ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

詩「ごめんなさい」

2016-06-29 17:48:09 | 詩・コラム

詩を書きました、ハングルで書いたのを日本語に訳しました。ぎこちなくまだ草稿の段階ですが、明日文学教室の日なので合評を受けてきますね。


≪ごめんなさい≫
             ニョニョ

200回目の「火曜行動」の日
大阪城公園に集まった人々と
学びの権利を奪うなと叫びながら
府庁周辺をデモ行進していたら

予想通り貴方は立っておられた
1時間も 唯一人 大阪府庁前で
≪朝鮮学校に補助金を!≫
胸のゼッケンがあまりに眩しい

幼い日の麻痺が生涯自分を苦しめても
差別を受ける朝鮮の子ども達を思うと
体より心がむしろ痛いと
4年の間毎週立たれたこの場所

向き合った瞬間胸が熱くなって
お体は大丈夫ですかと尋ねたら
照れくさそうに小さな声で仰った
≪一緒に歩けなくてごめんなさい≫

どうして貴方が謝るのですか
あの日も仰いましたね 入院された日
大腿骨が折れ身動きもできないのに
「火曜行動」に行けなくてごめんなさいと

朝鮮の子どもたちの笑顔を守れなければ
自国の負の歴史を清算できないと
貴方は両肩に重い荷物を背負って
今日も痛い足で立っているのですね

≪一緒に歩けなくてごめんなさい≫
いいえ 貴方は歩いてる
いつも 先頭を

《ごめんなさい 》
耳元を離れないその言葉
悲しみも苦しみも共に乗り越えてゆく
人間愛の歌が聞こえるようです


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月28日、201回目の「火曜行動」です。

2016-06-28 14:22:01 | 火曜日
朝、雨が残っていましたが正午には止むという予報通り雨がおおよそ上がりました。















府庁前到着です。




今日のリーダーは大村和子さんです。





レポーターは
「ハルモニ会」の朴さんです。よろしくお願いいたします


ー大村和子さんのアピールー

「大阪府職員の皆さん、通行人の皆さん、私たちは訴え続けて201回目となりました。

先週は200回目でしたが、いいことの200回記念ではありません。4年間、一回ごとに心をこめてお願いしてきました。

300名が教育塔前広場に集まり、朝鮮学校オモニから子どもたちがどんな思いでいるのか聞きました。

弁護士会木下弁護士のアピールもありました。「朝鮮学校への補助金不支給や高校無償化からの除外は違法だ!」と、弁護士会の会長の声明も出されました。

裁判は東京・埼玉・愛知・大阪・広島の5ヶ所に拡がっています。300名の中には朝鮮学校関係者・保護者・教職員・地域の青年・日本の支援者の方々、多忙な中、仕事の合間を縫っての参加でした。


 植民地支配がそのまま続いている差別をなくしてこそひらかれた社会ではないでしょうか。パレードを行い、その声が府庁にも届いたでしょう。


 朝鮮学校への補助金は公立小中学校の1/10、私立の1/3です。今まで、国からは何の支援もありません。


米軍基地が日本全体の74%を占める沖縄でつい先日、また一人の女性が犠牲になった。沖縄戦が今も続いている。


朝鮮学校にも戦前からの差別が根強く続く。国・ことば・名前・教育を奪う。日本の敗戦後、朝鮮人は苦しい中、朝鮮学校を建立。学ぶ権利があります。この権利すら奪おうとしている。


共に学び、国際的に生き、共に生きていく観点からも大事なことだと思います。」(レポート朴)






