小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

【ナウい】省エネ電車登場!【ヤングにバカウケ】

2014年02月15日 23時15分46秒 | 省電・国電・E電


3年くらい前、この状態で買った試作車が・・・



放置電車一掃プロジェクトの一環により、ようやく日の目を見るに至りました。
これはgooブログに移転してから買ったものなので、カテゴリ内をたどっていくと
一応作業の様子が記録してあります。

そもそもが3両しか組めず、かつボデーの状態も決して良くはない。
ということで、真鍮線による配管の習作という位置付けにて、
2011年当時としてもややヌルい作りをしておりました。
ただ、一応2014年の銘板をつけて(ウチでは屋根の裏に竣工日を書いた板を
貼る儀式があります)竣工とするからには、、、ということで仕上げだけは
頑張った次第。

クモハの金ピカはタイフォンです。なぜかクハの同位置には見当たらない不思議。




側の二段窓は確か酒の席で国電屋に教わって、関水103ATCのをはめたんだったと思う。
見違えるようにスッキリしました。作業上も中柱の逃げがピッタリ合致する為ストレスフリー。
今回はデビュー当初の設定につき、全体的にピカピカな仕上げとしてあります。




妻。
素人目にも妻窓のバランスがおかしいのはわかったので、
上辺にプラ板を貼って天地を小さくしてあります。
戸袋裾の点検蓋?を一生懸命スジボリしてるけど、あまりきれいじゃない。
銀の塗りもしかり。
自分の手抜き根性が見え隠れしてちょっと機嫌を損ねる仕上がり。





で、配管です。
今思うと、なにもこんなのを初挑戦の題材に選ばなくても・・・って気がするけど、
まあ、単に1両だけで済むものが手元に転がっていたから、という理由だったんですね。
なんかもう、すごいことになってます。



元々が私鉄マニアゆえに国電資料も満足に持ち合わせていなかった為、
ネットの実車やら模型作例やらを見よう見まねで作ってあります。



手ごわい相手ではあるけれど、見応えという意味では中々のもの。

クーラーは屋根と一体のまま、輪郭通りにマスキングテープを貼って
塗り分けるという奇策にて仕上げてあります。



ごちゃごちゃしてない側。
鍵外しはどうやら浮いたまんまL字を描いているので、一応その通りに作った次第。




朱色はGMのだとくすんで見えるので、ファルベの朱色1号にGMの31番?
(東武のインターナショナルオレンジに使うやつ)を混ぜて鮮やか目にしました。

動力は一旦関水の旧製品のを整備してご満悦でしたが、
TNを付けようと台車枠をワチャワチャしているうちに枠が崩壊して
やる気をなくし、鉄コレ用です。



ザネクテショニーズイイダバシ

顔のガラスと同じ要領にて塩ビを切り、内側に鳳ステッカーを添えたのち
はめ込みました。




ッジェイアールしんじゅくーえきのーひがしぐちーをーでたるぁあーああああー



ディスィザケイヒントーホクラーインロォコォサーベスフォーヨウコウダイ



一応真面目な幕も。




トレジャーのロストパーツにて車上子を再現してみるなど。
高いけどカッコイイ!



クハも。こっちのほうがよく見える。



中は結構前に塗ってあったんですが、試作車の特徴たる
掴まり棒を追加しました。
まあ、そんなこんなで完成です。



時は'79夏。
緩行線を追い越し、首都高のクルマたちもスイスイ追い越していく省エネ201!
開け放たれた窓からは、生ぬるい空気と御苑の木々の香りが運チャンを
包み込んだことでしょう・・・
コメント
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【超特大版】T.K.Kの窓改良【流し読み推奨】

2014年02月12日 23時42分11秒 | 東京急行
長いです。
斜め読み推奨。



忘れられてる子を完成させようプロジェクトは現在TKK7200非冷房車が進行中です。
クロポベースです。
5年前にガイアのライトステンレスシルバーを使ってみたくて、
車体の塗装までは進めていました。
が、当時学生のワタクヒにはトレジャーのP-Ⅲがおいそれと手が届かず、
それっきり上回りだけ放置・・・

