小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

相鉄8000を見てみやう

2013年02月21日 20時52分11秒 | 相模鉄道


先日発売の相鉄8000。買っちまいました。
趣味的には新7000まで・・・と長らく思っていましたが、
毎日通勤で使う車がそこそこの出来で出てくるとなるとちょっと興味が沸いてきました。
まぁこれの観察で日々の通勤が少しは楽しくなると思えば(´∀`;)

今回は新塗装が8703F、旧塗装が8702Fで製品化されましたが、
今日ご紹介するのは前者。フルカラーLED化された2009年1月から
客扉が交換された2011年2月ごろまでの姿がプロトタイプのようです。
例によって細かく手を加えていきますが、たまにはその前に
全体をゆるーくレポートしてみようと思います。

ぱっと見は似てる。全体的にやや丸っこく見えるのと、
やたら幅広に見えますが、後者に関しては実車も2930mmだかの超幅広車体なので
これで良いのでしょう。
LED表示類のプリズム先端は前面窓に合わせて斜めになっていますが、
実車のLEDは床面に対し垂直なので、これは改善したいところ。




側面青帯は前面の輪郭に合わせてくの字になっていたはずなので、
やや違和感のある仕上がり。スカート周りの隙間も目立ちます。
後者は改良を試みる予定です。




地味にすごい点。
M車とT車で軸距が違うのを再現してる。
もしやと思って鉄コレ7000を見てみたら、やっぱり再現されてた。拍手。
そもそもこんなに違うとは知らなかったw
小田急HE車が出たとき、一製品で二つの台車金型を起こすなんて・・・と
感激したけれど、どうやらそんなのもう朝飯前の模様です。




でも同じ床下でも機器類は残念。
何故ここまで小さく+奥まってしまったのだろう・・・。
下で実車の同じ部分の写真を挙げますが、もっとギッシリ積んでる感じです。
箱を開けて一番最初に違和感を感じた部分でもあり、何とかしたいけど
全部作り直すのは・・・なかなか骨が折れますなあ('A`)

側面の表示窓はLED化に伴って片方が塞がれた様子を簡易的に再現してますが、
やはり実車の感じとは違うので、これは改良する予定です。
8703Fは幕のまま新塗装になって、その後でLEDにしたので
比較的埋めた跡がクッキリ残ってる編成だったと思います。好都合。
LED化された後で塗り替えが施された編成は、近づかないと
埋めたのがわからないくらい綺麗に仕上がっています。




やっぱギッシリしてる。
どうしたもんかしらね。




奥行き方向の再現もきっちりやってるだけに、
ボリュームの違和感が本当に惜しい。




気を取り直して妻面でも。
全体的に彫りの深いモールドで、特に妻面はそれが顕著に感じられます。
そこを生かして、カドのアングル材?にスーパーステンレスを差そうと考え中。
登場時からここだけステンレスっぽい質感なんですよね。
新塗装化されても相変わらずドアとカドだけ無塗装なところを見るとやっぱステンレスなのかな。

貫通扉は車内の化粧板と同じ色=白じゃなかったかなと思って
先日実車を確認したらやっぱ白だったので、塗り直します。
こういうのができるのは毎日使う電車ならでは。
帰宅時かつ空いてる電車限定ですが(^^;)




実車の妻面の全体像を殆ど見た事がないのであれですが、
実際以上に幅広に見えてやや違和感。
裾が欠き取られてるせいもあるのかな。





地味にすごい点その2。
KATOの京急800を思い出す。
最近同社はメトロ10000でもやってたっけ。
設計者のこだわりが感じられて楽しくなります。

この角度で見ると客扉のガラスの奥まり具合が気になる。
推測するに、少し引っ込んでるのが正解の客窓と同じ出っ張り具合にしちゃった風?




好き放題書かせて頂きましたが(気を悪くしないでくださいね)、
Nゲージでこんな遊びが出来るのは感動的です。
私が模型を始めた頃にこんな風に製品が充実してたら
まず工作になど手を染めなかっただろうなあと・・・。




今は今で「作る」ことなく欲しい電車が続々手元に揃ってきています。
京王6000、副都心7000、そして写真にはないですが営団500・・・。
この1年くらいで仕掛かり品or材料揃え済の車両の多くが完成品で出揃ってしまいました。
幸か不幸か市販品そのままでは到底気が済まないので、それらの完成品たちにも
何らかの工作を施すのですが、一昔前よりライトな遊び方になったのは確か。
ちょっと寂しい。
ということで(?)、京王6000は大量にストックしているGMキットも粗末にせず
コダワリの作品に仕立て上げようと計画中。
次回はその辺に絡んだお話でも。


★余談

GMのエヴォリューションシリーズなる企画で国電103の決定版キットが発表されました。
何年か前、TKK8500やKHK1000を皮切りに各私鉄電車キットのリニューアルが
為された時にも相当わくわくしましたが、今回はよりクオリティに重点を
置いているのが伺えて非常に楽しみ。
是非末永く続いて欲しいものです。
コメント (7)
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蕨版更新車。

2013年02月17日 23時34分40秒 | 小田急8000形
現在進行中の車の次は、昨年末竣工の車の話題を。




昨秋から手を入れていたマイクロエースの8253×6は結局年内ギリギリにて竣工しました。
年末にブログ記事を書いた時点では屋根を塗り直すつもりでいましたが、
クーラーに色を差して載せてみると案外悪くないのでそのままにしました。

