小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原城址公園本丸広場には樹齢400年を超えると推定されるクロマツが現在も残っているが、昭和40年代の半ばまでは隅櫓の近くにもクロマツの老木があった。小田原城址公園内の隅櫓の前にはかつて姿見の松と呼ばれたクロマツが植わっていた。樹齢は400年以上で周囲は2.5mの太さだったが昭和40年代に入り、年々樹勢が衰えてしまい昭和46年夏に枯れてしまい伐採された。姿見の松のあった同じ場所には現在、2代目のクロマツが植わっている。この2代目のクロマツはもともと小田原駅近くにあったものを昭和47年春に移植したもの。その当時で樹齢150年、樹高は約15mほどだったとのこと。この2代目クロマツま幹に何ヶ所の洞があって、鳥が巣を作ったりもしている。子供の頃はたまに覗き込んだりした記憶がある。城址公園内の樹木のほとんどには樹木番号と診断結果のタグが貼られている。タグによると昨年1月に診断と薬剤による処置が行われたようだ。隅櫓前の2代目クロマツはあまり樹高がないのでそれほど古い松だと思っていなかったが、樹齢200年近くになる。初代の姿見の松と同じ樹齢400年まで生きながらえて欲しいものだ。

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