小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

たまにはお手軽工作を…東武10080型を作って

2022年11月04日 19時01分16秒 | 東武鉄道
Twitterで書いたとおり、相鉄7000は竣工しました。
が、正直工作メニューを絞った割になんだか疲れてしまい、
一旦軽工作…それも出来のよい完成品にパパッと手を加えて満足できるものをやることに。


白羽の矢が立ったのは東武10080。
京成と東武はやたら出来が良いGMが本領発揮した感もある出色の出来栄えをほこる製品で
さらっと手を加えてニヤニヤにするにはうってつけです。
変わり種の10080は実車の特異性や4両でまとまる手軽さに加え、Twitterでフォローさせていただいているta-koさんの
加工例を見てずっと真似してみたいと思っていたネタの一つ。

以前中古で手ごろな出物があった際に種車は押さえてあり、
今春クロポからSS110台車が分売されたのを引き金に着工と相成りました。
余談ながらこの種車、帯色が変わる前かつツインモーター動力時代のロット(プロトタイプは
主回路換装後かつ車体修繕前)ですが、インレタで新ロゴに貼り換えたり3D出力の避雷器を付けたり
コアレスモーターに換装したりと前オーナーが大事にしていたことがうかがえる逸品でした。


いきなり竣工した図。
お手軽加工なので、退勤後~寝る前の細切れ時間を使ってちょこちょこ進めており、写真を撮ってなかったのです。

プロトタイプは東武初のVVVF車としてデビューした'88年当時の仕様としました。
つくるまで知らなかったんですが、10030型と同時デビューなんですね。
モデルチェンジするし、後のスペーシアを見越して一本だけ試しにVにしてみたってところなのでしょうが、
他社が大体旧車で試験してから新造車に採用した流れをとる中でなかなかチャレンジングな感じ。
チョッパのときはサヤ8001がありましたが、Vはそれ的なのやってないですよね?


前面周辺の加工箇所はおおむね下記の通り。

●ライトユニット撤去~キャブインテリア作り込み
実車が出たころは日中ライト点けてないはず~といういつものやつです。
そのぶん置いて眺める時に見応えのあるものをつくりたい。
(とかいいつつ11480のコンソールが傾いてるのは恥ずかしい!)

種別・行先周りはライトユニットから切り出してガラス裏に接着してあります。
幕は準急がKATO東武8000用、行先は元の印刷を活かしてあります。
Twitterにアップした通り幸手行きにしたかったんですが、
地色の紺は製品の印刷の感じが好みだったのでこうした次第。
以前2000系を作った時にも思いましたが、東武のガレージステッカーの
紺色はもうちょっと暗めで作ってくれるととてもうれしい。

●ダミーカプラー化(密自連化)
これも置いて眺める時によりリアルに…といういつものやつです。
(とかいいつつ11480の胴受けが傾いているのは恥ずかしい!)
胴受けはKATO東武8000用ASSY、カプラーはKATO叡電きらら用、
14480のジャンパ栓収めはKATOのEF64-1000用、11480のはプラ材と
アルミパイプで自作、エアホースはイーグルスモデルのロストパーツです。
ATS車上子は8年前に8191F用に買ってきたペアハンの東武用ですが、
今回で使い切ってしまった。まだどこかに売ってるかな…?

●ライトレンズ加工
以前挙げた小田急1000と同じ手順でシールドビームの反射鏡表現をおこないました。
尾灯はデビュー当時の消灯時の感じがやや茶色みを帯びたグレーって感じだったので
適当に調合したエナメル塗料を塗ってあります。
なぜか尾灯が内側となるこの配置、20000系列ともどもこの時代の東武のアイデンティティでしたね~


下り方先頭のクハ14480にはトレジャーの10000系用幌を付けました。
ワイパーは何を使ったっけ…?(最近すぐこうなる)

無線アンテナも製品状態ではL字型ですが、デビュー当時は棒状なのでペアハンのパーツに置き換えました。
半月状の穴をプラ材で適宜埋めてセンターに丸穴を開けましたが、実車はアンテナ周囲に台座みたいなのはないかも?


デビュー当時は幌枠周辺の締結金具がなかったみたいですが、さすがにこれを削るのは
軽工作では済まなくなるのであっさりスルーしました。

運客仕切りのドアノブはわざと4アーティストマーカーのギラ付いた銀で塗ることで存在を主張させました
(単に塗り済みの使い残しがあっただけともいう)


角度を変えて横顔。
前面裾の足掛けはトレジャーの10000系用ですが、ちょっとレール方向が長すぎたかな。
乗務員ステップは銀河の西武用です。
排障器はトレジャーの東急8500用手すりに入ってる8000用アンチクライマ―を曲げて作りました。
取り付け足を活かして台車枠に開けた穴に差し込み→瞬着一滴である程度の強度が保てます。

その他、車体関係は…
●乗務員扉のガラス交換
もとのパーツはサッシ周囲の隙間が目立つので、t0.4透明アクリル板に
ジュラルミンフィニッシュで枠を表現したものに交換しました。
乗務員室表記はトレジャーのインレタです。