長崎さん、今日もマイクとスピーカーを運んで来てくださいました。




斎藤さーんと呼べば振り向いてくださいます。





いつもあたたかい井上さん



堺の金さん、休日を返上してきてくださいました。







今日はオリジナルトリオだそうです。



城北トリオです









「火曜行動」のシンボル的存在の梁ハルモニ元気にさかを登って来てくださいました。



おお、福島初級のオモニ会の皆さんと歌舞団の新人舞踊手です、うっとおしい天気を吹き飛ばしてくださいました。



静岡の岡田先生、今日もお疲れ様です




住吉から来られた松尾さんご夫妻です




アピール代わりました。大村氏です。

「朝鮮学校で学ぶ子どもたち、朝鮮語を学び、朝鮮の歴史・文化を学び、アイデンティティーを育む。

植民地支配下でなぜアイデンティティーを抹殺してきたのか、日本のリーダーのみならず、日本人大衆ものっかり正しいと思った。

自国のことばを学ぶことは自分自身を取り返すこと。文化や名前もそうである。

朝鮮学校では本名で呼び合い、生き生きと学校生活を送っています。日本学校では本名をなのるのは難しい。日本社会が考えねばならないのは社会の差別状況だと思います。

民族衣装に墨をぶっかけたりすることもありました。昔のことではありません。登下校時に暴力を振るう事件もあり、民族衣装ではない第2制服ができました。


安倍内閣は無償化の対象として適正だということは明らかなのに、朝鮮学校を除外しました。

朝鮮学校に対する補助金はわずかですが、一番先に不支給にしたのが大阪です。

経営困難に陥れ存続不可能にしようとしているとしか考えられません。

過去の歴史を振り返る課題が生じるからです。


差別をされる側はもちろん、する側も幸福だとは考えられません。物事を知ることが大切です。

差別がなぜ残っているのか、役所で仕事中の皆さん一緒に考えましょう!」(レポート朴)






2012年5月から今日まで館山さんのこの広い背中がどんなに私たちに勇気をくれ、人間はどう生きねばならないかを教えてくれたことか・・・





枚方から毎週府庁前に来られアピールをしビラを配って無償化のためたたかって来られたご夫妻!頭が下がります。





堺の金さん、どこに行っても必ずおられます。頼もしい仲間です






アピール代わりました。

~守口の元日本学校の先生~


 「オモニのことばを思い出すたびに胸が痛みます。


「今の行動を早くおわらせよう!一緒に考えましょう!」


 城北の交流会を創ったんですが、現在、民族学級が11校に設置されました。


 今年5月15日守口市「子ども祭り」にチマ・チョゴリ、パヂ・チョゴリでサムルノリを発表。多くの守口市民が集まる場でできたのがすばらしい。


 差別、政治的な問題をもちだすことを許しちゃいけない!」(レポート朴)








頼もしいハルモニ会の皆さん





ー「火曜バンド」の森本さんがマイクを持たれました。ー


「 先週は連日催しがあり圧倒されました。

劇団タルオルム『大空先生』の感想文です。



昨夜、劇団タルオルム『大空先生』を観た

タルオルムの芝居はなぜ好きなんだろう

目線の高さが好きなんだ

誰の日常にも潜んでいる悩み苦しみ

とても重いのにそれでいて正面から向き合いたくない

できればやり過ごしたい

でもそんなことをすれば青春は台無しだ

青春は悩みがなくて明るく輝くのではない

悩みに誠実に向き合うことで

青春は輝く

青春の悩みを苦しみを見逃さず立ち向かう

演劇でしかできない表現で

青春の断面を鋭く切り開く

青春の輝きを追及する演劇

劇団タルオルムが好きだ

くさいとか朝鮮へ帰れとかほざかれ

日本人と大喧嘩した大輝は言う

男と男の話や言うけどその前に俺は朝鮮人やと

大空先生は校庭キャンプを計画し

24時間ぶっ通し大告白大会を提案する

劇を見終わっても余韻でまだ体の中が熱い

(以下省略)」(レポート朴)





埼玉から洪勝浩さん初参加です。





ー保護者の玄さんもアピールしますー

「先週(200回)は保護者もたくさん参加しました。どんな思いで参加したのか、考えると胸が痛みます。日本の支援者の力も私たちの大きな支えになっています。


一昨年、ジュネーブの国連・社会権規約委員会に参加しました。

朝鮮学校に対する日本政府の差別行政について話そうとしたところで時間切れとなり、言えず憤っていると、NGOの人から自分の持ち時間(1分半)をもらい、思いを伝えることができました。日本の差別的な行いを世界は知っています。


恥ずかしいのは日本社会、大人の責任、自治体の責任です。


経済的にも保護者はたいへんです。にも拘らず仕事を割いて駆けつけてくれる保護者、ただ当たり前の権利を望んでいるのです。

一日も早く当たり前の権利が実現することを願っています。」(レポート朴)






火曜バンドが4人になりました



大村さんのまとめです


最後にみんなで「この坂を上れば」を元気に歌いました。






駐輪場で色んなアピールをしました



玄さんが大阪オモニ会主催のイベント「蒼のシンフォニー」の上映会のアピールをしました。試写会にも行きましたが、もちろん私も行きます。何回でも見ましょう。7月14日土曜日午後7時からドーンセンター7階ホールで上映されます。

来週も頑張りましょう!






