ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

レトロ空間で缶詰と遊ぶ

2012-04-24 09:47:19 | 第1紀 食べる・飲む
慌ただしい。
まぁ暇よりいいが、雑事で忙しいのはこれいかに。



昼まかないもとれそうにないから昨日は松園生協のうどんと天丼の弁当。
よくできているな、399円。

3週続けてふられた月曜日に卓の半分が予約だと聞いてココロ踊ったのだが、まぁね。
ご予約の方には感謝、感謝。
夜は残業でガツ洗い、ざっと1ダース。
手は胃液まみれで、まぁなんとも。
でも明日になればまた綺麗に仕上げたつもりでもなぜか胃液が出てくる不思議で強いガツ(胃袋)という物体。
主は死んでも食欲という「欲」は生きているのだな。
きっとワタシのもそうなんだろうと勝手に想像してみる。



その食欲が深夜食に選んだのはお決まりの「絹揚げ豆腐」と、キューリとチクワとシーチキンの和物。

前からそうなのだが、最近は特にサカナの練り物系がこよなく好きな自分。

そうそう野菜は安くなってきたね。
昨日は思わず松園生協で3000円も使った。
一週間分の単身食材としては量が多いが、ほとんど野菜でありまして、キューリの残り6本は芥子漬にしましたよ。



朝麺は山田の釜揚げ屋さんのアカモクうどんで、例の辛いビタミン大根と、高松のあの店風にタマゴ。
山田を食べながら讃岐を想いだす朝麺かな。


忙中閑ありで、先週のとある夜、店を少しだけ早引けして気になるあの店に行った。

ホテルカリーナ裏、バッカスさんの横の狭い階段を上ってついたのは「遊缶倶楽部」。

うん、噂で聞いていたしテレビでもみていたのだが、想像以上の異空間。
まさしく昭和レトロ気分の店内。

先客2名のカウンターに座り、キョロキョロしながら見た目よりうんと優しいご主人に生ビール(エビス)を注文。

いや~まいった。
カウンタの目の前には全国の缶詰のあれやこれや。
そしてカウンタの左端のワタシの前はスーパーボールのくじや小袋菓子。

なつかしい。

なつかしいのはワタシの生まれ育った家で、母が万屋を営んでいたから。
その狭い間口2間、10坪程の店内にはちり紙(昔はティッシュではなかった)や洗剤などの生活用品、鉛筆・ノートなどの雑貨、母の得意分野の毛糸や裁縫道具とともにお菓子と子供相手のくじが置いてあった。

その「置いてあった」店内を凝縮したのがこの目の前のカウンターの上にある。

うん、お父さん、ゆったりとビールを楽しむ素振りしてココロで泣いていたよ。
無垢な少年時代を想いだして。

ほんで、すっかり気に入ってしまった空間。

マスターにおすすめを聞いて、広島の牡蛎の燻製をサラダ風に作っていただいた。
おししかった。
燻製のその香りに、こりゃビールじゃないわいと棚のキンミヤを指定する。

生ビール2杯、キンミヤ一杯、つきだし、牡蛎の燻製で2500円なり。

ワタシのように気にはなっていても入りづらいなというアナタ。
大丈夫のことあるよ、優しい、ホントに優しいご主人が丁寧に説明してくれるから。

街の「ほっと」処、また一つ見つけました。


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