小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版) その6

2011年10月02日 12時27分27秒 | 小田急2600形(2008年版)
***この製作記は2008年5月から2010年3月にかけて、
本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。
なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.10.02***


■小田急2600形非冷房車(2008~2010年版)製作記その6 仕切り直し編3■

2010年2月1日



今更ながら、新年明けて初の更新です。
ダラダラと製作を続けているうちに、とうとう材料を
買ってから3年目になってしまいました・・・(´ω`;)

さて、相変わらずといった感じの前面ですが、
前回の更新で載せた画像を見て、正面連結器の
高さが低すぎるのと、パーティングラインを削り忘れて
いる事に気づいた為、その辺に多少手を入れています。

あと、これは既にブログに書きましたが、前面だけガラス
を入れました。GMキットに入ってる塩ビシート(今回は
5000キットの分厚いやつじゃなくて、普通の薄いのを
使用)を開口部の大きさピッタリに切り出して、糸を引か
せたゴム系接着剤をそのシートの断面にのせていって、
ツライチになるよう嵌め込んだものです。
今回はHゴムが灰色なので省略しましたが、黒Hゴムの
場合は予め断面に黒を塗っておくとか、嵌め込んだ後
ガラス~Hゴムの間に薄めた黒を流し込むとかしないと
断面の白さが目立ちます。ワイパーはクロポのFM手すり
に入ってるもので、運転席側が長いもの、助手席側が短い
ものとしてあります。実車は運転席側を中心に、アイボリー
や紺(?)に塗られたものなどもあったようですが、資料が
揃わないのでまとめて無塗装の銀色としてあります。




上の画像でも微妙に映っているように、運転席の仕切りを
取り付けました。確か0.3mm厚のプラ板を加工したもので、
3000形3272Fの時と同じように客室側にプラ棒を当てて
垂直に立つようにしてあります。
手すりは最初やるつもりなどなかったのですが、下でご紹介
する運転席の機器などを作ってるうちにCPのFM系手すり
(の長い方の乗務員扉脇手すり)が仕切りの窓の幅とそこ
そこ合う事がわかって、付けてみました。色が暗いと目立た
ないので、これは床・仕切りをまとめて淡緑に塗装したあと、
この手すりにだけ明るい銀色を差して目立たせようかと考え
ています。
しかしあれですね・・・外に出る部分じゃないって事で相当
気が緩んでたようで、雑な工作です('A`;)




案外よく見える運転室の中を作りこもうと思い、運転席側
には仕切りの壁+運転台本体、助手席側にはボックス状の
物体を付けることにしました。前者は右の画像で、GMの
18m級先頭用の汎用床板ランナーに入っているものをほぼ
そのまま使い、後者はプラ板で適当に組み立てた後、
手すり(妻面ステップ用に用意したトレジャー301系用のうち
乗務員扉脇の手すり)を付けたものです。
どちらもGM41番(伊豆急ペールブルー)を筆塗りしてあり
ますが、出来上がったものを見てみるともうちょっと明るい色
のほうが良かったようです。




運転台本体は最初そのまま取り付けたのですが、結構外から
見えるためメーター類を再現しました。台そのものの形が実車
とは若干異なるので、メーターの数なども適当に調整してあり
ます。メーターそのものは白いステッカーを丸く切っただけの
ものです。
仕切り壁の窓は、実車だとHゴム支持でガラスが入っているの
ですが、下手に色を差すとうるさくなりすぎると考えてそのまま
にしてあります。




車体に組み込むとこんな感じ。案外見えますでしょ?(・ω・)




上から見ても・・・見える(・∀・b

このあと仕切りとかを淡緑に塗り終わったら、運転席のイスも
付けます。客室のロングシートも作っていますが、ようやく
構造を決めて一個試作した段階なので、6両分全部を量産
し終わるには当分時間が掛かりそうです・・・。




今回は久々にドアステッカーも貼ってみようと、インレタを
買ってきたので、1箇所試してみました。
1960年代から70年代後半頃(?)までは80年代の楕円形
ステッカーより更に前、すなわち現在のグレー印刷のものから
数えて3世代前となる「地が透明・印刷は白中心」という
ステッカーを使っていたようで、今回は“くろま屋”の私鉄用
ドアステッカーを使ってみました。画像はアホなことに背景に
青い紙を立てて撮ってしまったのでわかりにくいんですが、
インレタそのものに地色はなく、透明なガラスに白印刷のみ
のステッカーが貼られた様子を再現しています。

ちなみに右側に一個余分に転写してあるのは、かつて通常の
ドアステッカーの一段上に貼られていた、南新宿駅でのドア
締め切り扱いを表示するステッカーの再現を試みたものです。
実車は恐らく1967年の6連化~1973年の南新宿駅移設まで
の間、(各種画像を見比べた結果の推測では)新宿方先頭の
山側、小田原方先頭の海側・・・すなわち南新宿駅で開閉する
側の面のドアに貼られていたようで、案外目立ちます。
実物は文字だけなので、この模型のようにドアステッカーを
そのまま流用すると手の模様やら何やらで大袈裟になりすぎ
るのですが、雰囲気は出てるかな~なんて・・・。
ちなみにこのステッカーはドア両脇の戸袋窓にも貼られていた
みたいなので、これも再現しようと思います。




少し前のブログでも書いたように、妻面にはクロポの幅広幌を
少し切り詰めて取り付けました。詳しい工程(ってほどのもん
でもないけど)はブログをご参照下さい。高さ方向はピッタリ
なので、幅だけ詰めれば使えます。今回は切り継ぎ部分の
補強も兼ねてプラ板で渡り板を付けてみました。
色は適当に塗ったらこんな風になりましたが、どうかな・・・?




デハ2600・2800の床下機器並べがほぼ終わりました。
これは前回載せた抵抗器側とは反対側、主制御器が付く側
(海側)で、やや左よりの長い機械がたぶん主制御器。
これは鉄コレの相鉄6000から持ってきた。その隣、真ん中に
あるのがたぶん断流器で、これはGMのNo.7(東武8000あたり
のやつ)の適当な箱の表面に、新Bの断流器のギザギザだけ
切り取ってきて貼り付けたものです。実車もギザギザだけ一段
出っ張ってるので案外それっぽくなったんじゃないかな~なんて。
他はよく知らないので省略しますが、中間車は各車1箇所ずつ
昇降ステップが付くみたいなので、これが付く部分の機器は
やや引っ込み気味になるように取り付け、その機器のベースを
介してタヴァサの新型国電用ステップをぶら下げてあります。

---
2010年2月11日



3両あるM車のうち、真ん中に挟まるデハ2712で、
今回の模型ではこの車両に使い慣れたGM製動力を
組み込んであります。シンプルな構造や補修部品の
入手性など、敢えてコレを選ぶ理由は幾つかありま
すが、個人的にポイント高いのは床下機器並べの
やりやすさです。車内がダイキャストで埋まろうとも、
床下を自由に使えるほうが嬉しいんですね。モーター
カバーに無理やり浅い彫刻で再現された床下機器
のほうが許せないのです。少数派の意見かもしれ
ませんけれども・・・。

さて、それを生かして並べた床下機器、こっち側(海側)
は真横からの写真があったのでそこそこ正確だと思い
ます。MGが2基ぶら下がっているのが目立ちますね。
クーラーが載ってからは確かコレがTcに移設された
ため、5000のM1みたいにスッキリした床下になった
ようです。模型ではGMの4055B(阪急2800用らしい)
に含まれる物の両脇を切り詰めて短くしたもので再現
しました。一番左の箱はGMの「N」ランナーから持って
きていますが、もうちょっと横長なほうが似るかな。
今回は編成全体にわたって割と新しい金型の機器が
多く、以前作った車より幾らかシャープな床下になった
ように思います。




