あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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(偉い人たちへの宿題)前橋市が衰退している理由は何か?

2010年10月11日 23時37分59秒 | 地方自治
今日,前橋市の中心商店街付近に出かけましたが,前橋祭りの翌日っていうこともあるのでしょうが,まさに「宴のあと」という状態でした。
いまさらですが,休日にもかかわらず,人出はまばらで,お店も開いていないシャッター通り状態でした

これについて,商店会等はあの手この手で人を呼び込む方策を考えており,それには本当に頭の下がる思いです。
とはいっても,それはミクロ的な視点による活性化策です。
そもそも,「前橋市自体が衰退している」っていう事実に対し,それを受け入れて直視し,それに対するマクロによる対応策も考えなければなりません。

そこで,特にお偉いさん方々に宿題っていうか問題です。
次の問題について,その原因を考えてみてください。

「前橋市,特に中心市街地が衰退の一途をたどっている理由は何か?」

ただし,次の点は理由にしないでください。
1 世界的な不況(これを言ったら,前橋プロパーの話が見えずに終わってしまう。)。
2 新幹線が止まらない,また電車の便が悪い(これを言ったら,解決策は高崎市との合併以外にはほぼあり得ないことになってしまう。)。
3 国会議員の力不足(これを言ったら,結局他力本願かよ,っていうアプローチしかできなくなってしまう。)。

とにかく,まずは現状分析が大切です。その際,前橋プロパーの問題をしっかり洗い出すことで,解決策が見えてくるはずなのです
県庁所在地なのに,週末に人が歩いていないっていうのは尋常ではありません。また,前橋が衰退すると,結局群馬全体の衰退にもつながりかねません。
何としてでも,前橋市の活性化を図りたいものです。そのためにも,特にお偉いさん,現実を直視してください。

もちろん,偉くない方々からのアプローチだって大歓迎です。トップダウンだけではなく,ボトムアップによる活性化政策も当然「あり」なのです。

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6 コメント

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Unknown (そらっち)
2010-10-12 09:23:07
既に群馬県全体が元気ないですよ。
私の実家がある大泉町はSANYOが終わったのと同時に終わった感が否めないのが現状です。
全国メディアに売り込め! (ともっち)
2010-10-12 11:37:34
手段を選んではいけませんね。地道な活動と粘り強さで前橋をPRすることが大事です。
時には第三者のアドバイスも必要でしょう。
そのためには、おおきな郷土愛というか、前橋が好きだ~!という気持ちを持ち続けること。また、衰退していくことへの危機感を常に持ち続けることも大事です。

鍵はメディアです。
そらっちさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2010-10-12 22:15:30
こんばんは。
確かに群馬県全体の勢いがなくなってきていますね。
隣の栃木県は,U字工事の影響もあってか,結構勢いが付いてきている感じがしますが,産業自体は栃木も結構やばいかもしれません。
いずれにせよ,「北関東だから仕方がない」ではなく,「北関東だから,魅力的な県が作れるはず」っていう視点で,攻めていくべきでしょう。
大泉町,美味しいケーキ屋があったりするなど,結構お気に入りのエリアだったのですが,三洋撤退で一気に元気がなくなってしまったのが本当に残念でなりません。
でも,「ピンチをチャンスに変える」何かがあるかもしれませんよ!!

群馬の底力に期待しましょう!!
ともっちさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2010-10-12 22:18:31
こんばんは。
そうなんです,「県庁所在地だから,知名度もあるし,棚からぼた餅がたくさん落ちてくるはず」っていうイメージを持っている方々がまだまだ多いような気がします。
特によそ者の私から見ると,そういう感じに見えるのですが,地元の方々は実はそもそもそういう意識があることにすら気が付いていないのかもしれません。

プライドも大事ですが,これからの時代,プライドだけではまちづくりはできません。「群馬が好き,前橋が大好き」っていうプライドは絶対に捨ててはいけませんが,それ以外の「前橋だら・・」っていうプライドはかなぐり捨てて,もっと積極的な戦略に打って出ることも大事だと思います。
道路政策と小売利潤の最適化。 (とや ひろし)
2010-10-16 09:33:29
シャッター通りという意味でなら、桐生市のほうがひどい気がします。
特に、桐生駅の南東側です。
伊勢崎の場合は、駅の南側がもともと住宅街だったので、傷んだまま放置されている民家が目立ちます。
私が住む前橋市と伊勢崎市の間付近のメルクス伊勢崎では、飲食のマクドナルド、服飾の本店タカハシ、ライトオンが撤退して、必要性の高い低所得向けの千円カットが入りました。
クロスガーデン前橋も、ショッピングモールとしては珍しく、パチンコ店で空きを埋めるありさまで、駐車場には常に空きがあります。
元気があるのは、ベイシアグループ程度です。
ネットオークションと通販が一般的になっていることからもわかるように、人が歩いてお金を落としてくれる地域を目指すことに無理がある気がします。
もともと群馬の経済を上位に維持させたのは道路で、結果、自家用車天国となり、無料駐車場所の無いところを衰退させているのは道路政策自身にほかなりません。
県人口が減るなかで、発展が遅れて商店街の道路に余裕がある高崎市は微増しています。
人は時代によって離合集散増減するもので 「群馬DC」 などといって、物見客だけを集めようとすると無理がでます。
一時的な増加を求めるよりも、人口に合った街づくりをしていったほうが長期的にその地域に適した環境をつくれるものと考えます。
とやひろしさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2010-10-16 11:19:44
おはようございます。
非常にち密な分析に感心しました。
桐生市街地の衰退は,バブル崩壊のころから進行しています。この対策の一つとして北関東自動車道の全線開通による経済効果を期待していたようですが,北関東自動車道は,結果的には「ストロー効果」を招き,桐生市のみならず伊勢崎市の産業界にもダメージを与えてしまう皮肉な結果になってしまっている感じがします。

メルクス伊勢崎,私もよく利用しますが,薄利多売系のお店は撤退を余儀なくされている感じがして,少々さびしい思いがしています。

ご指摘のとおり,「買い物形態の変化」への対応というのが一つのカギになるかと思います。また,道路政策も,作ることに意義があるみたいな対応をしてしまうと,「ストロー効果」や「バイパス効果」が生じてしまい,お金が落ちないっていう結果になるでしょう。
確かに長期的な展望,これが実は「急がば回れ」的な特効薬になるかもしれませんね。

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