小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

名鉄局の荷電を作った。

2016年02月10日 00時25分05秒 | 荷電
昨年唯一完成した国鉄荷電について、遅ればせながら記事を書いてみます。



種車は言わずもがな、鉄コレ第20弾。
加工して塗り直したわけですが、ところどころに詰めの甘さがあり少々悔いが残ります。
まあ完成しなければ元も子もなかったわけで、次に生かすこととします。

プロトタイプは国鉄末期の東海道線中京地区を走ったクモユニ147+クモニ143です。
飯田線の荷電運用がなくなり豊橋から大垣へ転属した頃に
こんな組み合わせが見られたそうで、113系を繋いだ編成が
西は米原か彦根かそのへん、東は熱海くらいまで走っていたようです。
113は千葉からきたスカ色のがつながってたこともあるらしい。


2015.01
もともと面白そうだなーと思ってクモルとクモユニを買ってあった。
その後競作のお誘いを頂き、迷った末かぶらなそうなクモユニを選んだ次第。
ふたを開けてみれば誰もクモルをやらなかったw

うしろのクモニはKATOので、このあと鉄コレのを買ってきました。


2015.05
暖かくなった頃にIPA漬けした。
そのころツイッターで話題になってた乗務員扉間隔。
実際よりも間隔が開きすぎているんだとか。
そんなの聞いちゃったらやりたくなるのが性。
無謀にも不慣れな切り継ぎ工作へ突入していくのでした・・・。


2015.05
開きすぎてる間隔を切り詰めて、他の部分を引き延ばすことで
全長はそのまま、という仕組み。
今回は延長する部分にプラ棒を挟み、不要部分を切削しました。
ただしその後他の作例を拝見すると、雨樋はそのままに
それより下だけを切り継いでいました。
たぶんそっちのほうが楽でキレイ。


2015.06
クモユニ147は身延線入線も視野に入れたのか、
クモユニ143とおなじ微低屋根だったようです。
配管をやり直さなければならなくなるので迷いましたが、
もしやんなかったら完成してもずーっとそこばかり
気になるのは目に見えている・・・。
ということでやりました。

見ての通りパンタ周りを四角くくり抜いて、
そこに厚手の(t1.5くらいだったか)プラ板を
うまい凹み具合となるようはめ込みました。
凹み具合の調整だけが肝で、あとは何ら
難しいことはありませんでした。


2015.06
製品はガラス側にHゴムが表現されているので、
特に明かりとり窓のような小さなところは
Hゴム周囲の隙間が気になります。
開口部に厚手のプラ板を少々出っ張るようにはめ込み、
内側をくり抜いて車体側にHゴムを表現しました。

量産する上での都合もあるのでしょうが、
猫も杓子もぜんぶガラス側表現にする風潮には疑問を感じます。
今回みたいな外板より出っ張ってるはずのHゴムや
旧型車の窓枠における木枠表現・・・
車体側表現のほうがリアルなパターンはけっこうあると思います。


2015.06
方向幕の窓も同様に。
こっちはGMエボの103系ガラスを入れることにして、
一旦埋めた後ガラスがはまる大きさに再開口した。

タイホンはαモデルの113系用に交換しました。
元のスリットモールドがやや大味であったためですが、
表面のふっくら感は元のほうが良かったかも。
ヘッド・テールはそれぞれトレジャーのTTP161-61・TTP161-71です。
施工当時新発売だったので、好奇心で使ってみました。


2015.06
水色は若干鮮やかさを出したくて
GM6番青22号にクレオス34番スカイブルーを少し足したもの、
白帯は灰色9号よりはもうちょい明るいイメージなので
クレオスの灰色9号に同じくクレオスGX-1クールホワイトを
加えてみました。

湘南色はGMの塗料を買い置きしてあったのを忘れて
オレンジはモリタの黄かん色+クレオス79番シャインレッド、
グリーンはクレオス6番グリーン+ガイアC812ダークグリーンで
作った色を塗ってます。


2015.07
完成間近のころのひとこま。
楽しくなるカラフルさです。


そんな感じで完成しました。
クモユニ147-5

今回は2両とも鉄コレ動力を組み込んであり、
クモユニは台車側枠のみをTOMIXのDT21Bに貼り換えました。
スカートがない分ぜひ取り付けたい排障器は
TOMIXの103系用で、真鍮線によるブレーキ引き棒も添えてみました。


クモニ143-2

こっちはシングルブレーキのDT21Cなので、
おとなしく鉄コレ付属の台車枠を使っています。
こっちにはTOMIXの165系用スノープロウを付けました。



ヘッドライトレンズは表面から1mmくらいのところでカットの上、
裏からアルミ箔ステッカーを添えています。
テールライト共々表面に光沢クリアを塗り、
クリア塗装後の車体にはめ込みました。

方向幕は鳳車輛。



今回初採用のトレジャー新製品ライトは、
リムより一段くぼんだ所にレンズが入るさまがリアルです。



反対側。
こっちは多少遊んだ幕にしたかったので、
むかしからあるGMの113系キット用ステッカーより。
実際にこんな幕が入っていたかは知らないw



微低屋根と配管。
作用管をもうちょいすっきりさせたい。



あかりとり窓を見る。
今回はヤスリがけした塩ビシートをはめ込みましたが、
完成後建築模型用と思しき半透明の塩ビシートを
購入したので、いずれ交換したいところ。

表記類はいずれもタヴァサのインレタ。
郵便マークのつく車など、次はいつ作るのだろう・・・。



クモニ143は普通屋根。
雨樋上に灰色のゴムが走ります。



切り継ぎ部分を見る。
扉の間隔が適正になったのはいいのですが、
昇降ステップの位置がややおかしいです。
その影響で所属表記が入らなくなるという・・・(´Д`;)

トイレ窓はt0.3プラ板をやや傾斜させてはめ込みました。



荷物扉そのものはもともとのものを使いましたが、
トレジャーの手掛けとドアノブを付けました。

保護棒はガラス裏のモールドに淡緑を差しました。



雨樋高さの違い。
クモユニ147は雨樋下にごくわずかにRがあるように見えるので、
雨樋モールドの下にカッターの刃をカンナ状に走らせて表現しました。



多少の心残りはあれど、見栄えのするカラーではある。
103系をある程度作ったらクモルもやろう。

以下番外編。



1700の3次車、買ってきました。
むかしの車、しかも1本しかいないのをやってくるとは驚きました。
1910からの流れを見ればロマンスカーコンプリートを目指しているのは明白なので、
いずれ2300もやるのかな。

台車を晩年仕様に流用したい気もしますが、
とりあえず1本は特急仕様でガチ加工したい。



いつか作りたいなーと思って用意しておいたこれを使う日がきた!



鉄コレつながりで。
というか、これを買いに行ったランドマークで1700も買ったw

また改めて書きますが、美点がないわけでもないので
できるところまでやってみようと思ってます。
空ラー車にしたい。