてあげられたか?と自問します。

私の子どもだけでなく、子どもたちの学ぶ権利は、まだ取り戻してあげていない。

まだまだ頑張らなくてはと思っています。共にがんばりましょう!」(レポート横道)
















クッスンさんが今日もキャンディで参加者たちに元気を運んできてくださいました。











火曜バンドの皆さんは手が千切れそうなのに素手で楽器を奏で続けていらっしゃいます、どんなに励まされ続けてきたことか!228回目です!















最後はみんなで力いっぱい歌を歌いました!





いつものように駐輪場に集まりました。









いろんなアピールがありました。











長崎さんから最後にお話がありました。

「裁判所前東南角に12時半に集合して横断幕を持って入り口まで歩きます。ぜひ皆さんに呼び掛けて下さい。」と。

このブログを見て下さっている皆様、1時から別館・南玄関前で傍聴券の抽選が始まります。是非傍聴に駆けつけてください。

その時間に来れない時は、午後6時半から「大阪府・市補助金裁判 判決言い渡し報告集会」が中央区民センター大ホールにて行われますのでそちらに御参加ください。(地下鉄堺筋線・中央線ー堺筋本町3番出口を出てすぐにホールはあります。)

よろしくお願いいたします。










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Pum民族舞踊学院 第8期卒業記念公演

2017-01-22 21:18:40 | イベント



1月22日午後6時より東成区民センター大ホールにて「Pum民族舞踊学院第8期卒業記念公演」が行われました。

ひとりぐらしのクンハンメを誘っていってきました。携帯で写真を撮りましたが、一枚もちゃんと写っていませんでした、ごめんなさい、アップしようかどうか迷いましたが、記念にとアップすることにしました。ご了承ください。

金貴瑛さんの写真が鮮明で素敵だったので一部ブログに転載させていただきました、コマッスムニダ!

1部

1.オープニング 学院舞踊基本動作




































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2.舞踊「赤いリボン」



3.独舞、「ムルトンイの舞」











4.舞踊「美しい山河を訪れて」
















5.独舞「太鼓の舞」
















6.卒業作品 独舞、「鈴の舞」















休憩


第2部

1.卒業作品 「パラの舞」




















2.民俗舞踊「ハンカチおとし」










3.トゴの舞舞













4.民俗舞踊 「花帽子」




















5.卒業作品「小太鼓の舞」





























フィナーレ














































































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もう8期の卒業なんですね


おめでとうございます。益々の発展をお
祈りいたします。


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