風がない。9月最後の日が、ぴたりと止まったままだ。光が揺れていない。影もじっとして動けないでいる。生きているから、動きたいだろうに。
酔芙蓉の花がやたらたくさん咲いている。今朝咲いたのは白い色。昨日咲いたのは赤い色。混じっている。風が来て誘わないので、ふくれっ面をしている。
若い客人がお出でになって泊まっている。月見会をした。団子を月に供えした。朝8時を過ぎた。朝ご飯をいっしょに食べた。家内が客人と散歩に出かけた。集落の自慢の向日葵園まで。
風がない。9月最後の日が、ぴたりと止まったままだ。光が揺れていない。影もじっとして動けないでいる。生きているから、動きたいだろうに。
酔芙蓉の花がやたらたくさん咲いている。今朝咲いたのは白い色。昨日咲いたのは赤い色。混じっている。風が来て誘わないので、ふくれっ面をしている。
若い客人がお出でになって泊まっている。月見会をした。団子を月に供えした。朝8時を過ぎた。朝ご飯をいっしょに食べた。家内が客人と散歩に出かけた。集落の自慢の向日葵園まで。
9月は今日で終わる。9月を生き延びられた。明日からは10月。空は薄い青空をしている。向こうの向こうまで広がっている。これを秋空っていうのかなあ。一片の浮雲もない。
でっかい冬瓜が、海の木を這い上ったところで、実になってぶら下がっている。バケツくらいの大きさ。引っ張り上げている蔓が、重たいだろうな。そろそろ収穫してあげてもいいなあ。
昨夜は中秋の名月を仰いだ。夕方は大きな森に隠されて見えなかった。夜中に、起きて行って、外へ出て満月を眺めた。もう熱い火の色はしていなかった。冷めて青白く見えた。