反対側(山側)。動力車の床下機器表現について注文を付けて
おいてあれですが、こっち側はあまり自信がないです。
どうしても非冷房時代の鮮明な写真が見つからなくて、
辛うじて見つかった山側からの編成写真に小さく写った
当該部分とニラメッコしながらの工作となりました。
編成の丁度真ん中あたりに来る車なので、どれも写りが
小さくて苦労しましたね。

こっち側も割と新しい金型の機器を多用していて、
たぶん新A~Cあたりがメインなんじゃないかなと・・・。
空気溜め的なのだけ6番の小さいほうを使ったと思います。





サハ2762です。全体を写せばいいのに、ステップが思いの
ほか目立ったのが嬉しくてそこしか写してない。
気が向いたらサハだけ後日側面写真を追加するかも。
機器少ないですけどね・・・。

色々写真を見比べた感じ、サハは非冷房車~冷房車の間に
大きな違いはないっぽいです。どっちも機器が少ない。
前述のステップは他の車みたいに機器の台座を介して取り
付ける事が出来ないため、ステップの為にわざわざプラ板で
取り付け台座を設けることとなりました。




以前載せたデハ2600・2800の海側です。塗るとこんな感じに~
結構無茶をした気がする断流器が案外うまくまとまってくれて
ホッとした一方で、主制御器はわざわざ相鉄から持ってきた割に
今ひとつかな。何かが違う。

---
2010年2月25日



以前書いてたデハ2600・2800の山側の抵抗器と
分流コイルの碍子です。張り切って再現した割には
色差しが下手だったり白が目立ちすぎたりで今ひとつ。

碍子に色を差すついでにところどころ機器表面にも
ちょこちょこ白を入れて、機器の表記を再現してみました。
台車の住友マークも、昔の写真を見た限りでは若干周りと
違う色なので(モノクロなので明確な色はわからず)、
白を差してあります。




めんどくさくて長い事先延ばしにしていたヒューズですが、
さすがにそろそろ残り作業が少なくなってきたので、
手を付けました。ボックス自体はキットに入っているパーツを
使いましたが、変形しまくりで凄い事になっているので、
全体をヤスリで削って形を整えてあります。屋根への固定も
接着剤だけでは相当不安なので、ボックスの脚と屋根板に
穴を開けて、0.4mmの真鍮線を介して取り付けるようにしました。

そのほか、プラペーパーを細切りにしたやつで帯状の出っ張り
を再現してあります。最初は形状的に近い東急7000用の流用
で済ませようかとも思いましたが、出来上がったものを見ると
やはり一手間かけてよかったなぁと思います。
ボックス全体が若干大きいですが、太めに再現した配管との
バランス的には却って良かったのでは、と納得しています。
脚だけはさすがに太すぎて美しくないですけどね・・・。

ボックスから延びる配管は他よりひとまわり細くなるので、
0.2mmの真鍮線で作りました。これもただ付けただけだと
絶対強度不足になるので、ボックス側と屋根板側双方に
穴を開け、差し込む構造にしてあります。実物とは異なる
構造ですが、案外目立ちませんでしょ?完璧にやろうと
したら太い方の配管に真鍮パイプを使うしかないと思います。




車体に関してはもうガラス貼りくらいしかやる事が無いのですが、
めんどくさくて手を出しあぐねています。ドアステッカーを貼るのも
気が重い・・・。

とりあえず一足先に乗務員扉だけガラスを入れました。
いつものように窓枠はGMのアルミ箔ステッカー、
文字はジオマトのインレタです。

---
2010年3月28日



めんどくささから先延ばしにしていた窓ガラス貼りですが、
これをやらない事には完成しないのでようやく取り掛かりました。
全部貼り終わるまで一週間以上かかった気がする(´∀`;)
今回はドアステッカーのインレタ転写もあったので、尚更手間が
かかったっていうのはあるんですけどね・・・。

使った材料は戸袋窓が小田急5000形キットに入ってるサッシ
印刷窓、それ以外が塩ビシートです。塩ビの部分は普段なら
タミヤの透明プラ板を使うんですが、傷が入りやすい事と、
今回たまたま手持ち品に傷の少ないものがなかった為、
久々に塩ビを使ってみました。これはこれでホコリが付きやす
くて、一長一短な気がするんですけれども・・・。




ちなみに戸袋窓に使うこの印刷窓は、これまでサッシの
左右(元々戸袋窓に使う用の部分)だけを使って残りを
捨ててましたが、実はご覧のようにサッシの印刷に沿って
分割すればそれぞれ側板の戸袋窓より一回り大きくなる事が
判明しました。ようは、今まで捨ててた分も充分戸袋窓用
として使用できるという訳で、印刷窓の消費ペースが一気に
減りました・・・。いままで勿体無い事をしていましたね。




ガラスを貼り終わった後は、久々にロングシートなんてものを
作っていました。モリタあたりからホワイトメタルのパーツが
出ていた気がしますが、原則として今後作る電車は全部
ロングシート完備にする予定なので、経済性を重視して全部
自作としました。
背もたれが0.5mm厚のプラ板、座面部分が1.2mm厚のプラ板
で、それぞれを必要な長さに切った後、タミヤセメントで組み立
ててあります。色はGM22番に何色かを混ぜた紺色で、窓越し
でも見えやすいよう実物のイメージよりやや明るめの色合いと
してあります。取り付けにあたっては細かい採寸は行なわず、
窓越しに見て適当な高さに付くよう作業しました。




蹴込板の部分を塗り分けたりしてないので、シート単体で
見るとショボいですが、窓越しに見るとまぁまぁ、なんじゃ
ないでしょうか。赤とかオレンジのシートを使った電車なら
尚更効果的だと思います。




先頭部分も仕上げました。新たにジャンパケーブルやエア
ホース類を付けてあります。細かい作り方は今回の更新と
同時公開の紹介ページに書きましたが、かなり強度重視の
作りになっています。たぶんやたらな事では壊れないはず。
地味に種別幕も印刷の粗さに耐えかねて鳳車輌のやつに
貼り替えてありますが、貼った場所が元々立体感に乏しす
ぎるパーツだけに、窓の中に幕が入っているようには見え
ませんね。残念。

こんな感じでようやく完成しました。
今回はサボり期間と仕上げ期間がとにかく長かったですね。
普段なら塗った後はサクサク進むはずなんですが、今回は
半年近くかかってる。“その2”以降が長いこと長いこと(笑)
正直かけた時間に見合う出来だとは到底思えなくて、反省
とか後悔の多い品物になってしまいましたが、久々に全力
で作った事もあって中々楽しかったです。


****************************************



長い事作りたかった電車たちの並び。
実はどっちも着工時期は大して変わらないんですが、完成時期は1年近く違ってしまった(・∀・;)
ホントに長かったなぁ・・・サボり期間がw
まさか3度も車体を作り直すとも思わなかったし・・・ほんとよく完成したもんだと思います(´,_>`)
長い長い製作記、お付き合いいただきましてありがとうございました。


完成した車両は本サイト(http://obakyu.s53.xrea.com/)の
展示室で公開中です。


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小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その5

