ヘイト

遡及処罰の禁止は法律の基本だ。現在の法を、過去にさかのぼって適応してはならない。
過去と現在では、法を形成するための集団的合意、パラダイムが根本的に違うかもしれない。

同時代であっても価値観は人それぞれだ。互いに押し付け合えば対立しか生まれない。
そこで大切なのは、相違点を明確にしつつ協調できる点を探すことだ。
最近の言説で残念に思うのは、相違点のみをことさに主張し、対立を煽る言論がものすごく多いことだ。
我々は互いに愛し合うために生まれてきた、とまで言えばドラマか何かのセリフだが、少なくても、憎しみ合うために生まれてきたわけではない。