ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

病気をして見えないものが見えた 「加藤諦三の言葉」から

2008-09-10 21:07:30 | 第1紀 生きる
大好きな番組、「テレフォン人生相談」の事はたびたび書いている。
この番組のパーソナリティー、加藤諦三さんのホームページがある事を知った。
そして、この詩に出会った。

もともとは、「たぶん」南北戦争に従軍した南軍の兵士がつくったものだという。
それに感動した人づてに、ニューヨーク大学付属ラスク・リハビリテーション研究所のロビーに掲げられた。
そして、日本にも2002年中日新聞のコラムに「失意の若者へ」という題で載り、そして加藤さんの著書でも紹介されたわけだということです。

さて、この作者不詳の詩を。


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大きなことを成し遂げる為に、
強さを求めたのに
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった


偉大なことをできるようにと
健康を求めたのに
より良きことをするようにと病気を賜った


幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった


世に人々の賞賛を得ようと 成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった


人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために 人生を賜った

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いは全て聞き届けられた
私は もっとも豊かに祝福されたのだ

                   作者不詳


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加藤氏はこの詩をもとに「無名兵士の言葉」(大和書房)を書かれたようです。

氏はこう書いています。

病気になれば、偉大なことができるように健康を求めない。ただ健康の有り難さを知る。
病気になれば誰でも苦しむ。
その苦しみをプラスにする人もいれば、マイナスにする人もいる。
その苦しみをプラスにする人は、病気できれいな心を育てる。マイナスにする人は健康な人への妬みの心を育てる。

なるほどと肯くほどの人生は送って来なかったワタシですが、やはりこの詩は一読して感銘を受けました。
衝撃というほどではないが、少しばかりの感動と共鳴と、そして何か得たいの知れない恥ずかしい気持ちを抱かせました。

論評は難しいので書きません。
あなたはどうお思いになったでしょうか。

ユア、ハッピー? お犬様ビールった、なんのこったい

2008-09-10 00:22:52 | 第1紀 生きる
盛岡保健所に行く所用があり、ついでに、というには少しだけ遠回りなのだが、吉田君の店、「ワインとチーズの店 よしだ屋」へ寄る。

本町の阿部魚店のそばにある、間口一間半の(もすこし広いかな?)地酒、地ビール、ワインとチーズや小物の店である。
といっても10坪ほどのこじんまりとした店で、「よしだ」君が一人でやっているわけだ。
店内に小さなテーブルとイスがあり、まあ洋風立ち飲みという感じで、本町界隈のマダムたちがベアレンなどを飲みながら、ひと泡吹かしている(わけないか)。

しかし、今日はなぜか、俺は盛岡じゃあちょっと強者の飲食店経営者だ、みたいなこわもてがベアレン二本を空にしてにらみを利かしていたので、挨拶をして早々に退店しようかなと思いながらも、帰りそびれて店内をぐるり。

何か愛らしいラベルのビールらしきものが目に止まる。



こりゃあ、相方のお土産にいいな。お犬様のラベルだし。
と思って。よしだ君に聞くと、これがなんと「お犬様向けのビール」なそうだ。

名前は「ハッピーラガー」。
詳しくは、このページで(クリックしてください)。

お犬様が散歩で疲れたときに、同じように喉からっからのご主人様と一緒に飲む、お犬様向け清涼飲料水なんだと。
アルコールは入っていないようだ。あたりまえか。

お犬様100匹で試飲というが、お犬様にも好みがあるようで、約6割が「お好き」とか。

ウチのポチはどうだろうかな、などと想像してしまう。
おねだりされても、今回が最初で最後だからねと言っておこう。
しかし、お犬様にはめっぽう甘い、おらほの相方様だからどうなることやら。

家の前の犬小屋のそばで、ポチが「ハッピーラガー」をごくり、じゃなくて、ナメナメ。
相方様も第3のビールとやらをゴクゴクなんて模様が目の前に浮かんでくる。

でも、どうせ、「こんな物、買って」とかと怒られるんだな、きっと。
男って、どうしようもない役回りなんだ。この女房族の前では。

ええい、持っていかないで、いまここで開けて飲むか。
「ワン」。