***この製作記は2008年5月から2010年3月にかけて、
本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。
なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.09.27***
■小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その4 仕切り直し編2■
2009年8月5日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b7/b9f016381f4352087b8234b2532e277f.jpg)
パンタグラフ周りの配管工作に着手しました。
当初、真鍮線や割ピンを用いて、配管をきちんと屋根から
「浮かす」つくりにしようと考えていたのですが、実際M車の
1両を用いて工作を始めたところで、その細かさと不慣れな
事による加工のし辛さに音を上げてしまい、結局使い慣れ
たランナー引き伸ばし線に変更したのでした・・・。
この方法は同じ太さの素材(引き伸ばし線)を用意する事
が大変なうえに、やはり金属素材のシャープさには敵わな
いかなぁというところがありますが、一方で加工は非常に
やりやすく、切る、曲げる、削る・・・あらゆる加工が思いの
ままです。今回はシャープな市販パーツを用いた妻面ステ
ップとの兼ね合いもあり、非常に迷うところではありました
が、無理に背伸びするよりは手慣れた手法で・・・という結
果に落ち着きました。
パンタ直下から妻面に至る太い配管は、たぶんスケール
より多少太いと思われるくらいの径に調整し、やや力強い
印象を与えるようにしました。シンプルな配置ゆえ、あんま
り細くすると貧弱に見える・・・という判断からで、加えて
ガッシリとした作りを良しとする私の好みも反映しています。
配管止めの金具表現は、ランナー引き伸ばし線と同じ要領
で薄く延ばしたプラ板によるもので、細い帯状に切り出した
後、配管をくるむようにし、少量の流し込み用接着剤を染み
込ませた後カットする方法にて仕上げました。これは某西武
の神様が作った電車を真似した工作方法です。もっと丁寧
にやればもっと綺麗に仕上がるのでしょうが、今の私には
コレがやっとです・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/af/a734eb98987cef1e1f987cd971cba0f2.jpg)
上の画像の車輌(デハ2700)に続き、デハ2600も配管を
引きました。これはまだ配管止め金具を付けていませんが、
この状態だとえらく貧弱に見えますね。
一応、屋根から妻面に至る部分とか、妻板の裾にある
配管の湾曲は再現して変化を付けるようにしてみました
が・・・。
また、避雷器は昭和44年頃のほかの編成(2661F)で、
キットに入っているのと同じ形(六角形)のものを搭載して
いるのが確認できたので、それに対応した配管を引いて
あります。これを引いているときに一番端のベンチレーター
の位置が若干エラーな事に気付きましたが(本当ならもう
ちょっと妻板側に寄るっぽい)、かなり微妙な差なのと、
ここ一箇所を弄ると他の部分もずらす必要が生じる事から
修正は見送りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0e/48f1ce1267f6163a6cfb2f993894895a.jpg)
カオです。ヤスリがけの跡が目立ちますね・・・。
このところすっかり忘れていましたが、ヘッドライトケースの
端っこにはカバーのボルト(?)らしき丸い突起が付きます
ので、ランナー引き伸ばし線をスライスしたもので再現しま
した。今見ると若干オーバーですが、塗料がのることを考え
ると、こんなもんかなぁと。
ほかに、ヘッドマーク掛けとか貫通扉のドアノブなんかも
再現を検討中ですが、どっちも、モールドならまだしも別付け
するとなると若干クドくなりそうな感じがしないでもなく・・・。
迷っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/cb/17392907e13d709a7158c9dce37b9c21.jpg)
乗務員扉周りの仕上げも進めました。
前回更新時点ではまだ完全には出来上がっていなかった
手すり類を仕上げたほか、ドアノブ取り付け用の穴を開け
ました。ドアノブ本体は前回更新時に掲載した手すりセット
の中から、L字型の部品を使おうと思っています。
今後、側面周りはクツズリとか側灯の取り付けを進めて
いく予定です。ただ、こないだまで目指していた8月中の
完成はやっぱ厳しそうな予感・・・。今月中に塗装に持ち
込む事を目標にしてみましょうか・・・(´Д`)
---
2009年11月2日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/0e/1d1cc4260e4d2370c71d982b81c9c4ed.jpg)
かなり久々の更新ですね。
この間に一気に進展・・・!のはずだったんですが、
先日ブログに書いたようなトラブル(下で画像つけます)で、
これを書いている今、まだ完成には程遠い状態です・・・。
さて、前回更新時点ではまだまだディテール工作を沢山
残した状態でしたので、今回の更新ではそのあたりに
ついて触れていきたいと思います。
まず元のモールドがやや厚い事から作り直すことにした
クツズリですが、これはエバーグリーンのt0.25×幅0.5ミリ
のプラ材を更に細く切ったもので再現しました。
詳しい事は一つ下の欄で触れるので、ここではこれだけに
しておきます。
側灯はいつもどおりランナー引き伸ばし線をスライスした
