普段以上

普段以上の力を発揮できるか
ごく短い時間なら可能だろう。
だが、もって3日、ぐらいではないか。内容にもよるが。

3日以上の期間において発揮するパフォーマンスを平均すると、限りなく普段の力に近づく。

力をつける、能力を向上させる、ということは、特に力んでもいないし、歯を食いしばっている状態でもないとき、ごく普通に淡々と発揮できるのでなければ、ホンモノではない。

約束

約束を守れるかどうかは、その約束を交わした瞬間に決まっている。
突然用事が降ってわいてくるかもしれない。
それでも、守ると決めた約束は、何とかするものだ。

どうでもいいような気持でちゃんと考えるのが面倒で、してしまった約束は守れない。もちろんそのような約束はすべきではない。
あるいは、相手に媚びる気持ちでしてしまった約束は、あとで自分の足かせとなる。
できない約束はするものではない。

理解

わからないことをそのままにして進んでいっても、ちっともできるようにはならない。
一つずつきっちり理解が必要だ。

いや、実はそれだけでは不十分で、高度なこと、大量におぼえなければいけないこと、などに対処する場合、その場での完全理解はいったんは諦め、ある程度ブラックボックス状態でとりこみ、全体像を把握してから細部を掌握する、というアプローチも必要になる。

でもそれはある程度基本ができてからの話だ。
それまでは、一つずつ、着実に理解する必要がある。

積み上げ

頑張れ、と言われたからって、フルマラソンをいきなり2時間ちょっとで走れるわけがない。
じっさい、ものすごく頑張ったとしてもそのタイムは、一部の者しか達成できないだろう。

だが頑張れ、といわれ、実際頑張って、ほんのわずかなら変えられるかもしれない。
じっさい、ほんのわずかの改善でも、かなり大変だ。
だがそれを積み上げることができたなら、「ほんの僅か」ではなくなる。
何かを得ようとするのなら、これ以外の方法は、あまりない。

ぼったくり

ぼったくりにやられるのは、酒に酔い欲に支配されているとき、だが、平常心の時だって気を付けなければならない。
歓楽街でなくてもぼったくりはいるし、もっと巧妙な仕掛けを用意している。疑似餌を向上心野心の前に垂らしてくる。
あるいは、正義の名のもとにフェイクニュースを仕掛けてくる。
うまい話には裏がある、までは認識できても、聞こえのいい話、スッキリする話しにも仕掛けがある、とまではなかなか気づかない。

猜疑心の塊になって生きるべし、ということではなく、ぴかぴか光る服の裏生地を想像すべし。