またもわざと誤字タイトルシリーズです。
自民党総裁選が始まりました。下馬評では麻生氏圧勝の予定でしたが,ここへ来て一気に多くの派閥が福田氏を支持したことから,総裁選の行方が分からなくなってきました。
自民党総裁選、共同記者会見の主な内容(gooニュース) - goo ニュース
建前の福田,本音の麻生
両者の記者会見を見た第一印象です。
もともと麻生氏は,歯に衣着せぬ発言が売りであり,それがプラスにもマイナスにもなっています。一方,福田氏は反小泉となってからは影は薄いものの,政治手腕は実はピカイチといわれています。
つまり,国民受けするのがどちらかというと,麻生氏は受けるときは大うけするが,受けないときはまったく受けないという「ばくち的存在」であるのに対し,福田氏の場合は,無難なラインで進んでいくため,支持率がものすごく高くなることはないが,一方で大きく下がることがないという「無難な存在」であるといえます。
果たして,自民党議員がどちらを選択するのか,今後の動きを見据える必要があるでしょう。
ただ,どちらが自民党総裁になり,首相になったとしても,今自民党が抱える問題をすぐに解決できるわけではありません。また,イラク特措法の11月1日成立は絶望的となったことから,今後のアメリカ政策にも大きなかげりが出てくることになり,しばらくはアメリカが一休さんの将軍様のごとく無理難題を吹っかけてくるのにどう対応するか,という問題がでてくるでしょう。
当然,政治と金の問題や年金問題について,国民の関心はまだまだ高いため,いい加減な処理はご法度といえます。
すなわち,「内患外憂」状態にあるといえるため,誰が首相でも茨の道が続きます。そういう意味では,どちらが首相でも,しばらくは人気と実力は,安倍首相の負の遺産と相殺されてしまうことでしょう。
もっとも,安倍首相も,人気先行で首相になりましたが,小泉前首相の改革の負の遺産と相殺してしまったといえます。
今回の総裁選の結果如何では,自民党は,「右派,左派」の両派に分かれる可能性があります。ただ,新生自民党のためにはそのような「党内改革」も必要でしょう。国政の改革のためには,やはりまず「党内改革」にあるわけですから。
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TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/sunafukin-0101/e/a7821c68d20de4894317a9bc033e90a0
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50413082.html
http://azarashi.exblog.jp/6173291
http://blog.kansai.com/bbrsun/1689
http://blog.shinnosuke.tk/2007/09/vs.html
自民党総裁選が始まりました。下馬評では麻生氏圧勝の予定でしたが,ここへ来て一気に多くの派閥が福田氏を支持したことから,総裁選の行方が分からなくなってきました。
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建前の福田,本音の麻生
両者の記者会見を見た第一印象です。
もともと麻生氏は,歯に衣着せぬ発言が売りであり,それがプラスにもマイナスにもなっています。一方,福田氏は反小泉となってからは影は薄いものの,政治手腕は実はピカイチといわれています。
つまり,国民受けするのがどちらかというと,麻生氏は受けるときは大うけするが,受けないときはまったく受けないという「ばくち的存在」であるのに対し,福田氏の場合は,無難なラインで進んでいくため,支持率がものすごく高くなることはないが,一方で大きく下がることがないという「無難な存在」であるといえます。
果たして,自民党議員がどちらを選択するのか,今後の動きを見据える必要があるでしょう。
ただ,どちらが自民党総裁になり,首相になったとしても,今自民党が抱える問題をすぐに解決できるわけではありません。また,イラク特措法の11月1日成立は絶望的となったことから,今後のアメリカ政策にも大きなかげりが出てくることになり,しばらくはアメリカが一休さんの将軍様のごとく無理難題を吹っかけてくるのにどう対応するか,という問題がでてくるでしょう。
当然,政治と金の問題や年金問題について,国民の関心はまだまだ高いため,いい加減な処理はご法度といえます。
すなわち,「内患外憂」状態にあるといえるため,誰が首相でも茨の道が続きます。そういう意味では,どちらが首相でも,しばらくは人気と実力は,安倍首相の負の遺産と相殺されてしまうことでしょう。
もっとも,安倍首相も,人気先行で首相になりましたが,小泉前首相の改革の負の遺産と相殺してしまったといえます。
今回の総裁選の結果如何では,自民党は,「右派,左派」の両派に分かれる可能性があります。ただ,新生自民党のためにはそのような「党内改革」も必要でしょう。国政の改革のためには,やはりまず「党内改革」にあるわけですから。
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ブログ時評さんが「安倍スキャンダルは本物――自民党崩壊の地響き」とのエントリーで安倍氏の遺産(脱税)問題を取り上げていましたが、真相は明らかになるのでしょうか。
もし事実なら、本来国に入るべき税金を掠め取ったのと同じことですから、舛添氏に言わせれば「牢屋に入って貰う」ですね、笑。
自民党各派閥のなだれ現象に、呆然ですが
我が家の政治にまったく興味のない娘も
ドラマより面白いって言ってます。
どちらになっても、
国内的にも、国際的にも大変ですね・・
面白さも・・やがて悲しきに
ならないようにお願いします。
先ほどのコメントだけでは意味が分からないと思って、TBさせていただきました。
総裁選挙,自由投票といっても,結局は「派閥の論理」が働くだけです。無派閥の人も,大半は誰かしらボスがいるわけで,結局若干名を除いては「派閥のいうとおり」ということになります。
総裁選に政策を論じるという機能を失ってしまっている以上,当然通常の国政においても政策を論じるという基本機能は期待できないでしょう。
ただし,民主党とて例外ではありません。
結局,「まじめに党首選ができる政党」が,これから国民の信頼を得られやすいのでは,と思います。
安倍首相の脱税スキャンダルですが,その後安倍事務所から抗議文が届いたようで,一気にトーンダウンしています。
真偽のほどは分かりませんが,事実であったとすれば,首相であるか否かに関係なく,きっちり責任はとるべきでしょうね。
結局,20年位前の自民党に戻ってしまった感じですね。派閥の利害関係最優先で,国民利益は後回し,っていうところでしょうか。
「どちらが総裁になれば,日本がどうなるのか」という視点から国民的関心が沸くのであればよいのでしょうが,「どっちが首相になれば,次の選挙で自民党が勝てるか」という低レベルの争いに終始しているように思えてなりません。
「人のことより,まず自分のことを振り返って考えて見よ」と各議員にはいいたいものです。
そんな事に使う金があるなら、その分の税金を還付してほしいですね。
今回の麻生氏と福田氏との戦いは,あくまでも「自民党総裁選」に過ぎません(もっとも,実質的には総裁=首相となりますが。)。
したがって,世論云々を強調したところで,私たちは別に何ができるわけでもないです。だから,あれは単なる「自民党宣伝活動」に過ぎないのです。
もちろん,自民党の考え方を知るにはいい機会なのかもしれませんので,そういう意味では,2人の演説をしっかり吟味することは大切かもしれませんね。
もちろん,「どっちもいらない」という選択肢も,通常の選挙と違ってここでは当然ありです。