小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

【名鉄局】エボ第二陣完成【1986】

2014年04月03日 22時25分32秒 | 省電・国電・E電


第一陣の完成報告をした頃に製作していた第二陣が完成しました!
山手は非冷房化やら配管やら手のかかる題材だったため、
同じメニューをこなすデラックス版の京浜はひとまず先送り。
息抜き・・・といっては失礼かもしれませんが、
冷房車を素直に組み立てて作れる短い題材、ということで
名古屋の中央西線3連を選びました。
分割民営化前年の改正にて3連単独運用というのが出来たらしいのを
模した編成ですが、その頃には前照灯がシールドビーム化されていたと思われます。
従って、今回は細部は忠実に囚われず好みを凝縮した仕様とし、
ナンバーも神領区の付属編成側に属する、というところまでを絞るに留め、
特定番号を意識しないものとしました。

それでもデフロスタに2コワイパー、サボ差しに黒パンタを携えたスタイルは
中々アクが強く、インパクトは十分。
なかなか楽しい1本が出来たと思います。



例によってボナのエボ用パーツにて手すり類を植え替えてありますが、
ルーバーは完全埋め込み仕様を想定し、貼りませんでした。
ジャンパ栓はαのKE70です。
方向幕も運客仕切りも全てキットのオリジナルで済ませることが出来る
冷房車はとにかく楽でした。
水色はファルベの青22号をストレートで使っています。



保安装置はBS併記、そしてサボ差しが付くと異国情緒?たっぷり。
所属表記はもちろん名シン。
管理局名の略称がライバル私鉄と同名というのも面白いところ。

下回りは、さすがにあれもこれもデラックス版で作ることは出来ないので、
手持ちのKATO製を使ったエコノミー版です。
ただし、今回始めての試みとして速度検知器を付けてみました。
黒一色の中で中々目立ち効果的なので、追って山手にも取り付けようと思います。
その他、排障器を真鍮線で作って付けたり、下回り全般をきちんと黒塗装するなど、
エコノミー版といえども極力グレードを落とさぬよう配慮しました。



転入から長らくの間サボを使っていたという名鉄局の103ですが、
3連運転が始まった頃には幕を活用していたようなので、そのように再現しました。
また、年季の入った車の表現として、屋根に吹き込んだ水色を再現しましたが、
初めてやる技ゆえに加減を誤り、名古屋工場からクレームの一つも飛んできそうな出来栄えに。
真っ青です。



今回はひたすら楽をすることに集中し、
キャンバス押さえや銘板類もモールドそのままです。
もっとも、前者に関しては直そうとすると自動的に配管をやり直さなければならない
為でもあります。
こうして見ると、やはりいささか立体感に乏しい仕上がりなのは確かです。

貫通扉は山手同様にGMの特色淡緑1号です。
ただし、Hゴム断面の塗りを妻面にまで及ばせ、
かつ幌(TOMIXの207系用)を取り付けるなど一歩手の込んだ仕上げとしました。



今回はクモハ103にKATOモハ103用動力を、
モハ102はユニット窓車の同形式用床板を使いましたが、
クハ103に限って、手持ちのサハ103用を流用しました。
偶然手元にジャンクのサハ103が転がっていた(201-900用にサッシ窓を
抜かれた成れの果て)為ですが、巷のブログでは同社クハ103は
台車間距離が短い?などという話も目にしたため、
一部機器をGM製にて追加するなどの手間も、あながち無駄ではなかったようです。



モハ102の配電盤がつかない側はステップを植えてあります。
また、例によって雨樋の上面は予めMr.カラーの灰色9号にて塗装しておきました。
こうしてみると、屋根に飛んだ水色の粒子が粗いことが気になります。



ひたすら説明書どおりのつくりに、デフロスタと2コワイパーの調味料。
ワイパーが水色なのが目に付いたので、塗装前に車体へ取り付けておきました。
ATS-B車上子はトレジャーのパーツですが、曲げがどうも綺麗でないため
目下工夫を検討中。



