あれは,あれで良いのかなPART2

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紅白は40%キープ,でも特番は長すぎる番組ばかりだなあ

2010年01月04日 23時15分59秒 | テレビ・メディア
今年の紅白は,あと362日後ですが,っていうベタなネタはさておき,年末の風物詩の紅白の視聴率が関東で第2部が40.8%だったそうです。
民法では,赤坂の「ダイナマイト」が16.7%,汐留の「絶対に笑わないホテルマン」が16.4%とそれぞれ好調でした。

紅白視聴率40・8% 大台キープにホッ(スポーツニッポン) - goo ニュース

各局お金がないんだなあ

私は,年末はチャンネル権のない場所にいましたので,紅白をずーっと見ていました。去年の紅白は,目玉はないものの,永ちゃんの飛び入りというサプライズ企画に若干盛り上がり,また変なアトラクションもなかったので,「歌番組!」っていう感じがして比較的良い感じでした。いかにも「NHKの紅白」らしい作りでした。視聴率的には十分だと思います。

とはいえ,個人的には,ダウンタウンが見たかったので,これはビデオ録画して後でゆっくり見ましたが,それにしてもまあ6時間は長い!確かにめちゃ笑えましたが,長すぎて,逆に「何が面白かった?」って聞かれても,とっさに出てこないくらい,インパクトが薄れてしまいました。
去年より数字を伸ばしましたが,おそらく「長いから後で見よう」っていう人がかなりいたのではないでしょうか。そういう意味では,視聴率合戦,かなり不利だったと思います。
このように,この年末年始は5時間近い特番がかなり増えてきました。しかも,そのほとんどがいわゆる若手芸人を使ったものです。なぜこうなったのでしょうか?
おそらく,「制作費がなくなり,編成サイドが安く番組を作ろうとした苦肉の策」だと思われます。収録時間はそんなに変えず,編集で長く尺をつなぐことで長時間番組は作成できます。とすれば,単純計算2時間半の特番を2本作るより5時間特番1本作った方が制作費は半分で済みます。これなら,スポンサーが減ってもどうにかなります。
しかし,さすがに視聴者も5時間以上テレビに付き合えません。結果,「端折る」という選択肢を選びます。平たく言えば,「ビデオ録画してから飛ばし飛ばし見る」という戦術です。
結果どうなるかというと,「見かけの視聴率が下がる」のです。ビデオ録画は視聴率ノーカウントだからです。そして,視聴率が下がると,スポンサーがさらに撤退します。すると,制作費がさらに減少しますから,編成サイドはますます無茶な番組作りをします。結果,視聴者はますますライブ放送から離れていきます。
そうです,この長時間特番は,まさに「テレビ界のデフレスパイラル」なのです。

「安くて良い番組作り」を目指すのは良いことです。でも,「視聴者が見るかなあ?」っていう観点を無視して「安く作る」ことだけを考えると,結果,自分のクビを締めることになります。長時間バラエティを全否定するつもりはありませんが,それなら内容をもう少し考えてほしいなあって思います。

で,話戻って紅白ですが,これも正直,やや長いです。以前は,3時間位の番組でした。しかも,今回の歌手の多くが,去年売れた歌ではなく,かつて売れた名曲を歌っていたことを鑑みると,紅白も「時間減らして,歌手減らしてギュッとやる」方がよいのかもしれません。紅白も,最初から最後まで真剣に見る視聴者は少ないでしょうから,そうであれば「家族みんなでギュッと見る」っていうコンセプトにしてもよいのかもしれません。

テレビを見終わってどっと疲れるっていうのはねえ・・。

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