<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

詩が、物体のようにして、そこにある。

2023年01月19日 11時28分04秒 | Weblog

そこに詩がある。

物体のようにしてそこにある。詩がある。

それを見つけるのが詩人。

物体と物体の間にあるから、なかなか見つからない。

でもよく見るとそこにある。

まるで物体のようにしてそこにある詩。

ふふうと息を吹きかけると、それがピノキオになる。

わたしの両手の糸の先で動き出す。

ピノキオはさかんにわたしに語り掛けて来る。

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わたしの短歌の今日の一首。

2023年01月19日 11時09分42秒 | Weblog

落ちていたのはスカーフでありました それを拾ったのでありました

もう一首詠んでみました。口語体の。

ドラマは隠されていないようだが、これから始まるようでもある。

捨てられていたのかもしれません。失恋の痛手に耐えられなくて。

捨てられたスカーフなんだから、いかにもつまらないスカーフなんだけど、拾い上げてみました。

スカーフのために。

枯葉の一枚がそこに絡んでいるのでした。

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わたしはさっきまでペットボトルの水だったのだ。

2023年01月19日 11時00分31秒 | Weblog

ペットボトルの水を飲む。するとその水がわたしになる。わたしの命になっている。クイックで。

ベットボトルの水だったのが、そうでなくなって、わたしの命の水になっている。クイックで。

さっそくわたしの喉を潤している。わたしの腸(はらわた)にしみじみと沁みて行く。

なあんだ、元を正せば、わたしはペットボトルの水だったのか、と思う。

命は変身はすばやい。それなのに間違いがない。すすすっとそれに成り切ってしまう。わたしの命になって、そこでもう安堵を覚えている。

静かにして命に成り切っている。

自然界万物の交流。交流電気の温度調節のぬくもり。宇宙全体のこのぬくもり合わせ。

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我がこころは土器の器。

2023年01月19日 10時43分28秒 | Weblog

散乱のこころの破片拾ひては継(つ)ぎ合はせたりもうすぐ夜明け

わたしの今日の一首。

こころは土器の器(うつわ)。割れて小さな部屋に散乱してしまっている。

どうしようもないのだ。割れてしまうのだ。破片になって散乱してしまうのだ。

茫然自失しているしかないのだが、やがてそれも終わる。

後片付けに掛かる。時間が掛かる。継ぎ合わせ繋ぎ合わせるのに時間が掛かって、もう夜明けになっている。

繋ぎ止められたわたしのこころ。でも、こころは脆い。脆いはかない土器製だ。またいつ、ばらばらになってしまうか分からない。

日ごと修復してまた壊されて修復して、夜明け前にやっと1日分の修復が終わって、平常に戻る。

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瞳の中にわたしを探す。宮中歌会始の入選作品を読む。

2023年01月19日 10時28分48秒 | Weblog

宮中歌会始の入選作品10首の中のこの1首が僕は一番好きだった。上手下手は分からないけど。

友だちはいないんだよと言ふ君の瞳の中にわたしを探す

新潟県 相川澄子さんの作品、これは。

友だちのいない人が、「わたしは友だちなんかいません」と告白している。頼る人がいなくてさみしいと言っている。世の中の誰からも拒絶されているような孤独を感じて、うつむいている。近付いて行って声を掛ける。うつむいていた顔が空を見る。その瞬間に、空の端っこにわたしの顔が映っている。その人も友になるのを申し出ているわたしの顔が映っている。空が笑っている。

そんなふうにこの入選作品を読んでみました。間違い読みになっているかもしれません。

相川さんっていい作品が書ける人だなあ。どんな人なんだろう。

むむむ? これはひょっとして恋の歌? 好きになった人がいたんだ!

歌を通して、人間の持つ美しいこころが輝きだして来る。

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人は何故守られて生きているのか。

2023年01月19日 10時13分17秒 | Weblog

お守り。神社に行くとお守りが売られている。人がこれを買い求めている。

無病息災のお守り。家内安全のお守り。商売繁盛のお守り。などなどの。

テレビで報じていたが、山口県宇部市の神社では850種類ほどのお守りが売られているのだそうな。(正確に覚えてはいないのだが)

お守りは、守る神々と守られる人との接点、共通の場、出会いの場を造っていることになる。

お守りを身につけていると、人は守られているという安心を得る。

でも、順序は逆。

人は守られて生きている。そうでないとかたときも生きてはいけない。その事実がある。

それを確かめているのだろう。それをお守りの御札で噛みしめているのだろう。

だから、お守りは請求書の役割ではなく、領収書の役割をしているのだ。

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お礼を申し述べているのがお守り札なのだ。

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人は何故守られて生きているのか。

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神々が守ってあげたくなるような生き方を、人間がしているからだ。

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希望を持って生きているからだ。明日に希望をふくらませているからだ。

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マイナスをマイナスとしないで、それをプラスにする努力をしているからだ。

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花が天使の役目をして降りて来ている。

2023年01月19日 10時06分42秒 | Weblog

プリムラの花苗を4ポット買って来た。いろとりどりの花がもう咲いている。1ポット150円。合計600円。

玄関先の花壇に植え込んだ。花を得た玄関先が明るくなった。ぽぽっと火を灯したように明るくなった。

花が使者の役目をしている。地上は冬。寒い冬だというのに、天使エンジェルの役目をして地上に降りて来ている。

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お爺さんは役だった

2023年01月19日 09時57分49秒 | Weblog

昨日は、畑に出た。寒さを堪えて畑に出た。

畑には豆が育っている。

豆は蔓を伸ばしている。蔓が、網にすがって上を目指している。

ところが、網を捕まえきれない蔓がある。土に埋もれたようにしてうずくまっている。

いかにも可哀想だ。

助けに入る必要がある。

お爺さんの出番だ。

寒い風の吹く中で、お爺さんは鼻水を垂らしながら、紐で蔓を網に結ぶ作業を繰り返した。

一畝ある。作業は時間がかかった。夕方には終わった。ほっとした。

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豆もほっとしただろう。蔓が網に届いて安心をしただろう。これから春咲きにかけて、蔓は天空を這い上って行くであろう。

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お爺さんは役だったのだ。ほんの少しだけど。

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あなたが顔を出してこないと。

2023年01月19日 09時51分35秒 | Weblog

日が射さない。射してはいるのだろうが、明るくなっていない。天地が沈鬱している。

お日様は偉大。あなたが顔を出してこないと、こうなる。万物が動きを止めてしまう。

冬は寒い。寒い冬だからなおさら偉大なお日様を偉大にしておきたくなる。岩戸を開いてお迎えしたくなる。

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炬燵を消すのを忘れていた。

2023年01月19日 09時42分36秒 | Weblog

炬燵を消すのを忘れてた。一晩中ついてたことになる。電気代が高いご時世。もったいないことをした。

朝方、起きて、炬燵の中に足を延べたらふっくらあたたかい。しまったと思った。またやらかしてしまった。

できるだけそうしないように注意していたのだが。してしまった、またもや。スイッチは、目に付きやすいように、炬燵布団の外に出しているのだが、それでも。

ああ、情けない。無駄になった電気代の分を何かで節約せねば。とはいえ、外は寒い。内に籠もる。やはりまた同じように炬燵の中にうずくまる。

 

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