2011年10月02日 11時59分14秒 | 小田急2600形(2008年版)
***この製作記は2008年5月から2010年3月にかけて、
本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。
なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.10.02***


■小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その5 仕切り直し編3■

2009年11月2日



またしても久々の更新です。
そろそろ長くなってきたので新しいページにしました。

塗装をやり直したり何だかんだで長い事ゴチャゴチャ
していましたが、ようやく二度目の塗装でまずまずの
ものとなり、先が見えてきました。

ちなみに使った塗料は前回とほぼ同じで、帯がGM6番
と22番を1:1+隠し味にクリアグリーン、アイボリーが
GM21番10に対し28番1くらいの比率で混ぜたものを
塗ってあります。アイボリーは驚くほど発色が悪いので、
間に銀を微量混ぜた白(銀を少し混ぜる事で隠ぺい力が
増すのだとか・昔のRMMより)を下地に塗ってあります。




顔の様子。アップにするとちょっと厳しいんですが、
これくらいだとそこそこ似て見えますでしょうか。
現状では若干青帯の塗り分けがスッキリしていない
ので、この後他の部分のタッチアップをするついでに
多少修正を加える予定です。

Hゴムへの色差しは細かい凸部という条件から粘度を
重視した結果、GMカラーの14番を使ってあります。
ヘッドライトレンズは銀河のN-011に含まれるもので、
裏にGMのアルミ箔ステッカーを貼った後、表面に
タミヤエナメルのクリアグリーン(クリアブルーとクリア
イエローを混ぜたもの)を塗ってあります。
また、急行灯のレンズは適宜切り詰めたあと少し
出っ張り気味になるように表側からはめ込んであります。




まだタッチアップをしてないので見苦しいですが・・・。
少しずつ側面Hゴムの色差しも進めています。
前回の失敗を教訓に、側面だけは修整の容易な
エナメル塗料(XF-19スカイグレイ)を使いました。
凹モールドに塗料を流し込む形になるドア窓に関しては、
粘度の低いエナメルのほうが塗りやすいです。
顔と横で若干Hゴムの色が異なりますが、
まぁ許容範囲でしょうか。

台車も多少弄りはじめていますが、これは若干未完成
なのでまた改めてご紹介致します。

---
2009年11月8日



少しずつHゴムの色差しを進めていますが、如何せん
数が多く、しかも失敗続きときていて延々と作業すると
精神衛生上よろしくありませんので、気分転換のため
今日は胴受けの取り付け(準備)を行ないました。

今回は製作記のはじめにも書いたように密自連を使い
ますので、東急8500あたりの余剰パーツを流用する
のが一番手っ取り早いかな~なんて思っていましたが、
GMの汎用胴受が思いのほかシャープな仕上がりな事
に気づいた為、今回はこれを使うことにしました。




基本的に胴受けパーツにある突起が差し込めるような
取り付け穴を開ければ取り付けられるのですが、
今回は車高を下げている為、1mm厚のプラ板を
かませてスペーサーとしてあります。




胴受けを付けた様子はこんな感じになります。
このあと台車枠とかと一緒に灰色に塗装する為、
いまのところスペーサーに開けた取り付け穴へと
差し込んであるだけですが、完成時の姿が鮮明に
イメージできてやる気が漲ってきました(・∀・)




嬉しくてもう一枚。
右側の車両は若干取り付け穴の精度が悪くて
下向いてますが・・・(´・ω・`)
てか今気付きましたが連結器のパーティングライン
削った方が良さそうですね。




車体の仕上げもぼちぼち進めています。
今回初めて再現を試みたドアコック蓋にはジオマト
の小田急1000用インレタに入ってた赤三角を転写
してみましたが、なかなかいい感じになりました(´∀`)
ドアレールはいつもどおりのアルミ箔ステッカー、
側灯はエナメルのクリアレッドを差してあります。

しかし、こうして見ると帯の塗り分けがいまいち
スッキリ感に欠けますね・・・。一度直してもう疲れたので
やり直すつもりはありませんが、残念っちゃ残念。




ルーバーも貼りました。繊細なギザギザ模様を
埋めぬよう車体とは別塗りしましたが、Hゴムの色差し
を考えてもこの手法は正解だったようです。細くて浅い
のでシャープな反面、めっちゃ難しい・・・。黒Hゴムなら
マッキーとかが使えそうなんですけれど。
しかしルーバーを貼ったことでこの部分の切り継ぎ効果
(乗務員扉との絶妙な間隔、わかりますでしょうか?)が
表れて思わずニヤニヤ(^q^)

ちなみに前回保留にしてた台車は、ちゃんと写すと
こんな感じです。まだ排障器付けてない上に色も塗って
いないのであれですが、そこそこFS360(060)っぽく・・・。
いまはFM系の車輪を一時的に取り付けて、CPのプレート
車輪の採用を検討中です。FS316同様車輪の露出部分が
多いので、輪心にあいた丸穴がそこそこ目立って効果的な
ように思いますが、一方で他の部分はやや彫りが浅すぎや
しないかという印象もあり、迷うところです。

---
2009年12月22日



前回の更新時点で既に細かな色差しが進んでいましたが、
あの後インレタの転写などの細々とした仕上げを進め、
クリアを吹いて屋根を塗りました。上回りに関してはこれで
吹き付け塗装が全て完了したことになります。クリアは
今回Mr.Colorのスーパークリア半光沢なるものを使って
みましたが、思いのほか光沢が強い仕上がりとなりまし
た。何がスーパーなのか気になって使いましたが、
意外なところがスーパーだったようです。

表示幕はいずれもCPのFM系ステッカーから持ってきてあり、
種別が無表示の山吹色、行き先は上り方が新宿・下り方を
向ヶ丘遊園としてあります。先頭連結器を取り替える前だと
たぶんまだ三角囲みの部分がエンジ色の幕を使ってたん
じゃないかと思うんですが、FMステッカーには水色囲みの
しかなかったので、それを使ってあります。ほんとは鳳車輌の
ステッカー(こっちはエンジ色もある)を使えれば良かった
のですが、今回は表示窓がエッチングパーツを貼っただけの
(くり抜いてない)構造となっている関係で、雰囲気を出すには
少しでも薄いステッカーを使う必要が生じ、やむを得ず幕そのもの
のクオリティは妥協した次第です。




前回更新時に触れた胴受と連結器は、あの時点では精密な
仕上がりに満足していたのですが、何度か見るうちにやはり
胴受の形状の違いが気になってきて、結局CPのFMキットに
入っている胴受と、例の汎用胴受ランナーに入ってる密自連
を組み合わせて使う事にしました。両者に互換性はないので
多少切ったり削ったりといった工作が必要ですが、形の面では
この組み合わせがベストではないかと思います。また、取付
方法も例のスペーサーやらなにやらを付け直すがめんどくさく
なり、結局胴受ごと車体側に接着剤で固定してあります。

乗務員ステップはタヴァサのPN-455(73系用)を黒く塗って
使ってあります。これは上のほうが僅かに窄まった形をして
おり、恐らく実車とは違うと思いますが、大きさが気に入って
選びました。普通の新型国電用を使うとどうも目立ちすぎる
気がして・・・それならばと小ぶりなものにしてみたのです。
案外しっくり来ると自己満足に浸っていますが、
いかがでしょうか。

排障器は実車の写真を見る限り変わった形をしてたみたい
なので、プラ板細工で作ってあります。上の正面写真だと
一個ひん曲がってますな。。。
余談ですが4000の吊り掛け時代もブレーキディスクを保護
するような複雑な形の排障器が使われていて、
興味をそそられます。




ベンチレーターは以前書いたとおりTOMIXのPB-101を
使っていますが、一番前の運転席側はどうやら角穴が
開いてたみたいなので、黒のステッカーをそれっぽく
切って貼ってあります。

屋根は軽快な感じを出したくてGMの14番と37番と7番
あたりを適当に混ぜて塗りましたが、非冷房時代の
実車はもっと暗い色をしていて、逆にベンチレーターが
やや明るい色をした国電風の組み合わせだったみたい
ですので、今後作る方はご注意を・・・。個人的には
小田急の屋根っていうと(汚れる前は)明るい灰色の
イメージが強いですが、カルダン車であっても昔の写真
を見ると案外暗い色が多いのに驚きます。均一に暗い
ので、汚れではなくもともと暗い色なんだと思うんですが、
どの辺りから今みたいな明るい色になったのかは謎です。
冷改のときに屋根の仕上げを変えたのかな?