それがこの度日の目をみるに至りました。
はじめは未着手の下回りだけをさくっと仕上げて一丁上がり!のつもりでした。



元々はこの状態。
屋根の凸過ぎるのを修正していない時点で頑張るに値しないと思っていました。
でもツイッターでお友達たちがトレジャーのキットが・・・とか
クロポはちょっと窓が小さい・・・ライトケースの隙間気になるよね・・・
とかとか話してるのを見てしまったのが最後、ここへ半端な物を出しては
私鉄屋の沽券に関わる!とかひとり舞い上がり始めて、前面の改修に挑む事となりました。
以下、その様子をば。



とりあえずガラスとライトを抜く。
貫通扉は、実車もプレスの凹の中にHゴムが走っているので、
敢えてそのままにしました。



前面の窓は確かに小さくみえますが、これは恐らくはめ込みガラスの隙間のせいだと判断。
従って、車体の窓開口部自体は弄らず、Hゴムを車体側表現とする事で隙間を
軽減させ、それらしいサイズ感に見せることとしました。

使うのは0.5mm厚のプラ板で、窓の開口部の大きさピッタリに切り出した後
はめ込み、中を抜いてHゴムとするお馴染みの工法です。



はめ込んだ様子。
0.5mm厚を使ったのは車体との接着強度を考慮しての事ですが、
それでも所詮0.2~0.3mm程度しか接着面がないので、
予め適当なサイズに穴を開けておくと、接着部に力がかからず
後の作業がスムーズです。

接着は微量の白キャップで仮固定ののち、表裏双方から
極微量の緑キャップを流して固めています。
今回は銀を保護するために分厚いクリアを吹いていたので、
何とかなりました。



こんな感じでちょっとだけ出っ張らせる。
0.3mm厚とかでこれをやると、抜くのは楽だけど接着が脆くなると思う。



上記の状態から、カッターとヤスリを駆使して中を抜いた様子。
カドのアールは丸ヤスリが便利です。



ちなみライトケースの隙間は色々試した結果、
もとのパーツは破棄。
プラ棒にヘッドライトの取り付け穴だけ開けて、
あとはひたすら削り出す・・・という荒業で解決しました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、多少はマシになったかすぃら?
テールは元のを削ぎ取ったはいいがなくしてしまったので、
TKK8000の顔ヨリ。

で、ガラスです。
この前の飲み会で関心を示してくれた方がいたので
簡単にお話してみようと思います。
ちなみに私が考えた工法ではないっす。
大体どれもみんな誰かの真似です。
でも真似っこ合戦は三人寄れば何とやらみたいなもんで、
関わったみんなの技術が底上げされるという意味で、
至って上等かと思われます。
願わくば、その真似っこ合戦の一翼を担うブログにしたい。
そんな思いを込めて、、、
はめ込みガラス、聴いてくださぁぃ!(




ってまあやる事は
開口部の大きさピッタリに切り出した塩ビの断面に
木工ボンドを少量盛って車体にはめ込む、だけなんですけどねw
前フリの半分以下で説明が付くという(゜Д゜)

画像はピンセットから遠い側の2辺にボンドを盛っていますが、
できれば3辺で固定したほうが安心です。
そして、ボンドの厚みを考慮して気持ーーーーち
小さめにカットするのもミソです。
Hゴムから飛び出たガラスは見る人を萎えさせます。
いや、俺もしょっちゅうやっちゃうんだけどさ。

微調整は専らカッターで、Rをナメる時だけヤスリですが、
この辺はお好みだと思います。
あと、ボンドじゃなくてゴム系の糸引かせたのを
断面に載せてもいいと思います。一時期私もそっち派でした。



よいしょっと




上の写真と若干辻褄が合わないのはスルー推奨でw
今回は灰色Hゴムなのでそのままですが、
黒Hゴムにはめ込む時は断面をマッキーでひとなぞりしておくと
断面の反射が抑えられて美しくなります。




塩ビの人々。
めんどくさいけど、あー電車を作ってるなーって感じがします。



市販の成型ガラスより薄く、かつ輪郭周囲のノリシロがいらないので
運転室の中が作り込みやすいという利点もあります。
この子はちょっと隙間が出てしまっていますが・・・