もので作りましたが、これまでと違いエアブラシ塗装の為
塗膜の厚みが多少薄くなると考え、側灯もかなり薄めに
作ってあります。仕上げ段階でクリアレッドの塗料を球状
に盛ればそこそこリアルになるんじゃないかと・・・。
ドアコック蓋の再現は今回初めての試みです。といっても
方法は雑誌記事の真似で、タヴァサのPN459に含まれて
いる筋彫り用テンプレート(特に小田急用とかではない)を
使って、針で四角く筋彫りをしただけのものです。
不慣れな事もあってややスッキリ感に欠ける仕上がりです
が、程好く腰板を引き締めてくれる存在だと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/1f/7366b03c571b8b56428bf4f74819f210.jpg)
クツズリは上記の通りエバグリのプラ材を加工したもの
ですが、実際の作業としてはご覧のような感じです。
もともと幅が0.5ミリあるんですが、これを半分~3分の2
くらいのところでカットして使いました。これは幅が0.5ミリも
あると太すぎる為・・となりそうな所ですが、実は違います。
今回このプラ材は断面(厚み方向の面。0.25mmのほう)を
接着面として固定してあるのです。クツズリの幅をキッチリ
0.25ミリで統一したかった為ですが、わざわざ切り詰める
のは、この向きで固定すると厚みこそ良好なものの出っ張り
すぎる(晩年のHE車みたいな感じ)為で、最終的にはヤスリ
で薄く削るんですが、予め0.5ミリ出っ張る分を0.2~0.3ミリ
程度に切り詰めておく事で後のヤスリがけがラクになる・・・
という訳です。ごめんなさい、最強にわかりにくいですね。
接着はタミヤセメントの緑キャップです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/ac/1a2c073b76c60eb6881b9204e6e75ec3.jpg)
妻面のステップ類も一通り取り付けが終わりました。
思ったよりクドい印象になってしまった連結面のステップ
ですが、ここを立体化するのは初めてのことで、精密な
雰囲気に少し(・∀・)ニヤニヤしているのも事実です・・・。
屋根のほうにつくステップ(手掛け?)は普通のコの字型
のパーツを使ってあります。
左の写真は塗装直前の様子で、屋根上の扇風機カバーも
含めマッハのプライマーを筆塗りしてあります。ステップは
「わっか」がとても小さい為、すぐにプライマーで「わっか」が
塞がってしまってとても苦労しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/8e/91f73a32ba8f014d457247f7270663db.jpg)
非冷房時代は脚の上に板を載せた形だったランボード。
ゴテゴテしている上に真横を雨樋が走っていて塗料を
回り込ませにくかった部分なので、今回はちょっと考えて
塗装前の段階では脚だけ取り付けておくことにしました。
上に載るランボード本体は車体とは別々に塗装して
おいて、あとで合体させるのです。脚ごと後付けにして
しまうと強度的に不安なのですが、上の板だけなら
さほど心配ないんじゃないかな~と。
脚自体はいつものようにキット付属のランボードを
スライスしたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ee/aa1bd79d3940b013da5a52d64d468745.jpg)
ここまでできたところで一旦は塗装しました。
が、結果を先に言ってしまえば、これを書いている今、
手元にある車体はまた灰色に戻っています・・・(^^;)
一応塗装途中の写真を撮っておいたので、
載せておきますね。
上に画像のとおり、金属部品にプライマーを筆塗りした
あと、帯のブルーの発色をよくするためGM37番の白を
吹き付けました。この時多少傷が見つかったので修整
してありますが、全体的には目立った粗もなく一安心。
とくに乗務員扉周りと、その後ろの切り継ぎ部分が
スッキリしていたのには思わず薄ら笑いがこぼれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ca/8c020351aafb7b2466e48f5f3b953d21.jpg)
で、帯のブルー。これは黄金の比率(?)であるGM6番
(国電スカイブルー)と22番(小田急ブルー)を1:1で割った
ものですが、今回は隠し味的に微量のクリアグリーンを
混ぜてあります。効果のほどは疑問ですが・・・。
で、マスキングはラクして均一に・・・ってことでGSIクレオス
の細切りマスキングテープを使いました。素組みの車体だと
ちょっと細いかな~というこのテープですが(個人的には
2.1mm~2.2mmくらいのほうがカッチリしていて、すき!)、
今回は裾を若干切り詰めてる事もあって、むしろちょうど
いい具合に収まってくれたようです。これのおかげで
マスキングの時間が大幅に短縮できました。
まぁ結局塗り直すことになっちゃったんですけど、塗り直す
時にも使えるように新しいのを1セット買って来ましたよ(∀`)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/1b/9a597f87113edb8c2e248d2607d9c2f0.jpg)
ついにキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
とおもったんだけど・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e6/989646aa1bf3eb31925042076b0c52c5.jpg)
コネ━━━━━(゜A゜)━━━━━!!!!
