多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

自閉っ子に抜かれた日

2018-08-28 07:40:31 | うれしい事
昔の自閉っ子は 私に 甘える事が多かった。


年齢と共に 徐々にそれは 減っていき、


そのうちに 「人目に付く場所では 私から離れる」


「一歩外に出たら 口もきいてくれない」


「下手に しゃべると、怒る」


等々、「自分は 子どもじゃない」アピールをしていた。


先日 自閉っ子を 見送り、久しぶりに「いってらっしゃーい!」と


やってみたら、ドアまでは にこにこしていたが、


私が ドアから 一歩でたとたんに


「来るな!出るな!」と大騒ぎし、怒った。


今朝。同じパターンになり、「あ、怒るかな?」と思ったが、


さっさと バス停まで歩いていく。振り返りもしないし、


何も言わない。背中が 「勝手にしな」と言っている。



「お袋が何しようが 俺の知ったこっちゃねえ」である。


あ、背丈や 体力や 社会スキル、その他私が 自閉っ子に


追い抜かれた、あるいは はなから 自閉っ子の方が


優位な事も多々ありますが、これでもう 全部かなわなくなった、という気がしました。


精神的な へその緒、見えないへその緒を 自閉っ子がスパーン!と


切った感じです。いやー。あの後姿と歩き方。


背中に「大人のオトコ」を感じましたねえ。


わが子ながら カッコよかったです。


うれしいなあ。今日は 赤飯でも蒸しましょうか。


子育て 終わって数年経ちますが、こういう事が味わえるとは


思っていなかったです。羽化の瞬間に立ち会った感じです。










発達障害、治るが勝ち! 自分の生き方を自分で決めたい人たちへ
クリエーター情報なし
花風社
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