最近の施工分は幾分マシになったと思う。
201試作については追ってまたご紹介します。



コンソールで手が抜けないとも言う。
手すりがある場合は洋白線で再現してあげると
華やかな輝きを放ちます。




さすがに疲れたと思うので、息抜きの一枚。
ファッションコミュニティなるヨコモジに
なんとなくクラシックなムードを感じつつ、
遠い日の渋谷に思いを馳せる。
みんな元気だったんだろうなーきっと。




顔の話は終わり。

配管は当初、クロポのエッチングパーツに入ってるのをそのまま
使っていました。
が、実車の登場当時を見るとヒューズへの引き込みを
はじめ幾つか違いが認められたので、全部剥がしてイチから引きなおしました。
パーツの付け方も雑だったんですよ。
メーカーがコレっていってるパーツを貼っておけばいいだろう的な
態度があふれ出る仕上がりでした。
そんな姿勢で妥協の塊を生成して、果たしてそれは趣味なのか、
って今なら思うんだけどね。
歳とともにやや説教臭くなってるやもしれぬ。一応平成生まれ、です・・・




ここね。
削った跡が見えるとおりの位置で付けてたんだけど、どう見ても
車体中心側から引き込んでるように見えるので、変えました。
ただ、もともとの作りと同じ引き回しの写真も見つけたので、
個体差か時代による差があったのかもしれません。
ヒューズボックスが屋根Rに沿って首を傾げているのがポイントです。
ちょっと珍しいですよね

太さが変わるところはあくまでもゴマカシ表現に過ぎない。
こないだ真鍮パイプをある程度買ってきたので、次からそれ使ってみます。



塗った後の様子。
パンタへの引き込みがまだ付いてないですが、まあまずまずじゃないかい?
パンタそのものはPT4212-Sの集電舟だけ名鉄7000用に取り替えたモノです。

今回はほんとは昭和42年春の、正真正銘のピカピカ新車だった頃をやりたかったんだけど、
TKKプレートがなかったり、トレジャーのインレタの東急マークのかっこよさに
ときめいちゃったりで、昭和48年以降の姿になりました。
この時代だともう2連運用ないとは思うんだけど。




妻の銘板類もご覧の通り。
細かすぎてちょっとずれちゃったよ。
これでもだいぶやり直したので、今の私の限界。
もうすぐ塗れる8500はもうワンランク上を目指したいですね。




クハのデコはなんかやらかしたらしい。記憶がない。

せっかくなので手すり類も浮かせることにしました。
塗ったモノのモールドを削いで手すりを植えるコトには
以前はだいぶ抵抗がありました。
が、実際のところよほどとんでもない成型色でもない限り、
削り跡にさっと周囲と同色を塗って手すりを植えてしまえば案外
何とかなるのでは?と思うようになりました。
ちょっと粗い気もするけどいかがなもんでしょう?

手すりは最初塗ったけどパッとしないので、
予めペーパーで磨いてピカピカにしたのを植えてから
クリアで保護してみました。
ちょっと派手だけど好みの仕上げ。
カドのステップはトレジャーの103-1200用ですが、
東急の実車は小判型が正しいみたいです。



下回りは鋭意塗装中ですが、
M車はうまくいってなくて修正中なので、
クハだけ先行でお披露目。
排障器はちょっと制約が多くて強度が心配な作り。
付けた後で、手間はかかるけど別な方法を思いついたので、
壊れたらそっちに変えます。

それにしても屋根の分厚さよ。
ここも直せりゃ直したかったけど、
もうガチガチに固定しちゃってるから無理ぽ。




目立った機器はないけれど、チラチラ見える配管に
(モデラー的な意味での)erosを感じて再現を試みる。
あとは戸当たりに灰色差しました。
銀だとわかりにくいけど、これは大事。

現状こんなとこです。
少なくとも放り投げるようなパーツの付け方をした5年前よりは
愛を込めて作ってます。時間食ってしゃーないですが・・・。
最後まで読んでくださってありがとうございました。



ナニワミヤゲ。
大きいお友達がいっぱい買ってました。
どう調理するのかすごく楽しみです。
俺はVIP専用車にするとかのたまったけれど、
よくよく考えたらあれウインク顔になってからなのね。オロロロローン
コメント (3)
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