オリックスの前川勝彦投手が，無免許で自動車を運転していた上，女性をはねて，さらにはその場から逃走したとして，業務上過失致傷，無免許及びひき逃げの容疑で逮捕されました。
オリックス球団は，前川投手を無期限謹慎とし，刑事処分が決まった段階で正式な処分をするとのことです。
オリックス前川勝彦投手を無免許・ひき逃げ容疑で逮捕 (朝日新聞) - goo ニュース
飲酒運転じゃなくても自動車は凶器だ
今，世間の風潮は飲酒運転に対して極めて厳しいものになっています。これは非常によいことだと思います。
ただ，なぜ飲酒運転に厳しくなってきたのでしょうか。それは，「死亡事故が多発した」ということに他なりません。そうです，自動車の運転とは，非常に危険と隣り合わせにあるのです。だからこそ，国が「免許」を与え，本来は禁止されている運転を免許を取得した人に限り特別に認めたものなのです。
今回，前川投手は，免許が取り消されていました。つまり，「運転なんていう危険行為はまかりならん」と国がいっているわけです。もっといえば，「無免許運転も飲酒運転と同じくらい危険な行為だ。どっちも人命を奪いかねない」ということにもなるでしょう。
しかも，今回は，無免許が発覚するのをおそれてその場から逃走しています。人を怪我させておきながらその場から逃走するとは，まさしく「人命をなんと思っているのか」ということになるでしょう。
幸い，被害者の方は，軽症で命に別状はありませんが，だからひき逃げや無免許が許されるというはずはありません。
残念ながら，厳罰に処せられるのを覚悟するしかないでしょうし，むしろこのような交通犯罪，特にひき逃げについては厳罰に処してほしいものです。
では，実際どんな罪になるでしょうか。
まず，法定刑は次のとおりです。
業務上過失致傷罪→５年以下の懲役または１００万円以下の罰金
無免許→１年以下の懲役または３０万円以下の罰金
ひき逃げ→５年以下の懲役または５０万円以下の罰金
そして，これらの罪は併合罪になるため，結果的には処断刑は「７年６ヶ月以下の懲役または１８０万円以下の罰金」となります。
で，実際どうなるかはこれからやってみなければ分かりません。通常の交通違反であれば略式処分で済むところでしょうが，今回はここまでそろってしまった以上，通常裁判になる可能性側極めて高いでしょう。そして，過去に免許取消になったいきさつ，その後の無免許運転の常習性の程度（自分名義の自動車を所有していたとなると，常習性が認められやすいでしょう），被害者との示談状況によって，執行猶予となるか，実刑となるか決まってくるでしょう。ちなみに，このケース，十分に実刑もあり得ると思います。
とにかく，前川投手は今回の件を真摯に反省し，一からやり直してほしいと思います。また，この事件は，決して人ごとではなく，運転免許を持つ多くの方々は，改めて「ひき逃げはよくない」ということを自覚する良い機会になるのではないでしょうか。
もちろん，無免許運転はいうまでもなく絶対にやってはいけません。これは，飲酒運転と全く同じことです。
さらにいうと，今飲酒運転について懲戒処分とするかどうか，検討しているところが多いですが，無免許やひき逃げの場合も同様な処分の対象とするべきでしょう。危険性という意味では酒気帯び運転と異なる点はないからです。
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http://ameblo.jp/kakomonogatari/entry-10022976306.html
http://fukucat.pussycat.jp/danna/2007/01/post_253.html
http://blog.livedoor.jp/aki09041/archives/50725689.html
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http://taikee.blog65.fc2.com/blog-entry-294.html
http://plaza.rakuten.co.jp/mizuki21s/diary/200701080000/
http://ishibashitataku.seesaa.net/article/31025838.html
オリックス球団は，前川投手を無期限謹慎とし，刑事処分が決まった段階で正式な処分をするとのことです。
オリックス前川勝彦投手を無免許・ひき逃げ容疑で逮捕 (朝日新聞) - goo ニュース
飲酒運転じゃなくても自動車は凶器だ
