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あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

なんでこーなるの?

2005年10月12日 00時45分58秒 | 経済全般
村上ファンドの村上世彰氏と阪神電鉄の代表取締役との間で,会談がもたれました。
そのなかで,村上氏は改めて,「阪神を私物化しないこと」と「阪神の上場は会社とファンのためになる」「上場するかどうかはファンに決めてもらう」など様々な提言をしたが,阪神電鉄側の理解が得られず,話し合いはひとまず物別れに終わったようです。
(村上氏側の見解はこちらにあります。)。

阪神電鉄は,企業価値を上げる秘策を持っているのかなあ?

現時点では村上氏が阪神電鉄の40%を越える株式を保有する筆頭株主である以上,会社の実質所有者である株主の意向に従うのが現行商法における取締役の責務です。しかし,株主の意向に応じないというのは,取締役側によほどの自信がある場合,すなわちもっと企業価値が高くなる方法を考えている場合に限られるのではないでしょうか。
そう考えたとき,阪神球団の上場を頑なに拒んでいるのが,単にファンのためなのか,それとも上場によるデメリットの方が大きい(企業収益が減る,という意味で)などという理由を村上氏に対し,はっきりと説明するべきでしょう(もしかしたら,このような説明をしているかもしれませんが。)。

また,今回の件については,外野からの横やりや応援がいろいろあります。星野氏のコメント(これも真意がよく分かりませんので,何ともいえませんが),なべつね氏の「絶対阻止する」発言,日経連会長の「野球協約も見直せば」という援護射撃,堀江氏の同情発言などなど様々なものが飛び交っています。
さらに,マスコミの報道では,案の定前回のライブドア騒動のごとく,なんちゃってコメンテーター達が適当なことをしゃべりはじめています。この辺を書くと,コメンテーターの人格批判になるので止めておきますが,あまり勉強していないのかなあ,という感じはしますね。
まあ,基本的には,今は筆頭株主と経営陣との折衝段階なので,外野は静観しているのがよいのでは,とおもいます。
村上氏自身も,予想以上の反響に,きっと「なんでこーなるのかな?」と横っ飛びしているかもしれませんね。

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