午後からで下関に来ました。ぶらりと。
今日は此処に泊まります。
海峡を貨物船が往来しています。
対岸は門司になります。
午後からで下関に来ました。ぶらりと。
今日は此処に泊まります。
海峡を貨物船が往来しています。
対岸は門司になります。
キリスト教徒の詩人八木重吉の詩が大好きである。一番好きかもしれない。
彼の書く詩はどれも短い。大向こうを狙わない。至って地味である。それが祈りになっている。祈りらしからぬ祈りになっている。彼はしかし若くして天に召されてしまった。娘の桃子の名前が詩を潤した。
山村暮鳥さんの詩も好きだったなあ。若い頃によく読んだなあ。
おおい/雲よ/岩城平の方まで/行くのか
彼は半分、仏陀信仰で半分キリスト教徒だった。いいんだよいいんだよそれで。僕はそう思った。みんなお友達なんだから。
☆
今朝の僕の即興詩 その2 「きさくな秋の雲よ」
雲よ/呼びかけると/僕の方へ/じりじりと/躙り寄って来て/手を上げて/なあんだい/と答える/至ってきさくに/
きさくに/はきはきと/そう答える特技があることを/自慢にしている/しかもそれをもったいぶらない
/雲よ/そうやってにっこりしているのが得意な雲よ/秋の雲よ/今日は何処にも行かないで/ずっと僕を見て過ごしている
蛙の詩人は草野心平さん。若い頃に彼の詩集をよく読んだなあ。
で、僕も今日は蛙さんの詩を書いてみた。
☆
今朝の僕の即興詩 「蛙さんの五体投地」
蛙さんが/かえるるるるるるるして/雨上がりの/城原川の/土手に出て来て/みなちょこんと座って/空を見上げている
見上げているその姿勢が/みんな同じ角度だ/前足を立てている/うるうるうる/るるるるる/みんなが目に涙を溜めている
何かあったのかなあ/人間の僕には見えてないことが/神さまの子孫の彼らには/はっきり見えているのだろうかなあ
戦争犠牲者を/悼んでいるのだろうかなあ/悲しがって悲しがっている人たちが/同じこの地上にいること/そのことを
かえるるるるるるるる/るるるるるる/みんな同じ角度で/そこに座って/雨雲の遙か向こうの/その向こうを/見ている
前足が折れて/五体投地の姿勢になったぞ/頭を大地につけている/やがて前足が二本/手になって/浮き上がった
台風発生。こっちに来るのかなあ?
旅に出たいのになあ。出ない方がいいのかなあ?
今現在は無風。草叢に虫の音。山里は静かだ。
口の中の天井壁が欠損した。痛い。腫れている。奥歯が虫歯。
暑い8月はあと2日になった。もうすぐ涼しい9月だなあ。