ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

11名様 15250円也 !?

2016-12-22 13:04:00 | をかしら屋
先週のことだ。
最近では珍しい遅い時間の団体、11名様。
年に数回来られるのかな、顔はわかるという程度の畜産関係者さん達。
それでも互いに「なじみ」なのは場末のホルモン屋の良さ。

一次会でそうとう盛り上がったようだから、お安い設定にしましょうと、ちょうど「冬の感謝祭」実施中でもあり、「77円ホルモン」と「100円カルビ」、それに割安な「焼酎ボトル売り」でご案内した。



しかし、畜産生産者の食欲は「並」ではない。
もう少しホルモンをという事で、今月定番に加わった「めっちゃ大盛りホルモン」を2皿。



これは名物の「ごちゃ混ぜホルモン食べ放題」の「ごちゃ」をさらりと仲間で囲みたいというリクエストに応じたメニューで、「ごちゃ混ぜホルモン」を「1㎏」盛った皿でなんと1800円(税別)という割安設定。(たぶんスーパーより安いかな?)

こそっとメニューの最下段に置いたつもりが、やはりホルモンファンが見逃すはずも無く、結構な人気である。

二次会でこのボリュームで満足したかと思えば、やはり「をかしら屋」に来たからには、もう一つの名物「テッポー 一本焼き」を食べなくてはと出したとたんに「お代わり もう一本」。



そして〆は、ただいま半額の「盛岡冷麺」人数分!!

深夜につき従業員は既に返して店主一人で大慌て。

シンデレラタイムを過ぎて、楽しそうな一団はようやく帰途についた。
「御勘定は?」

へいっ、
「へいっ」って言って躊躇したのはレジ打ち間違いかなと思った、その金額。
11名様なり。ボトル一本、生ビール4杯、ジュース数本、特価ホルモン&カルビ人数前、めっちゃ大盛りホルモン1㎏2皿、テッポー 一本焼き 2本、冷麺×人数分 ほかで「15250円」。
確かめたが高級高性能計算機(レジ)に間違いは無い。
慌てたのは向こうも一緒。
「えっ、マスター、こんなんでいいのと」とお一人1500円に満たないのに驚きながら会計徴収。
「喰った、喰った。呑んだ、呑んだ。これで1500円かよ。」
おほめなのか、驚きなのか、不安なのか、やってしもうたと内心、少しうろたえ、少しだけ哀しい店主に来年もよろしくと挨拶してお帰りになった。

あ~あ、ついこの間、原価を計算し直しメニュー価格をいじったばっかりなのになぁ~
まぁ、これが「をかしら屋」のいいところさと自分に無理やり納得させて、明日を生きよう。

今日はたぶん忘年会最盛日。
早い時間は埋まっていますが、二次会にはぜひ「こんな感じ」ですがお立ち寄りください。
冷麺も品切れしないようにたっぷり仕込みました。

そして明日から三日間は祝日・土曜・日曜ですので「昼酒宵酒の日」三連荘開催。



ランチから昼休憩無しの通し営業。
18時半まではアルコールほぼ全品399円&豚ホルモン(シロ)食べ放題777円など、限定企画盛りだくさん。

なんたって「ホルモン屋」には鬼門の「クリスマス」って奴がありますので、あんなこんなでなんとか乗り切っていきたいという下心です。
常連客のご家族パーティーと、恒例の有馬記念検討会など数件のご予約をいただいております。
ここ数年の「統計」では、クリスマスに場末のしがないホルモン屋に来るのは「熟成」しきったペア(昔はアベックといったが、今は死語となりカップルと名を代えたらしい)と、単身赴任かつ仕事好きの中間管理職連中、はたまた彼女いない歴二十と数年の男子諸君であります。

毎年当たらない「クリスマス企画」を打って空振りしていましたが、今年もこっそりワインや和牛ステーキやチキンを仕込んでお待ちしていますので、怖いもの見たさにどうぞお出でください。

それでは、ハッピークリスマス!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。