妻面はこんな感じになりました。
今回頑張ったステップはそこそこ効果があったみたいですね。
また、妻窓の拡大も失敗ではなさそうです。サッシは元々
キットの状態の窓に貼る事を想定したパーツなので、微妙に
相性がよくありませんが、思ったほど違和感は無いように思い
ます。無加工の車両と並べた写真を撮れば良かったのですが、
あいにくそこまで考えが回らなかったもので、5000形のページ
とかと見比べていただければと思います。地味に雰囲気
違いますでしょ・・・。欲を言えば今回はここに幌を付けたいん
ですが、使おうと思ってたCPの幌が売り切れなのでしばらく
オアズケです。




ちなみに上の写真の右側みたいなステップ配置だと、ステップ
パーツのお尻が邪魔してサッシが密着しませんので、ご覧の
ように予め切り詰めたサッシを使いました。側面用も中間車の
側板にはそのままだと上手くはまりませんので、こちらも
カッターで切り詰めてあります。画像はプライマー処理の上
Mr.Colorの8番で塗った後の様子ですが、当然切り詰めは
塗る前に行ないます。




側面にサッシを貼るとこんな感じです。
作り始めの頃やろうと思った「田の字型サッシ」は再現できま
せんでしたが、ちゃんと銀で塗ればこれはこれで・・・といった
感じでしょうか。田の字型への未練はありますが、今の技量
ではこれが最もきれいに仕上がる方法だったと思う事にします。

車番はGMの小田急通勤車用(リニューアル版)を2662Fの
番号になるよう並べ替えて使いましたが、さすがに以前とは
比べ物にならないほど転写しやすくなっていて、ほとんど
失敗無しで転写できました。旧製品は旧製品で文字が丈夫
なので、カッターの刃先で拾って車体に置いていく・・・なんて
いう荒業ができてある意味作業しやすかったですけどね・・・。




両開き扉の戸当たりゴムは、戸袋窓などと同じく灰色となる上に
溝が深いので、ペンの使用は諦めて素直に薄めたエナメル塗料
を流し込みました。下に載せるサハ2762は黒Hゴムとなりますが、
やはり溝の深さがネックとなりペンは使いづらいので、灰色の車
と同じようにエナメル塗料で仕上げてあります。

床下機器もぼちぼち作り始めていますが、如何せん地味で
やる気が沸かず、かなりスローペースです。現時点では小田原方
先頭のクハ2862と一番新宿寄りの中間車となるデハ2612の片面
だけ出来上がっていますが、他は一切手付かず。先は長そうです。

クハは面白い機器が無いので省略しますが、このデハ、特に抵抗
器が付く側は手を掛ければそこそこ見栄えがしそうな機器が並んで
ます。抵抗器はGMのJランナーのを実車と同じ並びになるよう切り
継いで、分流コイルは新Bの抵抗器の下段を切り詰めたものに
プラペーパーで覆いを付けて作ってあります。こうすると元の
抵抗器の根元にある碍子モールドが活かせるので、全体を黒く
塗った後で碍子にややぼやけた白を差すことで結構かっこよく
なるんじゃないかと・・・。




黒Hゴムと灰Hゴムの混結。今回はサハだけ黒Hゴムとなります。
単調な色差し作業のなかで良い気分転換の材料となりました。

台車は適当に加工(詳細は前回更新参照・てかひたすら不要
部分を削っただけ)の上、プライマーを吹いてGMの9番と14番
と7番を混ぜた色で塗ってあります。色の分量は忘れましたが、
9番より14番のほうが多くて、7番は極微量です。当時の実車が
どんな色だったかよくわからないので、これも屋根と同じく好み
で決めました。




パンタグラフもサッシと同じMr.Colorの8番で塗装。
いつものように摺り板中央にはクリアオレンジ、
碍子には白を差してクリアコートしてあります。

ランボードは以前書いたように塗料が回り込みにくい部分なので、
塗装前に脚だけ設置しておいて、車体とは別塗りしたランボード
本体を仕上げ段階で接着してあります。この部分はヒューズと
避雷器が未設置ですが、前者は接続される配線も作んなきゃ
なんないので時間が掛かりそうな予感




最後にふと思いついた帯の比較でも。
今回は以前書いたようにGMの6番と22番を1:1で割って、
微量のクリアグリーンを混ぜたブルーを塗りましたが、
案外市販完成品と近い色になり、ご覧の通り普通に
並べても違和感の無い色合いとなりました。むしろ
アイボリーの発色の違いのほうが気になるかなっていう。
何だかんだで試行錯誤してきた青帯ですが、
一応ベストとなる答えが出たようです。
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小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その4

2011年09月27日 21時07分18秒 | 小田急2600形(2008年版)
***この製作記は2008年5月から2010年3月にかけて、
本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。
なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.09.27***


■小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その4 仕切り直し編2■

2009年8月5日



パンタグラフ周りの配管工作に着手しました。
当初、真鍮線や割ピンを用いて、配管をきちんと屋根から
「浮かす」つくりにしようと考えていたのですが、実際M車の
1両を用いて工作を始めたところで、その細かさと不慣れな
事による加工のし辛さに音を上げてしまい、結局使い慣れ
たランナー引き伸ばし線に変更したのでした・・・。

この方法は同じ太さの素材(引き伸ばし線)を用意する事
が大変なうえに、やはり金属素材のシャープさには敵わな
いかなぁというところがありますが、一方で加工は非常に
やりやすく、切る、曲げる、削る・・・あらゆる加工が思いの
ままです。今回はシャープな市販パーツを用いた妻面ステ
ップとの兼ね合いもあり、非常に迷うところではありました
が、無理に背伸びするよりは手慣れた手法で・・・という結
果に落ち着きました。

パンタ直下から妻面に至る太い配管は、たぶんスケール
より多少太いと思われるくらいの径に調整し、やや力強い
印象を与えるようにしました。シンプルな配置ゆえ、あんま
り細くすると貧弱に見える・・・という判断からで、加えて
ガッシリとした作りを良しとする私の好みも反映しています。

配管止めの金具表現は、ランナー引き伸ばし線と同じ要領
で薄く延ばしたプラ板によるもので、細い帯状に切り出した
後、配管をくるむようにし、少量の流し込み用接着剤を染み
込ませた後カットする方法にて仕上げました。これは某西武
の神様が作った電車を真似した工作方法です。もっと丁寧
にやればもっと綺麗に仕上がるのでしょうが、今の私には
コレがやっとです・・・。




