ゴールデンウィークとETC割引の影響が相まって,この連休中は高速道路が大渋滞になっているようです。
また,高速道路の出口付近では,ETCレーンのみが大渋滞という皮肉な結果になっているようです。
Uターンで高速道渋滞 休日割引効果(共同通信) - goo ニュース
安全第一で運転してください
連休中に高速道路を使用される方は(特に明日は連休最終日なので),十分ゆとりを持って安全第一で運転をしてください。
また,出口の渋滞についてですが,実はあまり知られていませんが,「一般出口にETCカードを示す」ことで料金の支払いができます。当然,1000円の割引料金は維持されます。あくまでも,「入るときにETCの機械を使っている」という条件さえあれば,1000円になるので,出口が混んでいるときは,一般出口を利用するようにしましょう。
っていうか,こういうこと,どうせ渋滞になるのが分かっているのですから,もっと早く告知するべきですよね。
ところで,今回の渋滞劇を見て小さな疑問が2つほど出てきました。
1 1000円でこの状態じゃあ,民主党のいうような高速道路無料化にしたらどうなるのだろうか?
2 これだけの大渋滞で,本当に景気対策になったのだろうか?
1についてですが,民主党のマニフェストには「高速道路無料化」があり,これにより物流促進を期待しています。
確かに,今回の割引措置は,トラックなどは対象になっておらず,言ってしまえば「ごく一部のブルジョアのみ」が恩恵を被る措置になっています。したがって,無料化すれば,トラックなどの物流も促進され,何よりも問題となっている「トラックドライバーの過剰勤務」の改善にも役立つのではないかと思われます。
一方で,一部の人の恩恵ですら,この連休中はこれだけの大渋滞を発生させました。そうすると,本当に無料化すると,高速道路は高速道路として十分機能するのでしょうか。下手すると,常時首都高並の渋滞にならないでしょうか。
高速道路で渋滞が続くと,もはや「高速」ではありませんから,物流機能はむしろ麻痺する可能性があります。
諸外国で無料化が成功していますが,日本の場合,自動車保有量が尋常ではないため,何か足かせがないと大変なことになるかもしれません。
2についてですが,一部識者は「予想以上に人が外に出たので,かなりの景気対策になった」と論評していました。
確かに,人が動くこと自体が景気対策には重要です。しかし,本当に大切なのは,「お金を落とすこと」なのです。
ところが,今回の場合,高速道路の恩恵を受けて外に出ようという人の絶対数が増えたのかというと,必ずしもそうともいえません。実際は,「電車や飛行機の代わりに高速道路で帰省した」人や,「高速道路云々に関係なく出かける予定だった」という人がかなり多いのではないでしょうか。
そうすると,実は「落とすお金はほとんど変わらない」っていうことになります。
むしろ,渋滞の弊害が懸念されます。結局,大渋滞が発生し,又はそれが予測されたために,「十分滞在しない」「早めに帰る」「予定を切り上げる」などをした方が多いと思われます。そうすると,必然的に「お金を落としてこない」ことになります。つまり,景気対策として不十分なのです。
そして,何よりも懸念されるのは,「営業車両が大渋滞に巻き込まれた」という点です。つまり,物流に支障を来しかねないということです。通常の経済活動自体に影響を与えてしまった可能性すらあります。それでは,景気対策どころの騒ぎではありません。
また,渋滞に巻き込まれている間は,お金を落とすことはできません。つまり,「経済活動が停滞」しちゃっています。
極端な話ですが,3時間渋滞に巻き込まれているのであれば,近所のコンビニでパンとおにぎりとお茶と雑誌でも買い,レンタルビデオでビデオでも借りて,自宅でテレビやビデオを見ている方が実は景気対策としては有益な行為なのです(誤解のないようにいいますと,高速で出かけるのが悪いと言っているのではありません。その政策を考えた人たちの考えどおり世の中は動いていない,っていう意味での例えです。)。
こんなところです。もちろん,「それに対する満足な対案」はありません。また,高速道路を安くするということは,発想としては良かったと思います。
あとは,「運用をどうするか」という点について,もう少し考えてみるとよかったのかな,って思います。
連休明け以降の土日の交通量がどうなるのか,また,「本当にお金を落とす」行動をしていたのか,この辺りの分析が待たれるところです。
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http://blog.livedoor.jp/yononakakoubou/archives/51476150.html
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/52346091.html
また,高速道路の出口付近では,ETCレーンのみが大渋滞という皮肉な結果になっているようです。
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安全第一で運転してください
連休中に高速道路を使用される方は(特に明日は連休最終日なので),十分ゆとりを持って安全第一で運転をしてください。
また,出口の渋滞についてですが,実はあまり知られていませんが,「一般出口にETCカードを示す」ことで料金の支払いができます。当然,1000円の割引料金は維持されます。あくまでも,「入るときにETCの機械を使っている」という条件さえあれば,1000円になるので,出口が混んでいるときは,一般出口を利用するようにしましょう。
っていうか,こういうこと,どうせ渋滞になるのが分かっているのですから,もっと早く告知するべきですよね。
ところで,今回の渋滞劇を見て小さな疑問が2つほど出てきました。
1 1000円でこの状態じゃあ,民主党のいうような高速道路無料化にしたらどうなるのだろうか?
