権利の濫用

法は権利の濫用を戒める。その戒めは、法だけで完結するものでもないだろう。
権利は、弱い立場に立った時の武器となるべきものであり、アドバンテージを強化するためのものではない。
ロジックのみでとらえると極端な解釈を生んでしまう。
それはもろく、分断された社会を作る原因になる。
ハッキリとした結論を導くことだけが、正解ではないと思う。

のんびりする前に

忙しく動き回っているようで、実質的に何もしていない、ということはないか。
形骸化した様式を守るために、無駄に権威にすがっていないか。

効率だけがすべてではない。
だとしても、このようなことは、なんとしても、何とかしなければならない。

のんびりするのなら、そのうえで、のんびりすればいい。

世界にみとめられるには

まず、周囲の5人に認めてもらえるか。それができれば、そのまちに、認めてくれる人は100人はいるはずだ。
周囲の10人に認めてもらえれば、それで、飯が食えるようになる。

5人はおろか、目の前の1人にも認めてもらえないのなら、努力する以外ない。
やれるだけのことをやる。
それでもダメなら、環境を変えるしかない。リスクを伴うが、それ以外にない。

その中でも一番難しいのは、目の前の1人に認めてもらうことだ。
それを、すぐに諦めるのは逃げだ。

そこから逃げないほうがいい。

人間の領域

前途洋々であろうと、お先真っ暗であろうと、一寸先が闇なのは変わらない。闇という表現ではマイナスのイメージしかないが思いもかけぬ幸運が待っているのかもしれない。その確率が低いだけで。
先のことはわからない。わからないから、その先をどのように照らすかで、今の気分が決まる。希望の光で照らせば明るい気持ちになる。
むやみに明るいのも問題があるが、暗いよりもいいだろう。そのためには、ある一定のところで思考停止することが必要になる。計画をたて、対策を講じるのは必要だが、それによって生じる結果については神様の領域だ。考えても仕方がない。人間の領域で、できることをするだけだ。そこから先は、あまり考えないようにして過ごしていきたい。

びっしり

すき間なく埋めても、効率は上がらないと思う。
むしろ融通が利かなく、すぐに破綻する。
また、無駄なことにエネルギーを注いでいないか、ただの自己満足で終わっていないか。
最終的には自己満足は大事だが、効率を追求する過程においては大敵だ。
せわしなく、あくせく動くことが能率につながるとは限らないが、ついついそうしてしまう。
でもそれを、少し疑ってかかる姿勢もあった方がいいと思う。