この内容は、本家サイトにおいてあった製作記からの転載です。
2010年6月29日
大変久々の更新です。そろそろ画像が多くなってきたので、
新しいページに移動しました。
長らく更新をサボっている間に作業は随分進みまして、
これを書いている今、一旦塗装をして、失敗して剥離した
ところまで進んでいます(妙な言い回しだw)
再塗装の時間が中々とれないのですが、8月くらいには
完成させられるでしょうか・・・。
さて、ブログを見ていた方は知っていると思いますが、
地味に2両増えています(´∀`)
当初は余剰部材の消化が目的だったので、最小単位の
2両だけ作ってオシマイにするつもりでしたが、調べ進む
うちに2連が新造されて間もない頃に2+2の特急(高幡
不動~京王八王子限定?見つけた写真は6414F+6415F
だったので、今回のプロトタイプもコレに決定)というのが
走っていた事が判明した為、これをやってみることにした
のです。
今回作り足したのは、これまでに作っていた2両編成と
全く同じ仕様のものですが、一方で一度作ると幾つか
改善すべき点も見つかりますので、編成を組んだ際に
違和感が生じない範囲で小改良を加えています。
上で触れた小改良で一番目立つのが、
側面と妻面の接合部分。このキットでは妻面の厚みで
側板端部(車体のカドにあたる部分)を表現する構成に
なっていますが、どうもこの部分の合いが悪く、GMの
カタログ作例を見てもこの接合部分に段差が出来て
しまっています。最初に作った2両では、この段差をペーパー
がけで消そうとしましたが、この方法だと段差が消えても
カドが丸っこくなってしまい、結局この2両では再度パテを
盛ってちゃんとエッジが出るよう整形しなおすという余計な
手間が発生する事となりました(上の車体がコレ)
ところがこれの解消方法(一つ下の欄で写真を交えて
ご紹介します)は思いのほか簡単で、後から作った2両
では写真下側の車体のようにスッキリと仕上げる事が
出来ました。
上で触れた側面と妻面の合いの悪さを解消する方法
ですが、何のことはない、妻面の裏側にある出っ張り
のうち、側板裏側に干渉する部分を僅かに削るだけの
ことです。この干渉するモールドを削った分だけ、側板
は車体中心側へ0.1~0.2mm移動しますので、結果
として妻面との段差は解消されるというわけです。
単純な事ですが、言葉で説明するのが
なんとも難しい・・・。
前回の更新時点であらかた出来上がっていたパンタ周り
ですが、2両作り足す際に既存の2両も細かな仕上げを
行ないました。
具体的には避雷器やランボードの設置で、前者はプラ棒
とプラ板を組み合わせたもの、後者は0.3mm厚プラ板を、
市販ランボードパーツのような断面形状に加工したもの
(表面が斜めになるようカッターの刃を立てて削る)です。
また、パンタ台は微妙に取り付け位置が狂っていた関係
で、パンタがカッチリと付けられない状態となっていたので
一旦撤去しましたが、再度付け直した際にも失敗してしま
ったため、諦めてプラ板による簡素な表現に留めています。
現在競馬場線に走っている実車を見る限り、地上線用の
2連にも都営用アンテナの取り付け台座が設けられている
ようなので、資料をもとにプラ板を小さく切ったもので再現
しました。今回はクハ用の屋根板を用いましたので、車体
後ろよりに台座のモールドがありましたが、これは2連の
台座位置とは異なるようでしたので、モールドは削ってしま
いました。調べた限りではデハ(後ろパンタ)が車体前寄り
に、クハ(前パンタ)が車体後ろ寄りに付くようです。
後ろパンタとなるデハの配管。
大まかな配置は中間デハと似ていますが、ヒューズ周りが
やや異なる(?)ようです。ちょうど中間の屋根が手元にあっ
たことから、最初はそれを参考に作っていったのですが、
実車資料(ただし曖昧な写り)と見比べると多少異なる事が
判り・・・最終的には、新色8+2用に買った2連用屋根板を
参考に仕上げました。最初から2連用の屋根使えばラクなの
に・・・といったところですが、あくまでも今回の工作は余剰
屋根板の消化が建前なので(´∀`;)
クハの妻面。
左が後から作った方ですが、高々数ヶ月の差ながら
幾らか右より仕上がりが良くなっています。
貫通路の上には京王独特のヒサシを取り付けましたが、
これはプラペーパーを適当に曲げただけのものです。
実車を見ると案外複雑な形をしていますが、
何度見ても曲げ損なったようにしか見えない形です・・・。
デハの妻面。
作った後に気付きましたが、左側の細い配管は
どうやら窓の下で軽く曲がるのが本来の形みたいです。
コレ、いつか作ってみたいですねー。
昔はどうもダサく見えて嫌いでしたが、
