小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原駅周辺には名称がつけられている通りが何ヶ所かあるが、小田原市内には1993年に道路の愛称を募集して命名された通りが10ヶ所ほど点在している。 1994年4月の広報おだわら(pdf)の8ページに採用された道路の愛称名が掲載されている。それによると市内10ヶ所の道路に愛称が付けられたほか、10ヶ所の路線が歴史的な名称や通称を追認された。この年に愛称が決定した道路は①一夜城下通り②幸田口通り③久野中通り④市役所けやき通り⑤山王川さくら通り⑥広町まなび通り⑦鴨宮南口通り⑧打越大橋通り⑨球場北通り⑩新坂呂橋通りで、現在定着しているのは「けやき通り」くらいではと思う。広報の記事によると標識板を設置していく予定との記載だったので、先日①~⑤までの道路に出かけた。最初に訪れたのは「一夜城下通り」。起点は国道135号早川交差点から終点の国道1号東風祭交差点までの区間。この一夜城下通りはその後あまり定着しなかったように感じる。ネットで検索すると回遊バスのルートなどで何件か該当するくらい。国道135号早川交差点からJRのガードをくぐり、歩道の始まりの場所に一夜城下通りの標識が立っていた。風祭側にも同じ標識があったが、路線の途中には、一夜城下通りと記載された看板や標識は見当たらなかった。続いて訪れたのは「幸田口通り」。起点はスクランブル交差点から終点のお城通りのお城通り交差点までの区間。ここの道路愛称もそれほど定着しているように感じないが、風の盆の告知などで目にするくらい。幸田口通りの道路標識は、スクランブル交差点とお城通り交差点側にそれぞれ1本づつ設置されている。この幸田口通りは、昭和61年に開通した路線で以前、ナック前は自転車置き場だった。次に訪れたのは「久野中通り」。起点は久野字柿木田交差点から終点県道74号石田田羅交差点までの区間。この久野中通りの愛称は、聞いたことや何かの表示で見たことが無いように感じる。今までまったく見聞きしたことが無かった久野中通りだが、石田田羅交差点近くと柿木田交差点近くにそれぞれ1本づつ標識が設置されていた。続いて訪れたのは「市役所けやき通り」。起点は国道255号寺町交差点から終点の県道74号荻窪交差点までの区間。けやき通りは一番定着している愛称だと思うが正式には「市役所」がけやき通りの前に付くのだと始めて気付いた。標識は寺町交差点と荻窪交差点近くにそれぞれ1本づつ設置されている。やはり路線に植えられている街路樹のケヤキとリンクして道路愛称が浸透したのではと思う。市役所けやき通りの名称を記載したプレートは跨道橋の橋桁部分にも取り付けられている。この市役所けやき通りも小田急や大雄山線のアンダーパスが出来てから開通した、市内では新しい部類の道路。最後に訪れたのが「山王川さくら通り」。起点は国道1号山王橋交差点から終点の国道255号井細田大橋交差点までの区間。ここの道路愛称もまったく見聞きしたことが無いがとりあえず道路標識を探索する。しかし区間のどこにも標識が見当たらず拍子抜け。山王川さくら通りは山王川沿いに植えられた桜にちなんで命名されたようだが、桜の木は芦子橋周辺には多くあるものの、区間を通してだと椿の木のほうが多い。久野中通りや山王川さくら通りはネットの検索でもほとんどひっかからないので、このブログぐらいではたまに使用してみようかと思っている。

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コメント
 
 
 
道路のネーミング (TOKO)
2012-11-28 08:46:53
公募で考えたのでしょうが、結果はお粗末。字名(あざめい)を活かしたほうが定着するのではないでしょうか。
 
 
 
>TOKOさん (端々)
2012-12-02 22:19:29
愛称は公募で選ばれたものです。小田原市民としてはけやき通り以外はあまり浸透していないように感じます。残り5路線も機会を見つけて出かけてみる予定です。
 
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