小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

1970年のロクサン型

2013年04月10日 21時12分21秒 | 小田急1800形


鉄コレベース1800形、完成しました!
古のGMキットとフルディテールのボナとの間をゆく待望の製品でしたが、
例によってひとしきり眺めて納得した後は“塚”の奥へ・・・
製品化から4年以上かかっての1編成目竣工です。

プロトタイプは昭和45年頃の1805×2+1806×2です。
外観上は一部に残る灰Hゴムと黄色い各停幕、側面のサボ受け等が
ポイントです。ちょうど4000と連結運転していた頃でもあり、
今後に可能性を残す時代設定となりました。

画像はデハ1805とクハ1855。
色々な写真を見比べた結果、1806×2ともどもHゴムの色はたぶんこんな組み合わせ
だったと思われます。




加工は前面と妻面、屋上に集中しています。
前面は手すりの植え替えとヘッドライトのクリアレンズ化(銀河N-082)が主な工作で、
急行灯はコスト的な都合でモールドのままです。
前面ガラスは元のはめ込みガラスは使わず、塩ビシートをピッタリの大きさに切って
木工ボンドで固定するいつもの工法です。
ただし、黒Hゴムについては、そのままはめ込むと塩ビ断面の白さが目立つので、
マッキーで黒く塗ってから固定しています。




デハ1805の横顔。ワイパーはBONAの2600~5000用(P-079)で、ゴム製となる部分を
黒で塗り分けてみました。カッコイイ!
側板に接続されるアース線?はあんまりキレイにできなかった。次回は改良します。




1800というと、旧国由来の車ながら抵抗器が近代的なものに取り替えられている
印象が強かったのですが、昭和44年前後の写真を見てみると、ギリギリ
旧国タイプのをぶら下げてた模様です。なので、模型でもGMの5番より。
ほんとは碍子を介してぶら下がっているとかっこいいんだけど、そこまでやる
元気がなかった(;_;)

そして車体に目を転じれば今回の大きなチャームポイントたるサボ受けです。
プラペーパーを切り貼りしただけのものですが、なかなか昔っぽくなってヨロシ。




妻面は、製品状態だとガラスがはめ込みになっていません。
が、他とのバランスのためにも前面同様塩ビシートでガラスを入れました。
ほんとはデハの二段窓だけでも側面のを使いまわせないかと思ったんですが、
微妙に寸法が合わなくてだめでした。

昭和46年撮影の車内写真では貫通扉が見当たらないので、多分今回の時代設定の頃には
なかったはずですが、見た目に華を添える意味で敢えて残しました。




デハ1805、俯瞰。
配管は、昨年の国電201での練習成果を踏まえて本格的に真鍮線化しました。
といっても201よりずっとシンプルな配置で、むしろこっちのほうが習作には
適していた感があります。
細かなミスで一部引き直した部分があったりと、中々梃子摺りましたが
全部の配管が屋根から浮いてる様は中々壮観です。フヒー




もう一枚。
昨秋竣工の1064×4に続き、今回もウェザリングをしてみました。
当時のカラー写真で俯瞰した図があまりないので、色味は推測です。




デハ1806のパンタからの汚れが隣のクハ1855に降りかかる・・・という風に、
わからないなりにも考え考え汚しました。これは奥が深そう。




当時の写真でもオデコのライト上あたりが汚れてる様がしばしば見受けられる為、
まあ、そんな感じだったんじゃないかと(´ー`)
関係ないけど中間封じ込め先頭車ってなんかいいデスネ




恒例の無駄なこだわりシリーズ。
今回はスタンションポール!
ほんとは先に手をつけていた201-900で仕込んでいたネタでしたが、
こっちが先に完成しました。
0.3の洋白線を植えたものですが、もうちょい太いほうが感じがでるかも。

床材はクレオスの城シリーズ?の畳色です。




無駄なこだわり2号。
胴受けのヨコあたり・・・見えます?




今回初めてつけてみました。警笛のラッパ。
たまたまタヴァサからパーツが出てるのを知ったのがきっかけとなりました。




新旧食パン小田急。
どっちもかっこいい!




新塗装化過渡期の図。
イメージ的には連結器交換中の昭和44年9月16日、かな?
ちょっと遡った同年4月頃にゃ、新塗装化第1号の2655×6をはじめ、
お買い物電車塗装に旧塗装と荷電のグリーン、はたまた
1300の茶色・・・という具合に色見本帳さながらの図が繰り広げられていた筈。
そんな時代を再現したいなと思ってマス・・・



などと言いつつの斜め上的展開。
コメント (1)
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元祖食パン形。

2013年02月17日 22時35分22秒 | 小田急1800形
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
既に6分の1が過ぎようとしていますが(^^;、本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年第一作目は・・・といきたいところですが、
例によって前年からの継続品の作業を進めています。
モノはコチラ↓



1800!
実は昨年末ごろの運転会に持っていけたらいいなーと思って、11月ごろに着手した代物。
2灯化後なら配管引いて手すり植えるくらいだから楽勝だぜイェアと
踏んで選んだ題材ですが、何だかんだで思いのほか忙しく
運転会には行けないわモノも出来上がらないわでショボンな結果に・。゜(ノД`)゜。・
このまま行くと竣工は桜が咲く頃かも・・・

ベースは鉄コレで、昭和45年ごろの1805F+1806Fがプロトタイプです。




右がデハ1805、左がクハ1855。
あえてこの時代を選んだのは、新塗装かつHゴムのバリエーションが楽しめる為ですが、
ただでさえ浅いモールドの行灯方向幕にちょうど灰色を差すこととなったため、
結果としてややボンヤリした印象になってしまいました。
いっそ全部黒のほうがすっきりしたかも・・ね(^^;)

左のクハ1855は色差し中に落っことしてカドを補修中です('A`)




右がデハ1806、左がクハ1856。
こっちは助手席側の窓も灰Hゴムです。
やっぱりクハを落っことしてこっちは手すりを補修中。もーなにやってんだか・・・

ちなみにこの時代の1800はまだPS13を載せてますが、
正面から見たときに、上に向かって逆ハの字形に広がっている独特なものだった模様です。
再現は見送りますが、一体どういう理由でそーなったのか知りたいところ・・・。




限界に挑むかのごとくHゴムまみれの側面。
ここまで多用した車両はなかなかないんじゃないでしょうか。
クハ1350みたいに乗務員扉の窓もHゴムだったら、全部の窓がHゴム支持ということに・・・。
全部塗り終わるのには相当な時間を要しそうです。




妻面。扉のあるほうがクハですが、昭和46年の写真で扉が見当たらないので
(開いているだけというわけでもなさそう)、もしかしたら当時は外してたのかもしれません。
模型的にはあったほうが見栄えがするので、スーパーステンレスで塗り分けてみました。

屋根板カドにあるやや幅広の手すりは意外と使えるものがなく困りましたが、
トレジャーのTKK8500用にピッタリなものがあったのでそれで。




国電201-900に続く真鍮線配管第2弾ですが、今回は至ってシンプルな配置なので
前回よりさくっとできました。
ただ、側面に接続されるアース線(?)はなんとも絶妙なカーブを描いており
ここはあんまり納得のいかない仕上がりに・・・。
遠からず手がけるであろうツートン仕様で改良したいところ。

現状こんな感じです。
久々に小田急の旧型車を作りますが、やっぱ楽しいですね。
通いなれた道?だけにわからなくて行き詰まる事もないので、安心して作れます(笑)
1600やら1400を皮切りに、たくさん仕掛かりのあるFMやらHEも
今年こそは仕上げてしまいたいなと考え中です。
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