どこがどうまずいのかは説明するまでもないので省略・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/2a/3bf3c0e212b90b6c33c25500861ca868.jpg)
ついでに乗務員扉周り。
これが一番厚塗り具合がわかる写真ですかね。
実は今回、アイボリーも調色したのを使ってみたんですよ。
21番と28番を1:1(28のほうが若干少なかったかな)にして。
前にその調合で物凄くいい雰囲気な作例を拝見した事も
あって・・・自信満々で塗り重ねていったんですけど、
何か間違えて黄色みが強くなりすぎてて。ついでにその時
ちょうど夕暮れ時で、正確な色が掴めてなかったんですね。
で、下のブルーも殆ど隠れた頃になって外が暗くなってきた
ので、休憩しつつ蛍光灯の光る部屋の中に持ち込んだん
ですが・・・そこで初めてなんか黄色すぎるのに気付いて。
暫く眺めてみましたが、どう考えても黄色いという結論に
至ったので、そこから更に21番の比率を高くした色を
塗り重ねていって・・・。
どうにかまともな色に仕上がって安心したのも束の間、
テープを剥がすと・・・ウヒョーイ厚塗り!!(゜∀゜)
テープを剥がす前はわかりにくかったけど、いざ剥がして
みると当然マスクされていた部分との段差が露わになる
わけで・・・いや、こりゃさすがに無理じゃねって。。。
テープのカエリ(?)を削ってみたりHゴムに色差しをして
雰囲気を見てみたり色々やってたんですが、そうこう
してるうちに上記のような状態になっちまいまして・・・。
潔く塗りなおすことにしたのです。
塗装剥がしにはIPAを使いました。
本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。
なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.09.27***
■小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その4 仕切り直し編2■
2009年8月5日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b7/b9f016381f4352087b8234b2532e277f.jpg)
パンタグラフ周りの配管工作に着手しました。
当初、真鍮線や割ピンを用いて、配管をきちんと屋根から
「浮かす」つくりにしようと考えていたのですが、実際M車の
1両を用いて工作を始めたところで、その細かさと不慣れな
事による加工のし辛さに音を上げてしまい、結局使い慣れ
たランナー引き伸ばし線に変更したのでした・・・。
この方法は同じ太さの素材(引き伸ばし線)を用意する事
が大変なうえに、やはり金属素材のシャープさには敵わな
いかなぁというところがありますが、一方で加工は非常に
やりやすく、切る、曲げる、削る・・・あらゆる加工が思いの
ままです。今回はシャープな市販パーツを用いた妻面ステ
ップとの兼ね合いもあり、非常に迷うところではありました
が、無理に背伸びするよりは手慣れた手法で・・・という結
果に落ち着きました。
パンタ直下から妻面に至る太い配管は、たぶんスケール
より多少太いと思われるくらいの径に調整し、やや力強い
印象を与えるようにしました。シンプルな配置ゆえ、あんま
り細くすると貧弱に見える・・・という判断からで、加えて
ガッシリとした作りを良しとする私の好みも反映しています。
配管止めの金具表現は、ランナー引き伸ばし線と同じ要領
で薄く延ばしたプラ板によるもので、細い帯状に切り出した
後、配管をくるむようにし、少量の流し込み用接着剤を染み
込ませた後カットする方法にて仕上げました。これは某西武
の神様が作った電車を真似した工作方法です。もっと丁寧
にやればもっと綺麗に仕上がるのでしょうが、今の私には
コレがやっとです・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/af/a734eb98987cef1e1f987cd971cba0f2.jpg)
上の画像の車輌(デハ2700)に続き、デハ2600も配管を
引きました。これはまだ配管止め金具を付けていませんが、
この状態だとえらく貧弱に見えますね。
一応、屋根から妻面に至る部分とか、妻板の裾にある
配管の湾曲は再現して変化を付けるようにしてみました
が・・・。
また、避雷器は昭和44年頃のほかの編成(2661F)で、
キットに入っているのと同じ形(六角形)のものを搭載して
いるのが確認できたので、それに対応した配管を引いて
あります。これを引いているときに一番端のベンチレーター
の位置が若干エラーな事に気付きましたが(本当ならもう
ちょっと妻板側に寄るっぽい)、かなり微妙な差なのと、
ここ一箇所を弄ると他の部分もずらす必要が生じる事から
修正は見送りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0e/48f1ce1267f6163a6cfb2f993894895a.jpg)
カオです。ヤスリがけの跡が目立ちますね・・・。
このところすっかり忘れていましたが、ヘッドライトケースの
端っこにはカバーのボルト(?)らしき丸い突起が付きます
ので、ランナー引き伸ばし線をスライスしたもので再現しま
した。今見ると若干オーバーですが、塗料がのることを考え
ると、こんなもんかなぁと。
ほかに、ヘッドマーク掛けとか貫通扉のドアノブなんかも
再現を検討中ですが、どっちも、モールドならまだしも別付け
するとなると若干クドくなりそうな感じがしないでもなく・・・。
迷っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/cb/17392907e13d709a7158c9dce37b9c21.jpg)
乗務員扉周りの仕上げも進めました。
前回更新時点ではまだ完全には出来上がっていなかった
手すり類を仕上げたほか、ドアノブ取り付け用の穴を開け
ました。ドアノブ本体は前回更新時に掲載した手すりセット
の中から、L字型の部品を使おうと思っています。
今後、側面周りはクツズリとか側灯の取り付けを進めて
いく予定です。ただ、こないだまで目指していた8月中の
完成はやっぱ厳しそうな予感・・・。今月中に塗装に持ち
込む事を目標にしてみましょうか・・・(´Д`)
---
2009年11月2日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/0e/1d1cc4260e4d2370c71d982b81c9c4ed.jpg)
かなり久々の更新ですね。
この間に一気に進展・・・!のはずだったんですが、
先日ブログに書いたようなトラブル(下で画像つけます)で、
これを書いている今、まだ完成には程遠い状態です・・・。
さて、前回更新時点ではまだまだディテール工作を沢山
残した状態でしたので、今回の更新ではそのあたりに
ついて触れていきたいと思います。
まず元のモールドがやや厚い事から作り直すことにした
クツズリですが、これはエバーグリーンのt0.25×幅0.5ミリ
のプラ材を更に細く切ったもので再現しました。
詳しい事は一つ下の欄で触れるので、ここではこれだけに
しておきます。
側灯はいつもどおりランナー引き伸ばし線をスライスした
もので作りましたが、これまでと違いエアブラシ塗装の為
塗膜の厚みが多少薄くなると考え、側灯もかなり薄めに
作ってあります。仕上げ段階でクリアレッドの塗料を球状
に盛ればそこそこリアルになるんじゃないかと・・・。
ドアコック蓋の再現は今回初めての試みです。といっても
方法は雑誌記事の真似で、タヴァサのPN459に含まれて
いる筋彫り用テンプレート(特に小田急用とかではない)を
使って、針で四角く筋彫りをしただけのものです。
不慣れな事もあってややスッキリ感に欠ける仕上がりです
が、程好く腰板を引き締めてくれる存在だと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/1f/7366b03c571b8b56428bf4f74819f210.jpg)
クツズリは上記の通りエバグリのプラ材を加工したもの
ですが、実際の作業としてはご覧のような感じです。
もともと幅が0.5ミリあるんですが、これを半分~3分の2
くらいのところでカットして使いました。これは幅が0.5ミリも
あると太すぎる為・・となりそうな所ですが、実は違います。
今回このプラ材は断面(厚み方向の面。0.25mmのほう)を
接着面として固定してあるのです。クツズリの幅をキッチリ
0.25ミリで統一したかった為ですが、わざわざ切り詰める
のは、この向きで固定すると厚みこそ良好なものの出っ張り
すぎる(晩年のHE車みたいな感じ)為で、最終的にはヤスリ
で薄く削るんですが、予め0.5ミリ出っ張る分を0.2~0.3ミリ
程度に切り詰めておく事で後のヤスリがけがラクになる・・・
という訳です。ごめんなさい、最強にわかりにくいですね。
接着はタミヤセメントの緑キャップです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/ac/1a2c073b76c60eb6881b9204e6e75ec3.jpg)
妻面のステップ類も一通り取り付けが終わりました。
思ったよりクドい印象になってしまった連結面のステップ
ですが、ここを立体化するのは初めてのことで、精密な
雰囲気に少し(・∀・)ニヤニヤしているのも事実です・・・。
屋根のほうにつくステップ(手掛け?)は普通のコの字型
のパーツを使ってあります。
左の写真は塗装直前の様子で、屋根上の扇風機カバーも
含めマッハのプライマーを筆塗りしてあります。ステップは
「わっか」がとても小さい為、すぐにプライマーで「わっか」が