2 これだけの大渋滞で,本当に景気対策になったのだろうか?
1についてですが,民主党のマニフェストには「高速道路無料化」があり,これにより物流促進を期待しています。
確かに,今回の割引措置は,トラックなどは対象になっておらず,言ってしまえば「ごく一部のブルジョアのみ」が恩恵を被る措置になっています。したがって,無料化すれば,トラックなどの物流も促進され,何よりも問題となっている「トラックドライバーの過剰勤務」の改善にも役立つのではないかと思われます。
一方で,一部の人の恩恵ですら,この連休中はこれだけの大渋滞を発生させました。そうすると,本当に無料化すると,高速道路は高速道路として十分機能するのでしょうか。下手すると,常時首都高並の渋滞にならないでしょうか。
高速道路で渋滞が続くと,もはや「高速」ではありませんから,物流機能はむしろ麻痺する可能性があります。
諸外国で無料化が成功していますが,日本の場合,自動車保有量が尋常ではないため,何か足かせがないと大変なことになるかもしれません。
2についてですが,一部識者は「予想以上に人が外に出たので,かなりの景気対策になった」と論評していました。
確かに,人が動くこと自体が景気対策には重要です。しかし,本当に大切なのは,「お金を落とすこと」なのです。
ところが,今回の場合,高速道路の恩恵を受けて外に出ようという人の絶対数が増えたのかというと,必ずしもそうともいえません。実際は,「電車や飛行機の代わりに高速道路で帰省した」人や,「高速道路云々に関係なく出かける予定だった」という人がかなり多いのではないでしょうか。
そうすると,実は「落とすお金はほとんど変わらない」っていうことになります。
むしろ,渋滞の弊害が懸念されます。結局,大渋滞が発生し,又はそれが予測されたために,「十分滞在しない」「早めに帰る」「予定を切り上げる」などをした方が多いと思われます。そうすると,必然的に「お金を落としてこない」ことになります。つまり,景気対策として不十分なのです。
そして,何よりも懸念されるのは,「営業車両が大渋滞に巻き込まれた」という点です。つまり,物流に支障を来しかねないということです。通常の経済活動自体に影響を与えてしまった可能性すらあります。それでは,景気対策どころの騒ぎではありません。
また,渋滞に巻き込まれている間は,お金を落とすことはできません。つまり,「経済活動が停滞」しちゃっています。
極端な話ですが,3時間渋滞に巻き込まれているのであれば,近所のコンビニでパンとおにぎりとお茶と雑誌でも買い,レンタルビデオでビデオでも借りて,自宅でテレビやビデオを見ている方が実は景気対策としては有益な行為なのです(誤解のないようにいいますと,高速で出かけるのが悪いと言っているのではありません。その政策を考えた人たちの考えどおり世の中は動いていない,っていう意味での例えです。)。
こんなところです。もちろん,「それに対する満足な対案」はありません。また,高速道路を安くするということは,発想としては良かったと思います。
あとは,「運用をどうするか」という点について,もう少し考えてみるとよかったのかな,って思います。
連休明け以降の土日の交通量がどうなるのか,また,「本当にお金を落とす」行動をしていたのか,この辺りの分析が待たれるところです。
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今は、折角ETCの機械をお金掛けて付けたんだから元を取らねばって感覚も交じっての事象かと思います。また、期間限定的な感覚もあると思います。
無料化されれば、それらの感覚は無いでしょうから、最初の一か月くらいは同現象が出る可能性がありますが、今回みたいにGWの直前にやらなければ、結構スムーズに行くのではないでしょうか?
