諸行無常 是生滅法 生滅滅巳 寂滅為楽
「四句偈」より (「雪山偈」とも)
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諸行は無常なり。是は生滅の法なり。生滅滅しおわって、寂滅を楽と為すなり。
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存在しているものはみな変化をする。変化こそは生滅の姿にほかならない。だが、その生滅の変化もやがて滅し終わるときが来る。そのときのこころの平安こそが最高の楽しみである。生まれて死んで、完結完了する。完結完了こそは、ゴールである。ゴールは無上永遠の悦楽である。
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変化の刻々を過ぎ去って行けば、無変化のとき、永遠の涅槃が訪れる。
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いいゴールでよかった、と思う。
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個を離れて全体に合一することだろうと、思う。