塞がってしまってとても苦労しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/8e/91f73a32ba8f014d457247f7270663db.jpg)
非冷房時代は脚の上に板を載せた形だったランボード。
ゴテゴテしている上に真横を雨樋が走っていて塗料を
回り込ませにくかった部分なので、今回はちょっと考えて
塗装前の段階では脚だけ取り付けておくことにしました。
上に載るランボード本体は車体とは別々に塗装して
おいて、あとで合体させるのです。脚ごと後付けにして
しまうと強度的に不安なのですが、上の板だけなら
さほど心配ないんじゃないかな~と。
脚自体はいつものようにキット付属のランボードを
スライスしたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ee/aa1bd79d3940b013da5a52d64d468745.jpg)
ここまでできたところで一旦は塗装しました。
が、結果を先に言ってしまえば、これを書いている今、
手元にある車体はまた灰色に戻っています・・・(^^;)
一応塗装途中の写真を撮っておいたので、
載せておきますね。
上に画像のとおり、金属部品にプライマーを筆塗りした
あと、帯のブルーの発色をよくするためGM37番の白を
吹き付けました。この時多少傷が見つかったので修整
してありますが、全体的には目立った粗もなく一安心。
とくに乗務員扉周りと、その後ろの切り継ぎ部分が
スッキリしていたのには思わず薄ら笑いがこぼれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ca/8c020351aafb7b2466e48f5f3b953d21.jpg)
で、帯のブルー。これは黄金の比率(?)であるGM6番
(国電スカイブルー)と22番(小田急ブルー)を1:1で割った
ものですが、今回は隠し味的に微量のクリアグリーンを
混ぜてあります。効果のほどは疑問ですが・・・。
で、マスキングはラクして均一に・・・ってことでGSIクレオス
の細切りマスキングテープを使いました。素組みの車体だと
ちょっと細いかな~というこのテープですが(個人的には
2.1mm~2.2mmくらいのほうがカッチリしていて、すき!)、
今回は裾を若干切り詰めてる事もあって、むしろちょうど
いい具合に収まってくれたようです。これのおかげで
マスキングの時間が大幅に短縮できました。
まぁ結局塗り直すことになっちゃったんですけど、塗り直す
時にも使えるように新しいのを1セット買って来ましたよ(∀`)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/1b/9a597f87113edb8c2e248d2607d9c2f0.jpg)
ついにキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
とおもったんだけど・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e6/989646aa1bf3eb31925042076b0c52c5.jpg)
コネ━━━━━(゜A゜)━━━━━!!!!
どこがどうまずいのかは説明するまでもないので省略・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/2a/3bf3c0e212b90b6c33c25500861ca868.jpg)
ついでに乗務員扉周り。
これが一番厚塗り具合がわかる写真ですかね。
実は今回、アイボリーも調色したのを使ってみたんですよ。
21番と28番を1:1(28のほうが若干少なかったかな)にして。
前にその調合で物凄くいい雰囲気な作例を拝見した事も
あって・・・自信満々で塗り重ねていったんですけど、
何か間違えて黄色みが強くなりすぎてて。ついでにその時
ちょうど夕暮れ時で、正確な色が掴めてなかったんですね。
で、下のブルーも殆ど隠れた頃になって外が暗くなってきた
ので、休憩しつつ蛍光灯の光る部屋の中に持ち込んだん
ですが・・・そこで初めてなんか黄色すぎるのに気付いて。
暫く眺めてみましたが、どう考えても黄色いという結論に
至ったので、そこから更に21番の比率を高くした色を
塗り重ねていって・・・。
どうにかまともな色に仕上がって安心したのも束の間、
テープを剥がすと・・・ウヒョーイ厚塗り!!(゜∀゜)
テープを剥がす前はわかりにくかったけど、いざ剥がして
みると当然マスクされていた部分との段差が露わになる
わけで・・・いや、こりゃさすがに無理じゃねって。。。
テープのカエリ(?)を削ってみたりHゴムに色差しをして
雰囲気を見てみたり色々やってたんですが、そうこう
してるうちに上記のような状態になっちまいまして・・・。
潔く塗りなおすことにしたのです。
塗装剥がしにはIPAを使いました。