多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

物への強いこだわりが 治りました

2017-07-05 19:42:47 | 発達凸凹
私は 昔から 物へのこだわりが強く、


大人になってからも その傾向は変わりませんでした。


「お気に入り」を見つけると、「使うため」「観賞用」「予備」と


言った風に、いくつか買って手元に置かないと気が済みませんでした。


たくさんの物が あふれていて、収納すればするほど、


何がどこにあるのかわからず、探せないため


また別の品を 使うために買う、という悪循環。


私の WAIS-Ⅲの 結果を見た 臨床心理士の愛甲修子さんは、


「これでは こだわりがないと 生きていけないでしょうね」とおっしゃっいました。


それから 数年。私の中から 物へのこだわりが すうーっと消えていきました。


「あ、これはいらない」という事が 自分でわかるようになりました。


大量の在庫を減らし、必要な人に譲りました。


場所が空いたところに、頂いたプレゼントや コレクションを収納し、


眺めたり 使ったりして 楽しめるようになりました。


自分でも 不思議ですが、在庫獲得のための買いあさりも


しなくなりました。



夫が 私のタオルを使った、というだけでも


気持ちが 落ち着かない時期もありましたが、


今は 夫が 私のタオルを使っても、


キティちゃんの 食器を使っても 平気です。


大事なものだけ、私のスペースに 収納したので、


その他のものを 家族が使って 汚したり 割ったりしても


もう大丈夫です。「物が無くなる事」に おびえなくていいのです。


一つの物にこだわって、お店の棚のサンプルまで買おうとしたことがありました。


「これは 見本で 販売用ではありませんので」という店員さんは


多分 「おかしなお客」だと 思ったことでしょう。


私が 物で得ようとしていた「安心感」は、


物がなくても 得られる事が わかりました。


私は 自分の中の「物へのこだわり」と 格闘しなくとも よくなりました。


快適です。楽しいです。必要なもの、好きなものを、「こだわり」抜きで


自分で選べる楽しさを知りました。













 




10年目の自閉っ子、こういう風にできてます!―「幸せになる力」発見の日々
ニキ リンコ,藤家 寛子
花風社
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