ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

お天道様を見て、恥ずかしながら3度目が潤んだあの台風直下の日

2017-09-22 00:05:37 | をかしら屋
最初は何かわからなかった。
目が潤んだのである。
もちろんココロも齢に似合わず動揺していた。

「感激」ではない。
ただただ「感謝」であると、あとで気がついた。

しかも、三度も、ね。




主催者が台風の行方を慎重に考慮し、イベント自体は一時間ちょっと、当店も参加する飲食ブースはほぼ3時間遅れの正午頃から準備が整ったテナントから開始した。
全く間に合わない様相の中、当店も「鉄板焼きホルモン」に絞り提供を開始。
約4時間ほど、一回も手を止めることなく行列をさばいていった。
他のアイテムに手をかける余裕も無かった。



その間、その「三度もね」。
台風一過の青空に輝くお天道様を仰ぎ、ココロって奴が勝手に神に感謝したのだ。
無粋な錆きった我がココロが、さ。

今回の催事五連荘は確かに大きな賭であった。
出店料や仕込みに関わる仕入金額、従業員の手間もいつにないものだった。
大きなリスクを背負う事は覚悟していたが、まさかあの台風18号が、ひんまがってこちらに向かうとは思わなかった。
それだけに賭けの最終日、少し思うように行かなかった第二弾の結果を挽回しなきゃにっちもさっちもいかなくなる、そういう日の台風の進路に前日から「請う」あるいは「願う」というよりは平坦な心境になっていた。
リスクが多すぎて計算できない、あるいは考えたくないという心境だ。
決して、悟りではない。

そんな中の、少しばかり準備が整わない開催。
実施できただけで御の字。
そして、太陽の輝き。

まぁ、感極まるは!

「テキヤ殺すにゃ刃物はいらない。雨の三日も降ればいい。」

こうして、今年の最後の山場、催事五連荘は終わった。
リスクを取れる身でないことはよく理解していながら、挑戦せずにはいられない新しいチャレンジ。
結果は、7分の負け。

台風の分だけ、きっちり負けた。

しかし我が信条、負けるが良し。
ギャンブルは大きく負けてはいけないが、勝ちっぱなしは最悪。
7分の負けは良い方向だろう。

相変わらず先が見えないのはしょうがないが、先ずはお天道様と神に救われたと感謝せねば。

そんな、疲れ切った体調がさっぱり戻らない、今日この頃。

今週末、土曜日は「花巻空港フェスタ」。
日曜日はJ3「グルージャ盛岡」公式戦に出店。

すこしかわいいリスクを抱えて。

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