上の画像の車輌(デハ2700)に続き、デハ2600も配管を
引きました。これはまだ配管止め金具を付けていませんが、
この状態だとえらく貧弱に見えますね。
一応、屋根から妻面に至る部分とか、妻板の裾にある
配管の湾曲は再現して変化を付けるようにしてみました
が・・・。
また、避雷器は昭和44年頃のほかの編成(2661F)で、
キットに入っているのと同じ形(六角形)のものを搭載して
いるのが確認できたので、それに対応した配管を引いて
あります。これを引いているときに一番端のベンチレーター
の位置が若干エラーな事に気付きましたが(本当ならもう
ちょっと妻板側に寄るっぽい)、かなり微妙な差なのと、
ここ一箇所を弄ると他の部分もずらす必要が生じる事から
修正は見送りました。




カオです。ヤスリがけの跡が目立ちますね・・・。

このところすっかり忘れていましたが、ヘッドライトケースの
端っこにはカバーのボルト(?)らしき丸い突起が付きます
ので、ランナー引き伸ばし線をスライスしたもので再現しま
した。今見ると若干オーバーですが、塗料がのることを考え
ると、こんなもんかなぁと。

ほかに、ヘッドマーク掛けとか貫通扉のドアノブなんかも
再現を検討中ですが、どっちも、モールドならまだしも別付け
するとなると若干クドくなりそうな感じがしないでもなく・・・。
迷っています。




乗務員扉周りの仕上げも進めました。
前回更新時点ではまだ完全には出来上がっていなかった
手すり類を仕上げたほか、ドアノブ取り付け用の穴を開け
ました。ドアノブ本体は前回更新時に掲載した手すりセット
の中から、L字型の部品を使おうと思っています。

今後、側面周りはクツズリとか側灯の取り付けを進めて
いく予定です。ただ、こないだまで目指していた8月中の
完成はやっぱ厳しそうな予感・・・。今月中に塗装に持ち
込む事を目標にしてみましょうか・・・(´Д`)

---
2009年11月2日



かなり久々の更新ですね。
この間に一気に進展・・・!のはずだったんですが、
先日ブログに書いたようなトラブル(下で画像つけます)で、
これを書いている今、まだ完成には程遠い状態です・・・。

さて、前回更新時点ではまだまだディテール工作を沢山
残した状態でしたので、今回の更新ではそのあたりに
ついて触れていきたいと思います。

まず元のモールドがやや厚い事から作り直すことにした
クツズリですが、これはエバーグリーンのt0.25×幅0.5ミリ
のプラ材を更に細く切ったもので再現しました。
詳しい事は一つ下の欄で触れるので、ここではこれだけに
しておきます。

側灯はいつもどおりランナー引き伸ばし線をスライスした
もので作りましたが、これまでと違いエアブラシ塗装の為
塗膜の厚みが多少薄くなると考え、側灯もかなり薄めに
作ってあります。仕上げ段階でクリアレッドの塗料を球状
に盛ればそこそこリアルになるんじゃないかと・・・。

ドアコック蓋の再現は今回初めての試みです。といっても
方法は雑誌記事の真似で、タヴァサのPN459に含まれて
いる筋彫り用テンプレート(特に小田急用とかではない)を
使って、針で四角く筋彫りをしただけのものです。
不慣れな事もあってややスッキリ感に欠ける仕上がりです
が、程好く腰板を引き締めてくれる存在だと思います。




クツズリは上記の通りエバグリのプラ材を加工したもの
ですが、実際の作業としてはご覧のような感じです。
もともと幅が0.5ミリあるんですが、これを半分~3分の2
くらいのところでカットして使いました。これは幅が0.5ミリも
あると太すぎる為・・となりそうな所ですが、実は違います。
今回このプラ材は断面(厚み方向の面。0.25mmのほう)を
接着面として固定してあるのです。クツズリの幅をキッチリ
0.25ミリで統一したかった為ですが、わざわざ切り詰める
のは、この向きで固定すると厚みこそ良好なものの出っ張り
すぎる(晩年のHE車みたいな感じ)為で、最終的にはヤスリ
で薄く削るんですが、予め0.5ミリ出っ張る分を0.2~0.3ミリ
程度に切り詰めておく事で後のヤスリがけがラクになる・・・
という訳です。ごめんなさい、最強にわかりにくいですね。

接着はタミヤセメントの緑キャップです。




妻面のステップ類も一通り取り付けが終わりました。
思ったよりクドい印象になってしまった連結面のステップ
ですが、ここを立体化するのは初めてのことで、精密な
雰囲気に少し(・∀・)ニヤニヤしているのも事実です・・・。
屋根のほうにつくステップ(手掛け?)は普通のコの字型
のパーツを使ってあります。

左の写真は塗装直前の様子で、屋根上の扇風機カバーも
含めマッハのプライマーを筆塗りしてあります。ステップは
「わっか」がとても小さい為、すぐにプライマーで「わっか」が
塞がってしまってとても苦労しました。




非冷房時代は脚の上に板を載せた形だったランボード。
ゴテゴテしている上に真横を雨樋が走っていて塗料を
回り込ませにくかった部分なので、今回はちょっと考えて
塗装前の段階では脚だけ取り付けておくことにしました。
上に載るランボード本体は車体とは別々に塗装して
おいて、あとで合体させるのです。脚ごと後付けにして
しまうと強度的に不安なのですが、上の板だけなら
さほど心配ないんじゃないかな~と。

脚自体はいつものようにキット付属のランボードを
スライスしたものです。




ここまでできたところで一旦は塗装しました。
が、結果を先に言ってしまえば、これを書いている今、
手元にある車体はまた灰色に戻っています・・・(^^;)
一応塗装途中の写真を撮っておいたので、
載せておきますね。

上に画像のとおり、金属部品にプライマーを筆塗りした
あと、帯のブルーの発色をよくするためGM37番の白を
吹き付けました。この時多少傷が見つかったので修整
してありますが、全体的には目立った粗もなく一安心。
とくに乗務員扉周りと、その後ろの切り継ぎ部分が
スッキリしていたのには思わず薄ら笑いがこぼれました。




で、帯のブルー。これは黄金の比率(?)であるGM6番
(国電スカイブルー)と22番(小田急ブルー)を1:1で割った
ものですが、今回は隠し味的に微量のクリアグリーンを
混ぜてあります。効果のほどは疑問ですが・・・。

で、マスキングはラクして均一に・・・ってことでGSIクレオス
の細切りマスキングテープを使いました。素組みの車体だと
ちょっと細いかな~というこのテープですが(個人的には
2.1mm~2.2mmくらいのほうがカッチリしていて、すき!)、
今回は裾を若干切り詰めてる事もあって、むしろちょうど
いい具合に収まってくれたようです。これのおかげで
マスキングの時間が大幅に短縮できました。
まぁ結局塗り直すことになっちゃったんですけど、塗り直す
時にも使えるように新しいのを1セット買って来ましたよ(∀`)




ついにキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!

とおもったんだけど・・・




コネ━━━━━(゜A゜)━━━━━!!!!

