小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



東日本大震災以降、海抜表示や避難場所の標識の設置が進み街中でよく目にするようになった。先日、西湘バイパス下りの西湘パーキングエリアに立ち寄ったら避難経路を示す標識が設置されていた。小田原市国府津の西湘バイパス下り線の西湘パーキングエリア。パーキングエリアの南側が海に面していて景色が良いので、西湘バイパスを通る時には用事が無くてもつい立ち寄ってしまう。先日、西湘パーキングエリアに立ち寄った際に、駐車場脇に取り付けられている標識が目に入った。波から逃げる人物と建物のピクトグラムで注意書きなどの文字は無かったが、恐らく津波の危険があるときは、矢印の方向に避難して下さいとの意味があるようだ。万が一の場合もあるので、避難経路を把握しておくのも悪くないと思い矢印に従って進んでみることにした。駐車場脇に取り付けられた標識に従い東側へと進む。西湘パーキングエリア東端の施設上部に次の標識を発見。矢印の方向を見ると擁壁の下の通路のようなスペースに登るための階段があった。小さな階段を登り西湘バイパスの擁壁の下へ。擁壁と金網の間の僅かながらの通路をさらに東側へ進む。狭い通路を進むと突き当たりは扉になっている。扉は開放されており、ここから西湘パーキングエリアの外に避難が出来るようになっていた。扉の外に出るとコンクリート階段が西湘バイパスの高架下へと続いている。地震でこの橋梁が落下してしまうとここからは避難出来なくなってしまうが、周辺の橋脚は耐震補強工事が行われているので大丈夫だと信じたい。階段を下り西湘バイパスの高架下を横切ると、国府津IC下の通用トンネルへ。トンネルの入口横にも標識が設置されているので矢印に従い進む。通用トンネルを抜けると目の前には森戸公園。その先には山近病院とNTTの建物が見える。森戸公園を横切り、公園入口の階段までやってくると最後の標識が設置されていた。最後の標識には「この先山近記念病院」と表記されている。ここまで来てようやく西湘パーキングエリアからの避難先が判明。森戸公園入口の階段を上がると山近記念病院の裏手へと出る。昼間だと病院正面から施設中に入れるが、深夜だと外の非常階段で上階へと避難するしかなさそうだ。実際に山近記念病院が避難先になるような災害が起こらないことを願うばかり。

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