アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

自家製天然酵母パン

2007年01月29日 | Bread


自家製天然酵母の道をやっと一歩を踏み出せました。初の天然酵母パンは、水の代わりに赤ワインを使いクランベリーとクルミを混ぜ込んだ、チーズともワインともとっても相性の良いパン。(なんでもっとシンプルなパンを作らなかったんだろう。。。

パン作りを始めてかれこれ4年半になります。いつか自家製天然酵母でパンを焼いてみたいとずっと思っていました。

ふわふわパンからスタートし、ふわふわパンの頂点(と私は思っている)のメロンパンも制覇。イースト多目のお手軽パンも、イーストの力はちょこっと借りるだけのじっくり発酵させる力強いパンも原理を理解。色々な配合でクロワッサンも作り、ハード系のパンの気持ちもつかみかけた「今が時期」と思い、レーズンから酵母を起こしました。



オイルコーティングされていないレーズンを煮沸したビンに入れて水を注ぎ、毎日1回ビンを振っては蓋を開けること1週間。蓋を開ける度にプシュっと音がして、ワインのような香りがふわっと漂います。レーズンが浮いた状態になったらあと一日で酵母エキスの出来上がりです。



これが出来上がった酵母エキス。もう惚れ惚れしますね~ じっと耳を澄ませると、シュワ~っと酵母の音も聞こえます。ものすごい勢いで上がっていく泡を見つめていると、つい15分くらい平気で過ぎてしまうんですよね。



この酵母エキスに粉を混ぜて冷蔵庫で低温発酵させます。この作業を繰り返すこと1週間、念願の天然酵母の出来上がりました。この状態になったらあまり手間は掛かりませんが、ここまで来る間は毎日かわいがってあげる必要があります。かなり酵母中心の生活ですね。粉と水を継ぎ足し継ぎ足しで、2ヶ月程持たせることが出来ます。

が・・・・・

落としました。。。酵母の入ったビンを冷蔵庫に戻す際にビンが手から滑り落ち、タイル張りの床の上で粉々に砕け散ったのです。。。 もちろん酵母はガラスだらけでもう使えません。しかも今作ったパンの上にも飛び散り食べることが出来なかったのです。ショック~~~。無事だったのは味見用に作った小さなパンのみ。焼きあがってすぐ半分むしって味見し、脇へ置いていたので生き残りました。記念撮影もこの1枚のみです。しかも片付けも大変。ひどい・・・

4年半思い続け、2週間かけて作った私の酵母が・・・と思うと涙が溢れますが、ま、人生こんなこともありますね 気を取り直して半分残っていた酵母エキスでまた酵母を起こしたので、1週間後にはリベンジ出来そうです。

今ふと思うと、ビンが砕け散った瞬間、私、「オーノーーー!!」と叫び、その後も英語で騒ぎ立てていました。こんな緊急時?にも英語を発していた自分にちょっとびっくりです。



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