ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

【お知らせ】をかしら屋グループ1月営業カレンダー

2012-01-05 15:14:34 | 第1紀 をかしら屋
お知らせです。
「をかしら屋」グループ各店の1月は年末年始の振替休業を振り分けて取ります。
をかしら屋ホームページ」あるいは下記のカレンダーをご参照ください。
本日は松園店・本宮店が臨時休業となります。
また、昨年から実施していますが省エネ・節電のため、大通店では夜11時前後でお客様が退けた場合は閉店といたしております。
遅い時間のご利用の際は電話で連絡をいただければお待ちいたします。
よろしくお願いします。


星月夜(ほしづきよ)

2012-01-05 11:34:45 | 第1紀 読書・JAZZ
夜、仕事を終えて帰宅。
そこが花巻の自宅でも、盛岡松園の事務所でも車を降りて、先ず夜空を見上げるのが「癖」あるいは習わしだ。
昨夜、松園の駐車場の上の空は東半分が雲だったが、真上から西は綺麗な星空で、オリオン座などの冬の星座がくっきり見えた。

珍しく酒も少々にして寝床についたのは、実は読みかけの本のせいだ。
案の定、夜明近くまで読みふける。



「星月夜(ほしづきよ)」。
伊集院静の新刊である。

帯には「新しく、なにかに挑もうと決めた。初めての推理小説を書く事にした」とある。

それを先に読まなければ、「推理小説」とは思わなかったろう。
伊集院の彼らしい筆の進め方であって、ちょっといぶかった、あるいは蓮っ葉な、あるいは泥のような闇を伴った推理小説家のそれとはまったく異なると私は思う。

そこにあるのは、だれしもが哀しみとともにある人生というものを纏ったいつもの文なのだ。
時に激しく怒り、哀しみに溺れる事もあるが、彼の筆はそれさえも綺麗な音符にしてレクイエムのように静かに、夜の波のように言葉を綴る。


昨年は、故色川武大を書いた「いねむり先生」で小ブレークした彼だが、どうもここ最近になく新刊を出しまくっている。

うん、これはひょっとして、「ギャンブル」に大負けをして金稼ぎに必死になっているのかな??
と心配しながら思っている彼のファンはワタシだけなのでしょうか。
(だいたい彼が「サイン会」をするなんて、なかなか考えにくいものね)

  「伊集院静公式サイト」はここクリック  「星月夜」の出版社のサイトはここクリック


さて、「をかしら屋」。
本日5日、「松園店」「本宮食堂」は正月の臨時休業です。
「大通店」は営業。
ワタシは夜の部でお待ちしております。

じゃ、