<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

いいこと半分 厄介事半分

2017年04月27日 15時14分58秒 | Weblog

さあて、忙しい。農作業が忙しい。苗を植えたばかりでは育たない。愛情を注いで回るので忙しい。咲き終わった春の花々の手入れも忙しい。後片付けも忙しい。お礼の施肥も忙しい。温かくなって虫が這い回るようになって来た。殺虫剤を撒くので忙しい。

やだやだやだ。やたらするべき事が目に付く。じっとしていられなくなる。これがそれ、その「持てる者の苦悩」とやら。花も野菜も育てていないとこんな煩わしさもないのにと思う。ま、しかし、これが楽しいこと。あれやこれやしていると、暇潰しが出来る。厄介事が半分、いいこと半分か。

世間様の財産の無所有と所有もきっとこんなものだろう。楽しんだ時節が過ぎてしまえば、後は水の流れ。永久保存というものはない。折々、折々。人生の折々を楽しんでそれでおしまい。それでいいのだろう。

庭に一群れの芍薬が咲き出した。赤い蕾から赤い花が開き、風に吹かれている。神秘の扉が開いたかのようだ。小葱は枯れ始めた。枯れて衰えて生涯を閉じていく。根株を引いて納戸の陰に保存する。みな身を細めていかにも死んだようにしている。秋口になってまたこれを土に挿すと、彼らはそこで息を吹き返す。

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胸って広いんだなあ ここにも大空がある

2017年04月27日 08時44分00秒 | Weblog

今朝はからりと晴れ上がっている。いい気持ちだ。こっちの胸に広がる大空もすっきりする。目を落とすと、モミジの若葉が庭に盛り上がっている。鮮やかな生命の色遣いに圧倒される。ツツジも満開だ。一人で眺めているなんてもったいないほどの満面の笑み。僕は、昨日雨でできなかった農作業をやろうと決めている。でも、午前中は客人がお出でになることになっている。動き出すのはその後だ。

目で見ている外なる大空の広さの分だけ、我が胸に大空が広がっているって、いいなあ。胸って広いんだなあ。そこへ爽やかな春の風が渡る。

72歳の老爺は忽ち瞳の奥の銀河宇宙の、その、とある星を住処とする、若々しい星の王子様だ。自由な遊びを満喫できている。背中に天使の翼まである。

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