動力入りとなったクモハ103。
説明書どおりにガラスのツメを調整したところ、
T車と比較して車高が高いことが気になったので、サッシの下端ぎりぎりまで
ガラスを切り詰めて対処しました。

また、今回は車体色が比較的濃色のスカイブルーとなるため、
乗務員扉にスミ入れを行なってみました。
ウグイスあたりで黒のまま差すとウルサクなりますが、
水色やエメラルドグリーンならばだいぶ馴染むように思います。



調子に乗って配管周りにもスミ入れを施しましたが、
拭ききったつもりが結構残っている。



全体的に不慣れさが際立つ部分といえます。
京浜東北をやる際には、再び配管フル施工のデラックス版に戻すことにします。

パンタは特徴的なブラック塗り。
どう見ても新性能国電なのに、ブラック。
なんとも不思議なルックスです。



クーラーは好みを反映してルーバーが角型のタイプを選びました。
元々、エボが出たときには京浜の冷房車をやろうと考えていたので、
クーラーを確保していたのです。
結果的に一念発起して大本命の山手を作ったことから、
京浜も非冷房で揃えることとなり不要となった代物。
スミ入れがいささかウルサイです。
ヒナ君がやってたみたいに、予め黒塗りしてグレーを被せるなどの
工夫をするべきだったといえます。



どこまでがオデコかわからない出来栄え。



そうは言っても仮にもエボ。
先行して完成済みの山手と並べれば、素晴らしい眺めです。
昨日は、こうして眺めているだけで数十分が経過していたほどです。
それくらいかっこいい103系が作れます。



こうなると他の色も欲しくなる。
ただ、去年TOMIXの103系シリーズの先陣を切って発売された総武線が
手元にあるので、ひとまず黄色はこれのディテールアップにて製作する予定です。
微妙に高いテールの位置修正をやろうかとも考えています。
中間車はぜんぶユニットサッシなので、妻の変形ステップをやるのが気が重い。



かっこいい国電がいっぱい!の図。



105の奈良向けが出たときの鉄ファンにこんな写真がありましたね。
名古屋じゃなくて大阪の103でしたけど。



この顔をエボに切り継いで1000番台・・・
なんていうのは、妄想しているうちが華です。
細部の寸法違いや複雑な配管、それ以前に10両分の非冷房化改造など
泥沼必至の要素に満ち満ちています。



103系製品のご先祖様と並ぶ。
窓やライト類の位置がさほど違わないあたり、
いかに優秀なデッサンかがわかります。



擬似モセごっこ



工場寸景。
さすがに少し飽きてきたので、簡単な完成品のディテールアップをおこなっています。
中古で買えたのは営団仕様でしたが、メトロのほうが馴染みがあるので
秘蔵のCPインレタ(5000系を晩年仕様でやろうと思って買ったもの)でメトロ化しました。
貫通扉のSマーク跡は実は地の銀が出てしまってタッチアップしましたが、案外ごまかせた。
車内は床材更新後を模した塗り分けとし、現行の33Fを再現する予定です。



余談ながら、今回は方向幕がGMの純正品です。
というのも、鳳からラインナップされているのを知らなかったのです。
純正も出来は良いのですが、えらく高くついた上に高蔵寺が選べないなど、
ちょっと残念な結果になりました。



幕といえば鳳。
パンタでいうところの東洋電機、
ブレーキ機器でいうところの日本エヤーブレーキみたいなもん。
一部は未完成どころか未着手ながら、
先行してステッカーだけは買ってあります。
夢が広がりんぐ。



京浜に至ってはなし崩し的に全種類揃ってしまった。
今のところ洋光台と下十条、藤沢と小田原くらいしか
使わないけれど、いずれATCの決定版が出たら右端のも活用の日が来ることでしょう。



私鉄もご覧の通り。
3000の1次車はブランドマークがおいそれと解決できないため、
80周年ステッカーが付く2007年仕様で計画中。
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