近年出てきた7020系の更新車は中々カッコイイです。
2010年6月29日
大変久々の更新です。そろそろ画像が多くなってきたので、
新しいページに移動しました。
長らく更新をサボっている間に作業は随分進みまして、
これを書いている今、一旦塗装をして、失敗して剥離した
ところまで進んでいます(妙な言い回しだw)
再塗装の時間が中々とれないのですが、8月くらいには
完成させられるでしょうか・・・。
さて、ブログを見ていた方は知っていると思いますが、
地味に2両増えています(´∀`)
当初は余剰部材の消化が目的だったので、最小単位の
2両だけ作ってオシマイにするつもりでしたが、調べ進む
うちに2連が新造されて間もない頃に2+2の特急(高幡
不動~京王八王子限定?見つけた写真は6414F+6415F
だったので、今回のプロトタイプもコレに決定)というのが
走っていた事が判明した為、これをやってみることにした
のです。
今回作り足したのは、これまでに作っていた2両編成と
全く同じ仕様のものですが、一方で一度作ると幾つか
改善すべき点も見つかりますので、編成を組んだ際に
違和感が生じない範囲で小改良を加えています。
上で触れた小改良で一番目立つのが、
側面と妻面の接合部分。このキットでは妻面の厚みで
側板端部(車体のカドにあたる部分)を表現する構成に
なっていますが、どうもこの部分の合いが悪く、GMの
カタログ作例を見てもこの接合部分に段差が出来て
しまっています。最初に作った2両では、この段差をペーパー
がけで消そうとしましたが、この方法だと段差が消えても
カドが丸っこくなってしまい、結局この2両では再度パテを
盛ってちゃんとエッジが出るよう整形しなおすという余計な
手間が発生する事となりました(上の車体がコレ)
ところがこれの解消方法(一つ下の欄で写真を交えて
ご紹介します)は思いのほか簡単で、後から作った2両
では写真下側の車体のようにスッキリと仕上げる事が
出来ました。
上で触れた側面と妻面の合いの悪さを解消する方法
ですが、何のことはない、妻面の裏側にある出っ張り
のうち、側板裏側に干渉する部分を僅かに削るだけの
ことです。この干渉するモールドを削った分だけ、側板
は車体中心側へ0.1~0.2mm移動しますので、結果
として妻面との段差は解消されるというわけです。
単純な事ですが、言葉で説明するのが
なんとも難しい・・・。
前回の更新時点であらかた出来上がっていたパンタ周り
ですが、2両作り足す際に既存の2両も細かな仕上げを
行ないました。
具体的には避雷器やランボードの設置で、前者はプラ棒
とプラ板を組み合わせたもの、後者は0.3mm厚プラ板を、
市販ランボードパーツのような断面形状に加工したもの
(表面が斜めになるようカッターの刃を立てて削る)です。
また、パンタ台は微妙に取り付け位置が狂っていた関係
で、パンタがカッチリと付けられない状態となっていたので
一旦撤去しましたが、再度付け直した際にも失敗してしま
ったため、諦めてプラ板による簡素な表現に留めています。
現在競馬場線に走っている実車を見る限り、地上線用の
2連にも都営用アンテナの取り付け台座が設けられている
ようなので、資料をもとにプラ板を小さく切ったもので再現
しました。今回はクハ用の屋根板を用いましたので、車体
後ろよりに台座のモールドがありましたが、これは2連の
台座位置とは異なるようでしたので、モールドは削ってしま
いました。調べた限りではデハ(後ろパンタ)が車体前寄り
に、クハ(前パンタ)が車体後ろ寄りに付くようです。
後ろパンタとなるデハの配管。
大まかな配置は中間デハと似ていますが、ヒューズ周りが
やや異なる(?)ようです。ちょうど中間の屋根が手元にあっ
たことから、最初はそれを参考に作っていったのですが、
実車資料(ただし曖昧な写り)と見比べると多少異なる事が
判り・・・最終的には、新色8+2用に買った2連用屋根板を
参考に仕上げました。最初から2連用の屋根使えばラクなの
に・・・といったところですが、あくまでも今回の工作は余剰
屋根板の消化が建前なので(´∀`;)
クハの妻面。
左が後から作った方ですが、高々数ヶ月の差ながら
幾らか右より仕上がりが良くなっています。
貫通路の上には京王独特のヒサシを取り付けましたが、
これはプラペーパーを適当に曲げただけのものです。
実車を見ると案外複雑な形をしていますが、
何度見ても曲げ損なったようにしか見えない形です・・・。
デハの妻面。
作った後に気付きましたが、左側の細い配管は
どうやら窓の下で軽く曲がるのが本来の形みたいです。
コレ、いつか作ってみたいですねー。
昔はどうもダサく見えて嫌いでしたが、
近年出てきた7020系の更新車は中々カッコイイです。