全体的にあんまり大掛かりなことはやってないのですが、
前面手すりに帯を入れたこと(Mr.カラーのスージーブルー)と
前面連結器の交換(CPのFM用胴受+GM汎用ダミーカプラー)は
一気に顔を引き締めてくれたようです。
クハ8253は例によってLED消灯の10連組成時仕様です。



アンテナはTOMIXのJA-02、客扉窓にはくろま屋の私鉄用ドアステッカー・・・と
いつも通りの構成です。




マイクロエース製更新車のウィークポイントたる側面LED(製品は未更新車と
同寸法なので天地が大きすぎる)と側灯はあっさりスルーしました。
が、前者は意外と違和感がある。GMから更新車が出たとき、
パーティングラインが出るのを覚悟してまでこだわったのに驚きましたが、
あれは実は思いのほか効果的だったんだなーと。




クーラーはGMの新金型のものに交換。
8053の時には旧金型(9000形エコノミーキットに入ってるやつ)のを使って
側面ルーバーへの色差しに苦労しましたが、今回はモールドがくっきりした分
とてもやりやすかった。




パンタは8053と同様TOMIXのLSE更新車用。
8053の時には律儀にパンタ台のピッチを弄ってましたが、
今回は穴の位置を調整しただけで済ませました。
配管を弄らないつもりだったので、できるだけ周囲に傷をつけたくないナーと思いまして。
結果として逆にすっきり仕上がったんじゃないかと思います。
色差しへろへろだけど(^^;)




ちなみにマイクロエース、床下が非常にかっこいいです。
サイズ感がいいし、何よりモールドのメリハリが清清しい。
よりかっこよくするべく、適宜色を差してみました。




でもM車は残念・・・。
ほんとなら全部切り取ってダイキャストに一個一個貼って行きたいところですが、
今回はそこまでの元気がなかったのでゾルでマスキングして機器だけ青めの
灰色で塗りなおすにとどめました。




しめて24両。気が付けば我が家で一番の大所帯に(^^;)
今のところ幕を入れただけの8052も近々手を入れようと思います。
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元祖食パン形。

2013年02月17日 22時35分22秒 | 小田急1800形
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
既に6分の1が過ぎようとしていますが(^^;、本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年第一作目は・・・といきたいところですが、
例によって前年からの継続品の作業を進めています。
モノはコチラ↓



1800!
実は昨年末ごろの運転会に持っていけたらいいなーと思って、11月ごろに着手した代物。
2灯化後なら配管引いて手すり植えるくらいだから楽勝だぜイェアと
踏んで選んだ題材ですが、何だかんだで思いのほか忙しく
運転会には行けないわモノも出来上がらないわでショボンな結果に・。゜(ノД`)゜。・
このまま行くと竣工は桜が咲く頃かも・・・

ベースは鉄コレで、昭和45年ごろの1805F+1806Fがプロトタイプです。




右がデハ1805、左がクハ1855。
あえてこの時代を選んだのは、新塗装かつHゴムのバリエーションが楽しめる為ですが、
ただでさえ浅いモールドの行灯方向幕にちょうど灰色を差すこととなったため、
結果としてややボンヤリした印象になってしまいました。
いっそ全部黒のほうがすっきりしたかも・・ね(^^;)

左のクハ1855は色差し中に落っことしてカドを補修中です('A`)




右がデハ1806、左がクハ1856。
こっちは助手席側の窓も灰Hゴムです。
やっぱりクハを落っことしてこっちは手すりを補修中。もーなにやってんだか・・・

ちなみにこの時代の1800はまだPS13を載せてますが、
正面から見たときに、上に向かって逆ハの字形に広がっている独特なものだった模様です。
再現は見送りますが、一体どういう理由でそーなったのか知りたいところ・・・。




限界に挑むかのごとくHゴムまみれの側面。
ここまで多用した車両はなかなかないんじゃないでしょうか。
クハ1350みたいに乗務員扉の窓もHゴムだったら、全部の窓がHゴム支持ということに・・・。
全部塗り終わるのには相当な時間を要しそうです。




妻面。扉のあるほうがクハですが、昭和46年の写真で扉が見当たらないので
(開いているだけというわけでもなさそう)、もしかしたら当時は外してたのかもしれません。
模型的にはあったほうが見栄えがするので、スーパーステンレスで塗り分けてみました。

屋根板カドにあるやや幅広の手すりは意外と使えるものがなく困りましたが、
トレジャーのTKK8500用にピッタリなものがあったのでそれで。




国電201-900に続く真鍮線配管第2弾ですが、今回は至ってシンプルな配置なので
前回よりさくっとできました。
ただ、側面に接続されるアース線(?)はなんとも絶妙なカーブを描いており
ここはあんまり納得のいかない仕上がりに・・・。
遠からず手がけるであろうツートン仕様で改良したいところ。

現状こんな感じです。
久々に小田急の旧型車を作りますが、やっぱ楽しいですね。
通いなれた道?だけにわからなくて行き詰まる事もないので、安心して作れます(笑)
1600やら1400を皮切りに、たくさん仕掛かりのあるFMやらHEも
今年こそは仕上げてしまいたいなと考え中です。
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