小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



生まれた時からずっと小田原に住んでいる。子供の頃から小田原駅周辺の商店街にはアーケードがあって、その下を通って遊びに出かけたり、通学したりした。その御馴染みの風景であるアーケードや足元のタイルも、近年だんだんと撤去され小田原駅周辺の商店街から姿を消している。昨年7月の銀座通り。オービックビル前から撮影。エポやアプリ側はだいぶ前にマンションやビルの建設の際にアーケードが撤去されている。そびそビルや伊勢治前のアーケード下は、かつて自転車を置く人が多くてゴチャゴチャしていた。先日、散策の途中に銀座通りを歩いているときに何か違和感を感じて立ち止まった。そびそビルの周辺が明るく感じる。伊勢治の外壁の様子からアーケードが撤去されたことに気が付いた。大工町通りのアーケードの接合部分を見ると最近撤去されたような跡が残っていた。伊勢治前のアーケード支柱があった場所にも新しい切断跡。毎日のようにこの周辺を通るが、撤去工事には気が付かなかった。アーケードが撤去され明るくなった歩道のタイルにはカッターの溝が入っていた。反対側の歩道はかつてタイルの歩道だったが、現在はアスファルトになっている。銀座通りの歩道はベージュのタイルがベースになっていて、赤と緑のタイルで斜めの模様を作っている。所々に花の模様のタイルもはめ込まれている。スクランブル交差点近くも以前は同じようなタイルの歩道だったが、現在はアスファルト舗装されている。かつてのタイルの名残は歩道の隅にほんの僅かに残っている。活気のあった頃の小田原駅周辺を思い出しながらアーケードの無くなったアスファルトの歩道を歩いた。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )