小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

ラメール号を造る・・・京浜急行500形製作を振り返って

2015年03月26日 22時14分42秒 | 京浜急行
皆様・・・あけましておめでとうございます(
桜が咲くの咲かないのという時期に、今年最初のブログ更新でございます。
いろいろ書こうと思っていたことはあったんだけれども、気が付けば・・・あれ?みたいな(^^;
最近、出来上がった模型紹介の見易さ、という観点から
またホームページ的なのをやりたいなーと思うことがあるのですが、
この分だと出来上がるかどうかすら怪しいw

閑話休題。
今日は旧ホームページ時代を含めこの12年あまりでたぶん初めて標準軌の電車が本題となります。



塗った!
唐突な感のあるKHK500、実は去年の今ぐらいの時期からちょいちょい手を付けていたモノです。
ベースはキッチンのプラキット。
2012年のJNMAにて汎用パーツや紙箱を省略した廉価版が並んでいたのを購入していて、
1年くらい前のRMライブラリー発売をきっかけに作り始めてました。

ただ、着工当初からどこにこだわるのか的なところが今一つ曖昧だったため、
なんとなくパッとしない出来栄えとなり、白を塗ったところで作業ストップ。
しばらく放置ののち、最近たまたま前述のライブラリーを読み返したことを機に
ふわっとやる気がわいてきて、雑なところを修正のうえ塗装までもってきました。
今日はこのへんについて書いてみようと思います。

なお、いかんせんまにあっくな電車ゆえ、付け焼刃知識ながら簡単にまとめます。
デビューはS26年で、スカ線70系なんかと同世代のようです。
この時代らしい、重厚な中にも洗練、とか円熟味、みたいな風味がプラスされたルックスです。
最初はデハだけで、クハはやや遅れてデビューしたので、
前面窓の1枚化を筆頭にややマイナーチェンジしてます。
デビュー当初は窓周り黄色に幕板腰板赤のツートンだったのが、
S30年前後の初代600(注:GMキットにあるカルダン車に非ず)が赤に白帯で
デビューしたのを機に、500形も同じカラーリングになったみたいです。
ただしよく見ると白帯が細く、これは後年の標準150mmに対し100mmなんだとか。
今回はこの塗装変更直後の細い白帯姿をプロトタイプとしていて、
時代的には昭和30年代前半くらいのはず。



1月くらいかな?
気に入らないところを修正中の図。
キットの前面は右のデハの顔だけ入っていて、クハは自分で加工して作ってちょっていう構成です。
急行灯兼尾灯はボナの湘南タイプを使っていますが、最初に加工した時点では
かなり寄り目になってしまってコレジャナイ感があったので、修正しました。
ちょっと離れ目の、のんびりした顔つきが本来の姿です。

屋根板はGM東急3700の流用ゆえなんとなくとんがった形をしていたので、
これもふっくらした形になるよう整形しました。



二回目の白塗装。
隠ぺい力抜群の、クレオスクールホワイトです。
ただ、この後の赤塗装をしくじって、結局一回全部剥がしてまた白を塗った。



赤塗装が済んだ姿。
確か京急を作る人はマルーン系の下塗りをしてから赤を塗ってたなーというおぼろげな記憶のもと、
今回は白のあとに近鉄マルーンを挟んでから京急バーミリオンを塗った。
昭和30年代当時の正確な色調はわかりませんが、ほどほどに落ち着いたいい色になったと自画自賛(´∀`)



そしていまの姿。
古めかしいんだけど見慣れた色を纏っている感じがたまらない。
あとは、屋根肩のライトグレーの効果が素敵。
赤の上に直接屋根布の色が載るよりも格段に軽快な感じがする。
南海のキハなんかもおんなじ理由でなんとなく上品な感じがしてすごく好き!
模型ではクレオスの石垣色を用いました。

コーナー部分のステップはエバグリのプラ材の真ん中に
トレジャーのKHK1000用ステップを植えました。
ヘッドライトはライバルスカ線のクハ76用だったとおもう。

ヘッドマークの類は昔のGM京急エコノミーに入ってたステッカーより。
ラメールが黒っていうのがひじょーーーーにぁゃιぃのですが、
センスの良いネーミングが好きで、どうしてもこれを付けたかった。



各自工夫な窓の保護棒は0.2mmの真鍮線より。
高さが揃うよう工夫したんですが、まだちょっとバラツキがあって残念。
銘板はキッチン、標記類はGMインレタより。
どっちも不思議な位置についているのが面白い。

モールドの彫りが深いので、ドア周りのマスキングには少々手こずりました。



これまた各自工夫の妻周り。
貫通路の上の雨樋はまっすぐにしちゃえばラクよー的な指南が説明書にあったように記憶していますが、
さすがにそれは惜しいので切った貼ったしてなんとなくそれっぽい形にしました。
最初はここだけ雨樋を引き直してみたんだけど、色々考えた結果車体全周にわたって引き直すことにしました。

地味なところではコーナーのRを調整しています。
500型の写真だとか、以前旅先の琴電で見た元600(2代目)の記憶だと
ここがすごくふくよかな丸みを帯びてるので、イメージに合うよう削りました。



こんな感じ。ふくよか。
このやわらかい感じの丸みと窓のでかさが強く記憶に残っています。
これがむかしの京浜急行(略さないほうがこの時代っぽい)かーっていう。



まだ下回りが手つかずなので、完成まではもうしばらく時間がかかりそうですが、
ひとまず先が見えてきました。
2回も製作意欲をかきたててくれたライブラリーとともにぱちり。



ヨコハマを彩った電車たち。
欲を言えば東急がアオガエル、相鉄が黄色の2000系ならもっと彩り鮮やかなんだけど(^^;)



ヨコハマつながりで。
5050系、ドア窓のカタチとガラスの隙間がなんとなく気になる以外はかっこいいです。
一昔前ならばこういう「いまの電車」には見向きもしなかっただろうな。
一枚上みたいな、往年の名車だけに夢中だったはず。



大人になっていろんなところへ行くようになって、おのずといろんな電車を目にするようになったせいで、
「実際に見たことのある光景」を再現したいっていう方向性が出てきた感があります。
あんまりあれもこれもとなると時間に財布に厳しいのでどっかで手綱を締めなければとは思うのですが、
これはこれで楽しい・・・。
今年も、「見られなかった電車たち」と「こないだ見た電車たち」・・・両方を
見応えのある仕上げをもって、カタチにしていきたいなと思っています。

とりあえずこれだけはーってとこでは

1.関西私鉄を最低一本(阪急2300晩年?)
2.ナナサンを一本
3.でもでも原点中の原点たるOERのアイボリー電車も最低一本

あたりが今年の目標でしょうか・・・。
言えばちっとは背中が押されるかなー程度の宣言につき
どーなりますことやらw

ともあれ今年もどうぞよろしくお願い致します。
コメント (2)
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