考えが甘いかな^^;?
5月2日に上高地まで行ってきました。
高速代5000円のところ1000円でした。
交通量は多かったものの、渋滞にはまることなく帰ってきたのですが、
前日夜に出発して、車中泊、寝不足でえらかったです。天気重視なのと、1日が仕事やらバタバタしたせいもあって。
このGW、渋滞だけでなく、事故がかなりあったようですね。なかでも多いのが渋滞中の玉突き。事故が1つ起きるだけで、かなりの損失ですよね?
渋滞対策にも有効なようですが、車間をあける。これは心がけて欲しい。これだけでも事故が激減します。
また煽っても疲れるだけで、到着時間は変わらないですよ。(うさぎとかめです・・・)
無料化になっても「最初だけ」って感じかもしれませんね。でも,盆と正月とGWは今以上に混むかもしれません。
一つの目安が,今年初めて起こる「秋のGW」ですね。この時期は,確実に総選挙が終わっていますから,その時の政権がどのように対応するか,注目点かもしれません。
今回の政策は,選挙対策でしょう。何しろ,一番票がほしい「中流階級の浮動票」をねらい打ちした政策ですから。
それはさておき,確かに無料になれば,「無理矢理長距離ドライブ」ってこともなく,短距離でも高速道路を使うってことになりますし,渋滞になったら,一般道に逃げるっていうことも安心してできるので,そんなには混まないってことも考えられるかもしれません。
いずれにせよ,今回の施策で一番のとばっちりは,「トラック運転手」だったようです。高速では納期に間に合わず,一般道を半徹夜状態で走る人が続出したらしいとのことです。
上高地,どうでしたか。渋滞に巻き込まれないようで何よりでした。でも,結構ハードスケジュールみたいですね。お疲れさまでした。
ところで,やはりというか案の定というか,事故はかなり多かったようですね。運転になれていないというのもあるのでしょうか,渋滞からくるイライラ感も事故を招く一因になるそうです。
そういう意味でも,渋滞を誘発する政策って本当に良いのか,ちょっと疑問です。
おかにゃんさんのおっしゃる通り「渋滞になったらどうすんの?」という質問に、「知らねーよ!」という政府の対応は詰めが甘かったと言わざるを得ないでしょう。
そしてもうひとつ忘れてはならない事は「手段が安くても、その分お金を落とすとは限らない」という点です。
ここまで考えての政策とはとても思えませんが・・・。
高速道路はかなり混みましたが,一方で,群馬県は観光客が去年より10%減少したそうです。やはり,「1000円だから遠くへ行こう」みたいなノリの人が多かったようで,群馬は距離的にも中途半端ということから素通りされてしまったようです。
あとは,高速道路だけにお金を落としても,結局「道路公団のあがり」になり,それは「天下り財源」になっているっていう点も注意しなければいけませんよね。
なので結局うちではお弁当に公園で一日を楽しく過ごしました!!!
その公園は地元でもいいスポットで歩くだけでも時間がかかるぐらい広い所。
土日はいつも込んでいるのに連休は何だかいつもより人が少なく思えました。
『これも1000円の影響なのか~』!?
確かに3時間渋滞にはまっているよりもビデオでも見てお菓子でも買って見ている方が景気回復!?と思えますよね~。なるほど!!!
予断ですが・・・こうやってコメントを送って返ってくるととっても嬉しくなります!!!!!
皆さんはどのような連休でしたでしょうか!?
漢字間違えすみません。こんな事がしょっちゅうあるかも・・・。