●乗務員扉脇の表記追加
製品状態では印刷がなかったので、これもトレジャーのインレタで。

●裾のスポット溶接痕のシーリング表現
初の試みです。下に挙げるとおり実車はまあまあ目立つので
やや濃い目の色調をしているエスビーモデルのインレタを使ってみました。
キッチンからも同じ用途のインレタが出ていますが、そっちはもっと銀色です。

●ドア枠・裾をダークステンレスシルバーで塗り分け
お手軽工作の範疇を超える気がして迷いましたが、


2022.08 池袋にて ※黄色い点字ブロックの内側より撮影

まあまあ質感差が目立つのでがんばってマスキングして塗り分けました。
本来窓枠もごらんのとおりですが、製品のモールドが細いこともありあっさり諦め。
それでもだいぶ変化がついてご満悦です。
さいきん「今時これくらいはやるべきか」とか誰それの作品ではできていたor●●の製品ではできていた…
みたいに自分自身で雁字搦めになりがち(で、加工メニューが増えがち)ですが、
本来はある程度の"ご満悦"さえ得られればそれでいいんですよね~
謎の完璧主義はマジ苦しいだけ。


前面幌はいさみやのカラープライマー(黒)→グレー(やや薄めに溶き、前面側からだけ吹き重ね=影ができる)で
塗ったのち、前面側の表面のみを残してマスキングしてダークステンレスシルバーを塗り重ねました。

前記の乗務員扉の窓ガラスはサッシ表現が意外と難しくてボツ品続出でしたが、
ふとした閃きで開放状態にしてボツ品を有効活用した次第。
転んでも泣かない。


この影をつくる吹き重ねはヒナくんの真似だけど、ようやく若干できるようになってきた!
足回りなんかもこんな感じ。以前だったら塗り残してるみたいで落ち着かなかったけど
最近はこれくらいが好みになってきた。

余談ですがダミーカプラー周りはこんな感じで厚手のプラ板を使ってユニット化してあります。


台車は前述の通りクロポから分売されたSS110に交換しました。
以前からあるいわゆるSSタイプとなにが違うの…?って感じでしたが、
外側にブレーキシリンダーが付いたんですねえ。だいぶ見た目の印象が違います。

床下機器はすみだ総合車輌なるガレージメーカーの3D出力品です。
クハも含めて立体感のあるつくりになっており、効果は抜群です。


ただし、動力車用のパーツは全て一体となっており
ただグレーに塗っただけだと物足りない印象だったので
一旦バラバラに切り離して適宜プラ材で奥行きを増して再配置しました。


ハイライトとなるモハ12480です。
件の床下機器はこれを再現するために動力車を純正の12480から13480へ移す設計になっているなど、
わかってらっしゃる~って感じ。


反対側も。


ひっくり返した図。
ギチギチに詰まってる感が良きです。
この時代から約30年経って出てきたE235とか東急2020あたりでは
びっくりするくらいVVVFが小さくなりましたねえ。


ちなみに床板は前オーナーが交換したと思われるGMの最新仕様品ですが、
ロングシートパーツが欠品していたのでt0.2プラシートを敷いてフラット化し、
t0.5プラ板でかんたんにロングシートを作ってあります。
ガラスとの兼ね合いで背ずりは省略してしまいましたが、色のおかげもあってまあまあ効果的なようです。


前面・床下に続く見せ場はモハ12480の下り方パンタ周りですが、
お手軽工作なのでモールドはほとんどいじってません。
特徴的なヒューズ(トレジャーのロストパーツ)を設置するにあたって
必要な最低限の配管のみφ0.3~0.4のアルミパイプを用いて追加工作するに留めました。
当然モールド部分との差異が目に付きますが、全部引き直すと5年コースになりそうなので…


逆サイドから。


アルミパイプは艶消しの白銀色なので、妻面部分は無塗装で用いています。
固定はいつものトレジャーの配管止めではなく、KATOのフィーダーをばらしたリード線で。
前にも書いたかもしれませんが、カッターマットとステンレス定規で挟んでコロコロするとまっすぐになって使いやすいです。

避雷器はKATOの東武8000用を。
竣工直前まで前オーナーが付けた3Dパーツを付けていましたが、
実車のデビュー当時は独特のカバー付きだったみたいなので交換しました。


浅草方はほぼノータッチです。
どっか違うかもしれないけどわからないので諦め~



GTO素子VVVFだった時代には10030型同様に主電動機冷却用とおぼしき
ベンチレーターが付いていたようなので、KATOの8000系用で再現しました。
本当は客室用のベンチレーターもKATOのに取り替えたかったのですが
巷の店頭で売れ残っているのは主電動機用(いわゆる大タイプ)のみだったので、やむなく。
クーラーもKATOのほうが新しいだけあってかっこいいので、余力のある人は全交換すると幸せになれそう。


妻面も多少手を加えました。
検査票差しみたいなのはトレジャーの東武8000用、製造銘板は同社の東急用インレタです。
一連番号は小さすぎて固定方法の妙案が思い浮かばず、省略してしまった。

貫通扉は製品だと印刷表現ですが、あんまりかっこよくないので
t0.5プラ板で自作しました。ただし、ドアノブの向きが2種類ある(たぶん連結時に全部同じ方向に
開くようになってる)ので、注意が必要です。
まあ、わざわざ書くという事は…


いやいや扇形に並べて喜んでる場合じゃねんだよな~~~

一応ドアノブを付けなおしましたが、綺麗にできなかった扉は開いた状態にして有効活用しています。


わかりにくいですが、戸袋になる側のガラスはツライチに、そうじゃない側は一段凹ませて
塩ビシートをはめ込んであります。
実車はたぶんどっちも熱線吸収ガラスで薄く青みがかってるっぽいんですが、
戸袋のほうは二重になるぶん青が濃く見えるはず…ということで、こっち側だけ
iromizuを貼り込んであります(35-25icを使用)
ちょっと大げさだけどまあいいんじゃないって感じで。

どっちかというとガラス固定に初めて使用したセメダインの新しい接着剤に
思ったより難儀してしまった。若干はみ出しが除去しきれてない。


その他、クハ11480のみシルバーシート表現を。
トレジャーの国電用インレタです。


数少ない作業中写真より、運客仕切り。
仕切りの乗務員室側ってみんなあんまり撮ってないので、
自分で実車を撮るときはめちゃくちゃ意識して撮っておく。


へへっ
かっこいいじゃん


マイクロの20000型はこれはこれで帯が赤すぎる気がするんだよな~
トレジャーの帯インレタがいい感じなので、モハの微低屋根化も兼ねて全塗装からの
帯インレタをやろうかと思案中。
まあ配管全部引き直しだから30年くらいかかるかな~ ハハッ


下枠交差パンタってかっこいいよねえ
小2くらいのとき、東向島の東武博物館に連れてってもらうにあたって
はじめて東武に乗ったんだけど、業平橋に止まってる1800だか300のキノコ型クーラーともどもすげー印象的でした。


いちばん大好きな2000系が微妙な出演のしかたなのは、
ヘッドライトをトレジャーの丸リムタイプに交換しようとして泥沼化しちゃったから。
先頭車は塗り直し不可避だけどめんどくさくて放置中…。
いま目線で見ると、側窓は鉄コレのガラス持ってきてちゃんと日の字サッシにしたい気も。
もちろんそれを実行するなら新規に1本作りますが…


はい、できたできた。
おしまーい
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東武2000系を今クオリティで。その2

2016年09月15日 20時52分14秒 | 東武鉄道
今年はもうちょっと豆に製作記を・・・なんて始めた
2000系製作記ですが、9月になって第二回目。
twitterではちょこちょこ進捗を載せていたのですが、
だいぶ進みました。

前回の記事



2016.09
現状こんな感じです。



レストア着工前はこんなん。
多少実車の顔つきに近づいたのでは。



若干前回の記事と重複しますが、
主な改良箇所は下記のとおり。

・ライト(BONA西武用→銀河N017)
・表示板差し(クロポ7800用→BONAのP606=東武8000用)
・IR(モールド→トレジャーTTP213C=TKK8500用+0.4真鍮線)
・手すり(モールド→BONAのP606=東武8000用)

その他、貫通扉下にプラ材でディテールを追加したり、
オデコを丸く削り込んだり・・・。
後者については10年近く前、クロポキットの試作品発表の時から
オデコが四角いなーと気になっていたのですが、均一に削り込む自信がなかったので
一回はスルーしてしまったのです。
今回思い切ってやってみたら、かなり好みの顔に近づきました。
鉄コレの2000系はこの部分の丸みが非常に好ましいのですが、
屋根Rがクロポより僅かに深いようで(後述の屋根板流用で判明)、
これも影響しているものと推測。

続いての話は妻面に移るのですが、
その後の話をシンプルにするために2000系に関してざっくりオサライ。
細部も含めた形態分類は「とれいん」No.463(2013-7)の東武2000特集参照。

2101F~2110F
S36~37年に4連で新製、39年に2両増結、46年更に2両増結
39年、46年分はユニット間が幅狭貫通路、うち46年分のみ幅狭モニター・客窓隅四角

2111F~2114F
S41年に6連で新製、46年に2両増結
構成は2110までと同じながら、前面に補強板がつく。

2115~2120F(2115~2118は台車がDRC流れのFS334)
S43~45年に6連で新製、46年に2両増結。
貫通路は2114までと同じ、全車幅狭モニター?、全車客窓隅四角

ちょーざっくりですがこんな感じと思われます(誤りがあったら教えてくださいね)
今回ベースとしてるクロポのキットは
・客窓隅にRがあり
・前面運転台側のみに補強板がついている

なので2111~2114グループが該当しますが、これまた曲者ぞろいで
ナニワ製2111、2112=前面両側に補強板付き
日車製2113、2114=運転台側のみに補強板付き

この時点で日車製に絞られ、さらに

2113=貫通扉の表示板差しがノーマル
2114=表示板差しの上辺が低い変形版

なので、素直に作ると自ずと2113になります。
今回もその8連としました。
それでもなお、貫通路とモニターは全て幅広で成型されているため、
このあたりの改修が必要となります。
編成内訳は下記のとおり。

←中目黒 モハ2113+モハ2213+モハ2363+モハ2263
+モハ2563+モハ2663+モハ2313+モハ2413 北春日部→

紺色:主にディテールアップのみ
青色:ユニット間の貫通路幅狭化
水色:ユニット間の貫通路幅狭化
モニター屋根の幅狭化(屋根板を鉄コレ用に振替)
客窓隅のRを直角に削り込み



そんなこんなを踏まえての妻面の着工前。
前回完成時にも幅狭貫通路は再現したのですが、
P無し妻には本来貫通扉が付き、右側にはHゴム支持の戸袋窓があるのが正解。
このエラーが気になっていたのも今回レストアに踏み切る理由の一つでした。



2016.02
時計の針はぐっと戻り、前回の記事で前面加工を終えた直後の段階へ。
ディテールを全て削りましたが、プラ棒を用いた貫通路脇の柱は活かしました。
前述の戸袋窓を設ける部分は一旦窓を埋めました。



製作時期が重なる6000系と同一寸法ではないかと踏んで、
それの妻ガラスをはめ込みかけましたが、透明度が低い点、
隅Rの具合が気に入りませんでした。
近似の寸法でエボの103系妻ガラスを入れてみた様子。

一旦これで行くつもりになったのですが、やや幅が狭く見える点、
「営団車輛写真集」なる本に掲載の車内写真から判断するに
サッシ窓と極端に幅が違うわけでもなさそう、という点から
下記のとおり修正しました。



2016.07

結局アクリルガラスの利用は諦め、
プラペーパーを外周の大きさに切って貼った後、内側をくり抜くお得意の方法です。
これで寸法的には納得できたのですが、画像の状態ではまだ隅Rが気に食わず・・・



Rがより丸みを帯びるように作り直しました。
窓の下には戸袋の点検蓋が付くので、
マスキングテープで簡易テンプレート的にガイドを設けてから
虫ピンで彫りました。
あんまりすっきりできなかったな・・・

幌枠や窓枠も当初とても雑なつくりでしたが、
モールドを活かす幅広貫通路と極力仕上がりが揃うように工夫しました。



S46年増結車のモニター幅は当初他車と同じ幅でお茶を濁していましたが、
近年発売の鉄コレ屋根だといい感じにクロポと差が付くので、これを流用しました。
全長方向をほんのわずかに削るくらいで、ほとんど弄らずにクロポのボデーへ嵌ります。

屋根板をお譲り頂いた神領氏に感謝。



窓隅もS46年車のみ角窓に。
カッターの刃先で注意深く削り込みましたが、
ちと不満の残る仕上がり。



あとは、46年車のみ配管の引き込みがより
大きく持ち上がっているように見えたので、そのように作り分けました。



2016.08

お次は配管です。
母線が0.4mmの真鍮パイプ、
作用管が0.2mmの真鍮線、
鍵外し系がリード線と一部ランナー引き伸ばし線という構成です。
屋根板を別塗りするので、それを踏まえた構造にしました。



2016.08

妻ステップはBONAのP607(東武8000用)、
幌吊りは0.2真鍮線(突き出し具合が均一になるよう、ある地点に傷を入れておくと○)
鍵外しのカバー部分はランナー引き伸ばし線などで
適宜ディテールを追加の後
洗浄→プライマー塗布→下地のクレオスクールホワイト。

銘板(トレジャーTTP213-21)は剥がれやすいので、洗浄後にゴム系で接着。
塗膜で完全に固着させています。
一連番号は適当ですが、メーカーは日車蕨を選んでます。



IR本体は別塗りして後付けします。
このほうがルーバー周りに色が廻りやすいかなーと・・・。



2016.09

天井にもクールホワイトを吹き、マスクしてデコラのサバースアイボリーを塗りました。
GM28番にGM4番とMr.109番を足したんだったかな・・・?
どのみち貫通扉を塗るためにサバースアイボリーの調合が必要だったという理由も
あるのですが、初めて客室の中を塗装しました。
ガラスを入れた後、どのくらい見えるだろうか・・・?



貫通路の幌枠内側にもサバースアイボリーを吹いておき、
ゾルでマスキングの後セイジクリームを。
8191Fの時と同じGM28番ストレートです。

屋根はMr.305番に明るいグレーを混ぜた色、
モニターはMrの城カラー石垣色にMr65番を数滴混ぜた色で塗りました。



貫通扉はプラ板で自作しました。
断面を薄くするため0.3mm厚を使いましたが、
幌枠から引っ込み過ぎてもいけないので
3ピース構成としました。
すなわち外板・中板(大きめに窓抜き)・ベース(中板と同じサイズに窓抜き)とし、
ガラスを裏貼りするのです。
見えない部分は若干いい加減なつくり。。。



ここで屋根板をゴム系接着剤で固定しました。
鉄コレ屋根流用の車は塗装前に裏のリブを削っておきますが、
反りやすくなるのでご覧のような補強を入れてあります。
車体側の雨樋内側には0.5×0.5のプラ棒をスペーサーとして敷いておくと
屋根板がジャストの高さで嵌ります。



屋根が付いたらヒューズ周りと鍵外しの工作です。
主にリード線を用いました。
東武独特の鍵外しは枕木方向の棒が0.3洋白線、突き出ている棒が
BONAの割ピンです。



ここまで来たところで全体にスーパークリアー艶消しを吹きました。
無線アンテナはペアハンのを別塗りして取り付け。
てっぺんをやすりで少し削って低くしました。

ライト類は前述のとおりですが、
リムのメッキを活かすためクリア後の取り付けです。
レンズはヘッドライトのみ頭から1.2mm地点でカットして
裏からアルミ箔ステッカーを貼付。
表面に光沢クリア塗布→十分に乾燥後、裏面にゴム系塗布し
表面に傷がつかないよう綿棒で押し込みました(光沢~はテールも同様)
方向幕は改新車両のステッカーより。
2000用の六本木と3070用の中三依が欲しくて買ったw



顔に次ぐ見せ場。
資料がないなりにベストを尽くしてみた。



そんなこんなでフライングして遊んでます。
あとはガラス入れて内装と足回りを大規模に手直しして・・・
先は長いなー(´∀`;)



20000系、どこまでやろうか迷う。
パンタ周りの微低屋根、銀を傷めずにやってやれなくはないんだけど、
ちと塗り直したい感もあり。
剥がしたら最後、実車がいるうちには完成しないだろうなー・・・

つづく
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東武2000系を今クオリティで。その1

2016年01月12日 21時51分13秒 | 東武鉄道
遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます。
今朝は東京で初雪だとかで、凄まじい寒さでしたね。
色々と塗装を剥がしたいものがありますが、IPAプールは
もうちょい待ったほうが賢明かな。
湯煎云々がどうにも億劫だし、なにより新しいものに
手を付ける前にやることが感。
ともあれ、本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて。



2009年2月竣工 東武2113F

'07年の春にクロポキットが出てすぐに飛びつき、
紆余曲折の末、全盛期の8連で完成させました。
ところが竣工から年数が経つにつれ納得のいかないところが目に付き、
かつ大好きな電車だけに許容できなくなってきました。
ざっくり下記のとおり

・やっぱヘッドライト大きすぎた(BONAのP204西武用→東武にはちょっと大きい)
・配管も手すりもモールド
・妻面のディテールに誤り多数
・'71年増結車のモニター屋根幅の差が再現できていない
・車体の色が黄色すぎ

さらに・・・


竣工後まもなく塗膜にひび割れが発生しており・・・


'14年夏に8191Fを製作したのを機に同クオリティへのレストアに着手しました。
IPAプールに漬けたのは猛暑日。面白いようにつるんと剥がれました。



色を剥がして1年ちょっとの熟成ののち(^^;、
'16年の工作初めにこれを選びました。

まずは西武用ライトを突っ込むために拡げ過ぎてしまった
ヘッドライト穴を埋め戻す作業からスタート。
エバグリの丸棒を炙って伸ばし、突っ込んでから不要分をカットする定番作業です。
以前有名なモデラーブログでも触れられていましたが、
なぜか田宮のプラ丸棒は炙って伸ばすと若干グレーがかるので、
もし白成型車体に使う場合には注意が必要です。
今回は関係ないけどw



ディテール仮付けの様子。
やっぱこのほうが2000系っぽい顔だよーって思った。
以下列挙。

ヘッドライト:銀河N017
テールライト:同N020
手すり・表示板差し:ボナP606(東武8000手すり)
IR金具:トレジャーTTP213C(TKK8500手すり)
渡り板台座:ボナPE001(エボ103用を加工)

テールは淵の繊細なトレジャーにしてみようかとも思ってる。
IRは本体を別塗り後付とするか検討中。
付けちゃうと若干ルーバーに色が回りにくそうじゃない?
渡り板台座は若干改良の余地あり。

表示板差しは本来モールドのままで問題ないんだけど、
9年前の着工時に一回登場時仕様で作りかけていたせいで、
初回完成時にはクロポの78用、今回はトレジャーで付け直しています。
パーツセットには枠だけのパーツも含まれていますが、
これ付けるならやっぱ流し込みかなんかで仮止め(へばりつかせる)
→塗膜で固着って流れになるのかしら?

