小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

「世界でも、最も外観の美しい電車」

2012年10月31日 20時06分49秒 | 小田急1000形
なにやら異議が続発しそうなタイトルは、20年ほど前のRF誌における連載記事、
「ある車両技術者の回想」からの引用です(笑)
東急車輌の技術者による同記事には、1000設計当時のOERからの外観に関する
注文の数々が綴られています。
会社のフラッグシップたるロマンスカーならまだしも、
一通勤車のスタイリングにこれほど拘りを持っていたというエピソードは、
中々興味深いところ。

~引用元:鉄道ファンNo.385 1993年5月号P110ヨリ~



話の着地点はこれです。
かれこれ3年くらい進捗がなかった1000ですが、
今年に入ってBONAの専用手すりが発売になったあたりから意欲が再燃。
ツイッターにUPしてたようにちょこちょこ進めようやくここまで。
ガラス貼りまでを終えているので、残す作業は内装のみとなりました。
どうせなら完成記事にしたかったのですが、書けるうちに書いておこう・・・
ということで、久々の更新です。

前面は、手すり穴を一旦ランナー延ばし線で埋めて開け直し、手すりをBONAのに
した程度です。
これで見た目は幾分スッキリ・・・の予定でしたが、仕上げの粗さがそれを損なっちゃった感。ガラスの汚さが惜しいな。。
仕掛品のワイドドア車ではこの辺を改善したいところ。




プロトタイプは画像のとおりD-ATS-Pを付けた現行仕様です。
模型ではGMの8000更新車用のを流用してます。

台車はマイクロエースのFS385をBONAの台車キットと組み合わせましたが、
本来8000のFS516と同形状になるボルスタアンカーは改造を断念しました。
均一に仕上げる自信がなかったので、そのままのほうがスッキリするかなーと・・・
ワイドドアのボルスタアンカーはより個性的なので、どうしたもんかしらと考え中。




遊び心で制輪子を新品っぽい色にしてみた。
実車は全軸新品ってあんま見ない気がするけど(^^;)
メトロあたりじゃラインカラーとおんなじになってるとか・・・?(注:聞きかじり)
車端の空調制御箱はどうしても再現したかったパーツ。
重々しい1000のM車をさらに重々しく見せるにゃ欠かせない機器だと思います。




反対側(山側)には、電圧計箱?が付きます。
デハ1114には営団用IRアンテナも付くので中々ぼりゅーみーな仕上がりに(´∀`)

ガラスは戸袋がGM京王8000、ドアがKATOのサハ204より。
後者については
遊び半分で205のドア窓当ててみる

なかなかいい線いってるけど若干縦寸法が足りない

そーいや6ドア車って若干縦長じゃね?

キュピーン!(゜∀゜)
という偶然の産物です。
中間はジャストフィットですが、
先頭は若干車体側の断面をヤスリでなめないとキツいかも。




実は今回、配管はモールドそのままにしました。
だいぶ試行錯誤したんですが、
ビードやら雨樋を傷つけずに配管だけ削るのがどうもうまくいかず・・・。
ただ、妻板だけは配管付きと無しで窓の大きさが若干違う?みたいなので、
それを是正する意味でもノーマル妻板にランナーで配管を引きました。
Rを描いて屋根に繋がるところまでがランナー製で、
真鍮線同様のフィーダーを用いた工法で固定しました。




ステップ類はいずれもBONAの専用品ですが、右側の窓脇のみ形状が違うことに注意。
説明書によれば実車には個体差があるそうですが、とりあえず1064と1253は
このスタイルなのを現車にて確認しました。
駅で覗き込むのも恥ずかしいので、さりげなく優先席付近を狙って電車に乗りました(笑)




ちなみに新宿方のクハは屋根端の手掛けが付かないので、モールドを
削ってビード風に整形しました。地味に骨の折れる工程です。。。




幕類はいずれも鳳ステッカーですが、後ろ4両海老名止まり、にしてみた。
ちょっと前まで最終の小田原行きがこれでしたね。随分お世話になりました(´∀`)




資料に使ったとれいん誌(2010-5)に機器配置図があったので、
できるところまでやってみた図。
VVVFはそのままだと左右でズレちゃうので、適宜調整しました。
見える部分も、フィルタリアクトルに蓋をするなどちょいちょい弄ってあります。




もういっちょ。
機器裏をプラ板で埋める作業といい、完全なる自己満足。
でもこーゆー効率度外視の遊びができるのも趣味ならでは。




学生時代の通学路から眺めた図。
何限だったか忘れたけどちょうど急行が下っていく時間で、
その度に、車端の箱の存在が気になってました。
これは絶対再現しなきゃーとw

塗装済みキットがある関係か、とかくアッサリ仕上げの作例が多い1000を、
2600あたりと同じノリで作ったらどうなるか?というのが今回のテーマでした。
実際はあんまスッキリ仕上がりませんでしたが、
自分なりにこだわりを詰め込んだ満足感は中々のものです。
願わくば、こんなノリで模型を楽しむ人が増えたらうれしいなーなどと少しおもいます。




などと寝言を言いつつ、3000とつなげてハァハァなう(´Д`;)




実はマイクロエースの8253と繋げようと思って、1000は動力無しで作ったのですが
いざ繋げると車高やら帯色やら色々違和感が・・・。
GMのと繋いだほうがしっくりくるみたいです。




それでもいちおう更新なう。
よっぽど帯塗り直そうかと思ったのですが、これで実車が
インペリアルブルーになったりしたら(しないと思うけど)・・・
ということで、そこはスルー予定です。
コメント (2)
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