今，世間の風潮は飲酒運転に対して極めて厳しいものになっています。これは非常によいことだと思います。
ただ，なぜ飲酒運転に厳しくなってきたのでしょうか。それは，「死亡事故が多発した」ということに他なりません。そうです，自動車の運転とは，非常に危険と隣り合わせにあるのです。だからこそ，国が「免許」を与え，本来は禁止されている運転を免許を取得した人に限り特別に認めたものなのです。
今回，前川投手は，免許が取り消されていました。つまり，「運転なんていう危険行為はまかりならん」と国がいっているわけです。もっといえば，「無免許運転も飲酒運転と同じくらい危険な行為だ。どっちも人命を奪いかねない」ということにもなるでしょう。
しかも，今回は，無免許が発覚するのをおそれてその場から逃走しています。人を怪我させておきながらその場から逃走するとは，まさしく「人命をなんと思っているのか」ということになるでしょう。
幸い，被害者の方は，軽症で命に別状はありませんが，だからひき逃げや無免許が許されるというはずはありません。
残念ながら，厳罰に処せられるのを覚悟するしかないでしょうし，むしろこのような交通犯罪，特にひき逃げについては厳罰に処してほしいものです。
では，実際どんな罪になるでしょうか。
まず，法定刑は次のとおりです。
業務上過失致傷罪→５年以下の懲役または１００万円以下の罰金
無免許→１年以下の懲役または３０万円以下の罰金
ひき逃げ→５年以下の懲役または５０万円以下の罰金
そして，これらの罪は併合罪になるため，結果的には処断刑は「７年６ヶ月以下の懲役または１８０万円以下の罰金」となります。
で，実際どうなるかはこれからやってみなければ分かりません。通常の交通違反であれば略式処分で済むところでしょうが，今回はここまでそろってしまった以上，通常裁判になる可能性側極めて高いでしょう。そして，過去に免許取消になったいきさつ，その後の無免許運転の常習性の程度（自分名義の自動車を所有していたとなると，常習性が認められやすいでしょう），被害者との示談状況によって，執行猶予となるか，実刑となるか決まってくるでしょう。ちなみに，このケース，十分に実刑もあり得ると思います。
とにかく，前川投手は今回の件を真摯に反省し，一からやり直してほしいと思います。また，この事件は，決して人ごとではなく，運転免許を持つ多くの方々は，改めて「ひき逃げはよくない」ということを自覚する良い機会になるのではないでしょうか。
もちろん，無免許運転はいうまでもなく絶対にやってはいけません。これは，飲酒運転と全く同じことです。
さらにいうと，今飲酒運転について懲戒処分とするかどうか，検討しているところが多いですが，無免許やひき逃げの場合も同様な処分の対象とするべきでしょう。危険性という意味では酒気帯び運転と異なる点はないからです。
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弱い心ですよね。
しかし馬鹿な大人が増えたものですねえ。
情けないっす。
確かにアスリートでさえこのような弱い心を持っているわけですから，当然普通の人間なら誰でも弱い心は持っているといえるでしょう（もちろん私だって持っています。）。
問題は，やはり「不利益であってもしっかり報告する」という気持ちを持つことが大切です。このことは，企業不祥事隠しとも共通しているかもしれませんね。逃げ得は許さないだけでなく，逆に損をする，と思ったほうが良いでしょう。
ルールを守らないということ自体，アスリートにはあるまじき姿だと思いますね。
確かに，リヤカーも無免許で大丈夫ですね
バカな大人としか言いようがありません。おりしも今日は成人式，新成人がこんな大人を見習わないようにすることを願うばかりです。
こないだ免許更新でゴールド復活（無事故、過去に減点無しの違反１度だけ）できて、守るぞ！の意気込みでいるのですが、周りにそういう意識のないドライバーが多いのがとても怖いです。運転の上手下手じゃなく、モラルの勉強からしなきゃいけないですね？
事故を起こせば気が動転するかもしれないとは思いますが、逃げるなんて絶対許せないですね。飲酒運転より悪質だと私は思います。
ひき逃げは悪質です。今度の法改正でも，ひき逃げの罰則強化を検討しているようですが，やはり厳罰に署するしかないでしょう。
ただ，そもそも「運転モラルの向上」が大事かもしれませんね。違反しなければそれでいい，というのではなく，お互い事故を起こさないようにゆとりと譲り合いを持った運転を心がけるのが一番大切なことかもしれません。
そういっている自分自身，モラルが低下しているかもしれないなあ，と思い，反省する日々です。