小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内には1993年に命名された通りが10ヶ所ほど点在している。その10ヶ所の通りは①一夜城下通り②幸田口通り③久野中通り④市役所けやき通り⑤山王川さくら通り⑥広町まなび通り⑦鴨宮南口通り⑧打越大橋通り⑨球場北通り⑩新坂呂橋通りで①~⑤までは昨年のブログで紹介した。今回は残りの⑥~⑩までの通りに出かけた。最初に出かけたのは⑥の広町まなび通り。起点の県道720号東栢山交差点号から終点の栢山字広町交差点までの区間。地図で調べる前は栢山駅前から報徳橋方面か桜井小学校方面の通りだと思っていたが、実際は県道沿いのしまむら横から塚原方面の突き当たりまでの通りだった。この広町まなび通りに設置されている標識は、前編で紹介した通りに設置されている標識と異なり、通り名のプレートと円形のシンボルマークが組み合わせたものだった。シンボルマークには栢山だけあって二宮金次郎のシルエット。この広町まなび通りもほとんど浸透していないように感じる。続いて訪れたのが⑦の鴨宮南口通り。起点の鴨宮駅南口駅前広場から終点の富士見小学校入口交差点までの区間で、10ヶ所の通りの中で一番距離が短い。鴨宮南口通りに設置されている標識もプレートとシンボルを組み合わせたもの。鴨宮駅といえば新幹線発祥の地なのでシンボルマークは0系新幹線だった。この鴨宮南口通りの名称は少しばかり見聞きすることがある。鴨宮南口通りから程近い⑧の打越大橋通りは、起点の国道1号酒匂県営住宅入口交差点から終点の高田浄水場北側交差点までの区間。途中に跨線橋の打越大橋がある。打越大橋通りの標識もプレートとシンボルを組み合わせたものだった。打越大橋は特徴があまりない跨線橋なのでシンボルマークには簡単な橋と山が描かれていた。おそらく打越大橋と箱根の山並みをデザインしたもののようだ。続いて訪れたのは上府中公園近くにある⑨の球場北通りで、起点の県道小田原松田線西大友バス停北側交差点から終点の曽我岸交差点までの区間。球場北通りの標識には、球場にちなんでバッティングをしている人物のシルエットがデザインされていた。この球場北通りは商店などがほとんど無く、田んぼや梨畑が点在する長閑な雰囲気。最後に訪れたのは二宮町との境に近い⑩の新坂呂橋通りで、起点の県道新坂呂橋交差点から終点の二宮町行政界トンネルまでの区間。この新坂呂橋通りもほとんど見聞きすることが無くあまり浸透していないように感じる。新坂呂橋通りのシンボルは当然、新坂呂橋のシルエットかと思ったら母子をデザインしたものだった。⑥~⑨までは何かしら当地の歴史や建造物にちなんだものだったので少し拍子抜け。どうせなら下中地区名産のタマネギあたりをデザインしてもらいたかった。道路愛称の命名から今年で20年。ほとんどの通りの名称があまり浸透しているとは思えないが、いつかは地図に記載されるようにどこの通りも発展していくことを願っている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )