なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

全否定しない

2014-05-02 13:05:15 | インポート
 試験問題の選択肢で、全否定、全肯定が出てきたら、たいていの場合、偽の選択肢だ。
その原則は、いろんなことに当てはまる。
 
 人物の評価、歴史のとらえ方、あるいはセールストークなども全面肯定しているものは胡散臭いし、騙しが入っていることがほとんどだ。

 判断するには、なにかに寄りかかっていたほうがずっと楽だ。中途半端であいまいな結論は、どうにも落ち着かない。でも落ち着かないからと言って極端な結論に走るのは幼稚だし、無責任だ。判断を自分以外の何かに任せている。

 全否定、全肯定していいのは、例えば人の命を奪ってはいけない、など、ごく少数のことだ。あとのことは、その時折の状況に応じて、よく考えて判断しなければならない。責任は自分でとらなければならない。