なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

ただ自分のためにだけでなく

2014-02-23 18:32:31 | インポート
? 受験勉強は、ただ、自分のためだけ、の行為であり、他者を一切省みることなくひたすら己の得点を引き上げることのみに専念するなら、社会性を損なう危険性もある。

?公務員試験は、就職試験なのだから、これではまずい。いや就職試験の勉強でなくてもマズイが。

? これを避けるには、毎日、わずかな時間でいいから、「受かったその先に待っていること」を想像してみることだ。もちろん、詳細はわかるわけもない。でも、探し求めればある程度の情報はある。知り合いに話を聞くのもいい。「安定した仕事に就きたい」以上の理由を持っているかいないかで、二次試験における迫力が全く違うし、普段の勉強におけるモチベーションも違ってくる。

?受験勉強は自分だけの行為だが、その先にあるのは仕事を通して人の役に立つことだ。そのことを、少しずつでかまわないから思い起こす努力をすべきだ。



尊敬できるひと

2014-02-22 13:40:35 | インポート
 が身の周りにいれば、それは幸せなことだ。その人の行い、言動を規範として、己を確立していくことができる。

 問題は、そうでない場合だ。そういう不幸せな状況だって現実にはある。自分の周囲には誰も尊敬できるような人はいない。そう感じていた時期が、自分にもあった。振り返ってみて、気持ちが荒んでいた時期だった。

 ごく普通の人が、大きな問題を抱えることなく、市井の暮らしをおくっている。実は、それだけでもすばらしいことでだ。その背景には、築き上げられてきた文化、倫理観、行為規範があり、それをごく淡々と実行しているだけでも尊敬に値する。そうした当たり前のことが、荒んだ気持ちで目が曇ると見えなくなる。

 尊敬できる人は、ごく身近にいるものだ。



カラフルな参考書

2014-02-21 11:21:11 | インポート
中高生、特に中学生向けの参考書には、非常にカラフルなものが多いが、あれは本当に読みやすいのだろうか。

図版、写真、グラフ、などを多く見せる、「資料集」「図鑑」としての機能を求められている本ならカラーの方が見やすい。

 一方、文字による説明、は、あまりに多くの色を使っていると、かえってわかりにくい。黒ではない、あえて別の色の文字にするからには、何らかの理由があるはず。重要であるとか、逆にエピソードにすぎないとか。そうした「カラーにしている意味」が不明なことも多く、それだとかえって派手な色使いはノイズにすぎない、ということになってしまう。
 
 中学生向けの参考書は、非常にビジュアル面を追求しているし、それはいいのだが、文で読ませることを主体とした本がもっとあってもいいと思う。


ベタな名前

2014-02-20 15:43:23 | インポート
の方がよい場合、が多いのではないだろうか。

関心を引きつけたり、愛称として定着することをねらった、奇抜な、あるいは可愛らしいネーミングは、聞いただけではなんなのかさっぱり見当がつかないものも多い。それが狙い、といってしまえばそれまでだが、不便だ。名前はごく当たり前、にして中身で勝負、とした方が好感を持つ人が多いのでは。
同様に、あまりにデザイン性の高い製品も、なんか疲れる。枝葉末節な部分で勝負すべきでない。


ややこしくてあたりまえ

2014-02-19 12:27:08 | インポート
 数学の世界においては、「美しさ」が重視されると聞く。研鑽の末にたどり着く結論は、シンプルな式で表されることが多いという。自然科学全般においてこうした志向があると思う。

では、私たちの身の周り、人と人に関わることはどうだろうか。

 これは、最後まであいまいのまま、ということの方が、むしろ多い気がする。大人の喧嘩は、「片手で殴り合い、もう片方の手で握手をする」などと、いわれる。利害、愛憎、いろいろなものが関係しあうので、単純かつ明瞭な結論にはならない。いや、結論そのものが必要のない場合も多々ある。

 神が作りたもうた、自然界はその本質に美的な調和を秘めているのかもしれないが、人が生活を営む現世は、ややこしく混沌としているのが常態だ。そのことを受け入れ、粛々と対応していくのが大人の対応、というものだろう。