なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

違いは何か

2020-11-22 15:39:01 | 日記
誰でもどこか優れていることがあるはずだ、というのは確かにその通りではあるが、基準を他者に取ればその限りではない。どこもさして優れていることはなく、凡庸、あるいはそれ以下、というのは珍しくない。
そもそもこうした言葉は多くの場合、慰めのために発せられる。自信があって揺らぐことのないものに対しては言わない。
だがそれでも、教訓とすべきことはある。十人十色、誰でも他の人とは違う。同時に同じでもある。共通項と差異を調整することによってその人のジンセイが拓ける。全く違うように、全く同じように、は不可能である。というより、スタンダードもまた想定上の存在に過ぎない。
だがそれでも、違いを自覚することで同質な部分も見えてくる。つまり己を良く知ることができる。己をよく知っているということはアドバンテージになる。どこか優れているところは確かにある。誰でも。