どこがどうまずいのかは説明するまでもないので省略・・・。




ついでに乗務員扉周り。
これが一番厚塗り具合がわかる写真ですかね。

実は今回、アイボリーも調色したのを使ってみたんですよ。
21番と28番を1:1(28のほうが若干少なかったかな)にして。
前にその調合で物凄くいい雰囲気な作例を拝見した事も
あって・・・自信満々で塗り重ねていったんですけど、
何か間違えて黄色みが強くなりすぎてて。ついでにその時
ちょうど夕暮れ時で、正確な色が掴めてなかったんですね。

で、下のブルーも殆ど隠れた頃になって外が暗くなってきた
ので、休憩しつつ蛍光灯の光る部屋の中に持ち込んだん
ですが・・・そこで初めてなんか黄色すぎるのに気付いて。
暫く眺めてみましたが、どう考えても黄色いという結論に
至ったので、そこから更に21番の比率を高くした色を
塗り重ねていって・・・。
どうにかまともな色に仕上がって安心したのも束の間、
テープを剥がすと・・・ウヒョーイ厚塗り!!(゜∀゜)
テープを剥がす前はわかりにくかったけど、いざ剥がして
みると当然マスクされていた部分との段差が露わになる
わけで・・・いや、こりゃさすがに無理じゃねって。。。
テープのカエリ(?)を削ってみたりHゴムに色差しをして
雰囲気を見てみたり色々やってたんですが、そうこう
してるうちに上記のような状態になっちまいまして・・・。
潔く塗りなおすことにしたのです。
塗装剥がしにはIPAを使いました。
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小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その3

2011年09月27日 20時59分15秒 | 小田急2600形(2008年版)
***この製作記は2008年5月から2010年3月にかけて、
本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。
なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.09.27***


■小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その3 仕切り直し編1■

2009年4月~5月16日



いつの間にやら製作開始から1年が経って
しまいましたが・・・未だにご覧の状況です(^^;)
ただ、三度目となるこの先頭車車体はどうにか
使えるようなものになりそうですので、今後は
この車体に倣ってあとの5両の車体を作り足して
いく事となりそうです。ようやく軌道に乗ったかな、
といった感じですね。

新しい車体は、(私の技術では)二度目の車体が
およそ使い物にならなかった教訓から普通に先頭
車ランナーで作り、ご覧の通り当初あれだけ騒いで
いたコダワリの二段窓もアッサリ捨て、普通にタヴァ
サのサッシで仕上げる事にしました。
少し前のブログでも書いたように、あの二段窓は数を
考えると均一に仕上げるには相当な技術を要するの
と、あとはまぁ根気の問題ですね・・・。その辺がクリア
できそうにない、ということでこれまで通り市販パーツ
による仕上げとすることにしました。
日の字型サッシはぜひとも再現したいところでしたが、
窓を削り広げるなどの加工は、上記サッシの問題と
同様、技術的にも根気的にも私には到底無理・・・
できても何年掛かるか・・・といった所ですので、その
ままだと太すぎる中央ピラーを細く削り込むに留めま
した。
その反面、乗務員扉に関してはこだわりました。
扉周りの手すり類を実車同様、外板表面から出っ張
らないようにしたほか、乗務員扉後ろのルーバー
との間隔が適正になるよう調整してあります(下で詳述)
また、一度目の車体同様、側板~妻板~前面いずれも
高さをコンマ数ミリ詰めてあります。




二度目の車体(前製作記の最後に掲載していたやつ)は
結局箱組みまで進まなかった関係で、前面は一度目の
車体を解体した際に切り取っておいた物がほぼ無傷で
残っていた為、今回の車体に使用する事としました。
ただ、そう何度も付けたり外したりって訳には行きません
ので、今度の車体がダメなら前面ごと作り直しとなる
でしょうね・・・。




上で触れた乗務員扉は、元のものを一旦埋めた後少し前面
側にずらして再度穴を開けてあります。細かく説明するよりも
左の画像をご覧頂いた方が分かりやすいですね。
実車の乗務員扉が、キットの素組み状態よりももっと前面側
に寄っているのを再現する為の工夫ですが、これをすること
によって乗務員扉とその後ろのルーバーとの間隔が広がる
為、当初はこの扉移設で「扉周りのリアル化」と「乗務員扉
~ルーバー間の間隔拡大」の二つを同時に実現する目論見
でした。
実際には、ルーバーを取り付けて見るとご覧の通りで、後者
の目的は達成できず結局切り継ぎで対処しましたが・・・。

このあたりの加工については、今後組み立てを行なう
もう1両の先頭車(小田原方先頭車)を用いてより詳細な
解説をするつもりです。




すっかり普通になってしまった側面窓。
でも、ちゃんと形にならなきゃ元も子もないですからね・・・。
中央のピラーはいつものように一旦真ん中に鉛筆で線を
引き、その線を削り残すようにして細く削り込みました。
こうする事で左右均一に削る事が出来ます。

側面の行き先表示窓は4000形の時と同じようにプラ板で
大まかに埋め、隙間を瞬着で補完する工法にて埋め込
んであります。
ドアレールは例によって金属箔ステッカーによる表現
とする為、モールドを削り取ってあります。




どうにか新宿方先頭車の箱組みが済みましたので、
現在は同じ工法でそれに続く中間車の加工を進めて
います。
現時点ではデハ2600となる車体の窓加工等が済み、
あとは行き先表示窓の埋め込みと妻面の加工が
済めば箱組みといった状況です。
今後はこの工法で続々と増産していく事になります。

---
2009年5月~7月30日



早速更新の間隔が開いてしまいましたが、
やっとの思いで6両全車が箱になりました。
当初の予定よりだいぶノーマルな車体になって
しまいましたが、とりあえず先が見えてきて良か
ったなと思います。

基本的に各車体とも、最初に組み立てた新宿方
先頭車と同じ工法によっているので車体そのもの
についての詳細は省略しますが、若干ディテール
工作も開始しましたので、今回の更新ではその
あたりについてご紹介できたらなと思います。




まずは前回の更新で「今後組み立てを行なう先頭車
を使ってご説明・・・」なんて言っていた乗務員扉の
加工について。
製作記に書いた文章を忘れたまま、サクサクと加工を
進めてしまったので、作業途中の様子をご紹介する
事ができなくなってしまったのですが・・・
とりあえず色が付く前ならどこをどう弄ったか、ある程度
分かるかもということで、画像を載せてみます。

新しい乗務員扉より少し後方にズレるようにして、
プラ板で埋めた跡がありますが、これがもともとの乗務
員扉です。キットの状態と比べ、実車の乗務員扉はもう
少し前面側に寄っているため、そのように加工しました。
当初はコレだけのつもり(5月16日更新分の加工中の
画像がその状態)だったのですが、それだと乗務員扉~
一番前の客用ドアの間がやや短い為、この部分は一旦
切断、同じ5000形先頭車の側板をもう一枚用意し、そこ
から1mm程度切り取ったものを挟むようにして再接着・・・
という切り継ぎ工作を行ないました。

乗務員扉そのものは0.3mmのプラ板から作ったもので、
手すり類も同様です。この状態だと若干扉隅のR仕上げが
不十分だったり、手すりが完全に完成していなかったり
しますが、今後手を付けていく予定です




今回は当初よりそこそこ作りこんだものとする予定
でしたが、過去に作った車両を教訓に、何もかもを
自分で作るのではなく、市販パーツを多用してカッチリ
仕上げようという方針になりました。
その流れで、従来ならプラ材を切り貼りして作っていた
パンタ台も、今回は人気の富士川車輌製パーツを使っ
てみることにしたのです。価格はやや高くつきますが、
少しでも良い結果になるなら・・・という考えです。

富士川のパンタ台は幾つか種類がありますが、
今回は実車のパンタ台が鮮明に写った写真が見つか
らず、枕木方向に細長い形であるという事しかわから
なかったので、推測も交えて極めてノーマルな形の
P-012をチョイスしました。もしかしたらP015でも良い
かもしれません。