 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3日間、連続で見た感動の舞台

2016-06-26 16:42:20 | イベント
木、金、土と3日間、感動の舞台を見て一年分のエネルギーをいただいた気分です。どの公演も写真撮影は禁止だったので、最後のところだけ写しました。ご了承くださいね。

23日木曜日「金剛山歌劇団」の斬新でエネルギー溢れる素晴らしい公演です。
「明日に向かって」

八尾プリズムホールが感動のるつぼでした。






「青商会」の9月11日のウリ民族フォーラム26in大阪のアピールです




























24日金曜日劇団「タルオルム」創立11周年記念11階定期公演「大空先生」、

朝鮮の子ども達の心を開いてくれた実在の先生のお話でした。在日の子どもたちが必ず通らねばならない道だけど少しの暖かさがこんなにも子どもたちに勇気と生きる力をくれるのです。等身大の物語は大きな共感と感動をくれました。













25日土曜日、神戸文化ホールに於いて兵庫歌舞団創立50周年記念公演「燃え尽きることのない民族の魂」が2000人近い観客が訪れる中、感動の幕を開けました。


たった3人の現団員

しかし彼らの後ろには

大勢の先輩たち

数百数千の同胞たちが共にいることを

全身で感じさせてくれた

感動の舞台でした

昔懐かしい仲間たちが

歌い踊り語り 楽器を奏でる姿には

民族の魂を守り続けてきた

全国の歌舞団員たち、

OB.OGたちの熱い想いが重なっていました
























































全国で共和国人民俳優が7名いるそうですが、そのうちの4名が兵庫歌舞団から輩出されました。わたしの初級部園田の大先輩だったオムグッチさんは残念ながらおなくにりになられましたが、残り3名の方が元気な姿で舞台を輝かせてくださいました。3人とも昔の仲間です。感無量でした。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月21日、200回目の「火曜行動」とミニパレードです。

2016-06-21 15:30:01 | 火曜日
夜中まで降り続いた大雨がピタッと止みました。青空が広がり始めました。




大阪城公園教育塔前です。





12時きっかり「火曜行動」始まりました。



今日のレポーターは「ハルモニ会」の平田さんです。よろしくお願いします。




ー長崎さんの開始のことばー

「2012年4月17日に火曜行動がスタートしてから、今日は200回目になります。

記念すべきことではないですが、諦めないという気持ちで、今日はパレードを行います。

明日は参院選の公示日、日本の政治が変わらないといけないというおもいも込めたいと思います。

火曜行動とともに、国と府・市に裁判を起こしています。今回の文科省の「通達」に対し、いち早く対応してくれた木下弁護士にお話しをして頂きます。」(レポート平田)






ー弁護士会の木下弁護士のアピールですー


「補助金再開の方を主に担当し、無償化の方にも加わっています。火曜行動に参加するのは初めてです。

ずっと子供の権利の問題を扱ってきました。そこで、2016年2月に文科省が自治体に、「通達」を出すことを知って、止めようと、大阪弁護士会4300名の会長の声明を出しました。

「通達」は出されてしまいましたが、愛知・埼玉・東京など5か所に広がっています。

今、全国38000人の会長の声明を出させることで頑張っています。普段、在日の問題、朝鮮学校の問題に取り組んでいない弁護士が取り組んでいます。」

ー長崎さんー

「有り難うございます。次に、大変な中、参加されているオモニにお話しをしてもらいます。」






ー中大阪の保護者金さんのアピールですー

「保護者です。一世と一緒に住みながら、子供を朝鮮学校に送ってきました。

朝鮮・韓国への植民地支配と、いじめとも思える今の政策に怒りをもっています。

また、一緒に闘っている沢山の有志のみなさんにはとても感謝しています。


私達は差別されることに慣れすぎていたと思います。

どんな小さいことからでも抗議の声をあげていきましょう。

私はオオサカのオバちゃんですから、“気いつけや あんたのことやで”と。一日も早く、教育を受ける権利を勝ち取りましょう!」

(レポート平田)




