トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

美の競演―静岡県美名品展

2020-06-26 17:26:14 | 美術
久しぶりに美術記事をアップします。(^_-)-☆
今日は、今月の13日から28日までの2週間の会期で開催中の企画展「美の競演―静岡県美名品展」に行ってきました。15日にボランティア対象の内覧会があったのですが、そのころ、過密スケジュールで疲れていたので、パスし、今日は改めて一人で観覧してきました。県立美術館でのボランティアはコロナの影響で、ストップしていますが、収蔵する名品を一度に観られる機会は、そうないと思いますので、平日狙いで今日出かけました。玄関を入るとすぐに体温を測るサーモグラフィーの装置がありました。もし、熱があると、画像が保存されるらしいです。そして、たぶん入館不可になるかと思います。入口で手指消毒&マスク着用しました。第1室から7室まで、ぎっしりと名品のオンパレードでした。1室&2室は、日本洋画。代表的なところでは、和田英作の富士、黒田清輝の富士の図6点、他いろいろで26点の展示がありました。第3室と4室は西洋絵画38点でした。1600年代の絵画から1900年代まで年代順に並んでいました。私は1600年代、1700年代の暗い色調の絵画より、新しい年代の絵画のほうが好きです。ここでのお気に入りはクロード・モネの「ルーアンのセーヌ川」とカミーユ・ピサロの「ライ麦畑」、ポール・ゴーギャンの「家畜番の少女」など。第5室は現代美術の部屋12点でした。ここでのお気に入りは、石田徹也さんの絵。今回初めて見た作品があり、中でも「クラゲの夢」と「引き出し」はいいなと思いました。第6室と7室は日本画33点でした。ここでは、当美術館の人気作品の伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」をはじめ、円山応挙の「木賊兎図」、池大雅の「蘭亭曲水・龍山勝会図屏風」、歌川広重の東海道の浮世絵6点など、見ていて楽しい作品が多かったです。横山大観の「群青富士」と、谷文晁の「富士山図屏風」という大作が並んで見られました。個人的には、文晁の富士山図屏風のほうが好きです。最後、出口付近に秋野不矩さんの大作が2点展示されていました。「廻廊」と「ウダヤギリⅡ」。なかでも、廻廊は今回、私が是非もう一度観たいと思っていた絵で、じっくり鑑賞できました。美しいです。28日までやっているこの企画展、美の競演。お時間がありましたら、是非、ご覧くださいませ。外看板の写真を貼っておきます。プロムナードはすっかり夏でした。



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