まずは屋根をご覧の状態まで仕上げました。
今回パンタグラフは最近お気に入りのTOMIX-0250
(PT4212-S)を使うので、4つ足に対応した取り付け穴
を開けてあります。




開けた取り付け穴に、パンタ台を差し込みます。
2つ上の画像にも写っているように、パーツの裏側
には取り付け足が生えていますので、位置決めは
難しくありません。
屋根の傾斜に対応してパーツ裏側にも傾斜があり
ますので、向きに注意しながら取り付けました。
接着方法は裏側から瞬着流し込みです。




瞬着が固まったところで、パーツ表面に設けられて
いる窪みの部分にパンタ取り付け穴を開けました。
裏からタップリ瞬着を流しているとはいえ、パーツの
大きさ的に接着強度はあまり期待できない為、
パリッと外れやしないかヒヤヒヤしながらの穴開け
でしたが、どうにか外れずに済みました。
これでパンタ台の設置は完了です。

ただ、今画像を見ていて気付いたんですけど・・・
これって配管引いてから付けるもんだったのかなって・・・。
どう考えてもこの状態でケガキはやりづらくね?っていう(´Д`;)




詳細は決まっていませんが、今回は配管もそこそこ
作りこんでみるつもりなので、バランス上妻面のステップ
も植え替える事にしました。ただ、以前営団5000系を製作
した際、ステップを自作したところあまり良い結果が得られ
なかった事から、市販パーツの使用が大前提となりました。

具体的な使用パーツについては随分迷いましたが、2600
は今の5000あたりよりも一回り小さいステップだったよう
なので(妻窓が二段窓のしか確認してませんが)、掲示板
にいただいた書き込みを丸々真似させていただき、
小さな三角形の手すりをやや埋もれ気味に(取り付け穴を
通常0.3のところ敢えて0.4に)することにしました。
実車のステップは三角形ではないのですが、外板に向かっ
て窄まった形をしていた為、根元のところをやや外板に埋も
れさせる事でそれらしく見えます。通常のコの字型では2つ
必要な取り付け穴が、今回の方法だと1つで済む事も
メリットの一つです。

とりあえず手始めに数が少なく、配管が関係ないサハの
新宿方妻面から手を付けてみました。目立ちすぎず、
良い具合です。これくらいであれば、ステップがモールド
のままの車両と共存させても違和感がなさそうです。




今回使ったステップのパーツは、トレジャータウンの
TTP214(103系1000番/301系用手すり)に含まれるもの
で、上のほうに写っている三角の手すりがそれです。
全体の中での分量は少ない為やや勿体無く見えますが、
コの字型の手すりは今回、屋根板の端にある手掛けに
使えそうですし、その他も汎用で使えそうな部品が多い
ため、案外無駄がないかもしれません。




今回は上記の通り市販パーツを積極活用するという方針
のもと、ベンチレーターも形状を重視してTOMIX製(PB-101)
を使うことにしました。キット付属のものは形以前に羽根の
部分のモールドがズレて成型されていたりして、使い物に
ならない部分が結構あるため、今回は多少贅沢をしてパーツ
を購入することにした次第です。そのままでも良い色合い
ですが、たぶん塗装すると思います。
扇風機カバーはタヴァサの4000形用(薄いやつ)です。

ちなみに画像の車体はサハなんですが、これのベンチレー
ターの配置がわからなくて参りました。
キットの説明書にある配置図はクハとデハしかない上、
非冷房時代のサハを真横から捉えた写真というのが中々
見つからず(あっても屋上の詳細がよくわからない写り
具合だったり)、しかもデハの寸法を基本にしてベンチレー
ターの個数を増やすと絶対どこかで中途半端な間隔の
ところが出てくるため、頭の中は?だらけ。
結局、何とか見つけたネット上の写真で、新宿側(デハなら
パンタが載る部分)は実車にも中途半端な間隔のところが
あるという事が判明したのですが、久々に現存しない車両
の難しさを感じました。
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小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その2

2011年09月27日 20時42分23秒 | 小田急2600形(2008年版)
***この製作記は2008年5月から2010年3月にかけて、
本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。
なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.09.27***


■小田急2600形非冷房車製作記(2008~2010年版)その2■

2008年11月27日



春に作り始めて、気づけば冬になりかけ・・・
早いものです(´Д`;)
久々に気が向いて作業をしまして、とりあえず
先頭車1両分の側板が揃いました。妻面等も
ある程度時間をかけて加工しようと考えて
いるため、箱組みはもう少し先になりそうですが、
超スローペースながらも前進はしています(´∀`)

さて、今回はその側板の加工の様子を写真に
撮っておいたので、それを交えて改めて
ご紹介しようと思います。

加工前の様子は改めてやるまでもないかなと
思って省略しちゃいましたが、とりあえず
もともとの形は以前作った5200形と同じもの
です。あれを角窓にして、二段窓にして・・・
という工作をやります。

まずは窓隅のRを削って四角くします。
上辺のサッシは当初色々考えて残しましたが、
側板2枚を仕上げた今になって、どうやら一旦
削ってしまったほうがスッキリ仕上がりそうだ
と思うようになりました(´ω`;)
まぁ、ともかくご覧のような状態にします。




ここからプラ材を用いて窓枠を構築していきます。
今回使用したプラ材は2種類で、どちらもエバー
グリーンの厚み0.25mmの帯材です。
片方は幅0.5mm、もう片方は幅0.75mmのもの
を使いました。

まずは0.75mm幅のやつをご覧のように
裏側から貼り付けました。




表から見るとこんな感じになります。
そして、同様に下辺にもプラ材を
貼り付け、ご覧のような形にしました。




ここから窓を二段にする作業となります。
まずは上段の縦桟をご覧のように
貼り付けました。使う帯材は確か0.5mm
のほうだったと思います。これの長さで
中桟の位置が決まりますが、これが
来る位置としては窓をキッカリ半分に
分けるような位置よりは若干上寄りに
なるようにしたほうが自然に見える
ように感じました。




最後に同じく0.5mm幅のプラ材にて中桟を
付けてとりあえず窓枠の出来上がりと
なります。ただ、これをご覧になって
おわかりと思いますが、アルミサッシの
中桟にしてはちょっと太すぎるので、
適宜細くした上で取り付けたほうが
よりリアルになりそうです。

まぁ、今回はこんな感じで二段窓化を
行うことにしました。こんな風に紹介
しておきながらナンですが、ぶっちゃけ
ちょっとオススメとはいいがたいです(苦笑)
っていうのも、手間がかかり過ぎる上に、
加工箇所の数を考えるとどう考えても他の
方法より不揃いな仕上がりになりがちだと
思うんですよね。悪い意味で手作り感が
出ちゃうというか・・・。今回はもう作り始めた
のでコレで行きますが、改良の余地アリです。




先行して先頭車1両を箱組みまで進めました。
上のほうに「箱組みはもう少し先に
なりそう・・・」なんて書いていましたが(アップ
してないだけで記事自体は少し前に書いて
あった)、とりあえずどんな雰囲気になるのか
早く確かめたくて、予想以上に早く進みました。
もっとも、ここからあと5両を同じ段階まで進める
っていうのがとんでもなく大変な
わけですが・・・(´A`;)