ー生野初オモニ会の方のアピールですー

「オモニ会の代表として話させてもらいます。

無償化から排除されて5年以上になります。声をあげた子供たちは、適応されないまま卒業していきます。こんな重い荷物を背負って・・

いつまで続けないといけないのでしょう。

在日朝鮮人に対し、日本政府は冷淡で、直接的に弾圧も加えてきました。無償化排除、補助金打ち切り、最近は自治体に補助金を打ち切らせるような介入をしてきました。あなたたちに、人間的良心はあるのでしょうか。


私達を差別することは、国際社会から見放され孤立していくことになるでしょう。

もうこの辺で仲良くできませんか。何がイヤなのですか。

子供たちの学ぶ権利を守るのは私達の仕事です。日本国民の仕事ではないですか。


生野オモニ会はこれからも、学校と子供たちを守っていきます。」(レポート平田)





朝鮮学校へ無償化適用を!!朝鮮学校への補助金の再開を!!


すべての子供たちに学ぶ権利を!!


みんなでシュプレヒコールです





12時15分パレードが始まりました。「火曜バンド」の生演奏が鳴り響いています



















































































大通りに出ました。








あら、岐阜の金さんこられたのですね。


































































































府庁前に着きました、やはり立っておられました!館山さん!

早く歩けないのでみんなに迷惑かけるからと100回目のパレードの日も200回目の今日もお一人で1時間もいつもの場所で立っていてくださったのですね。涙が出ます。胸が一杯です。












教育塔前に帰ってきました。静岡の岡田先生お疲れ様です!










ー長崎さんのまとめー

「おつかれさまでした。今日の参加者は300名でした。府庁前でも補助金の再開を強く訴えました。最後まで一緒に頑張っていきましょう!」








岐阜から来られた金さんを長崎さんに紹介しました。






ハルモニ会の皆さんにも紹介しました。









これからも頑張ります!皆さま、お疲れ様でした。








コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月21日、200回目の「火曜行動」が行われます。

2016-06-19 10:34:35 | 火曜日


이 사진은 4년전의 오늘 10번째의 화요행동에 처음 참가한 날의 사진입니다.

この写真は4年前の6月19日、初めて「火曜行動」に参加した日の写真です。

その日から今日まで、義兄の49日の法要、インフルエンザにかかった今年の3月1日の2回以外、府庁前に行かなかった日は一度もありません。





全て自分の意思で190回ブログにアップし、日本始め世界の方々に民族教育を守らねばならない理由、同胞のみならず広範な日本の方々の心からの支援に対しアピールして参りました。

「暇人やなぁ〜」とか、「火曜行動してなんか変わるん?」とか傷つけられた言葉も何回もありましたが、私はなんとも思いませんでした。

なぜなら今の私にはウリハツキョを守るためできることがこれしか無かったからです。可愛い孫たちが安心して学べることだけを考え、私の人生にたくさんのよろこびを与えてくれたウリハツキョに恩返しするには行動あるのみと思ったからです。


日本政府の理不尽な民族差別とウリハツキョ潰しは今日もつづいています。しかしこの間1万人近い方々が府庁前に訪れアピールをし、ビラを撒き、頭を下げ訴えてきた事実を誰も否定できません。








(100回目の火曜行動及びミニパレード)


この間どれほどの方々の心が一つに結ばれ真の友好親善がはぐくまれてきたかを偽善者たちは想像も出きないことでしょう。

「鋼鉄はいかに鍛えられたか」学生時代に読んだこの本のタイトルがいつも脳裏にあります。
























歩けなくなったら這ってでも行く事でしょう、子供たちの未来のためなら、、、


私たちの戦いは正義の戦いです。人間の尊厳を守る戦いです。


6月21日大阪城公園内「教育塔」前で12時から集会とミニパレードが始まります。「教育塔」はNHKホールの真ん前にあります。広範な皆様の参加をお待ちしております。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする