昼までに洗濯物の乾くとて妻は炎暑のよきところ褒む
薬王華蔵
*
この短歌が、今朝のS新聞の、読者文芸短歌部門に、入選していた。二人の選者がそれぞれ2席と3席に選んでくれていた。1年ぶりだった、入選は。
*
二人の選者に選んで頂くほどの作品とは思えない。あたりまえの事象を詠んでいる。
暑苦しいばかりの炎暑にも、一箇所、いいところがある、という発見。それがさわやかな発見だったかもしれない。
昼までに洗濯物の乾くとて妻は炎暑のよきところ褒む
薬王華蔵
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この短歌が、今朝のS新聞の、読者文芸短歌部門に、入選していた。二人の選者がそれぞれ2席と3席に選んでくれていた。1年ぶりだった、入選は。
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二人の選者に選んで頂くほどの作品とは思えない。あたりまえの事象を詠んでいる。
暑苦しいばかりの炎暑にも、一箇所、いいところがある、という発見。それがさわやかな発見だったかもしれない。
己が苦しいのみ。不満を抱けば、抱いた己が苦しいのみ。ことを面倒にするだけで、解決はしない。
で、あれば、抱かない方がいい。不満は捨てた方がいい。己を重たくするのみの不満は、尊重しない方がいい。捨てて軽くなろう。
己は、78年間も生きて来て、そんなことも掴んでいないのか。
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朝が来ている。朝日が差して来ている。大空が明るい。快晴のようだ。暑くなるだろう。
畑の九条葱が、根付いたのだろう、茎が伸び上がって、勢いがいい。小葱同様、摘んで、煮麺に浮かべてみようか。