小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

OER9000をかっこよく。

2010年09月05日 16時53分36秒 | 小田急9000形
小田急直々の監修もあってか、素晴らしい出来栄えとなったマイクロエースの9000形ですが、
細かく見ていくと、やはり手を加えたい箇所が幾つか。。。
基本的な造形や塗装は見事なので、その辺を生かしつつコマゴマとした改良を加えてみました。

現時点では一部の車の幕やヒューズ等が未装着なので、最終的な完成にはまだ至っていませんが、
晴れてお披露目できるのがいつになるのかわからないような状況なので、とりあえず途中経過としてうpしてみます(・∀・)b

今回発売された製品のうち、6連は9407F(=6連の中で最後まで残った編成)なので、
引退間近のころのヘッドマーク付き仕様として仕上げてみました。
ちょうどこれをつけていたころにちょこちょこ撮りに行った思い出のある編成です(´∀`)




素晴らしい出来栄えの顔。ほとんどいじりどころがないw
ワイパーに関してはは、無理にモールドしてゴツくなるくらいなら印刷で済ませてほしい
って考えの人間ですが(剥がせば済む話なので)、これくらいシャープならモールドもありかなと・・・。
実車は助手席側のガラス内側にGPS装置が付きますが、ライトユニットの関係で乗務員室の
内部を作り込めない為、バランスを考えて省略しました。

各種表示幕は鳳のを使えばカッコイイのでしょうが、資金難のため手持ちのGM製で
お茶を濁しています。ただ、構造上かなり奥まった位置に幕が入るので、やや色が
明るすぎるきらいのあるGMの種別幕が、逆に良いほうに作用しているようにも思います。

ヘッドマークもGMステッカーですが、一旦プラペーパーに貼った後で丸く切り出し、
そいつを更に少し浮かせて(車体とヘッドマークの間にもう一枚プラペーパーをかませて)
両面テープで取り付けています。ずいぶん表情が華やぎますね~




かっこいいので角度を変えてもう一枚。
貫通扉下の渡り板がやたら控えめなモールドなので、CPのFM用手すりセットに
含まれる渡り板をアイボリーに塗って追加しました。
いろいろ写真を見比べてみると、確かに実車もそんなに出っ張ってはいないよう
なのですが、しかし製品そのままだとどうも何か物足りない雰囲気で・・・結局付けてしまいました。

先頭の連結器は昨日書いた京王6000同様、他編成とつなぐ側だけ・・・すなわち6連の
今回は新宿方の車だけTNに換装してあります。ただ、反対側ももともとのダミーカプラーの
ままではあんまりなので、CPのFMキットのものを胴受けも含めて流用して取り付けました。
幸い寸法的にはぴったりといった具合で、スカート・胴受けともに加工の必要はありませんでした。

乗務員用ステップは以前製作した2600同様、TAVASAの国鉄73系用です。
実車は確かこの脇にS字状にうねったパイプ(雨どいとか、そういった類のものでしょうか)が
付くので、それも再現したらかっこいいかも。




今回の工作のキモとなるクーラーの交換ですが、使ったのはお察しのとおりGM製。。。
まさかこれに変えることになるとはねっていうw
8000の時同様、地色は明るめの灰色にGMの7番を微量混ぜて青っぽくした色としましたが
(台車やスカートも同じ色)、今回は屋根も青寄りに振ってみた。
実車はもっと白っぽい色に黒いマダラ模様の汚れが付いた感じだったと思いますが、
それを忠実に再現する技量がないので、開き直ってひたすら好みに従った仕上げとしてみました。
なんか、出場したての8000更新車みたいですが、これはこれで軽快な雰囲気になったのでは
ないかと、一人満足しています。。。

クーラーのルーバーはこれも8000同様エナメル塗料で色差し。実車をよくみると、
側面のルーバーは大きいのと小さいのとで色が違うので、塗料の薄め具合を変えて
再現を試みましたが、今ひとつ。

今回は引退間近のころの仕様ってことで、小田原方の先頭は女性専用車になりますが、
この車のみドアステッカーが違うのをすっかり忘れていました。
実車は女性専用車のみ、ドアにも広告を掲出していた関係で、四角いステッカーが
二つ(かたっぽ広告、もうかたっぽドアの注意表示)付くんだったと思います。
気が向いたら直しますw




そのドアステッカーはくろま屋のインレタです。
細かい作業になりますが、これだけでずいぶん窓周りの雰囲気が変わりますね。
戸袋窓の広告ステッカーもやりたいところですが、適当なインレタを知らないので保留中・・・。
戸当たりゴムは例によってコピックのスミ入れペンです。

側面の表示幕は、ちょっと贅沢に鳳車輌のステッカーを使いました。
数年前のJNMAで買ったものがたまたまあった(ただし5000用のため、側面しか
流用できない)ためですが、貼り始めてから一枚では6両分を賄えない事に気づくという・・・('A`;)
ということで、ステッカーを買い足しにいくまで完成にはなりません(´・ω・`)




説明が前後しますが、アンテナは元のが微妙にモタッとしていた(塗膜のせいかも)ので、
GMの京王6000中間ランナーに入っている物と交換してあります。




ついでに3000のも同じものに交換しました(´∀`)




パンタはTOMIXのLSE用に交換しました。
マイクロエースとTOMIXでは取り付け足のピッチが違うので、必然的にパンタ台の
移設が必要になりますが・・・その手間をかけてでも取り替えたかった。
弄れば済む話と言ってしまえばそれまでなんですが、なんだかなぁ(´・ω・`)

パンタ本体は無塗装で使いましたが、ホーンの先端は黄色、摺り板にクリアオレンジ、
台座内の機器に臙脂、碍子に白・・・と、適宜色を差してあります。

ヒューズは元のものにプラ板で覆いを付けて実物に似せた形としました。
パーツ自体をほかから持ってきてしまっても良いかなと思いましたが、
ヒューズから伸びる配線をやるのが面倒だったので、ここまで一体で成型されている
元のパーツを活用することとしました。
ただ、仕上がりは若干雑なものになりましたね・・・。

配管はやや控えめなモールドなので、薄めたエナメル塗料を全体に流した後
エッジに薄く残るようにふき取って、軽く浮かび上がらせました。




車内はロングシートの色を模したと思われるドギツイ赤で成型されているので、
シートの部分だけこれを生かして、残りを灰色に塗りました。
実車の床材は晩年、変色して茶色系の色になっていた記憶がありますが、
模型でそれを忠実にやっても決して綺麗でないと考え・・・

その変色具合や内装の更新時期からして、たぶん1000あたりと同じ床材だろうと
推測して、1000の床材のもともとの色である灰色に塗ってみました。
外からあんまり見えない部分なので、マスキングは多少いい加減です(´∀`;)




以前発売の8000と比べて、造形や塗装などかなり改善されたのがわかります。
このクオリティで5000が欲しいですが、なまじ旧製品がある関係で当分新規設計の
品物は望めそうにないですね(´・ω・`)
コメント
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