さて、細かな事は下で個別に触れますので
省略して、全体の雰囲気について・・・。
今回は以前書いたように初めて車体の高さを
僅かに詰めてあるのですが、思った以上に
ふっくらした印象となってくれました。
例によって車高も若干下げてあるので、
素組みより多少どっしりと安定感のある車両に
なったのではないかと思います。




先頭車はキットのままだと乗務員扉と一番
前寄りの客扉との間が若干短すぎる為、
こだわるのであれば中間車をベースに乗務員
扉を設けたほうが正確になると聞いた覚えが
あり、今回もそれを真似するか検討していた
のですが、当初の思いっきりこだわるという
製作方針が、途中から加工箇所を絞って、
確実に完成させる方向へと変わったため、
今回は通常の先頭車側板を用いて組み立てて
あります。
非冷房車独特のルーバーはタヴァサの2600形用
サッシの付録パーツによるものですが、上記の
ような都合により、左右に若干ゆとりのない配置
となってしまいました。

ただ、以前から気になっていた“乗務員扉と前面
の間が長すぎる”という点については、側板側の
乗務員扉より前を切り詰める事で修正を加えて
みました。単純に1mm程度切り落とした関係で
全長が僅かに短くなるため、前面との噛み合
わせや屋根・床板も併せて調整する必要が
生じますが、思ったよりヘンにならずに済んだ
のは幸いでした。




側面の行き先表示窓は、以前
製作した4000形と同様、プラ板と瞬着を併用
する方法にて埋めました。

側灯も位置を修正するため削ってあるほか、
ドアレールも例によってGMの金属箔ステッカー
による表現とするため、モールドはご覧の
ように削っておきました。この時代の場合、
クツズリは車体色なのでそのままにして
あります。




妻面の様子。
側面と同様の方法によって二段窓化して
ありますが、そのままだと窓自体が若干
小さいので、車体内側方向と下方向に
それぞれ拡大(元の窓枠モールドのライン
まで)してあります。幌枠も薄く削りました。

いつもであればステップ関係の作業は
箱組み後に行いますが、位置を決める
ための罫書きだけは箱になってからだと
やりにくいので、今回は組み立て前に
書いておきました。




以前製作した車両との比較。
右の5000形は手すりを交換したくらいで、
キットもともとの顔を生かしたものです。
左の4000形は窓周りに僅かに加工を加え
(詳細は4000形製作記参照)、行き先
表示窓をCPのFM用プレート車輪付属の
パーツに取り替えたものです。

5000(右)→4000(左)→2600(中央)の
順に加工の度合いが重くなっていきますが、
それだけ顔が変わっているのもお分かり
いただけると思います。また、2600形に
関しては上に書いたように、高さを若干
詰めた関係でふっくらした顔となっています。
まだまだ改善の余地はあると思いますが、
以前作ったものに比べれば随分進歩
したなぁと、自己満足に浸っています(´∀`*)




次に二段窓の比較も・・・。
まずは今回の2600形。
田の字型のサッシにこだわりました。




07年5月完成の4000形。
これは普通に不要サッシの削除と角窓化を
行ったところにキット付属の印刷窓を貼り付け
ただけのものです。
青みがかったガラス(客窓は本来透明)と
安っぽさが難点ではありますが、辛うじて
田の字型になってるし、そんなに
悪くもないと思います。




08年2月完成の5000形冷改車。
これも上の4000同様に印刷窓を使って
ありますが、窓の左右と真ん中の支柱を
それぞれ削り、窓自体をごく僅かに横方向へ
拡大しています。キチンと田の字型にするべく
試みた手法ですが、加工の均一さが保たれて
いないとご覧のように却って見苦しいです。




05年2月完成の5000形非冷房車。
確か初めてタヴァサのサッシパーツを使った
車両だったと思いますが、ご覧のように三の字、
或いは二の字型と言えそうな仕上がりとなり、
確かにスッキリした仕上がりにはなるものの、
リアルさという点では少し難があります。

余談ですが、細部へのこだわりは年々増して
いるものの、模型として見た場合の仕上がり
が年々下がっているのには困ったものです。
今回並べた3種類の電車も、新しくなるほど
模型的な出来は悪くなるという有様・・・。
模型に使う時間の減少と比例してダメに
なってる気がするので、ある程度のペースを
保つ事も必要なようです。

---
2009年1月31日



またしても久々の更新となりました・・・。

一応前回の更新時点で新宿方先頭車の
箱組みまで済んでいたのですが、あの後
どうにもあの車体の仕上がりが中途半端
に思えてきまして、今更ではありますが
結局当初検討していた中間車をベースに
した工法にて新しく作り直すことにしました。
とりあえず先日仕上げた車体からは前面
のみキレイに切り取って保管してあるので、
作業は側面から始める事となりました。

中間車をベースにすることによるメリット
としては、先頭車の車体をそのまま使った
場合、乗務員扉とその後ろの戸袋窓との
間隔が狭くなりすぎるのに対し、ここの
スペース配分が適切なものとなる事や、
側面のディテールが中間車と同一のもの
に揃えられる事(GMの5000/9000キット
は先頭と中間でドアHゴムを中心に多少
仕上がりに差がある。気になるレベルか
どうかは微妙ですが・・・)などが挙げら
れます。

作業は、まず側板端の客窓を埋める
ところからはじめました。今回は側面の
行き先表示窓を埋めてしまうのであまり
関係ありませんが、この窓を生かす場合
には加工する際、側板の向きに注意
する必要がありそうです。

窓埋めはタミヤの厚さ1mmのプラ板
にて行いました。




窓埋め部分に瞬着を盛り、紙やすり等で
表面を仕上げた後、実車写真や雑誌に
掲載された形式図を参考にして新たに
設ける乗務員扉の位置・大きさを決め
ました。
今回は鉄道ピクトリアルの別冊に掲載
されていた2600形登場時の記事にある
形式図を参考にしましたが、コレによると
乗務員扉は幅500mm、その後ろの戸袋
窓との間隔は405mmとなっていますので、
それを単純に150分の1にした数で製作
したんだったと思います。もちろん、
そんな超厳密ではないですが・・・。

位置等の下書きが出来たら、適当な径
のドリルにてご覧のように穴を開けました。
最上部の2つに関しては、扉開口部の隅
にあるRの表現を兼ねていますので、位置
決めは慎重にする必要がありますが、
こうして拡大すると微妙にズレてますね(汗)
今回の2600形と、4000形の一部は乗務員
扉の高さと客用扉の高さが多少違っている
ようですので(乗務員扉のほうが僅かに小さ
い)、そのように再現しました。




上の写真のように開けた穴同士を繋ぐ
ようにカッターの刃を入れ、適当なところで
折り取った後はひたすらヤスリで仕上げて
いきました。




上の写真のような状態になったところで、
今度は乗務員扉の脇にある手すりを設ける
ための欠き取りを作るべく、適宜位置決め・
下書きをし、カッターとヤスリにてご覧の
ように削りました。確か、乗務員扉の高さが
低い車両はこの手すりも長さが短い(青帯
より僅かに下くらいまでしかない・5000等は
もっと長い)作りになっているんだったと
思います。

とりあえず今のところはここまでしか作業が
できていませんが、今後、ここに扉を作って
取り付け、その後扉脇の手すりもプラ材等
で再現する予定です。

★・・・2009年5月16日
二度目の車体もダメにしましたorz
三度目の車体でようやく先が見えてきましたので、
そろそろ長くなってきたこのページから仕切り直し編へ移行します。
今後の更新は仕切り直し編のほうで行ないますので、引き続きご笑覧いただければ幸いです。


コメント
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