東武は現状こんなとこです。
今年はもうちょっと豆に製作記事書けたらなと思って
製作記形式にしてみたw
日比谷線は2000作った時から頑張るつもり満々で
03は竣工間近、営団3000・東武20000は材料揃え済みですが、
こうなるとやっぱTKK7000のかっこいいのも欲しくなるなあ。
ディスクブレーキが回るやつとか、出たら最高(゜∀゜)

最後に今年の抱負的な。

・まずは東武2000を完成させるw
・小田急の20m車(5000系列の10連をメインに、完成品のステンレス車いくつか)

スタンス的には
・製作数は少なくてもかまわないので、何時間でも眺められるクオリティで!
・実車の構造をなるべく反映させたディテールを・・・(Hゴムが直付けかプレス凹みの中に巡らせてるのかで出っ張りかたが違うよねみたいな)
・新しいツールをよく勉強して、楽に綺麗に均一に・・・
やるやる言っててなかなか進まない3Dプリンタの活用も
やっぱ勉強するときにきてるなーとは思ってます。
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横浜生まれの東武電車・・・8191F製作記その4(完結編)

2014年12月03日 11時48分52秒 | 東武鉄道
おさらい・・・
・プロトタイプ
←浅草 クハ8191+モハ8291(P)+モハ8391+クハ8491 北関東→
 S53年東急製/現行塗装への変更直前=S61年ごろ?の姿

・ベース
 鉄コレ8000(セイジクリーム・Sミンデン)



あまり更新しないうちに完成してしまったw
前回更新以降に進んだ点は、主に床下と車内です。
前者に関しては、例によって前面下部の作り込みに力を入れました。
以下、各部品について。

・連結器
GMの汎用胴受と、同ランナーの密自連を使用。
密自連はパーティングラインを削ってから使いました。

・排障器
 洋白板材(エッチングパーツのランナー)を切り貼りして自作。
 今回は手を抜いて半田は用いず耐衝撃の瞬着によりましたが、
 例によって「壊そうとしなければ壊れない」程度の強度は得られたものと思います。
 関連して、先頭台車のみブレーキの引き棒を0.4mmの真鍮線にて追加しました。
 こっちは台車枠に穴をあけて通してありますので、安心の強度です。

・空気配管
 銀河のN-182を使用。
 実車とは一部形態が異なるほか、本来パイプ状の部品を板材で再現しているため
 質感は完璧ではありません。
 が、手軽さはぴか一。

・エアホース
 銀河のN-070を使用。
 最近ピカピカに復元された8111Fを参考に、カラフルなコック類の色差しを行いました。

・ATS車上子
 ペアーハンズのNP-029を使用。
 複雑な形ながら、一枚の板を折り紙のごとく畳んで作る合理的設計。


・足掛け
 トレジャーのTKK8500用手すりに入ってるパーツを使用。
 本来もっと天地が長く、かつパイプ状の形をしていますが、
 今回自作がうまくいかなかったので、「ないよりはまし」と近似のパーツにてお茶を濁しました。

乗務員ステップは何使ったか忘れてしまいました。



ガラスをCPの3000用に交換した効果は絶大で、だいぶ鉄コレ感がなくなったと思います。
強いて言えば断面の反射が気になるのと、Hゴムがもう一息出っ張ってればより完璧でした。
行き先板差しと渡り板はモールドを綺麗に削除する自信がなかったので、
今回はそのままです。

その他、使用パーツを列挙します。

・ヘッドライト
 銀河N-017
 今回は車体全体を艶消し仕上げとしていますが、
 ライト周りは光沢感を持たせたいので、クリア吹き付け後に取り付けました。
 レンズは例によって表面より1mm程度の地点でカットし、
 裏からアルミ箔ステッカーを添え、最後に表面へ光沢クリアを塗布しています。

・テールライト
 銀河N-020
 こちらはレンズのみクリア後の取り付け。
 表面への光沢クリア塗布は同様。

・クハ8491の幌
 トレジャーTTP138-06(8000系旧型タイプ)
 0.2mm真鍮線による幌吊りとともに車体とは別塗りし、仕上げ段階で取り付け。
 このゴツい感じは前面幌に馴染みのない小田急マニアには新鮮な感じです。
 強いて言えば相鉄7000と似たムードか。

・手すり
 ボナP-606
 東武8000専用品です。
 今回は手すりに限らず、市販パーツ(8000用があれば極力使用)を最大限活用し、
 なるべく小さな労力でもっとも好ましい結果を出すことを目指しました。

 近年の「かゆいところへの手の届きぶり」はかなりのもので、
 これら充実したパーツ群による「お膳立て」を最大限活用するのは
 限られた時間の中で良いものを作る一つの方法だと思います。
 
 このへん、だいぶ考え方が変わったなあと思うあたりです。
 一昔前ならいかに細部まで自作でまかなったか、みたいなスタンスだったもんねえ。
 多少ドライになったのかもしれない。



それでも自作パーツはある。
今回は運転台なんかがプラ材の削り出しによるものです。



クハ8191の横顔。
ちょっと粗が目立つなあ・・・頑張ります。
住友Sミンデン台車のかっこよさ、は今回の製作動機の9割くらいを占めます。
GMのより車輪の見える面積が少ないせいか、より重厚感があるのね。



クハ8491も。
ちょっと幌が曲がってる?w

前面以外のガラスは元のものを使用していますが、
サッシ・Hゴムともに全部塗り直してあります。
印刷の乱れが除去しきれてなくて、少々不満の残る仕上がりですが・・・。



粗が目立つのでやや引いた構図でw
車内の内装板は極力平らになるよう多少加工したんですが、
ここまでするなら内装一切を自作したほうが良かったなあとも思う。
現状、バブリーなハイデッカー仕様です(

・ステップ類
 ボナのP-606(中間用だけのP-607ってのもあったはず)

・銘板類
 トレジャーのTTP213-21



配管周りを拡大。
色差しがモタッとしてしまって、何がなにやらわからなくなってしまった。
今回いちばん悔しい個所かも。
一応東武独特の鍵外しカバー(屋根板端部のツノ状のやつ)はプラ材にて再現しました。



角度を変えてもう一枚。
パンタはTOMIXのJR321系用です。
一応塗りましたが、下枠交差の構造上どうしても多少色が剥げますので、意見がわかれそう。



クーラーとベンチレーターはいずれもGMの8000系用です。
ボナのP-606内に含まれる手すりを植えてありますが、数が多いのでお勧めはしない・・・
それより通風孔の再現のほうがわかりやすく効果が出ます。
天面はエナメル流し込み、側面は前回更新にて触れたペアハンのステッカーです。



床下機器については、最近はなるべくエッジの効いた新しめの金型のものを使うようにしていますが、
モハ8291については代用の利きにくいものが多く、GMの7番8番あたりを用いています。
一応断面にやすりをかけて、抜き勾配を緩和したりはしています。

動力は鉄コレ用、重りは艶消しブラック仕上げです。



モハ8391はなんといってもMGが目立ちます。
当然代用の利くものは見当たらないので、今回はGMのKランナーに含まれるMGを枕木方向に置き、
適宜自作パーツを足すことで再現しました。
具体的には青い部分がプラペーパー組み立て、斜めっぽい形をしている部分が
太めのプラ角棒の削り出しです。



蛇腹っぽい形をしている部分は、幌を小さく切ったもので再現しています。



クハ8491の床下。
ネット上でたまたま工場で吊り上げ中の写真を見つけたので、多少奥の部分にも
機器や配管を作り込んでみました。



車内の様子。
基本的には元のパーツを使っていますが、側面窓からの眺めを考えて
ロングシートには背もたれを追加しました。
塗装はコロラドオレンジが先でグリーンが後ですが、
オレンジのマスキングを行う際、テープを少し床面側に折り込むことで
モケットの厚み感が出るようにしました。

仕切りはプラ板、塩ビによるガラスには乗務員室の文字を転写し、
例によって洋白線による手すりを添えています。



仕上げがあまり綺麗じゃないのでボカし気味ですが、
一応車内側はアイボリー仕上げです。
妻側貫通路を覗き込んでくれた人がオッと思ったら嬉しいなw

また、床板本体から突き出るボスもちゃんとグリーンに塗りました。
どのみちグリーンの調合は必要になるわけで、
作った塗料は最大限活用しよう・・・という思いからです。



プロトタイプは春日部の編成ですが、池袋ごっこw
実は今回これを作るキッカケになったのは、池袋駅構内の鉄コレ宣伝ポスターだったりします(なぜか写真がBトレになってるあれですw)
そーいえば鉄コレのSミンデンってかっこいいんだよなー→Sミンデンでドア窓Hゴムかつ4Rって実在するの?→8191ってやつだけが該当するらしい!!・・・って流れですw



前にも何かで書いた気がするけど、ダブルパンタが好き。
今回の東武で、あまり詳しく知らない電車を勉強しながら作る楽しさみたいなものに目覚めつつあるので、
来年は西武も仕上げたいと考えています。



下町、山の手それぞれの代表車。



TKKと違っておんなじ線路は走ってないけれど、
一応荒川や小菅の立体交差で顔合わせはあったはず。



東武8000といえば相鉄の種車として買い求めるものだったのも、今は昔。
GMのキットが板だったころのおはなし・・・(懐)



じわりじわり鉄コレベースの作品が増えてきました。
気が付けば来年でシリーズのスタートから早10年。
すっかり加工素材としての地位を確立した感があります。



そんなわけで、今後もいろいろ計画中。
来年はどれが日の目を見るでしょうか・・・。
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横浜生まれの東武電車・・・8191Fの製作記3

2014年10月04日 00時16分21秒 | 東武鉄道


少し間が開いてしまいましたが、
工作そのものはツイッターで逐一報告している通り少しずつ進んでいます。

例によってパンタ周りの配管は引き直しました。
母線は0.35mm、空気作用管?と屋根側の鍵外しは0.2mmですが、
鍵外しに関しては本来もっともっと細いほうが良いです。
今回は手持ち材料と強度を勘案してこの結果ですが、改良の余地あり。
妻面側の鍵外しは配管止めにも用いたKATOのフィーダーをバラしたものですが、
細さは良好ながら屋根側のような浮いた箇所に用いるには強度不足だと思う。

鍵外しのリンク周りはボナの割ピンセットに入っているやや太めの
割ピンを加工して作ってあります。



鍵外し末端の引っ張り部は真鍮パイプを差し込んで作ってみた。
ほんとはもっと丸っこいので、当初はゼリー状瞬着を盛る荒業で
考えてましたが、さすがにちょっと危なっかしいので手堅くまとめました。



クハ8191の前面ジャンパ栓はαのKE-58に交換してみた。
詳しくないけど、大体一緒の形してる・・・よね?
配管を妻から一体で引いた関係で、全車とも屋根板を予めはめ込んでから塗装に入りました。
屋根板の取り付け爪が雨樋の塗膜をえぐりそうな感じがしたのもある。

金属部分にフィニッシャーズのプライマーを筆塗りして、
発色用にMr.カラーのクールホワイトを薄く吹く。



セイジクリームはちょっと迷ったけれど
GMの28番(西武レッドアロー用クリーム)をストレートで使ってみた。
以前製作した2000系はこれに黄色5号を足したらへんに黄色くなりすぎた苦い記憶があるので、
こうした次第。
80年代のヤマケイ本なんかを見るとこれくらいの色調に写ってるのが多々見受けられるのもある。

皮肉にも実車の8191は登場当初レモンイエローがかった特異なクリーム色だったらしいけど、
セイジクリーム末期には普通の色調に塗り直されていたという情報があったことと、
そもそも白っぽいほうが好みなのもあって、今回の結果となりました。



屋根は逆にぐっと濃いめの仕上げ。
西武の屋根なんかに使うMr.の305番に黒を幾らか足した色です。
セイジクリーム当時の実車はあまり詳しくないですが、
先日野田線で見てきた8000系がわりと濃いめの屋根色だったのが印象的だったので、
それを反映しました。

前面の方向幕はやや天地寸法が不足気味ながら、
クロポの3000系用を使いました。
8000系用よりも書体がいい感じ。
下り方は北関東っぽさに惹かれて新栃木行きとしました。
種別幕は実車がそれぞれ別物っぽいので
おとなしくGMの8000系用からもってきています。




このへんまでできたところで
クーラーにもとりかかりました。
避雷器以外の屋上機器はGMのを使うことにしました。
前面にも使ったボナの8000系手すりにはクーラー用の手すりも
入っていたので、モールドを置き換えました。
数が多いのでやや大変ですが、細密感はなかなかのもの。



現状。
ガラスは予定通りクロポの3000系用をはめ込みました。
だいぶ鉄コレっぽさが薄まったかと・・・。
ちょっと透明度が低いので磨いたんですが、やり方が悪いのかあんまり変わらない。

無線アンテナは製品に入ってたのを多少整形して付けてみた。
下回りはまだ一切手つかずなので、これからもっとごちゃごちゃします。



かたつむりみたいなマーカーランプがかわいい。
製品に入ってたパーツを多少整形して使いました。
これを付けるための穴あけジグが入っていて便利だった。



幌はトレジャーの旧型タイプを使いました。
車体と幌と幌吊り(0.2mmの真鍮線を曲げたもの)はそれぞれ別々に塗って、
塗膜を剥がさないように気を付けながら取り付けました。

前面窓は、Hゴムがもう一息外板から出っ張ってたほうがよさそう。



クーラーは仮載せ。
城カラーの石垣色で塗装後、ペアハンから出てるステッカーで通風孔をお手軽再現しました(後で詳述)

地味に手こずったのが戸当たりゴムの色差し。
幅が広くてやたらに浅いモールドのため
いつものコピックペンは細すぎて塗りにくく、
エナメルの流し込みはハミダシを落とす時に
凹部分の色まで持っていかれてしまうケースが多発。
最後の最後でとんだ落とし穴にうろたえましたが、
たまたま机の上にあったマッキーの細いほうのペン先が
ちょうどよさそうな太さだったのでこれで塗りました(無論クリア塗装後)

ただし塗ったまんまだと太すぎる感があるので、
凹モールドのエッジをカッターの刃先で撫でて端をこそげ落とし、
なるべく細く見えるように調整しました。

印刷の乱れが散見されるガラスは手直しする予定です。



配管周りは色差しで一気にモサくなってしまってしょんぼり。
今作最大の失敗かも。激萎えぷんぷん丸。

パンタはトミックスのPT8002?(JR321系用?)の四角い取り付け足を削り、
碍子部分に0.4mmの真鍮線を差して四つ足にしたものを使いました。
一応塗るつもりでいる。



最後に前述のペアハンのクーラーステッカー。
画像は黒タイプですが、グレーもある模様。
GMの8000系クーラーには横方向の寸法が気持ち不足気味ですが、
何とかなる範囲です。
モールドが非常に浅く色差しは相当面倒(やるならマスキングして塗り分けのほうが早いはず)なので、利用価値大です。
GM秋葉原で買いました。
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